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稲刈り!千葉県の中央部での・・・。
稲刈り!千葉県の中央部での・・・。

今年(2022年)は異常中の異常の気象現象だと思われるのだが・・・。

気象情報での「異常気象」という言葉には、以下の通りの「定義」があるらしい・・。

異常気象の定義と概念
<出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9
5%B0%E5%B8%B8%E6%B0%97%E8%B1%A1>
定義
日本の気象庁では、「過去30年の気候に対して著しい偏りを示した天候」を異常気象と定義している。世界気象機関では、「平均気温や降水量が平年より著しく偏り、その偏差が25年以上に1回しか起こらない程度の大きさの現象」を異常気象と定義している。

エルニーニョ現象や、これに南方振動を含めたENSOは、異常気象の原因となるとされているが、エルニーニョ/ラニーニャ現象は数年の周期で起こるものであり、「エルニーニョ/ラニーニャ現象=異常気象」ではない。後でも述べるが、異常気象の原因=エルニーニョ/ラニーニャでもない(エルニーニョ/ラニーニャを含む含まない関係なく、様々な条件が複雑に複合的に絡み合って起きる)。また、気象庁の異常気象レポートでは、「過去に経験した現象から大きく外れた現象で、人が一生の間にまれにしか経験しない(過去数十年に1回程度の頻度で発生した)現象」(気象庁:異常気象レポート)ともしている。

「異常気象」は、英語の"extreme weather","unusual weather","abnormal weather","anomalous weather"とほぼ同義であり、極端な気象、稀にしか起こらない気象という概念だとされている。

しかし異常気象の発生自体は当然の事象であり、地球が存在する以上は必ず一定量発生するものである。単に人間の寿命が100年程度で、近代気象学に関わる文献が過去数100年〜1000年程度でしかないため、本来的には地球上で“普通”に発生し得る天候であっても、観察者である人類の寿命・歴史にとっては“異常”と定義したといえる。


さて、昨月・2022年8月の終わり30日午後、我が家の千葉県・茂原市の郊外を約10kmほど、田ん道を車で走って買い物に出かけたが、その時点で、約80%の田んぼが稲刈りを終わっているように思われた。

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実は、例年なら、8月中には、凡そ95%位の田んぼの稲刈りが済んでいるのだが・・・。
これも、異常気象の所為なのだろうか?

(つづく)
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[2022/09/05 15:19] | 農業 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
房総半島の今年(2021年)の稲作は、今!:茂原市の2021年7月26日の田圃
房総半島の今年(2021年)の稲作は、今!:茂原市の2021年7月26日の田圃

私が、まだ九州にいた頃、そう、今から70~60年前の頃の稲刈りの時期は、9月でもなく10月に入って中頃だった。
秋のお祭りは、10月の中頃だったので、その頃だったと思う・・・。

色々な周辺技術の進歩もあってか、また気象の変化にも追随することもあってか、田植えの時期も稲刈りの時期も随分早くなっている・・。

2021年7月26日、ここ房総半島は、茂原市の郊外の田圃の様子が以下の通りである・・・。

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稲作の出来は上々のようである!

台風8号が、予想とは違って、上手く北へそれたために被害は無かった!

この様子だと、例年より半月以上早く、8月の中旬までには、稲刈りになるものと思われる・・。

(つづく)


[2021/07/28 08:59] | 農業 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
房総半島の田んぼは、今!(2019年7月23日)
房総半島の田んぼは、今!(2019年7月23日)

昨日(2019年7月23日)の午前中に我が家の近所にある田んぼを見て、少々驚いた!

「稲穂」はまだ見れないと思っていたからである!

ここは房総半島のほぼ中央部にある千葉県・茂原市である・・・。

ここら辺りの田んぼが全てこんなに発育通い訳ではないのだが・・・。

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梅雨寒の中で、まずまず順調の様で・・・。収穫はいつ頃だろうか?

(つづく)
[2019/07/24 07:36] | 農業 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
稲の蘖(ひこばえ):穭・稲孫(ひつじ・ひつち・ひづち)
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ひこばえ(蘖)とは?

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%98%96
蘖(ひこばえ)とは、樹木の切り株や根元から生えてくる若芽のこと。
太い幹に対して、孫(ひこ)に見立てて「ひこばえ(孫生え)」という。春から夏にかけて多く見られるが、俳句では春の季語となっている[1]。
森林伐採の後、切り株からの蘖によって新たな森林ができるようにすることを萌芽更新という。かつての里山はこれによって維持された。カシ類などは種子からの株は単独の茎をまっすぐに立てるが、切り株からでた場合はやや斜め、切り株から外向きにでることが多い。芽が大きな木にまで成長する頃には切り株自体は枯れて腐って消失するが、わずかに間を開けて複数の幹が、それぞれやや外向きに伸びていれば、その内側に切り株があったのだと分かることもある。
幹を切らなくても、環境悪化などによって主茎が弱った場合などには蘖が多数でることがある。
樹木ではないが、刈り取った稲の株から生える、稲の蘖に相当する芽を穭と呼ぶ


穭・稲孫(ひつじ・ひつち・ひづち)とは?

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A8%B2%E5%AD%AB
穭・稲孫(ひつじ・ひつち・ひづち)は、稲刈りをした後の株に再生した稲である。いわば、稲の蘖(ひこばえ)である。二番穂とも呼ばれる。稲刈り後もしくは穂刈り後に放っておくと、再び穂が出る。穭稲(ひつじいね)・穭生(ひつじばえ)ともいい、稲刈りのあと穭が茂った田を穭田(ひつじだ)という。
穂の中身は、入っていないものも多いため二十一世紀の日本においては、稲刈りはせず田に鋤きこまれるが[1]、過去においては農民の貴重な食糧源になっていた時代がある。低緯度地方では稲孫でも中身が入るため、 東南アジアでは、イネを一回収穫し、2,3か月してからさらに収穫する「ヒコバエ育成農耕」という農耕がある。佐々木高明によれば、ヒコバエが中身を入れた状態で結実する久米島、奄美大島等で、旧暦の12月に播種、1月に移植(田植え)し、6~7月に通常の収穫をしたまま家畜に踏ませ、8月~9月にマタバエ、ヒッツ、ヒツジと呼ばれる稲孫の収穫をする、農耕文化があり、1945年まで行われ、[2]。また佐々木の調査によれば、与那国島で同様の農耕が1981年まで行われていたという。
 佐々木は『日本書紀』に、現種子島で、稲を「一度植え、両収」するという記事をヒツジ育成栽培の証拠としている[3]
 15世紀に沖縄諸島へ漂着した朝鮮人の文献に、このような農耕を行う旨があることから、その当時から行われていたらしい[4]。
俳句においては秋の季語である。[5]


少々ややこしいが、

① 樹木の切り株や根元から生えてくる若芽のことを蘖(ひこばえ)という。
② 樹木ではないが、刈り取った稲の株から生える、稲の蘖に相当する芽を穭(ひつじ)と呼ぶ。


と言う事の様である。

言葉の問題は、まあまあ、よろしいとして、稲刈り後の田んぼを見て思うのは、稲刈り後3ヶ月くらいして、稲刈り後の田んぼには立派な稲穂に育っている!

以下の画像は、2017年11月25日の田んぼの様子である。ここの田んぼでの稲刈りは、何月何日蚊は知らないが、ただここ房総半島では、8月末には稲刈りは済んでいることからすると、約3ヶ月が経過していると考えていい。

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少し離れた田んぼでも・・・

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第二次世界大変直後の食糧難時代を経験した我々には、こんな‘勿体ない’状態は、何だか‘切ない’光景に見える!

「刈り取って米粉などにして、活用出来ないものか?」

毎年、毎年、秋の後半になると、そんな想いが・・・・。

(つづく)
[2017/11/28 16:29] | 農業 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
 稲の‘ひこばえ(蘖)は、今’
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昨日、2017年9月19日の房総半島千葉県・茂原市近辺の田んぼの風景である!

関東地方の田植えは、例えば、九州の一般の地域に比べると早いような気がする。
九州でも、宮崎県などは田植えも早いとは伺ってはいるが・・・。
田植えが一般的に早くなった理由は、田植え機の普及だということも聞いたことがある。

田植え機は、機械の機能を十分に発揮させるのも一つの目的であるから、早苗がまだ小さい時に植えて行けば、効率が良くなることは頷ける。

大昔、人間様自身が田植えをしていた頃には、早苗が余り成長していなくて‘小さ過ぎる’と水の張り具合やその他の要因で、しっかりと‘値付け’が出来ない恐れがあってはいけないので、60年前には九州でも田植えは早苗が十分に育った6月に入ってからに決まっていた!

そして稲刈りは、10月も後半に、というのが常識だった!

今関東地方では、田植えは3月一杯に終わるし、稲刈りは8月中に終了する。

そこで、私は関東へ来て見て吃驚したのは、稲の‘ひこばえ(蘖)’が常識になっていることだった!
ど素人が、ひこばえを見ると、こんな九月の時期に‘田植え’が?と勘違いすることにもある、と言う訳である!

ひこばえ(蘖)については、次のような文献がある。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A8%B2%E5%AD%AB
穭・稲孫(ひつじ・ひつち・ひづち)は、稲刈りをした後の株に再生した稲である。いわば、稲の蘖(ひこばえ)である。二番穂とも呼ばれる。稲刈り後もしくは穂刈り後に放っておくと、再び穂が出る。穭稲(ひつじいね)・穭生(ひつじばえ)ともいい、稲刈りのあと穭が茂った田を穭田(ひつじだ)という。

穂の中身は、入っていないものも多いため二十一世紀の日本においては、稲刈りはせず田に鋤きこまれるが[1]、過去においては農民の貴重な食糧源になっていた時代がある。低緯度地方では稲孫でも中身が入るため、 東南アジアでは、イネを一回収穫し、2,3か月してからさらに収穫する「ヒコバエ育成農耕」という農耕がある。佐々木高明によれば、ヒコバエが中身を入れた状態で結実する久米島、奄美大島等で、旧暦の12月に播種、1月に移植(田植え)し、6~7月に通常の収穫をしたまま家畜に踏ませ、8月~9月にマタバエ、ヒッツ、ヒツジと呼ばれる稲孫の収穫をする、農耕文化があり、1945年まで行われ、[2]。また佐々木の調査によれば、与那国島で同様の農耕が1981年まで行われていたという。

 佐々木は『日本書紀』に、現種子島で、稲を「一度植え、両収」するという記事をヒツジ育成栽培の証拠としている[3]
 15世紀に沖縄諸島へ漂着した朝鮮人の文献に、このような農耕を行う旨があることから、その当時から行われていたらしい[4]。

俳句においては秋の季語である。[5]


と言う訳で、散歩の途中で、‘ひこばえ(蘖)’に実態を観察した!

②DSC_2692-2
③DSC_2692-3
④DSC_2687-2
⑤DSC_2689-2

正に、「この時期に誰が田植えをしたの?」と言いたくなる風景である!

そして、そして、もう花が咲き、実をつけ始めている!

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⑦DSC_2685-3

これは、稲刈りが8月中に終了するしために、田んぼの周りの気温はまだそんなに下がらないから、稲としては「子孫を残したい!」の一心で、‘ひこばえ(蘖)’を育てようという‘想い’の現れなのだろう!

この現象は、‘草刈り’の時にも現れる!
刈っても、刈っても、直ぐに‘ひこばえ(蘖)’が現れる・・・。そんなご経験は多くの方がされたに違いない。
植物の‘本能’の凄さに驚かされる一場面である!

(つづく)
[2017/09/21 14:16] | 農業 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top
今年も‘ひこばえ’の当たり年!
今年も‘ひこばえ’の当たり年!

‘ひこばえ’=‘蘖’と書く。
特に、‘稲の蘖’を‘穭・稲孫(ひつじ・ひつち・ひづち)’というらしいが、話がややこしくなるし、いずれも‘死語’に近いので、このブログでは、稲の穭を‘ひこばえ=穭’を指すことにして、過去の記事も書かせて貰っている!

註)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A8%B2%E5%AD%AB
稲孫

穭・稲孫(ひつじ・ひつち・ひづち)は、稲刈りをした後の株に再生した稲である。いわば、稲の蘖(ひこばえ)である二番穂とも呼ばれる。稲刈り後もしくは穂刈り後に放っておくと、再び穂が出る。穭稲(ひつじいね)・穭生(ひつじばえ)ともいい、稲刈りのあと穭が茂った田を穭田(ひつじだ)という。
俳句においては秋の季語である。[1]


さて、昨今の稲作りの現状は、ど素人の私が考えるところ、以下のようだという結論に達している!

① 田植え機の開発の目標値は、「安くて使い勝手が良い機械を!」としたに違いない!
② そうなると、苗が、出来るだけ‘若い’時点で‘田植え’に踏み切れば、機械が軽くなるし、安価になる!
③ 従って、‘田植えの時期’が昭和の中期頃の5月の終わり~6月の初めより、2ヶ月早く出来る‘稲米の種’の開発がなされた!
④ その結果、田植えの時期は、3月の終わりから4月初旬にと、早くなった!
⑤ そうなれば、地球温暖化も手伝って、‘稲刈りの時期’が、以前は10月だったのに、7月の終わりから8月一杯には終わる!
⑥ 稲刈りが終わった8月の終わりは、それこそこれも地球温暖化の影響で、まだまだ‘暑い’!
⑦ となると、稲の切り株から、芽が出て、‘ひこばえ’=‘蘖’になる!

という説を唱えて‘納得’しているのである!

つまり、田植え機の開発と稲の改良と地球温暖化の影響が出揃ったために、稲の‘ひこばえ’=‘蘖’が最近多くなったという話!

私には、もっと先のことが、気になっており、それは、この‘ひこばえ’=‘蘖’をきちんと利用する‘農業政策’を取れば、日本国中で米の‘二期作’が実現するという‘画期的な’食料自前作戦が展開出来るというものである!

さて、昨日(2016年9月27日)に、遠くへ散歩に出かけたのだが、9月の終わりだというのに、‘田んぼ’は、まるで‘5月の初旬’のような様相を呈していた!

‘ひこばえ’=‘蘖’稲の穂に‘花が咲いている’ではないか!
このまま行けば、立派なおいしいお米になるのではないかと思わせる!

こんな話をすれば、知ったかぶりの御仁はきっと次のように言うに決まっている!

「いや、いや、‘ひこばえ’=‘蘖’の米なんて、きっと不味いに決まってますよっ!美味くなるなんて考えられない!」

まあ、こんな調子!

勿論、自分で、‘ひこばえ’=‘蘖’米を食べたことも無いのに、偉そうに言う!

今後、その観点から、‘ひこばえ’=‘蘖’米の研究が進めば、案外何とかなるのでは?と思う次第!
この実験は、米生産者が勝手にやって上手く行かない場合、「ほうら、言った通り!」ということで片付けられてしまう恐れが十分にある!

各県の農業試験場が、本気になって米生産者と協力して開発をやるべきだろう!

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さて、この‘ひこばえ’=‘蘖’の最後は、どうなるだろうか?
出来れば、生産者に申し出て、ひこばえ米を譲って貰う手が残っている!

さて?

(つづく)
[2016/09/28 12:42] | 農業 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
2016年の田植え開始!(その1)
2016年の田植え開始!(その1)

2016年4月14日の夜、突然の‘熊本地震’が始まってから今日(2016年4月19日)の夜まで、丸5日間、最大震度3以上の余震は数十回にも及んでいる!

九州全体が大揺れに揺れているのだろうから、九州では、まだまだ‘田植え’など先の先なのだろうと思われる!

このことだけ考えてみても‘田植え’の時期を逸してしまうのだから、大変な被害である!
現地では、まだまだ‘行方不明’の人の探索や崩壊した家屋の心配で、‘田植え’などにまだ思いが至らない違いない!

また、車の中で眠る人が多いことから、 ‘エコノミークラス症候群’(肺塞栓)で亡くなるという思いも付かない二次的被害までも続出しているというから、被災者の不安は募るばかりである!お見舞い申し上げたい・・・。

九州全体が米不足になれば、これはまた一大事である!
日本中でこれに対処する方法は今から考えておかねばならないだろう!
‘TPP問題’とも無関係という訳にも行かないに違いない!

さて、今日久し振りに、約10km離れたスーパーマーケットへ‘田舎道’を車で行ったのだが、千葉県茂原市付近では、もう、と言っても4月の下旬にもなろうという時期だからそうなんだろうが、‘田植え’が始まっている!

‘始まっている’というより、もう40~50%は終わっていると言う感じである!

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どう見ても、我々が小さい時に見た田植えの際の‘苗’と比べてみて、小さ過ぎる!

これは一体、何故?

(つづく)
[2016/04/19 23:59] | 農業 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
蘖(ひこばえ)の季節!(その1)
蘖(ひこばえ)の季節!(その1)

房総半島は、千葉県・茂原市の田圃です・・・。
ここで問題で~す!

Q1:「次の3枚の写真は、一体いつ頃の季節の写真でしょうか?」

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A1:「は~い!田植えが4月の終わり頃ですから、5月の連休明けの頃だと思いま~す!」

「ブッ、ブッー!」
「えっ? 違うの?」
「そっ!残念ながら・・・。2015年09月12日の写真で~す!」
「へ~っ!もしかして、これが‘噂のひこばえ(蘖)’?」
「その通り!」

蘖(ひこばえ)については、このブログで何度も取上げさせて頂いた。

稲の場合、稲刈り後に、切り株から直ぐに稲の葉が出始め、その後数週間で‘稲穂’が出て花が咲いて、お米となる!

蘖(ひこばえ)、それ自身の一般的は意味は、

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%98%96
蘖(ひこばえ)とは、樹木の切り株や根元から生えてくる若芽のこと。
太い幹に対して、孫(ひこ)に見立てて「ひこばえ(孫生え)」という。春から夏にかけて多く見られるが、俳句では春の季語となっている。


である。

雑草の草刈を自分自身で行っておられる方には直ぐにお判りと思われるが、切られた草は、切断部分から普段の成長速度よりも速く茎や葉が成長することをご存知だろう!

この原因は、詳しく調べるとしても、ど素人の判断では、‘切られた草’としては、‘子孫を残すための防衛策’として、早く切られる前の状態にするような反応方程式が‘DNA’の中に含まれている(?)のだろう!<極めて怪しい推測!>

もう少し、この田圃の状態を見てみると・・・

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我々が子供の頃の田圃では、蘖(ひこばえ)が出て稲穂も出てくるなどという‘現象’は見たことはなかった!

さて、いつ頃になったら穂が出て、花が咲くのだろうか?

(つづく)
[2015/09/13 17:45] | 農業 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
千葉県は今稲刈りの真っ最中(その5)
千葉県は今稲刈りの真っ最中(その5)

番外編で、一寸横道に逸れたしまったが、散歩の情報はまだまだ沢山ある!

気になるのは、稲刈りの‘コンバイン’である。
日本の農業の主格は、やはり‘稲作’に違いない!
その稲作そのものが、日本で今後どう発展するのかの‘鍵’は、経済的に採算が取れるかどうかに掛かっている。

稲作農家にとっては、田植え機・コンバイン等の機械や乾燥装置等々の設備への投資額と生産物からの収入額とのバランスが気になるに違いない!

そのためには、大量に作る方が良いと考える人と少なく作っても高価な米を作った方が得策と思う人がいる。
さて、コンバインだけに注目してみると・・・。

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稲刈りは着々と進んでいる。

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このコンバインの購入価格を知りたくて、WEBで調べてみた・・・。

<出典/http://www.jnouki.kubota.co.jp/product/combine/dynalite/img1kubotaER329.jpg

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我々の散歩道の田圃でその日活躍していたコンバインは、多分上記の引用資料のコンバインと思われるが、約500万円もする!
耐用年数がどのくらいかは資料からは読み取れないが、仮に‘10年’だとすると、‘年間に約50万円’にもなる!

それじゃあレンタルの方が新機種も使えていいのじゃあ?ってこともある!

コンバインのレンタルの現状は?

http://trucktorack.blog.fc2.com/blog-entry-452.html
コンバインのレンタル料金の相場はいくら?
2014/11/14 Fri. 09:13

コンバインのレンタルにはどれくらいの費用がかかる?
コンバインのレンタル料金相場まとめ

■ コンバインのレンタルと購入はどっちが得?

コンバインのレンタルについて
 稲作農家にとってかかせない農業機械コンバイン。

 秋の収穫時期には大活躍のコンバインですが、この時期以外では使用することがないので購入するかレンタルするか悩みどころなのではないでしょうか?

 特に新規で農業を始めるとなると初期投資の費用も抑えたいですよね…

 そこで今回は、コンバインをレンタルするとどれくらいの費用がかかってくるのかまとめてみました。

■ コンバインはどこでレンタルできるの?

レンタルを利用する人
 さて、コンバインをレンタルする人は、新たに農業を始めるという人以外にも以下のようなケースでもレンタルを利用するという人がいるみたいです。

●レンタルを利用する理由

所有していたコンバインが壊れた
耕作面積の拡大
購入するよりレンタルのほうが安い

どこで借りるの?
 コンバインのレンタルはいくつかの手段があります。

農機レンタル業者から借りる
JAから借りる
近所の知り合いから借りる

 一般的には農機レンタル業者から借りることが多いようですが、JAが主体となってレンタルをおこなっている地域もあります。

 また、知り合いから借りるのが一番手っ取り早いですが、保険や保障がつかないのでもし事故を起こしたり壊れたりした場合、とんでもない金額になってしまう可能性もあるので、万が一の事を考えると、あまり良くないかもしれません。

 ■ レンタルする費用はいくらくらいかかるの?

レンタル料金の相場
 さて、コンバインをレンタルする場合、いったいいくらくらい料金がかかるのでしょうか?

●レンタル価格の相場(1日あたり)

2条刈り…2万円~4万円
3条刈り…3万円~5万円
4条刈り…5万円~6万円

※メーカーや機種によって価格は異なります。

 コンバインのレンタル料金は、地方によって変動があるので一概にはいくらとはいえません。

 また、サポート料や運搬料などが別途必要になってくる場合もありますので、一度レンタル業者に料金を確認したほうが、トラブルが発生しづらいでしょう。

 ■ まとめ

結局、購入とレンタルどっちがいいの?
 いかがだったでしょうか?

 コンバインを使用する稲作農家は購入かレンタルか悩むところですが、購入した場合とレンタルした場合の経費を比較すると、10年間使用する場合、年間10日以上使用しなければレンタルのほうがお得になります。

 そのため、大規模な耕作面積の農家出ない限りはレンタルしたコンバインの方が得になるでしょう。


日本の農業経営の難しさは、こんなところにもあるとすれば、若い人達が悩むのも当たり前!

健康維持の散歩の際にもこんなことを考えながらでは、長生きは無理かも?

さて、この稲作農家の人達の苦悩を知ってか知らずにか、‘白鷺’は、稲刈り後の田圃に集まって来ている!
その本当の理由は、白鷺に聞かねば判らないかも知れないが、多分その際には、隠れていた餌が出てくるのだろうと思われる。

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人間も必死!白鷺も必死!

生きていくのはやっぱり大変なことである!

(つづく)
[2015/09/02 14:59] | 農業 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
千葉県は今稲刈り真っ最中!(その4)
千葉県は今稲刈り真っ最中!(その4)<番外編ー2>

と言う訳で、田圃道の散歩から脇道に逸れたのだが、そこで栗の樹に似た大きな樹に出会った!
そこには、見慣れた‘実’がなっていた!
その結果情報は次々回位に回して、田圃の散歩道に引き返した時の稲刈りの状況を・・・。

とその時、あの‘散歩の達人ご夫婦’が遠くに見えた!

「お~いっ!」

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このご夫婦こそ誰あろう、ここ千葉県茂原市の千沢地区から富士山が見える‘スポット’を発見された‘Mさんご夫婦’なのである!
何故‘発見’なのか?

実は千沢地区に大昔から住んでおられる人達も、‘富士山が見える’情報をお持ちでなかったからである!
その理由は、千沢地区といってもその‘スポット’は、飛び飛びで、わずかほんの数十mしかないからである!

<以下の3つの画像は、‘Google’から>千葉県茂原市千沢散歩道-20001-2
この田圃が毎日の通常の散歩道である!
それを拡大すると・・・

千葉県茂原市千沢散歩道-30001-2
この川が、‘赤目川’である。そして、この川に架かる橋が‘赤目橋’で、この橋を中心にして‘富士山スポット’がある!
そのスポットを‘赤線’で示すと次の通りである!

富士山ポイントー3-20001-2
この赤線の場所からだけしか富士山は見えない!
だから、この周辺に住んでおられる人達だって、約150kmも離れている‘小さな富士山’には気付かないのは当然である!
それを、それを‘Mさんご夫婦’が、上図の‘1’の場所で、偶然にも発見されたのである!

それが約2年前!
我々は越してきて約18年も経っていたのに、そして散歩で週に3、4度はこのスポットの場所を通過していたのに気付かなかった!

ただし、季節的には富士山が見えるのは、10月~3月という少々寒い時期に限られている。もち、例外はあるが・・・。
それは、暖かい時期には空気中に水蒸気が多いため(?)150kmも離れていることが原因である。
勿論寒い時期でも朝の10時頃から16時頃までは見えない!理由はお判りの通りである。

そこで、実際にはどのように見えるのかをカメラで・・・・・。

DSC_1738-2_201507160740085b0.jpg
この画面に富士山が写っているのだが、その存在を知らない人には気付くことは全く無理である!
この画面の左下‘1/4’辺りを少しPCで拡大してやると・・・

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多分これだって富士山が、どこか?どれか?は判りにくい!

富士山
これで、やっと!

以上の画像は、望遠の利かない‘スマホ’で、スポット‘4’の場所で撮影したもの・・・。

それでは、望遠の利くカメラで、スポットの中でも一番の‘1’の場所から・・。
この場所は、実は‘Mさんご夫婦’が、初めて‘富士山を発見された’場所なのである!

画像ー190 021-2
望遠を利かせなければ、この画像である!
これを見て、富士山と気付くには、相当の‘眼力’と‘センス’がなければ・・・・。

これを望遠で見ると・・・

画像ー190 034-2
電線は邪魔だけど、富士山だっ~!

画像ー190 034-3

これは、多分世界に余り無い富士山の写真である!

これも‘Mさんご夫婦’が引っ越してこられなかったら、多分永久に画像化されない富士山である!

そんな意味から、「茂原市は‘Mさんご夫婦’に‘茂原市民栄誉賞’を差し上げてもいいのではないか?」と思っている!

本弊ブログのプロフィールに、この富士山の画像を持ってきている所以である!

(つづく) 次回はやっと稲刈りのことを!
[2015/09/01 23:56] | 農業 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
千葉県は今稲刈り真っ最中!(その3)<番外編>
千葉県は今稲刈り真っ最中!(その3)<番外編>

田圃の道の散歩から、一寸外れたのには理由があった!

それは、今年、つまり2015年の、06月08日に我が家からおよそ1km弱の距離のところにある茂原市立豊岡小学校の周りに茂っている‘樹’に出会った時のことである。

この‘樹’が花をつけている姿が、‘栗の樹’のそれとほとんど同じだったのである!勿論葉っぱや樹の大きさから判断すると‘栗の樹’ではないと思われるのに・・・。

以下の写真をご覧あれ!

<2015年06月08日>の画像

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この樹の花って何?
‘栗の一種?’だって?
そうか、そう言われれば、栗の花(雄花)に似てるナ!

直ぐ下の写真は、お馴染みの栗で~す!

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20150608 散歩 050-2
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でも、栗とはやっぱり違うみたい・・・。
第一、栗の樹とは、ご覧の通り、大きさがぜんぜ~ん違う!

はてさて、この大木は栗の樹とは違うのだろうが、一体どんな‘実’を付けるのだろうか?
そして、そして、この樹の名前は一体何?

これが、6月8日から、ず~と疑問だったのである!

その‘実’を見に田圃の散歩の普段のルートから外れたって言う訳!

さて、その正体とは!

(つづく)
[2015/08/31 23:49] | 農業 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
千葉県は今稲刈り真っ最中!(その2)
千葉県は今稲刈り真っ最中!(その2)

散歩はそのまま続けたのだが、やっぱり、日本全国での‘田植え時期’と‘稲刈り時期’のことが気になった!

WEBで‘農水省のHP’を調べてみると・・・

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出典/http://www.toukei.maff.go.jp/dijest/kome/kome05/kome05.html
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◆田植え時期の違い 
田植えの最盛期とは、県内の半分以上で田植えが済んだ時期をいい、上の図は平成15年から19年までの5年間の平均値により色分けをしました。
 全国で田植えの最盛期が最も早いのは沖縄県で3月5日、最も遅いのは佐賀県の6月20日となっています。全国的にみると、北が早く、南が遅くなっています。これは、稲の品種による違い(寒地には早生種が多く、暖地には晩生種が多い)や、南では麦の刈取り後に田植えを行う二毛作が多いことなどの理由によります。
 なお、早期栽培と普通期栽培が行われている徳島県、高知県、宮崎県及び鹿児島県は普通期栽培を、二期作(同じ水田で年二回、水稲生産を行うこと)が行われている沖縄県は一期作をとりました。


田植えの時期については、沖縄県を除けば、千葉県と三重県が最も早いことが統計上言えるという!

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◆稲刈り時期の違い 
稲刈りの最盛期は、県内の半分以上で稲刈りが済んだ時期をいい、上の図は平成15年から19年までの5年間の平均値により色分けをしました。
 全国で稲刈りの最盛期が最も早いのは沖縄県で6月27日、最も遅いのは群馬県の10月16日となっています。田植えの時期や品種の違いによって、稲刈りの時期も違ってきます。
 なお、早期栽培と普通期栽培が行われている徳島県、高知県、宮崎県及び鹿児島県は普通期栽培を、二期作が行われている沖縄県は一期作をとりました。


稲刈り時期については、やはり沖縄県を除けば、千葉県と三重県それに福井県が最も早いという結果になっている。勿論これは上記引用文献にある通り、‘品種の違いやその他麦の栽培との関連事情’もあると指摘されている!

<千葉県茂原市千沢地区の田植えと成長時期と稲刈りの時期>

① 田植えの時期
<2015年04月29日>
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② 稲の成長時期-1
<2015年07月15日>
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③ 稲の成長時期ー2
<2015年08月15日>
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④ 稲刈りの真っ只中
<2015年08月26日>
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以上の結果から、千葉県の田植えは4月下旬、稲刈りは9月上旬(8月下旬~)という農水省の統計に、千葉県茂原市の田圃は沿っていることが解る!

8月26日の田圃道の散歩はまだ続く・・・。
一度田圃から逸れて、豊岡小学校の方へ・・・。
そこへ行くには理由があった・・・。

(つづく)
[2015/08/29 10:42] | 農業 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
千葉県は今稲刈り真っ最中!(その1)
千葉県は今稲刈り真っ最中!(その1)

2015年08月、日本を騒がせた台風15号のニュースを見ていて感じたのは、「おや?九州じゃぁ、まだ稲穂が出たばかりの田圃がある!?」だった!

そう言えば、私が中学生だったおよそ60年前の九州では、田植えは6月、稲刈りは10月だった。
当然のことながら、あれから60年以上も経っているのだから、稲作に関する技術・装置・機械等々は飛躍的に進歩もしているだろうし、稲の品種改良だって格段に進んでいるに違いない!

九州・宮崎からは、今年も8月の初旬には新米が届いた。
つまり、現在の技術では、稲刈りの時期はある程度の幅を持ってコントロール出来るに違いない。

稲刈り機だって、全ての農家が自前で購入確保するには勿体無いに違いないから、共同で所有することにすれば、コストが安くなるに決まっているから、そのためにも田植えや稲刈りの時期を‘ずらす’必要もあるに違いない!

と言う訳で、NETでブログを調べて九州の現時点(台風15号時期)での田圃の稲作状況を見てみた・・・。

http://ameblo.jp/so12ra19sora30/entry-12065900347.html
恐るべし台風15号
2015-08-26 06:57:02
<前略>
先日草刈りしたトキには
まだ出ていなかった稲穂が
ぜーんぶの田んぼ出てきてたから
ビックリだった
あと1ヶ月半くらいで収穫なんで
無事育ちますようにーーー
<後略>


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と言う訳で、このブログの書き手は、九州・熊本(お住まいの地域:熊本県)の方らしいから、少なくとも千葉県よりも稲刈り時期が、‘1.5ヶ月’は遅い!

2015年08月26日夕刻、いつも通りの散歩道(千葉県茂原市千沢地区)である田圃を歩いた。

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20150826 稲刈りとどんぐり 001-2

この上の画像で小さく見える小父さんの動作を望遠で撮ってみると・・・

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これを別の角度から撮影すると・・・

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細かい話はこのくらいにして・・・・
とは言うものの、何故か田植えの前の水田作りの時や稲刈りの歳に直ぐ傍に来ているのが‘白サギ’!
サギでも‘青サギ’は来ない?!これって何?

20150826 稲刈りとどんぐり 006-2

この上の画面の中央の上の田圃の隅に‘白サギ’が・・・
拡大すると

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20150826 稲刈りとどんぐり 007-3

そして、そして、・・・・

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20150826 稲刈りとどんぐり 089-2
20150826 稲刈りとどんぐり 089-3

稲が刈られた直ぐ後には、‘白サギ’が好きな生き物が現われるのだろうか?
それを‘白サギ’だけが知っている!

(つづく)
[2015/08/28 12:36] | 農業 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
稲刈りが始まった!
稲刈りが始まった!

2015年8月16日、房総半島・千葉県・茂原市の一部の田圃で既に‘稲刈り’が始まっていた!
その日、いつものように自宅から約10km離れたスーパーへ行った帰りに見つけたのである。

今年の暑い暑い日照りで、一挙に‘稲穂の色’が変化し始め、田植えの時期と稲の品質及び田圃の環境の違いなのだろう、田圃の区画の違いで田圃の色がはっきりと違ってきていたのである!

誰もが稲刈りはもうそろそろだと感じていた。
ただ、お盆の時期だからもう一寸後かも?と思っていたのも当然だったが・・・。

<2015年08月16日16:13頃場所:千葉県茂原市郊外>
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実は茂原市市内ではあるが、場所が違う田圃では、前日の15日にはまだ稲刈りは実行されていなかったのであるが・・・。

<2015年08月15日17:00~18:00頃場所:千葉県茂原市郊外>
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もうもう、「稲刈りはいつでもどうぞ!」とお稲様が言っている感じだった!

定点観測地での様子!

<2015年07月15日>
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<2015年08月15日>
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もう、この場所での稲刈りも直ぐに違いない!

かんかん照りの米は、‘美味い!’とも‘美味くない!’とも言われる。
さて、今年の米の味は??

(つづく)
[2015/08/17 10:21] | 農業 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
稲の生長は、今!
稲の生長は、今!

関東地方・千葉県茂原市での今年(2015年)の田植えは、4月の下旬だった。

この様子は、本弊ブログ(今年の田植えはもう済んだ!<http://kissyarita.blog.fc2.com/blog-entry-1195.html>)にも書かせて貰っている。

<2015年04月29日>
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田植えから約40日が経過した。

<2015年06月08日>
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20150608 散歩 030-2
何ら障害も無く順調に生長しているように思われる・・・。


さて、6月24日にいつも通り、田圃の中の道を歩く散歩に出た。
この時に気づいのが、 ‘田圃に水が無い’ということだった!
不思議に思って、散歩の途中に出会った地元のご老人に質問して、お教え戴いたことが「‘乾田’における‘中干し’」という現象である!
このことは、次の弊ブログに書かせて貰っている・・・。

<2015年06月24日>
水田の‘水の役割’と‘乾田’について(その1)<6月24日のブログ>(http://kissyarita.blog.fc2.com/blog-entry-1267.html
水田の‘水の役割’と‘乾田’について(その2)<6月25日のブログ>(http://kissyarita.blog.fc2.com/blog-entry-1268.html

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このことをお教え戴いた方・・・

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このご老人(87歳!)


さて、田植えから約2ヵ月半が経った!

<2015年07月15日>
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もうすっかり‘穂’を付けている!

6月24日に「‘乾田’における‘中干し’」という現象をお教え戴いたご老人は、

「稲が穂を付けた後、‘中干し’を終わりにして再び田圃に水を入れる」

と仰せだった!

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この田圃はまだ‘中干し’を終えていないが・・・

次の田圃は、もう水を入れ始めていた!

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多分、その日(7月15日)になって水を入れ始めたのだろう!
久し振りの水に‘田圃が喜んでいる’ようにも見えた!

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さて、今年の稲は豊作なのだろうか?
台風11号の影響はほとんど無かった!

(つづく)
[2015/07/19 07:24] | 農業 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
葉タバコの生長は?
葉タバコの生長は?

日本人の喫煙者数が激減していると同時に喫煙者でも喫煙量を減らしているという!
常識的にはそうであることもよく判る。
統計的にもそれが事実であることを示している。(以下の統計値)

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出典/http://ao-akaki.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/jt42-d07d.html

葉タバコとしての輸入の他に、完成品の輸入もある。1990年以降、葉タバコは輸入、国内生産とみに減少傾向にあるが、完成品の輸入量は増加している。つまり、タバコの販売量は全体として減っているものの、輸入品は増えている。国内生産のタバコはとても減っているということである。タバコの販売不振は、健康志向とそれを推し進める策としての値上げが要因である。
葉タバコの栽培には、JTと売買契約する必要がある。契約は、たばこ耕作組合が農家の委任を受けて一括して行う。組合が無い場合には組合をつくってということになるが、現実的ではないだろう。葉タバコの種子は契約面積に応じてJTから無償で配布される。農家の収入は10a当りの販売代金が平均45~55万円で、所得率は65%という。葉タバコ代金に消費税も支払われるし、良質の葉を得る為に奨励金も用意されているという。


しかし、しかしである!
我々が住んでいる千葉県茂原市では、20年前に越してきた時には、葉タバコ畑は一つも見当たらなかった(と思う)のに、ここ数年かなり畑が増えてきているように思われる。

気になっていたのは、

① タバコ農家の収入がそれほどいいのだろうか?<上記資料で納得!>
② ‘連作’は可能なのか?
③ 取り残しの残渣が土壌に悪影響を与えないか?
④ 空気汚染や田圃や畑への悪影響は無いのか?

等々である。

その畑を見てみると・・・

<2015年04月29日>
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<2015年05月18日>
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<2015年07月15日>
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タバコ農家では、JTから無料で配布された‘種子’を約一ヶ月掛けて苗に育て畑に移す。
上記の<4月29日>の写真は、畑に移されて約10日経過したものと思われる。
そして、<7月15日>の写真から約1週間以内に収穫されるものと思われる。

となると、種子を撒いたのが、4月19日の1カ月前、つまり、3月20日頃から始まって、7月20日頃収穫となると、収穫までに約4ヶ月ということになる。

しかし、収穫したら直ぐにJTが引き取る訳ではないらしい。
乾燥という工程約1ヶ月間を経てやっとJTへの納入・・。

つまり、約5ヶ月でやっと収入が得られるという訳である。
上掲の文献データから推察すると、

1ha(ヘクタール=10,000㎡≒3,000坪)の農地を持つタバコ農家では、5ヶ月間での収入が、約500万円ということになる。
これが平均的には、65%の収入ということだから、タバコ農家の年間の収入は、約770万円也ということなのだろうか?

ただし、3,000坪の農地が必要である!(1万円/坪の場合、3,000万円の資金が必要となる!)

<参考データ>(出典/http://www.tochikatsuyou.net/farmland/baibai/

・標準的な営農水準における農地価格平均(10アール:約1反≒300坪)

  地域
純農業地域    (田) 130.1万円  (畑) 95万円
都市的農業地域 (田) 387.8万円  (畑) 362.8万円

② ‘連作’は可能なのか?
③ 取り残しの残渣が土壌に悪影響を与えないか?
④ 空気汚染や田圃や畑への悪影響は無いのか?

については次回以降に・・・。

(つづく)
[2015/07/17 00:21] | 農業 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
水田の`水の役割’と‘乾田’について(その2)
水田の`水の役割’と‘乾田’について(その2)

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2015年06月24日PM:千葉県茂原市千沢 <田圃の人影は、わ・た・し!>

昨日(2015年06月24日)のこのブログでは、‘田圃に水が無くなった’ことについて調査をした途中経過の結果では、‘水田という田圃が果たす役目’の方に論点が行ってしまって、実際の田圃で、水の供給をしないことの意味の探求が疎かになってしまった!

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2015年06月24日PM:千葉県茂原市千沢

それほど、農業関係者にとっては、‘田圃に水を途中から供給しない’ことは、‘常識’であり、知らないのは疑問を感じた我々だった、という感じがした!

そもそも、水田の維持の仕方には幾通りもあるらしく、‘途中で水の供給を止めてその後又水を供給する’という方式を‘乾田方式’というらしい!

実は、まだ私の方でのきちんと調査の結果を把握しきってはいないのだが、昨日の散歩の途中で、或るご老人に聞いてみたのである。

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2015年06月24日18時過ぎ:千葉県茂原市千沢

このご老人(87歳!)の話によると、

① 水の供給をしないのは、‘乾田方式’を採るため

② ‘乾田方式’のメリットは、或る程度(稲が花を咲かせる何日か前)まで稲が育った田圃に水を供給しなくなれば、田圃が干上がって酸素の供給が多くなり、その結果‘収穫量’が増す

③ 中間で水の供給をストップする行為を‘中干し’という

④ 千葉県茂原市では、この方式を採っており、‘利根川水系’からの水供給を少なくすることにより、水代のコストを低減させる

⑤ 稲穂に花が咲き、安定した状態になったら、また‘水の供給を再開する’ことになる

⑥ 乾田は、‘陸稲(おかぼ)’とは違う!

話を伺って、まだまだ質問したいことは沢山あったのだが、18時を過ぎていたし、初対面でもあったので質問はほどほどにした。
でも、我々の質問に‘堰を切った’ように縷々とご説明を戴いた!

そこで、乾田についてWEBで調べてみると・・・

https://kotobank.jp/word/%E4%B9%BE%E7%94%B0-49311
世界大百科事典 第2版の解説
かんでん【乾田】
作物栽培に必要な期間以外は落水し,乾かすことのできる水田をいう。湿田との対比で使われる用語である。水田は本来,水をたたえる方向で造成されてきたため,排水の悪いのが一般である。しかし,このように常時湛水(たんすい)状態にある湿田は,水稲をはじめとして水田作物の栽培にとって,必ずしも好適であるとは限らない。湛水下の還元的な土壌中で発生する硫化水素などの有害物質は,しばしば根腐れを誘発して作物の生育に悪影響を及ぼすし,また湿田に固有の軟弱な基盤は,機械力の導入に大きな支障となる。


>https://kotobank.jp/word/%E4%B9%BE%E7%94%B0-49311
日本大百科全書(ニッポニカ)の解説
乾田 かんでん
水田は排水状態(水はけぐあい)の良否によって乾田、半湿田、湿田に分けられるが、乾田とは地下水位が低く排水の良好な水田のことで、融雪あるいは降水直後を除く非灌漑(かんがい)期間に田面がつねに乾燥し、足を踏み入れても絶対に水がにじみ出ることのない水田をいう。水稲の生産力は安定して高く、機械化や麦などの裏作もしやすく、水田の高度利用にも適しているので、湿田、半湿田も乾田化が進んでいる。しかし重量機械の導入により作土下に圧密層が形成され、これによる湿田が増加している。[小山雄生]


‘乾田’という言葉さえ知らなかったことを多いに恥じた次第!

では、‘中干し’について・・・

http://www.kikumasamune.co.jp/monogatari/nakaboshi_f.html
中干し
田植えの後、田は常に水が湛えられた状態になっているため、放っておくと稲にとって有害なガスや酸が発生し根の発育に悪影響を及ぼします。そのため時々水を抜いて田干しを行う必要があり、これによって土中酸素が補給されると共に、有害ガスも放出されるため稲の根の発育は旺盛になります。

特に出穂前40~30日の間は水の必要程度の最も少ない時期で、田干しすることがかえって増取をもたらします。この時期の田干しを、特に「中干し」と呼んでいます。
この時期は無効分けつ期、又は分けつ衰退期で、中干しすると土中深く酸素を送ることになり、根の力の衰えを防ぐと共に窒素の過剰吸収を抑え、カリウムの吸収を良くし根を硬くします。その上この時期に干しつけることで、稈基部の節間の伸張を抑えかつ丈夫にするため、倒伏にも強くなります。倒伏に弱い酒米品種にとっては特に大切な注意事項の一つです。

酒米は地力の良いところでないと良質のものが生産されないので、酒米の適地と言われる田はいずれも中庸以上の地力を持っています。そして中干しは、地力の高いところ程大きな効果を発揮するため、山田錦を造る上では大変重要性の高い作業なのです。


さらに、さらに・・・

http://www.reigai.affrc.go.jp/zusetu/nkbseff.html
中干しの効果
中干しの効果に関係する主な要素と作用経路を下図に示す。プラスの経路は増加あるいは促進効果を、マイナスの経路は減少あるいは抑制効果を示す。経路の色分けは作用の引き金となる要素が異なることを示す。

middry中干しの効果

http://www.reigai.affrc.go.jp/zusetu/nkbseff.html
まず、湛水の効果(図説:「湛水された水田土壌の特徴と窒素の動き」参照)は、土壌窒素の発現を促進し、水稲の生育に好適な環境を作る。また同時に、土壌溶液中の2価鉄濃度が上昇する。この作用経路を青で示す。
湛水を長期間継続したり、水温の高い状態が続いたりすると、硫化水素や有機酸などの有害物質が土壌中に徐々に蓄積される。これらは根の発達に悪影響を及ぼし、養分吸収を阻害し、葉の生長や分げつ形成を抑制する。この作用経路を赤で示す。
中干しは、次のような大きく2つの作用経路をもつ。

(1) 中干しにより土壌窒素の発現を一時的に抑制し、稲の生育を調節する作用。
(2) 2価鉄濃度を低下させ、また酸素の供給によって有害物質を無毒化し、その後の稲の生育を良好にする。
 

このように、中干しに関係する要素は多く、またその作用経路も複雑である。
また、中干しの効果は、草姿の制御、倒伏防止、土壌状態の改変を通して生育後期に現れるため、顕著な効果を認めにくい。しかし重要な基本技術である。
なお、中干しの効果には、このような稲の生育コントロールの他に、地耐力の向上が図られ、収穫機械の運行を容易にするなどの作業上のメリットも大きい。


知らないということは、誠に‘間抜けな’話である!
でも、今はWEBで直ぐに調査が出来る!誠に有難い状況になったものだ。
しかし、一方では‘機密の漏洩’問題も発生し、いよいよ複雑な時代となった!

「便利さにはその代償を覚悟せねばならぬ!」

とは、誰が言った言葉だったか?

(つづく)
[2015/06/25 11:42] | 農業 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
水田の‘水の役割’と‘乾田’について(その1)
水田の‘水の役割’と‘乾田’について(その1)

6月も下旬になると、関東地方では、田植えが始まって3ヶ月が経とうとしている。

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2015年06月24日PM:千葉県茂原市千沢

稲作に関してそれほど関心があった訳でもなかったから、田圃をそんなに注目して観察していなかったこともあって、残念ながら田圃の水の役目についての常識がない!

そんな訳で、最近田圃のど真ん中を散歩する機会が多くなって‘おや?と気づいたこと’がある。

稲作についてそこそこの常識をお持ちの方達からは笑われそうだが、事実だから仕方がない!
‘気づいたこと’とは、以下のことである!

満々と水を湛えていた‘田圃に水が無い!’のである。

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2015年06月24日の田圃:千葉県茂原市千沢

では、では、
水田における‘水の役割’とは一体何なのか?

この疑問に関しては、私は小学校の時に学校で教わっていた。
それは、「水田の水は、稲に水分を与えることが‘主目的’ではない!水を張っておくことによって、‘病原菌’が極めて少なくなり根からの病原菌の進入を防ぐことにある」ということだった(と記憶している!)。

さて、それで今回改めてWEBで‘水田での水の役割’について調べてみた!

http://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005402291_00000&p=box
稲を育てるためには、たくさんの水が必要です。1ヘクタールの田んぼで、毎日200トンの水がいります。1年間で学校のプール50杯分にもなります。水は稲を育てるためにとても役立っています。水をはった田んぼの土の中では、酸素が少ないので、栄養分がゆっくりと分解されていきます。栄養分は長い時間、土の中に残るため、何度も肥料やらなくても、稲は充分な栄養分を得ることができます。また水は雑草を生えにくくする役割もしています。水をはってないと雑草がどんどんと生えていきます。ところが水がはってあると、多くの雑草は育ちません。その上、雑草が生えても土がやわらかいので、取りやすいのです。

..
私が教わったと思っていた‘病原菌’のことなど全く出て来ないではないか!
まあ、記憶ってものはそんなものかも知れない!
先生がどう説明されたのかは記憶に無いのだが・・・。

ただ調査して驚いたのは、水田の役割は、もっと広い意味で重要な役割をしているというのである。
ここで問題にしようと思った趣旨唐は一寸横道に逸れるのだが・・・。

http://www.htochiren.jp/tkyujin/yousui.htm
農業が水を守る日本の水使用量(平成10年)は約900億トン。そのうちの約3分の2の600億トンが農業用水として使われています。この日本の農業が、貴重な水を循環させる大きな役割を果たしており、特に水田は、「水のリサイクルセンター」と言われています。環境問題の総合的な研究を行っている立正大学の富山和子教授は、次のように述べています。

「農業が水を使うということは、実は水を作り出すことなのである。日本のように滝のような急流の川では、放っておけば水は海に捨てられてしまうところを、農業用水が川を堰き止め、水を引いて、広大な面積、大地に水を張り付けてくれる。大地に張り付けてこそ、それは地下水になり川の水になる。それが私たちの使う水資源なのである。都市が水を「消費」するのとは正反対である。もしも農業が水を使わなくなったら、日本列島はその分、水資源を失うのだ」。


田圃に水が無くなったのは、水不足で供給出来ないためだけではなさそうである!

(つづく)
[2015/06/24 22:25] | 農業 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
今年の田植えはもう済んだ!
今年の田植えはもう済んだ!

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2015年4月29日16:07 千葉県・茂原市千沢の田圃

日本国中今年の異常気象は、‘少々’というものではない!
2015年4月27~28日には、北海道が30℃以上になったり、関東地方もこの数日は25℃以上の夏日になったり・・・。
それとは無関係だとは思われるが、房総半島・千葉県では、今日(4月30日)現在既に田植えは98%以上済んでしまっている(と思われる)。

昨日、なかなか見られない‘田植え’の現場に遭遇することが出来た!
なかなか遭遇出来ないのは、多分田植え機の性能が良くなって‘田植えのスピードが極めて速くなった’からなのだろうと実感した。

かなりの面積も、‘あっ!’という間に終わってしまうのである!
だから、だから、田植えの現場にはなかなか遭遇しないことになる・・・。

目測感覚では、‘歩く速さの2~3倍’はあるな~と思った!つまり時速8~12kmはあるという感じである!
でも、まあそんなには??

田植え機の進歩は凄いものがあるようで、有名メーカーさんが揃って新機種を出しておられるようで、今後の世界の稲作事業に大いなる貢献があるように思われる。

この技術内容については、日本の農業機械の凄さも知っておきたいために、後日調べてみたい・・・。

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この写真の地点を‘定点観測地’として、今後どのように発育していくかを見守って行きたい!

今や、関東の春は活き活きと発進した!
さあ、われわれ老人も負けずに・・・・

(つづく)
[2015/04/30 01:21] | 農業 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
ひこばえ(糵、孫生え)米の秘密!(その1)
ひこばえ(糵、孫生え)米の秘密!

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専門知識がないくせに、偉そうな事を発言すると失敗する!

その良い例が、私が、‘ひこばえ米’についてここ数年間よくよく調査もせずに、「‘勿体無い’から何とか出来ないか?!」と偉そうに言ってきたことである!

恥ずかしい!

まだ、とことん調査した訳ではないが、‘ひこばえ’米に関する造詣こそ、‘日本のお米の品質’に大いに係わりのあることらしい!
これも本当はもう少し時間と勢力を掛けてから発言すべきなのだが・・・。
ただし、このことにもう少しエネルギーを掛けるきっかけが、次の資料で明確になったことは事実である!

やっぱり、お米に関する本当のプロは、‘ひこばえ’米についてきちんとした見解をお持ちなのである!

http://agri-biz.jp/item/detail/6544?page=8
ひこばえの出るコメは不味い

 「早生品種はともかく、通常品種なら ひこばえの出る稲作りではコメの食味は上がらないよ

 収量と食味の関係について話が及んだ時、平野氏はそう言った。言われて平野氏の収穫後と他の水田を見比べて驚いた。周辺の田はことごとくひこばえが出ているのに、平野氏の田は刈り取ったままの稲株が枯れ上がったままだ。  

ひこばえは地力のある田や暖地だから出るのだと思っていたが、 「肥料が過剰だからであり、それが食味を落とす」と平野氏はいう

先述の通り平野氏の施肥は窒素単肥で1.5kgだけ。それも元肥ゼロのいわゆるV字稲作だ。

 「過剰ではなく、足りるだけの栄養を吸収させ、稲の命をきちんと全うさせてやれる田を作り、施肥量は必要最小限すること。肥料で増収するわけではない」

 実をつけるとは、次世代を残すということ

稲をきちんと死なせる稲作りが健全な子実をもたらす。だから食味も上がるというわけだ。

そんなひこばえが出ないほどに肥料を限定的にしている平野氏は、春に元肥はやらないが、肥料分を使いきったと思うような田には3年に1回くらい秋起こしの前にお礼肥えを施す。

 食味計を新潟県では経済連と同時期に2000万円も投資して購入したという平野氏は、作業を請け負っている農家の米の食味値を出して情報提供している。お客さんへの情報提供というだけでない。食味のチェックを含めて、地域の農家の作業を請け負うことでその土壌管理のレベルが分かり、栽培方法と収量や品質の差を検証する貴重な情報源にするそうだ。

 「今年は初夏の日照不足で不作基調だったが、そんな年だからこそ収穫量も食味も地力の違いがはっきり出ている。8俵より10俵とってる人の方が食味値が高い。とれないのは田んぼを作らないで肥料をやり過ぎているから。それに有機神話に踊らされているね。BLコシで減農薬だなんて、取り返しの付かないだめな土地になる場合があるよ。そんな人に今年は稲こうじが蔓延している。BLはイモチには抵抗性があるかもしれないけど、過剰施肥の結果で稲こうじが出ているんだよね。あれ使え、これ使えと言われて高い資材使ってコストを上げ、その上、減農薬で8俵どころか等外のコメ作ってる。それでどう経営が成り立つのかね。原価かかって収量が少ないからって所得補償かい、笑っちゃうよね」

 平野氏がかかわる農家に対するアドバイスは地力の無さについてのことがほとんどだというが、稲作りのプロとしての自覚がないことが最大の問題だという


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この資料から私が受け取った知見は以下の通り!

① ‘ひこばえ’が出る稲作つくりは、肥料過剰に違いない!
② ‘ひこばえ’が出るのは、収穫された‘お米’に力がない!
③ ‘ひこばえ’を利用しようとする稲作つくりは‘邪道’である!

いやいや、何千年の歴史を誇る稲作技術には、それはそれだけの重みがある!
ただ、指摘されている通り、その重みのある技術を後継者はきちんと継承すべきなのである!
まだまだ奥深い‘稲作技術’について、更に検討してみたい!

(つづく) 
[2014/11/04 00:00] | 農業 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
長生(ながいき)メロン
千葉県に、長生村(ちょうせいむら)という正に‘長生き’しそうな村がある!
‘村’といっても人口は約1万5,000人近くもあるから堂々たるものである。

千葉県長生郡長生村no0001-2
‘Googleマップ’赤●記号の付近が長生村(千葉県・長生郡・長生村)

長生村の地図ー2
>http://www.vill.chosei.chiba.jp/new-site/outline/index.html

長生村の地図

最近の人口の増減の詳細は知らないが、老後を千葉県で過ごしたいが、さて何処にしようか?と調査をするとすれば、「長生き村」がいいと思われる方が多いのではないか?と思う。

http://www.vill.chosei.chiba.jp/new-site/outline/index.html
長生村 は、千葉県の房総半島九十九里浜に面し、東京から約60キロ、千葉市から約30キロの距離にあり、昭和28年11月3日に八積村、高根村、一松村の3カ村が合併して誕生しました。現在の村域は、東西7.4キロ、南北6.0キロで、面積は28.32平方キロ。太平洋の黒潮による影響を受けて、年間を通して温暖な気候です。人口は、平成24年4月1日現在で14,900人となっております。

交通は、西部から南部にかけて国道128号とJR外房線が縦貫しており、村内には八積駅があります。千葉駅までは普通電車で約45分、東京駅までは茂原駅からの特急利用で約1時間と、周辺都市への利便性に恵まれた距離にあります。

産業は、温暖な気候と平たんな地形を活用して、稲作や野菜栽培、酪農などのほか、九十九里浜での沿岸漁業を中心に発展してきましたが、昭和57年に西部地区に工業団地が開設されたことにより、工業生産が飛躍的に伸びています。

また、美しい海岸一帯は県立九十九里自然公園内にあり、首都圏の海浜レクリエーション地として知られ、夏季には海水浴客でにぎわいをみせています。

こうした恵まれた条件を活かし、将来に向けて着実な発展をめざしていくため、長生村では平成11年度から都市計画制度を導入し、計画的な市街地の誘導を図り、調和のとれた活力ある利便性の高いまちづくりを進めています。


この村の特産品といえば、何といっても‘長生メロン’である!

お中元のお返しのこともあって、直売所へ出かけた。
お客が多いとは思ってはいたが、予想以上に大勢のお客さんがいた!
送って貰う手続きをするのに‘行列’が出来ていた。

買い物をするのに行列の一端を担うのは、混んでいるスーパーぐらいのもんであるのに・・・。

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これを見ると、サイズの大きさ(L~4L)によって値段が違うことが分かる!

トマトも売り出されてはいるが、お客は寄り付く様子がない!

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トマトジュースは、‘長生トマトジュース’という銘柄になっているが、‘ながいきトマト’100%とあるから、この村のトマトの品種が‘ながいきトマト’というのだろうか?

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メロンは‘マスクメロン’である!先ほど紹介した通り、大きさによって‘箱の色’が違う??

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受け付けて貰うために順番待ちをする人、伝票に記入する人で館内はごった返している!
これは‘當~り!’である。

後日調べてみようと思うが、ここ長生村での‘マスクメロン’の歴史は、どうなっているのだろうか?
確かに日本人は、メロンが好きである!そして、高価なマスクメロンは、普通は自宅用には購入しないから‘お中元’向きの商品である。開発には色々紆余曲折はあったに違いないが、ここまで来るともう安心なのかも知れない。

もうメロン御殿なるものが沢山あるのかも??

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確かに‘長生’に‘ながいき’とルビが振ってあるのが分かる!

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改革・改善事業が見事に成功した‘好例’なのだろう!

(つづく)
[2014/07/02 13:04] | 農業 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
蘗(孫生え)が、遂に‘実’を付けた!
今年の‘蘗(孫生え)’が遂に‘実’を付けた!

それも、稲刈りから一ヶ月以内にである!

蘗・孫生えの定点観測地に二か所を選んだのだが、一か所は、その後耕されてしまったので、今後は一か所で観測を続けてみたい。

この箇所の稲刈り日は、このブログにも書いたが、8月16日である。

次の一連の写真は、2013年09月13日に撮影したものであるから、稲刈りから、‘一ヶ月弱’である。

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今や、田圃は‘蘗・孫生え’天国である! こんな風景を見たら、誰だって‘4月末か、5月初め’の頃の田圃と思うに違いない!

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こんなにしっかり‘根付いて’いる! そりゃあそうだろう、蘗・孫生えなので‘根っこ’は‘一人前の大人’なのだから・・・。

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稲穂(実)が見える!

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これが拡大写真!

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空には‘上弦の月’が出ている。

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それが‘赤目川’に映っている!

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これがその拡大写真。

以上の写真は、‘スマホ’で撮影した。私のスマホには‘ズーム機能’が無い(本当はあるのかもしれないが、やり方を知らない!)ので、家からカメラを持ち出してきた!

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これがカメラで撮影した空。

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これが、カメラの‘ズーム機能’を使っての‘上弦の月’! 9月13日である。

蘗・孫生えがもうこんなに大きくなって実を付けた!

今年は何とか‘蘗・孫生え米’を試食して見たい。

これから先も、一週間毎に蘗・孫生えの成長記録を撮って行く積りである!

(つづく)
[2013/09/14 23:40] | 農業 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
定点観測:稲作の場合(その2)
昨日(2013年8月30日)のこのブログでは、5月21日まで、田植えから凡そ一ヶ月経過した稲の成長具合を写真で紹介した。

<3> 6月10日:田植えから約50日経過の田圃の様子

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2013年06月10日17:12

田植えから、‘50日’では、成長速度はかなり遅いようにも見受けられる。これは、‘蘗・孫生え’の成長速度と比較しての話である。

この事は、今年の‘蘗・孫生え’の成長を観察して、じっくりと検討して見たい。

何故なら、私は‘蘗・孫生え’収穫を推奨する一人であり、その有効性を主張する一人であるから、成長速度は、主張の‘根拠’の証拠となるからである!


<4> 7月29日:田植えから約100日経過した稲の様子

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2013年07月29日17:13

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‘実’がキチンと付く為には、田植えから‘約100日’も経たないといけない!

これも‘蘗・孫生え’と比較すると遅~い!


<5> 8月17日:田植えから約4ヶ月が経過した田圃の様子

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2013年08月17日18:01

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2013年08月17日18:01

田植えから‘4ヶ月’が経過して、やっと稲刈りの寸前にまで‘熟して’きた!

この分なら、この田圃は、8月中に稲刈りがなされるに違いない!

今年は、この地方には‘台風被害’も‘水不足被害’もなかった。きっと‘美味いコメ’になったに違いない!


<6> 8月26日:田植えから約130日経過した田圃の様子 (カミサンの携帯で撮影)

久し振りの散歩に出て驚いた! 

肝心の‘定点観測地’で、ナント‘稲刈りが、今始まっていた!’のである!

生憎その日は、残念ながら、カメラを家に置いてきていたのである! この日の写真は、カミサンの携帯の写真。従って‘画質’がいまいちで、画像が大きく出来ない! 大きくすると、画素数が足りなくて‘ピンボケ’状態となるので、ご容赦を!

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2013年08月26日16:21

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2013年08月26日16:21


<7> 8月27日:次の日、カメラで撮影! (田植えから約130日経過)

次の日の8月27日には、‘蘗・孫生え’第2日目をカメラに収めるべく‘定点観測地’へ向かった!

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2013年08月27日17:18

鉄塔の影に‘潜んでいる’のは、我が‘雄姿の影’!

ここで、‘定点観測地’とは違うが、お隣の田圃での‘稲の稔り具合’をど~ぞ!

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2013年08月27日17:44

今年の‘稔り’具合は、‘大いに結構’というところなのだろう!

改めて、‘定点観測’の様子が判る写真を!

● 4月9日~8月27日の定点観測:稲作の場合(総集編)

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2013年04月09日05:36
水は張ってあるが、田植えはまだである。

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2013年04月26日17:08(田植えからの日数:4月23日から‘3日目’)

画像ー133 117-2
2013年05月21日18:13(28日目

画像ー144 041-2
2013年06月10日17:12(48日目

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2013年07月29日17:13(97日目

画像ー170 011-2
2013年08月17日18:01(116日目

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2013年08月26日16:21(125日目)(定点からずれている!)

何としても残念なのは‘刈り取り寸前・刈り取り中’の定点観測地でのキチンとした写真がないことである!

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2013年08月27日17:16(126日目

この画像が、「蘗・孫生え・第日目」である!

<結論>

目的とした画像については、まあまあの結果は得られたので、次の目標である‘蘗・孫生え’の定点観測を続けたい!

そして、蘗・孫生えの‘品質検査’は出来ないにしても、‘130日’間も掛かる通常稲作と蘗・孫生えの成長速度の‘差’を出してみたい!

蘗・孫生えは、普通の収穫量に比べれば、恐らく重量で‘80%’は、確実に行けると思われるので、後は、‘蘗・孫生え’米の‘美味さ’を何とかして試してみたいものである!

昔から稲作に携わって来られた農家のご老人に聞くと、

「そんなにうまいとは言えなかったが、まあまあだった!」

という‘証言’も得ている!

(つづく)
[2013/08/31 23:49] | 農業 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
定点観測:稲作の場合(その1)
ここ千葉県・茂原市・千沢地区では、4月に田植えをして8月中に刈り取る、というのが‘稲作’の場合の一般的収穫方法のようである。

現時点(2013年8月30日)では、凡そ65%位の稲刈り率のようだ。

稲の発育状況を定点観測 してみようと思い立ったのは、稲作の‘糵’(ひこばえ・孫生え)が、昨年目立ったため今年もその傾向が強いのかも知れないと思ったからである。

昨年のその様子は、弊ブログ

ひこばえ(蘖/孫生え)<2012年09月20日>
http://kissyarita.blog.fc2.com/blog-entry-276.html

9月19日の夕刻、8月の下旬に稲刈りが終わった田圃を見てみた。

予測通り、ひこばえ(蘖/孫生え)現象で、何だか田植えをして3ヶ月以上たった状態のようで、稲穂までちゃんとついていて、中身も、いわゆる‘乳状’ではなく、きちんとした‘実’になりそうな雰囲気である。

画像ー53 026-2

2012年09月19日16:39 の田圃である。ここら一帯は、8月の下旬には稲刈りが終わっていた。

画像ー53 028-2

角度を変えてみていると、ちゃんと田植えをして、3か月が経った頃の様子に似ている。

画像ー53 060-2

更に近づいてみると、稲穂が付いていることが確認出来る。

画像ー53 061-2

稲穂はまだ付いたばかりで、中身が軽いと見えて、垂れ下がるまでには至っていない。上手い具合にここ数日強い夕立が毎日やって来るので‘水田’となっている。

画像ー53 047-2

この付近では、中身が重くなり始めているようだ。

画像ー53 050-2

ここのところまだ例年と違って、日中は30℃を越す日が続いている。それも異常であるが、これなら案外‘立派な米’の収穫が期待出来そうである。

今後どんなに成長するかをカメラで追ってみたい。


とある。

こんなことから、今年、この地点での‘稲作の定点観測’を始めたのである。

<0> 4月8日:まだ空気が澄んでいて、‘富士山’が見えていた!

画像ー120 056-2
2013年04月08日08:54

画像ー120 057-2
2013年04月08日08:54

画像ー120 058-2
2013年04月08日08:54


まず、田植え前の様子から・・。

<0> 4月9日&10日

画像ー121 030-2
2013年04月09日05:36
水は張ってあるが、田植えはまだである。

画像ー121 031-2
2013年04月09日05:36
同上

画像ー121 139-2
2013年04月10日16:46
まだ、耕運機で耕している区画もある。

画像ー121 140-2
2013年04月10日16:48
さあ、これから水の導入・・。

画像ー121 145-2
2013年04月10日16:49
歩いている人の服装から見て、まだ気温はそんなに高くはない。


多分、3日前に田植えが済んだ4月26日が、観測の第一日目である。

<1> 4月26日:田植えから3日後の様子

画像ー126 029-2
2013年04月26日17:08

画像ー126 031-2-2
2013年04月26日17:08

画像ー126 030-2-2
2013年04月26日17:08


<2> 5月21日:田植えから約1ヶ月後

画像ー133 117-2
2013年05月21日18:13

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2013年05月21日18:13

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2013年05月21日18:14

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2013年05月21日18:14

画像ー133 118-2
2013年05月21日18:13

田植えから約一ヶ月で、もうこんなに成長している!

(つづく)

[2013/08/30 23:54] | 農業 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
水のある風景:シンメトリーの世界
‘水のある風景’といっても、常にそこへ行けば水が見られるのであれば、それなりの感動はあってもそれは刻々と変わりゆく謂わば周りの景色の変化が面白い場合が多い。

さて、水も一年に一回しか見られない風景の中の水。それこそ、‘水’が主人公の風景であるから、それなりの新鮮さがある。そんな場合に、動物が関与する、そんな風景が撮影出来た。特に‘鏡反射’の風景はそれなりに情緒があって‘懐かしい’風情でもある。この反射は‘シンメトリー’の世界をも創り出してしまう。

水面が‘鏡’のように景色やその他の形を反射してしまう事は誰しも経験があるから、‘そうなるんだ!’と思っているかもしれないが、この現象を確実に理解するにはある程度の難しい予備知識が必要である。これについては‘美しい?’画像を見た後に説明の文献を引用しておいた。

散歩の場所は、遠くへ出かけた訳でもなく、通常の散歩道である。

千葉県茂原市千沢散歩道-10001
‘Google’マップ。
(マップー1)

m-1.jpg
‘Google’マップ。
(マップー2)(マップー2の拡大) Aが我が家。赤いルートが散歩のコース

千葉県茂原市千沢散歩道鉄塔
‘Google’マップ。
(マップー3)

ものは考えようで、この散歩道、わざわざ我々の為に作って頂いたと思えばその有難みは、一挙に100倍にもなる。

2013年4月5日、いつも通りいつものコースの散歩に出かけたのだが、その日の風景はいつもと違っていた。

画像ー118 078-2
‘赤目川’の文字が懸っている。

画像ー105 019-2
‘あかめはし’の文字が見える。橋の存在は、川の名前と橋の名前を4カ所に‘漢字’と‘ひらがな’で示すことになっているらしい。

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2013年04月06日 この場所は(マップー3)の「鉄塔ー1」の右側の田圃である。我が家から赤目橋を渡って右折してだらだら坂を下った場所からの写真である。少なくとも2~3日前には無かった光景である。田圃の持ち主さんが、田植え準備のため故意に水を引き入れたのか、前日の夜降った雨が溜まったのか、いずれにしても田圃は水を湛えていた。 そのためこんな素晴らしい‘上下の’シンメトリー画像が生まれたのである。(通常のシンメトリーは、‘左右の’である) 実はこれは一年中で一回だけこの時期にしか起こらない風景である。田圃に稲が植えられるとこんなにきれいな画像にはならない。

画像ー118 074-2
この杉の木のシンメトリーも面白い!

あとはもう説明は不要である。偶々鷺が一羽だけこの領域にいた。

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右端にもう一羽別の鳥がいる。

画像ー118 019-2
拡大。

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画像ー118 018-3

画像ー118 027-3

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画像ー118 020-3
餌を採った!

画像ー118 020-2

画像ー118 040-2

画像ー118 040-3

画像ー118 041-2

画像ー118 041-3

画像ー118 039-2

画像ー118 039-3

さて、ここで上述した通り、何故こんな風に‘水が鏡になる’のだろうか?

http://www.metsoc.jp/tenki/pdf/2011/2011_07_0079.pdf
3.なぜ鏡になるのか

なぜ,水面が鏡のようになるのだろうか.広い水面ということであれば,わざわざボリビアに行かなくとも,日本にもある.琵琶湖などはかなり広い.もっと広い水面ということであれば,海面もある.しかし,琵琶湖や海面が鏡のように空を映し出した,という話は聞いたことがない.その理由は,水面が平面になっていないためであろう.湖でも,海でも,通常は波立って凸凹している.しかし,凸凹しているなら,凸凹しているなりに,歪んだ像を映し出してしかるべきではないか.そのようなことが起こらないのはなぜだろうか.

第1図は,水面に入射した光線の入射角と反射率の関係を示したものである(柴田 1999).反射率は光線の振動面によって多少異なるが,偏光を問題にしない場合は,2種の反射率の平均値を反射率とする(第1図の太い実線).この結果によれば,水面における反射率は,入射角度が70度を超えると,急激に大きくなる.水面を斜めに見れば見るほど,水面は鏡面に近くなる,ということである.

ウユニ塩原の場合,波立たない水面が広い範囲に広がっていることが鏡になる理由である.波立たない理由は,水深が浅いからである.深さが1cm以下であれば,さざ波のような波長の短い波は立つことがあっても,普通の湖や海面に見られるような大きい波が立つことはない.

90001-2.jpg


別の文献には次のような説明がある。

http://okwave.jp/qa/q6789864.html
光の反射のメカニズム

光の反射の理由を調べていたら、色彩について説明しているサイトがありました。
そこには、光のエネルギーを受け取った電子がエネルギーの低い状態に戻るために光を発する。
というようなことが書かれていました。

また、ある質問ページでは、光の反射の理由を尋ねた質問者さんに、同じような回答がされていて、
さらに、金属は自由電子があるからよく反射する。とも言われていました。

しかし、これらのメカニズムでは、

1.金属より自由電子の少ないプラスチックの下敷きやフローリング、水面が鏡のように映る理由を説明できない。

2.鏡の一点だけ見ても、見る方向によって映る像が変わる理由を説明できない。
(電子のエネルギー放出には方向があるということでしょうか?)

3.光よりはるかに周波数が低いマイクロ波が反射する理由を説明できない。
(周波数の低い電磁波でもいろいろな角度からたくさん当てれば電子にエネルギーを与えられるのでしょうか?)

などの問題がある気がします。

それとも、何か見落としがあるのでしょうか?

私のような物理にあまり詳しくない人間にもわかりやすく答えていただけると幸いです。

 物質と光の相互作用には、非常に色々な物があるのですが、人の目で見える範囲のものは下記の3つでだいたい説明できます。

1)自由に動ける電子による反射
2)光の吸収(電子の実遷移)および、再放出
3)屈折(電子の仮想遷移)

まず1について。金属等の電気を良く通す物質中には、自由に(といっても物質の中だけですが)動ける電子が沢山います。この電子に電磁波があたると、電子は電磁波の電場にゆさぶられ、電子が新たに電磁波を放出します。この新たにでてくる電磁波(反射波)は、物質表面での電場を打ち消すように発生します。つまり入ってきた電磁波と反射波の向きにはかならず一定の関係、いわゆる鏡面反射の関係が生じます。
 なお、電子は軽いとは言え、あまりはやく揺さぶられると追随できません。そのため、周波数が高くなると、この反射は起こりにくくなります。物質によりどの周波数まで追随できるかは異なっており、銀やアルミニウムでは目で見える光すべてに追随できるので『銀色:特定の色を持たない』をしていますが、銅などでは青の周波数には追随できないので『あかがね』色になります。(赤と緑は反射できるが、青は反射できない)

次に2について
 物質中の電子は、光子(電磁波の粒)を吸収することで、より高いエネルギーになることができます。この場合、電子は実際に高いエネルギーになっているので実遷移といいます。
ただしこれが起こるのは、物質毎にことなる波長の範囲(周波数の範囲)の光に対してだけです。物質毎に吸収できる波長範囲、できない波長範囲はことなっています。できない波長範囲の光については、3で説明する屈折現象が生じます。
 光を吸収したエネルギーの高い電子は、やがてエネルギーを放出してもとの状態に戻ります。このとき、吸収したのと同じ波長の光を放出すれば、『色』はつきません。実際には、吸収したエネルギーの一部分や全てを熱の形で放出することが多いので、でてくる光は照射された光よりも減っています。これが物質に『色』がつく理由です。つまり、当てた光とでてくる光で波長成分が変わるのです。

最後に3について
 物質に吸収されない範囲の光も、じつは非常に短い時間だけは物質に『吸収されたフリ』をすることができます。でも、人が感じられるような時間が立つ前に、物質はきちんともとの光を放出します。このような非常に短い時間、電子が光を吸収したフリをするのを、仮想遷移と呼びます光が吸収されたフリの痕跡は、光の位相がずれることに残ります。つまり、光の進みが物質の中では遅くなったように見えます。これを屈折とよびます

 エネルギー保存則のせいで、屈折ででてくる光はもとの波長と同じです。つまりこの現象で『色』はつきません。ただ、でてくる光は色々な方向に向かおうとします。ただ、となりあった電子がおこなう仮想遷移は、それぞれ相関関係があるために、打ち消し合ったり強め合ったりします。これを干渉とよびます。そのため、仮想遷移ででてくる光は、いくつかの特定の方向にわかれます。このとき、電子がきれいに並んでいればきれいな干渉が起こります。平らなプラスチックや水面が鏡のように振る舞うのは、このせいです。『平ら』というのは、微視的にみれば電子が有る平面にきれいに並んでいること。このようにきれいにならんでいるためにきれいな干渉が起こり、鏡面反射になります。ざらざらな面というのは、電子がきれいに並んでいないということ。ですから、そういう物質からの屈折ででた光は色々な方向に振り分けられるので、いわゆる散乱を起こします。


次の写真からは、シンメトリーではなく、田植えがもうすぐ始まるかもしれないという情報である。

画像ー118 045-2

この上下2枚の写真は、上がフィルターなし、下がフィルターありの写真で。上下で`変則の’シンメトリー(?)であり、この鉄塔は(マップー3)の画像にある‘鉄塔ー2’である。

画像ー118 046-2

画像ー118 048-2

この上下の2枚は同じ写真。鉄塔ロケットに見えるかもしれないと工夫して見ただけの事。そんなには見えない!

画像ー118 048

画像ー118 060-2
田圃はもう田植えの準備が出来ている。

画像ー118 063-2
水だって、有り余るほど水路を流れている。

画像ー118 058-2
TPP問題って知ってる?

画像ー118 059-2
知らねぇ!

画像ー118 064-2
此方は、水に頼らない‘シンメトリー’。鉄塔ー3。

画像ー118 068-2
これは、鉄塔―2と鉄塔ー3のコラボ(?)シンメトリー!

画像ー118 079-2
この写真は、鉄塔ー1が、赤目川に写ってシンメトリーとなっている。鉄塔の奥に、鉄塔ー2とー3が見える。

そんな訳で、上述の通り、この田圃の春の水は、一年に一度の映像をみせてくれる。ただし、最後の写真のように赤目川は年中水を湛えていて、そんなに深くはないので、シンメトリーは何時でも見える。

(つづく)
[2013/04/07 00:00] | 農業 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
ひこばえ(蘖/孫生え)のその後(その2)
ひこばえ(蘖/孫生え) については、このブログで何度も取り上げた。

① 2012年09月20日:ひこばえ(蘖/孫生え)http://kissyarita.blog.fc2.com/blog-entry-276.html

② 2012年10月23日:ひこばえ(蘖/孫生え)のその後とセイタカアワダチソウhttp://kissyarita.blog.fc2.com/blog-entry-312.html

今年の夏は暑かったために、稲刈りの後も暑さが続き、そのお陰で刈り取られた稲の株からもう一度稲穂が再生して‘実’を付ける結果となった。

この‘ひこばえ(蘖/孫生え)’現象は、刈り取った稲の茎から稲穂が再生するのだから、ノーベル賞・山中先生の‘iPS細胞’‘初期化’が、この普通の田んぼの中で平然と行われているのである、といって良いのだろう。

画像ー71 207-2
NHK/TV

でもこんなことになるのは滅多にない事の様である。これも異常気象のお陰である。

hikobae.jpg
2012年09月19日

hikobae-1.jpg
2012年09月19日

9月の半ばの段階では、こんなにも青々としている。

hikobae-2.jpg
2012年10月23日

10月の下旬には、頭を垂れて来た。

画像ー63 150-2
2012年11月15日

この段階、つまり‘第一回目の稲刈り(8月下旬)’から、まだ三カ月にもならないのに、もう第二回目の収穫時期を迎えているのである。通常の一回目の刈り取りまでには、およそ5カ月が必要だというのに、ひこばえ(蘖/孫生え)が上手く行くと、およそ半分の期間で二回目の収穫という訳である。

問題は、‘ひこばえ(蘖/孫生え)米’の美味さ加減である。

画像ー71 264-2
2012年12月16日

夏は暑かったのに、冬の到来から直ぐに寒くなった。そのお陰で、田圃に取り残されたひこばえ(蘖/孫生え)は、霜にもやられたのであろう、こんな無残な姿になってしまっている。

画像ー72 152-2
2012年12月21日

この日、田圃に這入って少しだけひこばえ(蘖/孫生え)を持ち帰って来た。中中の出来だと思われるのだが・・。

画像ー72 159-2
同上

勿論、ひこばえ(蘖/孫生え)だから、通常のお米に比べれば見劣りもする。でもこのひこばえ(蘖/孫生え)は、どの田圃にも一杯である。

一級品のコシヒカリやササニシキと渡り合おうというのではない!

世界中で餓死者が出ているというのに、日本の田圃には、ひこばえ(蘖/孫生え)が置き去りにされている!

‘どうかしてるぜ!’である。

おせんべいの材料にだって、ビーフンの素材にだってなるだろう!

(つづく)


[2012/12/23 00:27] | 農業 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
田牧一郎氏:地球の裏側で‘日本米’作りを促進する男
田牧一郎さんという人がいる。彼に関して、なかなか好評のTV番組があるらしい。

http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2012/0909.html
2012年9月9日(日) 夜10時
2012年9月16日(日) 午前0時50分 再放送
2012年11月18日(日) 夜10時 再放送
2012年11月25日(日) 午前0時50分 再放送
地球の裏側で“コシヒカリ”が実る

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田牧一郎氏


遅ればせながら、2012年11月25日(日) 午前0時50分からの‘再放送’を見せて貰った。

この内容の要点を‘再現’してもよいが、この件関して実に素晴らしい‘ブログ’がある。NHKの番組の要点をこれだけ確実に漏らさず‘報告書’に出来る‘技術’は私にはないので、その全文は次のアドレスで見て欲しい。

 2012年09月12日
世界に広がる「日本のコメ」。田牧一郎氏の開拓魂。
  http://eikojuku.seesaa.net/article/292120259.html

あらましは以下の通りである。

<あらまし>

およそ四半世紀前、‘日本の美味しいお米を世界中に広めたい’という一心から、そのためには日本のお米を日本で生産したのでは‘コスト高’の為に、いくら美味しいからといっても世界中の人に食べてはもらえない。コスト安にするには、先ず、大規模農業が可能なアメリカで、という訳でカリフォルニアで‘改良型コシヒカリ’の収穫に成功したが、やはり水や土地代の‘コスト高’によって絶望感を抱く。

その後、「開拓者としての血が、ウルグアイで高品質なコメをつくれと、私に命じたんです」と御本人が語っているように、赤道から離れること北緯35度の日本とウルグアイの南緯34度との差が極めて少ない‘ほぼ日照時間’の同じ国を彼は選択した。

地球の表と裏で、新米を手に入れることが出来る時期が半年間短くなるというおまけまでついて来てこの事業には‘食感’という意味での成功と、彼の念願である‘コスト安’について大幅な飛躍があった。それは、米の売値を左右する生産コストの安さ(80%off)と特に‘運賃’問題。例えば、台湾までお米を運ぶ運賃が、何と‘日本から’と‘ウルグアイから’でほぼ同じという。

これじゃあ、台湾は買うに決まっている!
来春の収穫時期に200トン、おにぎり400万個分だそうである。その商談は直ぐに成立した。
売り出しのキャッチフレーズは、「地球の裏側から届いた春の新米」。期間限定でのスペシャルおにぎり、という訳でこの企画大当たりという。

その後、ウルグアイ駐在日本大使の計らいで、ブラジルやパナマにもこの‘ニューウエーブ’は広がりを見せ始めたという。

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http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2012/0909.html
ウルグアイで実った日本米


この番組のバックグラウンドとこの番組を見て印象に残った私の感想

<1> バックグラウンド

田牧一郎氏とは一体どんな人物か?

http://blog.livedoor.jp/asakawayoshihiro/archives/52002179.html
田牧一郎氏のウルグァイ米作り報告のご案内
2012年10月18日 00:00 イベント
明日、10月19日に「田牧一郎氏のウルグァイ米作り報告」というタイトルで、セミナーを開催いたします。
急な開催になりますが、是非皆様ご参加いただければと思います。

========================

今回は、先日、NHKのETV特集( http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2012/0909.html )で放送された、田牧一郎氏によるウルグァイでの日本米作りについての報告です。

田牧一郎氏は、本誌上でカリフォルニアの米生産とその経営に関してだけでなく、様々の連載をお願いしてきました。とくに本誌が乾田直播の重要性を指摘する中で、あえてカリフォルニア在住の同氏に日本国内での乾田直播技術についても取材をお願いしました。そこに海外での米生産・流通コンサルタントとして海外の日本米生産の状況を良く知る田牧氏ならではの視点があると考えたからです。さらに、2007年2月にはカリフォルニアで堪水直播をする稲作経営者を招き、本誌読者とのシンポジウムに協力していただいたこともありました。さらには、同氏の案内で数名の読者とともにウルグァイの農場に視察にも行きました。

それを踏まえ、日本の品種と機械技術を使ったウルグァイでのコメ生産(Madeby Japanese)を行うための会社設立を田牧氏と私で呼び掛け、その準備段階までに至ったこともありました。しかし、最終的に農地借用がままならず話は中断してしまいました。今回のNHKでの放送は、その後に同氏が別の現地生産者やカリフォルニアの稲作農家らとともに改めての日本米生産にチャレンジする様子を伝えたものです。

同氏は、まだ食糧管理法があった時代の1989年にカリフォルニアに渡り、同地で精米業者として事業を始め、同時に現地での日本米生産に関わってこられました。

田牧氏は日本にいる頃から現在の米農業の状況を予測し、一刻も早く日本の稲作経営者と農業界の意識改革を進める必要があると語っていました。そのためにこそカリフォルニアに渡り、生産者というより精米業者として同地で活動することで、自らも学びつつ日本からの研修生を受け入れるなどして我が国のコメ農業界の変革に繋げたいと活動してこられました。「田牧米」は世界に通じる日本米ブランドになりましたが、その後、同氏は田牧米を生産する精米業者の立場を離れ、日本米の生産技術から国際流通にいたるまでを指導できる唯一と言ってよい存在になっています。

海外の人に日本のお米の美味しさを分からせるためには、海外で高品質な日本品種を安く海外マーケットに供給し、それを食べさせねばならない。さらに、米生産者だけでなく、日本の外食業者や小売業あるいは農業機械メーカーがコンソーシアムを組んで海外展開する必要があるというのが、私が考えているMade by Japaneseなのです。

様々な作物の中でも日本のお米輸出こそが最も世界市場において将来性の持てるものです。しかし、今の国内の米価格では本格的輸出は有り得ようもないのです。だからこそ、国内での米生産のコストダウンに取り組むと共に海外に日本米の市場を育てる必要があるということです。田牧氏がウルグァイでの米生産に取り組むのも、そうした背景があるのです。また、田牧氏がかねて話している、日本やコンバインや乾燥調製技術があればこそ良食味米生産が可能だということも実体験に基づいて話していただく予定です。

田牧氏によるMade by Japaneseへの関心をお持ちの方だけでなく、世界の米情勢と日本の米ということにご感心をお持ちの方まで奮ってご参加ください。

『農業経営者』編集長 昆吉則
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【第72回 10月19日(金)『農業経営者』読者の会 定例セミナー】

田牧一郎氏のウルグァイ米作り報告

【講師/株式会社水稲生産技術研究所代表取締役社長 田牧一郎(たまき・いちろう)氏】

■講師プロフィール
1952年福島県生まれ。74年、米カリフォルニア州の国府田農場で1年間実習後、帰国、大規模稲作経営に取り組む。89年、カリフォルニアに渡米、コメ作りを開始する。同時に始めた精米会社で「田牧米」を作り、米国内にとどまらず世界中の良質米市場にブランドを定着させた。現在は、コメを生産しながら、コメ産業コンサルタントとして活躍する。


日時:2012年10月19日(金)15:30-17:30
場所: シチズンプラザ 2階Aルーム
〒169-0075 新宿区高田馬場4-29-27 TEL:03-3363-2211
http://www.citizen-plaza.co.jp/access/

参加費は、一般参加者:6,000円です。
農業ビジネス無料会員(http://agri-biz.jp/member/about_member_list )になると、4,000円で参加できます。


という通り、このブログから拝察すると、並々ならぬ信念の持ち主であると共に不屈の開拓魂の持ち主であると窺える。

<印象に乗ったこと>

① 料理が世界を制す

世界中に名を成している通常‘00料理’と言われる料理には、‘フランス料理’と‘中華料理’くらいのもんである。

不思議なことに‘アメリカ料理’や‘イギリス料理’と言ったものは無い。
この理由は解らない。何故なのだろうか?

メジャーでない特殊な物として‘インド料理’や‘メキシコ料理’はあっても決して世界中の人々に愛されている訳ではない。

‘食文化’は、その他の文化にも影響を与えるという事も多いに在り得る。中世のフランスがヨーロッパを制していたように、また今後中国が世界を制す勢いであることも事実かもしれない。勿論、この食文化の裏には、その料理を好む民族が世界中に広まっているからに相違ない。

ただ、フランスが今後世界を制すことが無くなったとしても、依然として‘フランス料理’は生き残る。食文化はそういった物である。毎日の食事の習慣から脱出は中々難しいからである。

勿論‘アメリカ料理’は無いかもしれないが‘アメリカナイズフード’は沢山ある。
ハンバーガーやコーラやポテトフライやポテトチップスやポップコーンなどなど。単品ばかりである。

形は崩れてか来ているがこれも‘アメリカ料理’と呼んでもいいのかもしれない。やはり、‘食文化’が世界を制すという考え方は長い目で見れば、そう間違ってもいないと思われる。

日本の‘寿司’が世界を制するのも努力次第であろう。それには、‘安くて美味いお米’の供給が前提となる。この番組を見ていて、日本政府もこんな分野の世界戦略に大きな投資援助を画策すべきなのでは?と思った次第。

② 将来の食糧事情対策に打って付け

お米は、‘キュウリ’や‘ナス’や‘トマト’といったいわゆる‘野菜の連作障害’もなく、毎年同じ場所に作付けが可能である。それに‘二期作’だって可能だし、このブログでも何度も取り上げさせて戴いた通り、‘孫生(ひこばえ)’が今後上手く技術的に発展したら美味しいお米が世界を制する時期が来るのではないか?とさえ思った。

世界中の食糧難時代が来ることは、色々なところで問題視されてもう何十年も経っている。
温暖化や寒冷化が今後何時地球に襲ってくるかは誰も予測出来ている訳ではない。はたまた、大地震が世界中で何時起こるかの予測も立て辛いし、その時の食糧の確保は丈夫なのだろうか?

勿論人口の自然増への食糧供給対策も大問題である。
その事態に備えての準備は早すぎることなどあり得ない。

③ 日本の老人対策の一つとして

日本人は、もっと‘田牧一郎氏’の精神を学んで、優秀な技術を世界中に流布することに積極的に力を入れるべきである。

そのためには、‘工業技術世界一の日本’の誇りを堅持しつつ、今後の世界を救う‘農業’に着目した‘農業技術世界一’の日本をもっともっと世界にアッピールすべき時期にあると思う。

そして日本国民は、その技術を以って世界中の模範となるべき考え方を今日の‘生涯方針’の中に入れるべきである。

長寿国日本の65歳以上の人々が隠居をして‘悠々自適’なんて、勿体ない!

政府が率先して、65歳以上のまだまだ働き手を海外での工業・農業指導員として積極的に派遣すべき政策を取れば、世界の経済の活性化に大いに寄与すると同時に日本の‘年金制度’の改正にも繋がるという位の‘マニフェスト’を掲げる政党はいないものか?とさえ思った。

日本が世界の‘在り方’にもっと力を入れるべき、と何故だれも言い出さないのだろうか?

多分、それは今の為政者・為政者候補に世界を見る目が無いからに違いない。

オリンピックの招致だって、日本だけで騒ぐことしか方法をを見いだせない考え方では無理である。
世界中から‘声’を出させるには、世界中に‘日本贔屓’を作ることである。

それが出来るのは‘日本人の技術’をその国の発展に寄与するやり方を日本政府が自ら政策として掲げるべきであり、日本の歩むべき道はそれしかない!

日本の‘農業技術の凄さ’の一端を、この‘コシヒカリ’の挑戦で決意され実行されている‘田牧一郎氏’に見て感動を覚えた次第である。

頑張れ!田牧一郎さん、そして日本の農業技術!

(つづく)












[2012/12/04 00:09] | 農業 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
ひこばえ(蘖/孫生え)
夏の時期に‘草刈り’をすると、温度と湿度が多いため、草は‘切られた場所’を‘頭’にして一挙に伸びて来る。

そのスピードは、通常の伸び方の数倍のような気がする。これは‘草刈り’経験者なら誰でも知っている。

メカニズムは多分違うと思われるが、‘稲’の場合も、一寸眼には‘同じ現象’が起こっているように思える。

昔は稲刈りは、10月の終わり以降だったように思う。

何故、稲刈りが早くなったかについての専門家の意見もあろうが、私は次のように考えている。勿論、‘品種改良’の効果もあり得るのだろうが・・・。

それは、‘田植え機’が普及した所為である。

では、何故‘田植え機’の所為なのか?

機械が田植えをする場合、機械的効率を上げるためには、苗の重さが軽い方がいい。機械の部品の部分で軽量化が図られるから、田植え機そのものも軽量化が図られ動力を喰う燃料費も安くなるし、機械そのものも低価格になる。

‘苗の重さ’が軽いという事は、時期的に‘早く’田植えをするという事になり、従って‘稲刈り’が早くなるという寸法である。

さて、稲刈りが早くなると‘奇妙な’現象が起こる!

それが、稲における‘ひこばえ(蘖/孫生え)’と言う現象である。

何となく、この‘ひこばえ(蘖/孫生え)’現象を、もっと上手く活用すれば、‘同じ稲の株’から、2回の収穫が出来はしないか? という訳である。

今年も我が家の近くの田圃では、早い所は8月の下旬に、遅くとも9月の上旬には稲刈りが終わっている。

9月19日の夕刻、8月の下旬に稲刈りが終わった田圃を見てみた。

予測通り、ひこばえ(蘖/孫生え)現象で、何だか田植えをして3ヶ月以上たった状態のようで、稲穂までちゃんとついていて、中身も、いわゆる‘乳状’ではなく、きちんとした‘実’になりそうな雰囲気である。

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2012年09月19日16:39 の田圃である。ここら一帯は、8月の下旬には稲刈りが終わっていた。

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角度を変えてみていると、ちゃんと田植えをして、3か月が経った頃の様子に似ている。

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更に近づいてみると、稲穂が付いていることが確認出来る。

画像ー53 061-2

稲穂はまだ付いたばかりで、中身が軽いと見えて、垂れ下がるまでには至っていない。上手い具合にここ数日強い夕立が毎日やって来るので‘水田’となっている。

画像ー53 047-2

この付近では、中身が重くなり始めているようだ。

画像ー53 050-2

ここのところまだ例年と違って、日中は30℃を越す日が続いている。それも異常であるが、これなら案外‘立派な米’の収穫が期待出来そうである。

今後どんなに成長するかをカメラで追ってみたい。



ひこばえ(蘖/孫生え)については次のような解説がある。

http://okwave.jp/qa/q2664515.html
稲刈りの後の切り株に米が実っていることがあります

Q:稲刈りの後の切り株に米が実っていることがあります。
なぜ切り株に稲穂が出て米が実るのでしょうか?
そのお米は食べられるのでしょうか?
どなたか教えてください

投稿日時 - 2007-01-14 00:17:06


A:稲の刈り取り後に生長したものをひこばえといいます。なぜひこばえが出来るかは次のように説明できます。
稲は田植え後分けつといって株が分かれて生長します。1本の苗で多いときは約50本の株になります。稲穂がついてからも分けつして株基に生長点が出来ますが生殖生長が優先されますから後から出来た生長点は生長が止まります。その後稲が十分に成長して籾が成熟すると生長点が成長してきます。

刈り取り間際の株基には小さな芽が出ています。

稲が刈り取られるとひこばえが成長を始めます。

稲は積算温度(最高気温を足した数字)で花芽分化しますから夏の高温期なので約1月で花芽が分化します。その後出穂(穂が出ること)して成長しますが十分栄養生長が出来ないためほとんどが不稔といって実が入りません。仮に生長しても稲の実を付けるのに必要な花粉を作る時期(減数分裂期といいます)には低温になり花粉が出来なくなりますから実はならないでしょう。極早生の稲なら結実しますが葉の面積が少なく同化できるデンプンも少ないので販売出来る米にはならないと思います。今生産の主力のコシヒカリではひこばえの収穫は無理です。
刈り取りの終わった水田の地温が上がり根の生長に高温障害を起こし養分の吸収が出来なくなりますから株の保っている栄養分でしか生長出来なくなるのも一因だと思います。極早生の品種で湿田の時は籾の中が牛乳のようになる(乳熟期といいます)までなることはあります。
私が住んでいる関東を基準に書きましたが暖地では登熟(稲が実ること)するかもしれませんがおそらく屑米にしかならないでしょう。

余談ですが 転作のため飼料用に栽培した稲を早刈りした後追肥すればかなりの収量が期待で来ます。

投稿日時 - 2007-01-14 10:02:03



今年の異常気象から考えると、どうやら‘余談’ではなさそうになってきたのでは?

この解説は、初めから‘稲については’‘ひこばえ(蘖/孫生え)’で収穫をすることは無理という前提で話を進めておられるようだが、アフリカなどでの‘飢餓’を考えれば、もう少し‘真剣に’お米増産の技術を積極的に開発すべきでなないのだろうか?

ひこばえ(蘖/孫生え)の方法なら、田植えは一回で済むし、2度目の収穫は極めて短期間に終えることが出来そうではないか!?

今後の世界全体での‘食糧危機’に備えて、是非是非この‘ひこばえ(蘖/孫生え)増産’の研究を前向きに進めて欲しい!

(つづく)


















[2012/09/20 08:24] | 農業 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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