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千葉県茂原市近辺の文化活動(その1):SBC第72回定期演奏会
今朝(2012年12月10日)は、この千葉県・茂原市も随分と冷え込んだ。今季初めて裏庭の小川に‘薄氷’が張った。

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2012年12月10日08:45 場所:千葉県茂原市千沢

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同上、望遠

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同上、望遠

この場所は、カニさんが夏の間には一杯いたり、巨大オタマジャクシが住んでいた小川である。このことはこの弊ブログで何度も紹介させて貰ったが、今やこんなに寒々としている。


さて、昨日(2012年12月09日)は快晴ではあったが風は凄く強かった。

茂原市で‘SBC第72回定期演奏会’が開かれたので、聞きに行った。入場料金は500円(前売り300円)也であるが、或るお方が急に行けなくなったという事で我々夫婦にチケットを下さったのである。

コンサート-1
SBCとは、Symphonic Brass-orchesta Chiba のこと。(‘千葉交響吹奏楽団’と訳していいかどうかは知らない)

会場は、茂原市東部台文化会館・音楽ホールである。座席数:338

14時ジャスト、いよいよ開演である!

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http://www.sbchiba.com/home

プログラムは、以下の通りである。

コンサート0002-2

第1部

行進曲「K点を越えて」から始まった!この曲は、作曲者の高橋伸哉氏のHPによれば、次のように解説してある。

http://www.h3.dion.ne.jp/~shin-tk/k_point.html
行進曲「K点を越えて」
 March “Beyond the Critical Point”

1999年度全日本吹奏楽コンクール課題曲
1999年発表
演奏時間:約3分

 1999年度の全日本吹奏楽コンクール課題曲だったこの作品は、各地の地方予選、支部大会、そして全国大会にいたるまで、中学校から高校、大学、職場、一般の各部門にわたり、数多くの団体に演奏されました。課題曲としての役割を終えた今日でも、各地の学校行事のレパートリーやコンサート・プログラムとして愛され続けています。

(行進曲「K点を越えて」スコアより)
 1998年、長野冬季五輪における日本人選手の活躍は、私達に数多くの感動を与えてくれた。中でも、スキー・ジャンプ団体戦の勝利は、特に印象深いものであった。
 曲名にある「K点」とは、スキー・ジャンプ競技の用語で、ドイツ語のKritisch Punkt(英:Critical Point)の頭文字「K」に由来し、着地における極限点を意味する。元来危険とされるはずのK点越えも、今日では勝敗の分かれ目となることが少なくないという。
 そのような極限点に、恐れることなく挑み続ける選手達の勇気を讃えるべく、この作品を書いた。と同時にこの曲が、日々練習に励まれている演奏者の方々への、ささやかなエールとなれば幸いである。


司会者の‘解説’をいい加減に聞いていたせいか、この「K点を越えて」が長野冬季オリンピックの時の‘行進曲’として選手の入退場の際に使われた、と聞いた積りになっていたが、そうではなかった!

長野冬季オリンピックは、1998年であり、この曲を作曲して高橋伸哉氏が発表したのは、その翌年の1999年である。上記引用資料(高橋伸哉氏のHP)にある通り、‘挑み続ける選手達の勇気を讃えるべく’長野冬季オリンピックの感動を想い起して作曲されたのである。

真剣に聞いていた積りであったが、‘長野冬季オリンピック’と‘行進曲’という二つの言葉から、そう自分勝手に、その際に演奏された行進曲と思い込んでしまったのである!

情報の伝達が難しい事は、これまで色々指摘されている通りである。‘伝言ゲーム’に象徴される通り、3~4人でもその内容は、100円が100万円に化けてみたり、お爺さんが亡くなったのにお父さんやお婆さんが亡くなった、と伝えられることは往々にしてあることだ。‘風評’もこれに似た現象で迷惑を被る人々が大勢いる。

私も「K点を越えて」をもう一度確かめなかったら、この行進曲は‘長野冬季オリンピック’の際の選手入退場の際に演奏されたものだ、と言い張ることになっていたに違いない。「だって、この前のSBC定期演奏会の時の司会者がそう言っていたのを‘この耳で’俺が直接聞いたんだから・・・」という事になっていたとすれば、‘嘘’が少なくとも私の周りには広がって行くかもしれない状態になる可能性があった。くわばら、くわばら!

危ない所だった! このブログを書くために調べ直した事によって‘難を逃れる’ことが出来た。ブログを書くことの‘良さ’が一つ証明された。

さてさて、話が横道にそれてしまったが、第1部の演奏が終わって、第2部の楽器紹介の際に、また新しい知見が得られた。

第2部

このSBKは、オーケストラではないと仰る。そう、オーケストラは‘管弦楽団’である。

このSBCは、‘管弦楽団’ではなく‘吹奏楽団’である、ということらしい。

‘打楽器’と‘管楽器’とで構成される楽団で、ヴァイオリン等の‘弦楽器’はないという。‘手拍子’は‘打楽器?’だから大いに結構と仰るのは、指揮者の一人、片岡和成氏である。な~るほど、吹奏楽には‘手拍子’は場合によっては適しているし、盛り上がる!

そういわれて気付いたのが、この楽団の覚え方。

楽団員はみんな「‘ゲン’を担がない‘神田’の生まれ」と思えば良い。‘ゲン’を担がないから、‘弦楽器’はない!

‘神田’の生まれだから、‘管’楽器と‘打’楽器 しかないという訳である。そんなことを考えながら、暖房の効いた座席でニヤニヤしていたら、‘楽器紹介’である。

コンサート0001-2
演奏をされる人だけで、40人を超す大所帯である。‘ごあいさつ’の中にもある通り、まとめ上げることに最大のご苦労があるのだろう。どなたもキチンとした収入源が別にあっての参加だと思われる。地方で文化を守るためには、多分皆さんの‘持ち出し’無くしては運営が不可能なのだろう。もっと政府はこれらの事にも関心を持つべきである。

ほぼ満席だったから、入場者を330名として入場料400円(当日500円、前売り300円)とすれば、

   400円/名 × 330名 = 13万2千円

収入はこれだけである。

会場使用料は、調べてみると日曜日の午後前半では、~1万円 だそうだから、これは格安である。

この分を差し引いた約12万円を丸々スタッフも入れた約50人に均等に分配したとすれば、

   120,000円 ÷ 50人 = 2,400円/人

練習に何度も参加した事はさて置き、この日だけの時間、練習やあと片づけまで入れれば、5時間は下らない。

つまり、単純計算、これも成り立たないことは判ってはいるが、敢えて計算すれば、時間給500円/人 にもならないという訳である。それじゃあ、入場料を500円から倍の1,000円に引き上げれば、今度はお客さんが来ないという事になって、収入は同じである。

色々な雑費、例えばカタログ代や衣装代や交通費等々を勘案すれば、皆さんには時間給のお金だって行くはずない! 打ち上げの‘ラーメン代’くらいが関の山である。

いやいや、何だか計算して見ると情けなくなってしまう!

‘文化’とは一体何なのか?政府・行政の今後の対策は?



さて、第2部の目玉は、管弦楽団中心のヴァイオリン用としてヴァイオリニストの‘葉加瀬太郎’氏が作曲した‘情熱大陸’をこのSBC吹奏楽団が、‘ヴァイオリンの音’を管楽器と打楽器で雰囲気を出そうという試みである。確かに、雰囲気は出たが、やはり‘日光の手前’(=いまいち)だった。でもでも余興としては素晴らしい発想だった!

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http://asicre.ti-da.net/e2385347.html

第3部

ロックンロール・メドレーや‘ヘイ ジュード'、それにNHKの朝ドラ「梅ちゃん先生」の主題歌‘さかさまの空’も演奏されたが、圧巻は‘美空ひばりメドレー’であった。

中でも際立ったのが、‘お祭りマンボ’である。これは、‘マンボ’だから、吹奏楽にマッチしているのであろう、これは‘中央’に出しても決して引けを取らない凄~い迫力であった!<拍手!>

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http://metastasis.exblog.jp/i72/

こんなきちんとした楽団の演奏会でも必要なのは、演奏をする人達と観衆の一体感である。この40人以上を纏め、そして観衆とのコミュニケーションにも気を配る人が必要なのである。

このSBCでは、演奏も司会役もこなされた‘片岡和成’氏がそうである。普段は何をされておられるのかは知らないが、大変なお役目である。団員も彼について行こうとしていることが我々観衆にも十分理解出来た。適当な笑いあり、巧く団員・楽器の紹介もありでこの発表会は大成功だったと思う。ただもう少し何とか資金調達が出来ないのか、これが悔しい想いであったが・・・。<お願い:戻って来てこの‘SBCのHP’( http://www.sbchiba.com/home )を覗かせて貰ったが、これでは情報が中々伝わらない。どなたかが本気でHPの改善をされればもっと人気が出るに違いないと思った。>

アンケート用紙に、「今後演奏して貰いたい楽曲があるか?」の質問に「‘演歌’を是非吹奏楽団で!」とお願いをして、終了後の団員の皆さんの暖かいお見送りを受け、厚かましくも‘片岡和成’氏と握手をさせて貰って会場を後にした。

16:10、外はまだ木枯らしが吹き荒れていた。

(つづく)

次回(その2)は、近々開催される茂原市近郊での‘文化’的活動についてのご紹介を。

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[2012/12/10 10:28] | 学習と文化 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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