2013年05月26日(日)は、大相撲夏場所・千秋楽!日本の大相撲ファンのほとんど皆が、稀勢の里が、今日は勝って、出来れば横綱・白鵬に土がついて、
‘優勝決定戦を!’と望んでいたに違いない。
ところが、結果は、稀勢の里が敗れ、白鵬が勝って、全勝優勝という幕切れとなったのである!褒め称えるは、白鵬で、30連勝である。<拍手!>
稀勢の里は、準優勝ではあるが、2敗であるから、二つの差が付いた。これでは来場所に有利な判断はされ得まい!
稀勢の里の無残な負け方、ここ一番で踏ん張れない!これでは、横綱昇進は難しい!
日本中の大相撲ファンが大いに期待していただけにその‘嘆き’は大きい!
負けても、まあ許されるのだが、
負け方が悪過ぎる!相手の大関・琴奨菊が強過ぎたのではない!昨日、あんなに横綱を苦しめたのに、この粘りの無さは?一体どうしたというのだろうか?
TV画面で追ってみた!(以後の写真は、全てNHK・TV放映画面をカメラで撮影したものである)
2013年05月26日17:16 遂にその時刻が近付いてきた!三役揃踏みである。
先ずは、東方から。扇の要の位置に横綱・白鵬。そして、向かって左が、角番大関・琴欧州、そして右が我らの稀勢の里。この東方でも、日本人は稀勢の里のみ。
替わって、西方。逆要の位置に大関・鶴竜、向かって左に横綱・日馬富士、そして、右が今日稀勢の里と対戦する大関・琴奨菊。此方も日本人は、琴奨菊一人のみ。つまり、三役揃踏みの6人中、日本人は2人という訳である。これで‘国技か?’誰もが投げかける‘疑問と不安’である!
この表情からは、‘卒意’のこころが見て取れる。決して‘勝ち’を意識しているようには思えない。
撮影している時には気付かなかったが、森・元首相の顔が偶然写っている。多少心配そうな表情ではあるが・・。
ここだって落ち着いている(ように見える)。
土俵下では、横綱・白鵬が、無表情で下を向いている。
確かに、稀勢の里は、琴奨菊を苦手としていた。対戦成績を見れば判る。しかし、しかしである。この一年間の対戦では、稀勢の里が5戦5勝である。誰が稀勢の里の負けを予測しただろうか?
最初の仕切り。普段は、ここで、‘パチパチ’と瞬きをするのだが、今場所は違った!
琴奨菊の動作が遅れているのかそれとも稀勢の里の動作が早過ぎるのか?一瞬不安が横切った!
でも、塩を掴んだ時の表情に焦りはなさそうだった!
これなら行けそう!
でも、森・元首相は不安な顔をしている。森・元首相は、元‘ラガー’だから、スポーツマンの心が読めるのだろうか?
これはいい表情だと受け止めたのだが・・・。
一つ前の対戦で、大関・鶴竜を破って、やっと勝ち越しを決めて安堵した大関:琴欧州と横綱・白鵬が土俵下に鎮座して対戦=大戦を静かに見守っている。
さあ、行事の軍配は反った!立会である。
対琴奨菊の場合‘立ち合い’が極めて重要である!言っちゃあ悪いが、琴奨菊は、足が短いから必然的に‘腰の位置’が低い! 十分に腰を落としていなければ‘ガブリ寄り’を喰う危険性がある。こんなことはよ~く稀勢の里は知っているから大丈夫だ!
この画面で注目して貰いたいのは、中央左の女性の動作である。勝負が決まった時の彼女の‘仕草’が国民の‘嘆き’の象徴である!(後出)
さて、制限時間一杯!
手を降ろして! と行事が言っているが、どうも琴奨菊はいつも通り、‘キチンと’手を土俵につかない癖がある!そして、‘腰が低い’から、ガブリ寄りに向いているのだが・・・。
さあ立った!完全に踏み込まれている!
土俵下の横綱・大関の表情が曇っている!稀勢の里の不利は立ち合いにあった!
完全に‘腰の位置’の高さが違う! こう攻められては、稀勢の里でなくても横綱・白鵬だってこの状態からは脱出出来ない!これは全く琴奨菊の作戦勝ちである。こんなこと予測できた筈なのに!
心やさしい‘琴欧州’が何とも言えない表情で見上げている!
稀勢の里の完敗である! この一瞬で彼は横綱という地位から大きく遠ざかってしまった!
この稀勢の里の表情は正に‘転落’のそれである。これは期待外れ!希望が無くなった瞬間である!
ここで、先程‘紹介した’女性のしぐさと表情を見て欲しい! この画像だけを見ると‘やった、万歳!’のように見えるから、ひょっとしたら、琴奨菊の親戚?と思えないこともないのだが・・・。次の画像では、・・・・!
万歳(?)の手で、口元を覆っている!これは‘悔しい驚き’の表情だろう! 稀勢の里のファン皆がこんな気持だったに違いない! ご苦労さま! 正に‘転落’を絵に描いたようだった!
勿論、会場からの‘ブーイング’はなかったが、これまた人のいい大関・琴奨菊のこの表情、何とも居た堪れない表情である!ご本人は堂々と勝利したのに!
人生の‘ドラマ’ってこんなものかもしれない!(一寸、偉そうに!
)
勿論こんなドラマもあってもいいが、やはり大相撲の横綱は日本人が・・の思いは消えない!
それにしても、堂々の全勝優勝の横綱・白鵬のインタビューは素晴らしかった!
「稀勢の里のお蔭で、私も元気が出た!そのお蔭で優勝出来た!彼が早く横綱になれるようファンの皆様彼を応援してやって下さい!」「腕に擦り傷が出来たのも久し振りです!」
何と言う余裕だろうか? 普通の一般社会では、この横綱の歳(28歳)では、会社に就職したての‘若僧’である。相撲の世界では‘ドッグイヤー’なのだろう。
大関・稀勢の里殿、
来場所全勝優勝を目指せ!これは、日本国民からの
‘業務命令’である!
(つづく)