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延命十句観音経
「延命十句観音経」というたった‘42文字’のお経がある。

佛画には‘賛’と言うのあることはご承知の通りである。

‘賛’は普通佛画(佛画に限らず)を描いたご本人が書くものではない。誰にも頼めない場合、自分で‘賛’を書くのである。それを‘自画自賛’という!

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B3%9B
絵画と賛[編集]

賛(さん)はまた画賛(がさん)ともいい、東洋画において、主に鑑賞者によって作品に書き加えられ、書作品また文芸作品として、もとの作品の一部とみなされる鑑賞文、賛辞絵画作者自らが賛を書くことを自画自賛という。


実はある人から「佛画を描いたので、‘賛’を是非!」とお願いされたのである。

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http://www.miyajima-jp.com/column/post_77.html

通常は、‘賛’としてお経の文句を書くとしたら‘般若心経’と決まっている(?)のであるが、‘262文字’は字数が多過ぎる。もっと字数が少なくて経典の真髄が表現されている‘お経’はないのかと思っていたところ、

「延命十句観音経」

が良いということになった。

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さて、そもそも「お経」とは何か? 

‘お経’という言葉は知ってはいるが、‘何のために’までくらいは知っていても‘種類の数’や‘それぞれの内容’やそれらの‘歴史的意義’といわれると案外1%の人が知っているのだろうか?と言われるくらい知らないものである。

そして、ほとんど‘お経の文句’として使われる場合が圧倒的に多い!

何か判らないことをぐつぐついう人がいると「あの人‘お経の文句’みたいに判らないことをぐつぐつ言うのよ!」と表現される。

つまり‘お経の文句’とは、始めから‘判らないこと’の代表として使われている、と言うのが‘当たり前’の常識となってしまっているのである。

勿論、これは流布する側にも一部の責任があったのだろう。

兎に角「なんまいだ~!」とだけ唱えれば‘極楽浄土’へ行ける(?)というのだから、こんなに‘極く’‘楽な’方法はない! (註:なんまいだ~は「南無阿弥陀仏」のこと)

その‘深~い意味’や‘歴史的意義’等関係ないのである!

勿論、宗派によって‘唱えの文句’(この言い方も)は異なる。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q106385960
お題目
南無妙法蓮華経・・・・日蓮宗、日蓮正宗、創価学会等日蓮系

念仏
南無阿弥陀仏・・・・・浄土宗、浄土真宗、真宗大谷派等々本願寺、浄土系

お経
般若心経・・・・・・・天台宗、真言宗、禅宗系等々


改めて、‘お経’とは?

http://www.janis.or.jp/~nkdseweb/users/sairyuta/tera/okyo.html
お経とは、仏教徒のための教えをを説いた「経典」のこと。キリスト教の「聖書」、イスラム教の「コーラン」に当たる。

言語 ・・・ 小乗仏教はパーリ語、大乗仏教はサンスクリット語。日本へは、中国から中国語で伝わる。そのため、漢字で 書かれている。
伝達 ・・・ インドの経典が、中国を経て、朝鮮から日本に伝得られた。
訳者 ・・・ 玄奘三蔵がインドより持ち帰り中国語に翻訳したのが有名。
作者 ・・・ 小乗仏教の経典は、釈迦入滅後十大弟子と500人の弟子により口伝されたものを、数百年後に文章化。

大乗仏教は、後世の仏教徒たちが、これが釈迦の真の教えであるとし、創作したもの。
種類 ・・・ 俗に八万四千といわれているが、正確には不明。

内容別 「教」・「律」・「論」の3種類。全部あわせて三蔵経とか大蔵経、又は、一切経という。
「教」 釈迦の教え。これが本来の意味の「お経」
「律」 僧が守るべき社会生活上の掟。
「論」 後世の仏教学者によるお経の内容の注釈。

教義別 「小乗仏教」 小乗経典(釈迦が弟子達に説いた教え)
「大乗仏教」 大乗経典(釈迦の教えを信者達に説くための経典) --- 般若心経等がこれに当たる。
「密教」 密教経典(密教の奥儀を説く。基本的には大乗経典に属す)

その他
浄土三部経

「仏説無量寿経」二巻、 「仏説観無量寿経」一巻、 「仏説阿弥陀経」一巻の 計三典の総称。
浄土教の根本聖典。


ということは、‘延命十句観音経’は、大乗経典を‘般若心経’よりももっと簡単にしたもの(この解釈正しい?)だから、この‘42文字’の中に‘コンデンス’されている。

その‘上’を行くのが‘なんまいだ~!’といえないこともないが‘なんまいだ~!’は‘南無阿弥陀仏!’だから‘阿弥陀様’に帰依します、と言う事だけで大乗経典のコンデンスではない!

般若心経:262文字(最後の‘般若心経’の4文字を除いた字数)

延命十句観音経:42文字

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%81%E5
%8F%A5%E8%A6%B3%E9%9F%B3%E7%B5%8C

『十句観音経』(じっくかんのんぎょう)は、仏教経典の一。別名を『延命十句観音経』(えんめい―)とも言うが、「延命」の二字を付け加えたのは江戸時代の臨済宗中興の祖といわれる白隠である(後述)。
大乗経典の観音経系経典に属し、わずか42文字の最も短い経典として知られる偽経だが、古来ただ何度も唱えるだけでご利益を得られるとされており、人気が高い。(註:偽経については別途)

観世音。南無仏。 (観世音菩薩に帰依します)
与仏有因。与仏有縁。 (我々にも仏と同じ因果の法則があり、また縁でつながっています)
仏法相縁[1]。常楽我浄。 (仏と法の縁によって、私たちは常に心を清らかにし、楽しく過ごせます)
朝念観世音。暮念観世音。 (朝にも夕べにも観世音菩薩を念じます)
念念従心起。念念不離心。 (この念は仏心から起こり、また心を離れません)


日本[編集]

日本では、霊元天皇が最も霊験あらたかな経典を霊空和尚に探させた結果、これに行き着いたという伝説がある。しかしこの伝説は江戸時代に白隠が『延命十句観音経霊験記』に述べている以外に裏づけがないようである。白隠は上記の他いくつかの伝説を採り上げ、偽経といえどもこれだけ霊験があるのだからと、人々に唱えることを推奨し、『延命十句観音経霊験記』をあらわしたため普及した。現在も白隠の再興した臨済宗を中心に、日常の読経や写経などに用いられている。
また、本来の「観音経(妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二十五)」は、短い偈文(世尊偈)部分のみでも500字を越える長大な経典であり日常の読経としては長すぎるため、代用として十句観音経を読むことも行われており、鎌田茂雄などの禅僧がそれを薦めている。

エピソード[編集]

1966年、第1次佐藤第3次改造内閣の坊秀男厚生大臣は、国会において自身の弾劾演説を受けている最中、精神を落ち着かせるために手帳に懸命に十句観音経を写経していた。このことが禅僧の松原泰道の眼に留まり、松原は後にこれを著書で取り上げた。松原の著書の推薦文は坊が書いている。


と言う訳で、佛画に‘賛’を書く破目(?)になった!

何十枚も練習をしての‘習作’が上記の文字である!

そして、これが佛画に‘賛’として書かれた際にはまたこのブログで・・・。

(つづく)

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[2013/06/29 23:50] | 宗教 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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