日曜の朝8時、可能な限り必ず欠かさず見るTV番組がある。
それは、NHKの‘小さな旅’という番組である。この番組の紹介には、‘首都圏’を付けなければならないらしい! 何故って? それは、全国版ではないから、らしいのだ。 そう言えば、多少の例外を除いて、訪ねるところは首都圏が多い。 でも今回(2013年10月20日)の訪問地は瀬戸内海である!例外なのだろうか? 私は、数年前に四国・愛媛県新居浜市に勤務したことがあり、その時の資材の仕入れ先が岡山県だったこともあって、今回の‘小さな旅’の‘主人公’(??)である‘宇高連絡船’には何度も載せて貰った経験がある。 それだけに、何だか‘親戚の伯父さん’に出会ったような気がした! 昔は、‘宇高連絡船’という呼び名だったために、そう書かせて貰ったが、現在は、「四国フェリー・瀬戸内‘宇高航路’」というのが正式な呼び名のようである。 今回の取材は、下の地図に示された瀬戸内海の一帯である。 ![]() http://www.nhk.or.jp/kotabi/
今回の旅での取材は上記の通り、次の3つから成り立っている。 ① 四国フェリーの乗務員の日常とそれを支える組織と人達 ② そのフェリーの元船長さんが、切絵でその思い出を・・・ ③ この海峡で世界一の鯛やたこを獲る漁師 先ずは、 ① 四国フェリーの乗務員の日常とそれを支える組織と人達 ‘宇高連絡船’が廃止になって、もう岡山県・宇野と香川県・高松との連絡船は無くなったと思っている人が多い。勿論、地元の人達は知っているから、そうではないが、普段それに関わりの無い人達は、フェリーがあることに驚く。 実は私自身も四国・新居浜へ行くまではそう思っていた。 ![]() 2013年10月20日08:00 さあ、いよいよ始まり始まり! でも、一体‘夢の航跡’の‘夢’って誰の夢? ![]() このテーマ音楽がいい!もう何十年も聞き慣れているから・・。 ![]() 背景は、岡山県! ![]() 正に、航路銀座! 行き交う船の多い事。上記の通り、一日500艘の船が通ると言うから・・・。 ![]() 一度のシャッターで、何隻もの船を捕えることが出来る! ![]() そんな訳で、ここの海上交通センターで‘交通整理’がなされているという。知らなかった! ![]() 何人もで確認しながらの‘指示’なのだろうか? ![]() ‘工事区域’とは何かは知らないが、この情報を‘管制官’が忘れると、それはもう大変な被害が双方に出るに違いない。やはり、極めて重要なお仕事である。この航路の船には何度も乗ったことがあるが、甲板に出て‘いい空気!’ってなことを言っていたが、その裏には安全を守って戴いている人々が大勢居る、ということだ。 ![]() 航行中の船がどこにいるかが、一目瞭然だが、船と海上交通センターとの通信が途絶えたら、これも大事故に繋がりかねない! 無線システムの重要さが今更ながら・・・。 ![]() 相互の通信だけでなく、監視カメラも重要な任務! ![]() こちらは、岡山県の‘宇野港’。 ![]() 乗りこみが始まった。 ![]() さあ、出発! ![]() 高松までは、凡そ一時間!この間に瀬戸内海の美しい島々が観れる! ![]() いつもこの船に乗っている人達にとっては、外の景色はもう見飽きてしまっているのだろう!休息の時間という訳だ。 ![]() 高松の学校へ通っている学生さん達にとっては、いい勉強時間でもあると言う。 ![]() デッキには、自動販売機も当然あるし、椅子もある。眺めは最高である。船内では‘うどん’などの軽食も販売されている。このうどんは‘讃岐うどん’だから、美味しい!(今回の放映では紹介されなかったが・・・) ![]() そして、この船だけにしかない(と思われる)無料の銭湯!その名も‘土佐の湯’!何でェ~?? ![]() 大型貨物の運転手さん達が、一時間の間に‘旅の疲れ’を流すという。この存在は知ってはいたが、入ったことはない。 ![]() 段々高松港が近づいてきた。 ![]() 宇高航路は地図の通り。 ![]() 上空からの映像も撮らなくてはいけないから、この取材も大変である。 ![]() 島影を縫って船は順調のようである。 ![]() 上記の通り、航行する船は、時間通りに通り過ぎる訳ではないから・・・。 ![]() 操舵室での‘目視による’航行が必要である。 ![]() 甲板員のこの人と・・・ ![]() この船長さん二人が、船の命を預かっている!勿論船事態の管理の人達も必要なのは言うまでもないが・・。 ![]() 航路に障害をきたすと判断すれば、直ぐに船を安全な方へ移動! ![]() 舵を元に戻せ!と船長が大声で・・・。 ![]() さあ、高松港に接岸。 ![]() 目視で接岸の状況を判断。これも甲板員の彼の仕事。 ![]() その様子を船長に無線で伝える! ![]() 今度は船長の腕の見せ所! ![]() 無事接岸! ![]() 今度は、降りる人や車の交通整理。次から次に仕事が待っている!しかも、気を緩めると事故に繋がる。緊張のしっ放し、だという。 ![]() 荷物満載の大型車が降りてゆく。さっきお風呂に入っていた人達だろうか? ![]() 続いて、乗客が降りて行く。 ![]() 続いて乗用車・・・。 ![]() ここで船は、15~30分の休憩。 ![]() このお二人、学校が同じの先輩後輩の仲らしい。 ![]() 沖には大型船が・・・。 さて、ここで‘宇高連絡船’のご紹介! ![]() 昭和24年に‘宇高連絡船’が、国鉄の管理下で・・・。 ![]() 列車ごと船で運ぼうと言う計画。昭和24年と言えば、私は小学校4年生。九州の片田舎にいたのだが、まだTVもなかった時代に、この‘宇高連絡船’の‘開通’のことは知っていた!だから、今でも‘宇高連絡船’と言わないと‘ピッタリ’来ない。 ![]() 線路を‘陸と船’でピッタリ合わせないといけないのだから、それは大変だったに違いない!だって、片っ方は‘揺れている’のだから・・。 ![]() 上手く乗り移すことが出来るか、国鉄職員が息を飲んで見守っている! ![]() 上手く行けばそれから約一時間は船の旅!‘安楽車’とは、国鉄職員の発想なのだろう! ![]() これが当時の‘宇高連絡船’! 何回かの悲惨な沈没事故が起こってはいるが、今回の放映では取り上げられなかった! ![]() そして、四国瀬戸大橋の開通!昭和63年(1988年) ![]() 乗組員は、何回かの交代はあるものの、夜間の仕事もある。 ![]() ほとんどが船内自炊。 ![]() 機関長さんは全くの自炊食だが、甲板員の彼は、新婚さんらしく‘おかず’は愛妻おかず持参という! ![]() やっぱりこっちが美味そう! ![]() 彼の活力は、やはり! それにしてもNHKさんも気を使って、そこまで取材!この取材で彼はもう一生この会社に尽すこと間違いなし! ![]() これが彼の母校。 ![]() ここまで宣伝して貰えば言うことなし!間違いなく‘船長’さん候補! ![]() また、彼の笑顔がいい! ![]() 正に恵まれた職場! ![]() こんな素晴らしい夕日って、そんなに見られない。 ![]() ここで、次の話題に・・・。(その話題は明日のこのブログで) ![]() 夜の勤務も厳しい! 衝突事故は、やはり夜に多いとか・・。 ![]() 無事夜の勤務も終わったようだ。ご苦労様! ![]() 朝日がまた昇って来た!こんな朝日も滅多に他所では見られない!瀬戸内海では、朝日も夕日も拝めるのだ。 ![]() 今日も元気で・・・。 ![]() 今朝は高松港からの出発! 冒頭に書かせて貰った‘夢’は、やはり甲板員の彼の‘夢’だったのだろう! 彼は、勿論夢に向かって今日も頑張っているに違いない! (つづく) スポンサーサイト
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