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皇居前の噴水
皇居前の噴水

噴水は芸術である!

人を驚かせようという意図が初めからあったり、「どうだ世界一だろう!」という‘野望’が見え隠れするのは、芸術ではない! これは‘商売’の範疇であるから、いくら見事であっても‘下品’である!

ラスベガスの噴水、ドバイの噴水等など、みんな素晴らしいが、何となく‘品’がない!
それは、‘客集め’という下心がみんなに判ってしまっているからである。
従って‘感動’が残らない!
技術が優れていても‘感動’を与えることが出来なかったら、残念ながら‘芸術’の範疇から出て行ってもらうしかない!

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http://longway11.exblog.jp/10860272/
ラスベガスの噴水

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http://platinumtelescope.blog69.fc2.com/blog-entry-304.html
ドバイの噴水

ドバイの噴水に至っては、「ラスベガスに負けるな!」の匂いぷんぷんで、技術者が‘お金に心を売った’としか思えない腐り果てた心根が真っ先に感じられて、とても芸術とは程遠いものとしか私には映らない! 勿論‘僻み根性’もあるにはあるのだが・・・。

さて、そんな訳で、皇居前の噴水を見てみると、そこには‘卒意’の芸術魂が見られる!

‘卒意’とは、この弊ブログで、何度も‘卒意の書’として取り上げたのであるが・・・。

http://kissyarita.blog.fc2.com/blog-entry-272.html
卒意の書

 私たちが筆を手にするとき、必ずと言っていいほど、誰かに見せる見られるということを前提に書くものです。書道展や展示会、あるいは競書に出品する作品はもちろんのこと、日常の手紙や署名にしてもそうです。
 人の目に、少しでも上手そうに、きれいに、達筆そうにみられたい。これは誰もが抱くごく自然な心情です。ましてや、「書は人なり」とか「書は心画なり」などと言われれば、なおさら人目を気にしないわけにはいきません。当然、人目を意識して書かれるものは、練習を積み、多くの枚数を費やすことになります。だから、そこには力作が生まれます。
 こうやって書かれた書は、本人の努力のかいあって、字形は整い、線は練れて立派なものでしょう。どこにもスキがなく、失敗もない洗練された書には、確かに感心させられるものです。でもこれは、あくまでもよそ行きの書の姿です。本当の意味での「書は人なり」の書でしょうか。正装し、背筋を伸ばし、行儀を整えるのは、他者に対する姿勢です。それが、平素の自分自身の姿でしょうか。人は絶えず緊張ばかりはしてられません。リラックスして、心を解き放った心身こそ、その人の本来の姿ではないでしょうか。そういう心持ちで書かれた書とは、どういうものなのでしょう。
 かの書聖王羲之は、のどかな春の日に、一族知人を招いて宴遊会を催しました。豊かな自然の中で、酒を飲み、興が乗っては詩を作る。宴は人々を楽しませました。多くの詩ができ、寄せれたところで、王羲之は序文蘭亭序をしたためることにしました。楽しく心地よい酔いにまとわれた筆は、全くの即興で紙面に墨跡を残していきました。書き上げたなら、すぐに見せようという気は無く、後で清書するつもりだったのでしょう。ですから、行間に脱字を書き加えたり、字を消して書き直したりしている部分があります。作品作りという計算などない、自然体の書です。にもかかわらず、同じ文字はすべて字形を変えて表現するという変化の妙を示している所などは、さすが書聖と言われるゆえんでしょう。後日、あらためて清書した王羲之ですが、何枚書いてもうまくいかなかったそうです。あの時の、あの雰囲気の中で、自然に書かされた筆致には及ばなかったのです。きちんと書き上げようという緊張感が、書聖の筆にもプレッシャーを与えたのでしょう。あきらめた王羲之は、ミスのあるのは承知で、我が最良の作として伝え残すことにしました。体裁良く作られた完成品より、失敗は有れども筆勢豊かな作を上としたのです。この王羲之の書に対する姿勢の中に、自然体の書(卒意の書)の価値を見出すことが出来ます。


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小山天舟著 「書に道をもとめて」より

皇居前の噴水には、ラスベガスやドバイの噴水に見られるような‘けばけばしさ’や‘奢り’が一切見られない!

この皇居前の噴水公園の正式名称は、‘和田倉噴水公園’という。

http://www.geocities.jp/tokyo_saunterer/a035200.htm
和田倉噴水公園は、 国民公園皇居外苑地区の一角和田倉地区にある公園です。 昭和36年(1961)天皇陛下(当時皇太子殿下明仁親王)のご成婚を記念して造られ、面積は15,000㎡あります。 その後皇太子殿下のご成婚記念で平成7年(1995)6月噴水公園が再整備され、 新しく水の流れ落ちる施設やモニュメントが造られました。 噴水の水は、お濠の水を濾過して循環使用しているとのことです。


和田倉噴水公園-2 - Google マップ0001
‘Google’マップ。皇居前の和田倉噴水公園

和田倉噴水公園 - Google マップ0001
‘Google’マップ。皇居前の和田倉噴水公園

日比谷通りの交番の横から橋を渡った。

立派な‘擬宝珠(ぎぼし、ぎぼうしゅ)’が目につく!

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2013年12月25日15:28 パレスホテル東京と擬宝珠(ぎぼし、ぎぼうしゅ)。似合わない!

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東京海上本社ビルと擬宝珠(ぎぼし、ぎぼうしゅ)。これも全く違和感がある!

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東京銀行協会ビルと擬宝珠(ぎぼし、ぎぼうしゅ)。案外、イケるかも?

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やっぱり一番ぴったりなのは、お城の石垣!

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噴水から出た水に‘銀杏の葉’が浮いて流れている! これも中々の風情があってよろしい・・・。

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こちらが、日比谷公園方向の噴水。

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そしてこちらが、パレスホテル側の噴水。

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‘品のいい’噴水が始まった!

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こちらも負けじと・・・。

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こちらは、今度は‘水の壁’が・・・。

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上から水が落ちて来るのだから‘噴水’とは言わないのかも知れない!
‘逆噴水'?これも可笑しい!

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よ~く見て下さい!透明幕が・・・!

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画面右下には、撮影者の自分の影が・・・! 丸い貝(?)の向うに警備員らしき人影が・・・。

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何だか私のために、透明水幕の向うに立って頂いているようで・・・。

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拡大!

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そして、また拡大!  実は、実際に見た場合とカメラで撮影した画面とは大きく異なる! 
実際に見ている場合には‘残像’のお蔭で、‘全く透き通った映像’として脳が感知するのだが、カメラで撮影すると残像効果が無くなって、ざらざらした画像になってしまう!

嘘と思うなら、実際に現地へ行って試して見ては?

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これは、少し透明度が高く・・・。

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和田倉門の方へ抜けて東京駅へ・・。スワンが、2羽!

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芸術性とは、やはりこんな落ち着いた雰囲気から・・。

(つづく)
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[2013/12/26 23:28] | 芸術 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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