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ジャカランダと桐
ジャカランダ(jacaranda)という木がある。

ジャカランダ(jacaranda)
ジャカランダ(jacaranda)<オーストラリア・ブリスベン>
 http://photozou.jp/photo/show/96350/5481530

ジャカランダ(Jacaranda) は、円錐花序に芳香のする薄紫色の花を付ける ゴマノハグサ目ノウゼンカズラ科ジャカランダ属の落葉性高木です。 花(花冠)は、漏斗状で、先端が5裂します。花後に成る丸い扁平な莢状の朔果には、たくさんの種子が入っています。
別名でキリモドキ(桐モドキ)と言われるように、ジャカランダの花は、 キリ(桐) に似ています。 葉は、細く羽状複葉で対生して付き、熱帯地方で清涼感を与えています。 マウイ島では街路樹になっています。
アフリカン・チューリップ・ツリー(African Tulip Tree)、 ジャカランダ(Jacaranda)、 ホウオウボク(鳳凰木) は、熱帯3大花樹とされます。
通常、ジャカランダは高木ですが、矮小種の ジャカランダプベルラ×カローバ もあります。

一般名:ジャカランダ(Jacaranda)
学名:Jacaranda mimosifolia(ジャカランダ・ミモシフォルア、=J. acutifolia Humb)
別名:ジャカランダ・ミモシフォルア(Jacaranda mimosifolia)、キリモドキ(桐モドキ)
分類名:分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱ゴマノハグサ目ノウゼンカズラ科ジャカランダ属(キリモドキ属)
原産地:アルゼンチン、ブラジル等、南米
樹高:20m 花色:青紫 開花期:6月(日本)、4~5月(ハワイ) 結実期:7月(日本)
http://www.kagiken.co.jp/new/kojimachi/hana-jacaranda_large.html



これまでこんな木があることさえ知らなかった。
日本人だから‘桜の方がいい’とは思うが、この‘ジャカランダ’の花もなかなかの物である。‘桐モドキ’とも言うそうだから桐と比較して見た。

ジャカランダの花ー2
ジャカランダの花 http://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3
%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:
Jacaranda_mimosifolia_flowers_and_leaves.jpg


ジャカランダの花
ジャカランダの花 http://australianpelican.blog54.fc2.com/blog-entry-60.html

桐の花ー0
桐の花 http://shashin-haiku.jp/archives/203/201005

桐の花ー2
桐の花 http://okuyatoto.way-nifty.com/biog/2010/week19/index.html


どちらの花も見事である。桐については、日本人は‘桐のタンス’や‘桐の下駄’は思い出すし、‘桐のご紋’も直ぐに思いだすが、‘桐の花’を見せられて、「これが桐の花だよ!」と言える人はそういないのではないか?

◆桐の木と花◆
桐はゴマノハグサ科の落葉広葉樹で東アジア特産の植物で、つぼみが前の年にでき、翌年の5月頃枝先の円錐花序に薄紫色の花を咲かせます。花冠は5、6センチで、花の先が唇形に五裂に分かれています。
桐の木は、高さが8~15メートルになります。会津桐、南部桐、地桐などと呼ばれるが、全て同一種(ニホンギリ)の生育環境の違いによるものです。また、タイワンギリ、アブラギリ等はニホンギリとは別種のものです。

東京近郊では、5月始めの頃(新潟方面では下旬頃)藤の花とよく似た色の花を咲かせます。桐の群生している地域で一斉に花を咲かせるさまは、ソメイヨシノの満開かと見間違うばかりのうつくしさです。
私共の本社では裏の川に沿って桐の花を数本植えています。未だ若い木で花は咲きませんが、花の咲く樹齢となれば東京下町のちょっとした名所になるかもしれません。

◆桐は草の仲間?◆

桐はゴマノハグサ科(ノウゼンカヅラ科とする説もある)のなかのキリ属に属する植物です。
ゴマノハグサ科は世界で180属3000種あるなかで、高木となるのはキリ属だけで他のほとんどが草本です。桐の木の中心部は必ず穴があいて空洞となっています。この空洞は苗木の段階からあり、それはあたかも草の茎そのものです。

桐の木の年輪

桐を育ててみると桐は草の仲間だと実感します。
 1~2年目はするすると伸びて、まるで大きなヒマワリといった印象です。そして年々木らしくなってきます。表面の皮も若いうちは滑らかですが年を経るうちに硬くゴツゴツした物になります。熟練した桐箪笥職人は表面の皮をみればだいたいの樹齢、産地がわかります。
 また私共ではよくお客様に桐の説明をする時の特徴をご理解頂く上での話のとっかかりとして、「桐は草の仲間です」とお話します。

◆なぜ日本にだけ桐の箪笥があるのでしょう?◆

 桐の原産国は中国といわれますが、桐を家具用材として用いるのは日本だけ(箪笥の内部などは韓国などでもあります)です。桐といえばなんといっても「桐箪笥」ですが、箪笥は江戸時代初期から普及し始めたといわれます。
当時一般に収納に用いられた車長持が明暦の大火(1657)の時、家財道具をいれて持ち出された際に被害を拡大させた為、その後禁止令が出され、変わって箪笥が一般的になりました。
箪笥の用材としては、杉、欅、桐等がありますが特に江戸・大阪など大都市部では桐の箪笥が発達しました。

 東大名誉教授竹内均氏の著書によれば、「桐の箪笥が他の素材に比べて火災に強く大切な着物を守ってくれる。桐は火の海に巻き込まれると、表面は黒焦げになってしまいますが、内部に細かい空洞がたくさんあって熱伝導が非常に悪いので、中の着物が大丈夫な為、火災の多かった江戸時代桐の箪笥が大流行した。」と記載されています。

 木造住宅が多く人口密度が非常に高い江戸時代の大都市圏の状況を考えると、日本にだけ火災に強い桐の箪笥が普及したのは納得のいく説明だと思います。
 桐の箪笥が火災に強いというのは意外に感じる方も多いと思いますが、現在でも火災にあったけど中身が無事だったという経験を持つ方のお話しをよく聞きます。確かに桐箪笥を燃やしみると表面は焦げますが中まで火はなかなか入りません。ただしいくら桐箪笥が火事に強いといっても程度の問題ですので過信は禁物です。火災は出さないのが一番です。念の為。 

 ところで桐屋というのは、桐の材から製品まで「桐専門」の業者が多く、すなわち桐とその他の木材の原材料・生産・流通は別になっているのが普通です。ですから桐材屋さんは、桐以外の素材をよく「雑木(ゾウキ)」と呼び、桐箪笥屋さんは桐以外の箪笥を「堅木(カタギ)の箪笥」と呼びます

桐屋田中のロゴ
http://www.kiriyatanaka.co.jp/kiri_hanashi.html



桐のタンス
桐のタンス http://item.rakuten.co.jp/lavender-house/717844/

桐の下駄桐の紋
桐の下駄と桐の紋 http://store.shopping.yahoo.co.jp/ichi529/16-027.html  
http://www.ttrinity.jp/shop/D-009457/design/1109611

桐の花 満開
満開の桐の花 http://blog.goo.ne.jp/goo13602008/e/dd0c2bc2d1cddff88f0fa995289ef0e9

桐の花の満開ー2
満開の桐の花 http://www.ekisuta.jp/dejikame/souko2009.html

桐の花の満開ー3
満開の桐の花 http://www.ekisuta.jp/dejikame/souko2009.html

ジャカランダゴマノハグサ目ノウゼンカズラ科ジャカランダ属(キリモドキ属)
ゴマノハグサ科(ノウゼンカヅラ科とする説もある)のなかのキリ属に属する植物

とあるから、専門家としてはハッキリ区別があるのだろうが、ど素人の我々には区別はつかない。
花を見たって両方を一度に見て比較すれば、基礎知識があれば判るかも知れないが、一つずつを見ても到底区別はつかないに違いない。

ところで、桐の葉と花を素材にした‘家紋’が‘高貴な家紋’と聞いたことがある。

桐の紋について

桐の葉と花を形象化したもの。桐の種類は多いが、白桐といわれたものが紋章となった。聖王の出現を待ってあらわれる瑞鳥鳳凰のとまる嘉木といわれ、瑞祥的意義にもとづく。平安・鎌倉時代、桐・竹・鳳凰一組の模様が天皇のみに用いられ、黄櫨染の袍に織り込まれていたのが、のちに桐だけが取り出され、公的な天皇の象徴となった。家紋として、古くは『蒙古襲来絵詞』の大矢野氏(天草)の幡に描かれている。桐紋を下賜された人物で、足利尊氏・豊臣秀吉は特に有名である。また、三好義興・松永久秀・上杉謙信らは将軍足利義輝から戦功の賞として与えられ、織田信長・細川藤孝は足利義昭から与えられた。
 秀吉が桐紋を賜わってから、桐は菊についで名誉ある紋となり、諸大名の間で大流行を生んだ。のちには禁令まで出すにいたったが、それでも家紋にしたがる者が絶えなかった。幕末には、大名、旗本のうち、桐紋を用いる家は全体の五分の一にもおよんでいる。珍しい例では、秀吉の築造した姫路、大坂、伏見、名護屋の各城の瓦等に、桐紋が見られる。
 桐紋は、花と蕾の数で分けると、五三の桐、五七の桐、五四の桐、九七の桐、七五三の桐、十三七の桐などがある。花梗と外形で見ると、太閤桐、対州桐、嵯峨桐、花桐、乱桐、光琳桐などに、特長がある。ほかに、桐竹、浮線桐、桐蝶、浮線桐蝶、桐車など、変形紋も多い。
http://www.genbu.net/sinmon/kiri.htm



桐の家紋ー2
桐の家紋 http://kamonn-tie.kamonn.net/article/256392543.html

‘桐の花の花見’は聞いたことが無い。

何故なのだろうか? 梅や桜があるからなのだろうか?
桜の花が散ってから桐の花は満開になるようだ。
桜の花と言う‘花の王者’の後にはもう花は見たくもないのだろうか?

確かに木の数からいえば、桜とは比較にならないほど桐の木は少ないだろうが、何故もっと増えないのだろうか?
家具用木材としては多分重要な素材なのだろうに。

さて、もう一度‘ジャカランダ’に話を戻すと、この花はやはり美しいから桜の木の少ない海外では‘持てる’らしい。

ジャカランダ・ヨハネスブルク_convert_20120329135907
南アフリカ・ヨハネスブルクのジャカランダ http://d.hatena.ne.jp/mitioyoneko/20100813/1281662694

ヨハネスブルク プレトリアの地図
http://wadaphoto.jp/kikou/nana1.htm


ハワイのジャカランダ
南アフリカ・プレトリアのジャカランダ http://d.hatena.ne.jp/mitioyoneko/20100813/1281662694

日本では、ジャカランダの並木通りはあるのだろうか? 探してみた。あった、あった!全国的には数十か所で並木通りとまでは行かないが、植物園等々で観賞用に植えられているらしい。中でも有名なのが、長崎県雲仙市小浜温泉のジャカランダだ。

雲仙市小浜温泉のジャカランダ
長崎県雲仙市小浜温泉ジャカランダフェスタ振興会のYさん提供
http://www.geocities.jp/xkstp785/jacaranda/obama.htm

そりゃあ、本場南アフリカのジャカランダ並木に比べれば規模は小さいだろうが、見応えはある。一度是非出かけてみたい。ここ雲仙市のジャカランダフェスティバルは6月1日から30日までだという。どうです?お出かけになっては?

ところで、ジャカランダの木は、タンスや下駄になる素材なのだろうか?
もしも素材として有効なら、南アフリカやオーストラリアで‘家具屋’や‘下駄屋’を開業しては如何?





















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[2012/03/29 11:24] | 旅行・散策 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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