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梅は咲いたか・・・
今年は異常気象で、我が家の梅と桜(と言ってもサクランボ種だからソメイヨシノより例年少しは早く咲く)が同時に咲いた。むしろこの桜の方が梅より早く散るのかもしれない。

画像-2 942
画像-2 942 posted by (C)mobaradesu
左が桜で右が梅 (2012年3月30日)

写真からは、如何にも桜が先に散りそうに見える。

梅と桜と言えば、江戸端唄の 『梅は咲いたか・・・』 の文句を思い出す。

端唄看板
http://homepage2.nifty.com/hauta-negishi/hauta.html

<梅は咲いたか>
   ♪ 梅は咲いたか 桜はまだかいな 柳なよなよ風次第
      山吹ゃ浮気で 色ばっかり しょんがいな~


   ♪ 梅にしようか 桜にしよかいな 色も緑の松ヶ枝に
      梅と桜を 咲かせたい しょんがいな~

   ♪ 昨日 北風 今日は南風 明日は浮名の たつみ風
      恋の風なら 色ばっかり しょんがいな~

   ♪ 柳橋から 小舟で急がせ 舟はゆらゆら 波次第
      舟から上がって土手八町 吉原へご案内

   ♪ 桜さくらと 浮かれているわいな 弥生三月 花見月
      あなたは花より 酒ばっかり しょんがいな~

   ♪ アサリ取れたか ハマグリまだかいな アワビくよくよ 片想い 
      サザエは悋気で 角ばっかり しょんがいな~

   ♪ 銀座八丁 行こうじゃないかいな 山の狐が 七化けて
      黒い眉引く 袖を引く しょんがいな~

   ♪ 恋の浅草 二人で行こかいな 何を言問 都鳥
      末は千鳥で 泪橋 しょんがいな~

  http://sasakimikie.seesaa.net/article/13629927.html



実は昔から、この‘梅は咲いたか’‘か’の意味が余りはっきりしないので、本当の意味、更に作者の意図は何処にあるのか?が気になっていた。

梅、桜、柳、山吹など色彩が綺麗に纏まっています。「山吹ゃ浮気で 色ばっかり 」ここの一節が効いています。浮気色とは山吹色のようです。浮気するには金が掛かります。そんな訳で山吹色の小判も必要な訳に成ります。(^^) 
http://fuuryusi.cool.ne.jp/index/hauta/hauta.htm


と言う解釈があって、その裏に隠された‘言葉遊び’も窺われ、端唄の奥深さがしみじみと判って来る

しかし、ここで問題にしようとしているのは、‘か’がどんな意味で使われたかである。

‘か’を辞書で調べてみると、以下のように記述されている。


‘か’の意味

[副助]種々の語に付く。
1 (疑問語に付いて、または「…とか」の形で)不確かな意を表す。「どこ―で会った」「彼も来ると―言っていた」
2 疑いの気持ちで推定する意を表す。「心なし―顔色がさえないようだ」「気のせい―彼女のひとみがぬれているように思われる」
3 (「かもしれない」「かもわからない」の形で、または「かも」の形で終助詞のように用いて)不確かな断定を表す。「急げば間に合う―もしれない」「やってはみるが、だめ―もわからないからね」
[終助]文末にある種々の語に付く。
1 質問や疑問の意を表す。「君も行きます―」
2 反語の意を表す。「いいかげんな意見にどうして賛成できよう―」
3 難詰・反駁(はんばく)の意を表す。「そんなこと知るもの―」
4 勧誘・依頼の意を表す。「そろそろ行こう―」「手伝っていただけません―」
5 (多く「…ないか」の形で)命令の意を表す。「はやく歩かない―」「よさない―」
6 驚きや感動の気持ちを表す。古語では、多く「も…か」の形をとる。「だれかと思ったら、君だったの―」「なかなかやるじゃない―」
「浅緑糸よりかけて白露を珠(たま)にもぬける春の柳―」〈古今・春上〉
7 引用した句の意味やある事実を確かめ、自分自身に言い聞かせる意を表す。「急がば回れ―」「そろそろ寝るとする―」
[並助]
1 (「…か…か」または「…か…」の形で)いくつかの事物を列挙し、その一つ、または一部を選ぶ意を表す。「午後からは雨―雪になるでしょう」
「都へのぼって、北野―、祇園―へ参ったとみえて」〈虎明狂・目近籠骨〉
2 (「…かどうか」「…か否か」の形で)疑いの意を表す。「公約が実現される―どう―」「資格がある―否―が問題だ」
3 (「…か…ないかのうちに」の形で)ある動作と同時に、または、引き続いて、別の動作の行われる意を表す。「横になる―ならない―のうちに、もういびきをかいている」
4 (「…か何か」「…かどこか」「…か誰か」の形で)最初の「か」の上にある語と類似・同類のものである意を表す。「ライター―何―火をつける物を貸して下さい」「喫茶店―どこ―で話をしませんか」
[係助]体言・活用語の連体形・連用形、副詞、助詞などに付く。上代では活用語の已然形にも付く。
1 文中にあって係りとなり、文末の活用語を連体形で結ぶ。
①疑問を表す。
「かかる道はいかで―いまする」〈伊勢・九〉
②反語を表す。
「桃李(たうり)もの言はねば、たれとともに―昔を語らむ」〈徒然・二五〉
2 文末用法。
①疑問を表す。
「石見(いはみ)のや高角山の木の間よりわが振る袖を妹(いも)見つらむ―」〈万・一三二〉
②反語を表す。
「心なき鳥にそありけるほととぎす物思ふ時に鳴くべきもの―」〈万・三七八四〉
③(「(も)…ぬか」「(も)…ぬかも」の形で)願望の意を表す。…てくれないものかなあ。
「わが命も常にあらぬ―昔見し象(きさ)の小川を行きて見むため」〈万・三三二〉
[補説]の「か」は、係助詞「や」と違って疑問語を含む文にも用いられる。中世後半になり、係り結びが行われなくなるとともに両者とも本来の性質を失い用いられなくなり、「か」は副助詞、さらに江戸時代以降は並立助詞としての用法も一般化する。また、「か」は「や」の衰退に伴ってその文末用法を拡大し、現代の終助詞としての用法に引き継がれている。
提供元:「デジタル大辞泉」

http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/34861/m0u/%E3%81%8B/
凡例



いやはや、たかが‘か’一文字にこんなに沢山の意味と使い方があるとは辞書を見るまで思ってもいなかった。それだけ日本語は難しいということだろうし、それ程奥深いものだと言うことでもある。

さて、この「梅は咲いたか」の‘か’の場合

 [終助]

1 質問や疑問の意を表す。「君も行きます―」

6 驚きや感動の気持ちを表す。古語では、多く「も…か」の形をとる。「だれかと思ったら、君だったの―」「なかなかやるじゃない―」

7 引用した句の意味やある事実を確かめ、自分自身に言い聞かせる意を表す。「急がば回れ―」「そろそろ寝るとする―」
のどれかにに相当するものと思われる。

そこで、少々日本語をそれなりに補ってみて‘英訳’を試みた。その結果を以下に示す。
翻訳:日本語から英語へ(グーグルの翻訳ソフト使用)

梅は咲いたかの画像
http://ameblo.jp/roomofyukika/image-10438028415-10384188011.html



① 「梅は咲いたか 桜はまだかいな」
  「Plum or cherry blossoms are in bloom yet Kaina」

② 「梅は咲いたか? 桜はまだかいな?」
  「Or plum blossoms? Kaina cherry yet?」

‘か’を‘疑問’の?に当たるとすれば、桜はまだか?と言うのは論理的に少々おかしい。
何故なら、梅が咲いたことも知らない人が、桜はまだか?と言うだろうか?

③ 「梅は咲いたか! 桜はまだかいな?」
  「Or plum blossoms! Kaina cherry yet?」
この英訳文は、こんな日本語の使い方を翻訳ソフトがマスターしていない為にこんな不思議な訳になっているとおもわれるので、⑦のように普通の現代語にしてみた。

④ 「梅は咲きましたか?」
  「Did you find blooming plum?」

⑤ 「梅は咲きました!」
  「Plum was blooming!」

⑥ 「梅は咲きましたが、桜はまだですか?」
  「Was blooming plum, cherry yet?」

⑦ 「梅は咲きました!桜はまだですか?」
  「Plum was blooming! Sakura yet?」
この訳が中々当たっているようにも思うが・・。

⑧ 「梅はもう咲いたのに、桜はまだですかねぇ?」
  「Even though another plum blossoms, cherry blossoms Hey yet?」
この訳もいいかもしれない。

さて、本当の意味は一体どれなのであろうか?

いろいろ検索して見ると次のような記述もある。


「梅は咲いたか 桜はまだかいな」のことわざの意味を教えて下さい。の質問に対して‘ベストアンサー’に選ばれた
コメントに以下の記述がある。

慣用句は・・・


梅が香を桜の花に匂わせて柳の枝に咲かせたい
(うめのかをさくらのはなににおわせてやなぎのえだにさかせたい)
 
それぞれのものの最良のところだけを、一ところに集めてみたい。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1110641641



実に‘素晴しい解釈’である。

この解釈を‘英訳’して見ると、次のように翻訳ソフトが訳してくれた。

⑨ 「梅が香を桜の花に匂わせて柳の枝に咲かせたい。」
  「Want to bloom on a branch of a willow hinted to the cherry blossoms plum incense.」

⑩ 「梅の香を桜の花ににおわせて、それを柳の枝に咲かせたい。」
  「Have hinted to the cherry blossoms of plum incense, you want it to bloom on a branch of a willow.」

一体どれが正解に近いのだろうか?

誰か教えて~!

桜開花前線
http://o-shige3.blogspot.jp/2012/03/blog-post_17.html
























  
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