‘野球’という言葉
![]() 「日本野球発祥の地」という記念碑(東京神田錦町・学士会館内) 2015年06月04日に学士会館を訪れた際に撮影。改めて、野球についての正岡子規のことが気になった! 私は、平成元年から四国は松山市で勤務したことがある。 ご存知の通り、松山市は‘俳句のメッカ’である。 その理由は、正岡子規がいたからであろう! 吉田松陰ほどのインパクトはなかったかもしれないが、その機能・性質・与える影響等々が異なるからそのまま対等という意味で比較は出来ないのだろうが、‘文学的な価値’からすると、それはまあ、たいした影響力である。 松山へ行って、その偉大さに驚いた次第であった! そんな訳で、松山にとって子規は‘神様’である! ![]() 出典/http://www.mcvb.jp/kankou/detail.php?sid=165&cid=3 ‘野球’という言葉についても、少なくとも松山市の、いやいや愛媛県の人達はみんな、正岡子規が造ったと信じている! その理由は、正岡子規の本名は、正岡常規(つねのり)だが、幼名は処之助(ところのすけ)で、のちに升(のぼる)と改めたそうで、この‘のぼる’をもじって‘のぼーる’といい、だから‘野球(のぼーる)’ということになったと信じているからである! 昨日(2015年06月08日)の弊ブログでご紹介した「日本野球発祥の地」記念碑の記事を書く時にも、何故正岡子規のことがないのかと不思議であった! 正岡子規は、ご存知ない人もいるだろうが、「打者」「走者」「四球」「直球」「飛球」などの野球に関する用語訳者として‘野球殿堂入り’を果たしていることから、「野球」という日本語も子規の翻訳だと私自身もそう思っていたからである! とことが、ところがである! ‘「野球」という言葉は、子規の翻訳語ではない!’と言うことが本当だと言うのである! これには参った! さて、その経緯・理由とは? (つづく) スポンサーサイト
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