蜘蛛の不思議(その3)<② 蜘蛛の‘種類の数’は?-2>前回は、次の様な終わり方をしている・・・。
それで、それで、世界では、日本では、何種類の蜘蛛がいるのだろうか?
そして、何故そんなに沢山の種類がいるのか?
そして、そして、種類は増え続けているのか?それとも??
(つづく)<1> 世界中で、日本では、何種類の蜘蛛がいるのか?WEBで調べてみると・・・
http://mushinavi.com/navi_kumo.htm
クモ目の仲間は世界に101科‘約35,000種’、国内には57科‘約1,200種’が知られています。
主にコガネグモを始めとする‘造網性’,コモリグモのような‘徘徊性’,ジグモのような‘地中性’に分けられます。
すべて肉食性で、主に虫を捕らえるものが大半で、ヤマシログモの仲間のようなクモを食べる種類もいます。
昆虫のような翅はありませんが、バルーニングと呼ばれる糸を使って風に乗り空を飛んで分布域を広げる習性があります。
以上の文献の説明で、大まかな蜘蛛の生態が把握出来るような気がするのだが・・・・。
少なくとも蜘蛛を知るための基本的情報なのだろう!
(a)‘造網性’の代表:コガネグモhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%82%AC%E3
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コガネグモ
形態[編集]
体長は、メスで20mm弱、クモとしては大型の部類である。初夏に成熟し、メスの腹部には幅広い黄色と黒の横縞模様があるのが特徴である。オスのサイズはメスの1/5程度とはるかに小型であり、体色は茶色一色である。
生態[編集]

アブラゼミを捕獲したコガネグモ
造網性のクモで、ほぼ円形に近いきれいな円網(えんもう)を作る。クモは常に網の中心におり、頭を下に向けて止まる。この時、前2対と後ろ2対の足をそれぞれそろえて真っすぐに伸ばし、その配置はX字状になる。コガネグモは、この足の配置に合わせるように、網の上に糸の帯でできた白いジグザグの模様をつける。これを、クモの姿を隠すものという意味で「隠れ帯」と呼んだが、実際にその効果があるかどうかは分からない。単純に「白帯」 (はくたい)と呼ぶ場合もある。なお、白帯の形は、特に幼虫の場合には円形であったり、縦一直線であったりと、様々である。
餌の昆虫が網にかかると、その振動に反応して接近し噛みつく。さらに、獲物の体を独楽のように回しながら糸の帯を巻き付け、糸で包んでから網の中央に運び、そこで食べる。人為的に餌となりうるもの以外を網にかけたり挑発すると、網を網の平面に対して垂直に振動させて威嚇する。
オスは成熟すると網を張らず、メスのところにやって来る。メスの網の端で枠糸に足をかけ、糸に振動をあたえ、メスの機嫌をうかがい、それから網に入って交接を行う。メスは卵を糸でくるみ、卵嚢にして網の片隅にぶら下げる。卵嚢は細長い八角形くらいの形で、偏平で、2枚の幕に卵塊を挟んだような仕組みになっている。
幼体は秋に孵化し、糸を使って飛んで行くバルーニングを行う。年1化であり、成体は秋までに死亡する。
この情報から、私が撮った蜘蛛は、‘コガネグモ’であることがはっきりと判明した!
「隠れ帯」or「白帯」がはっきりと撮影出来ている!
そして、‘X字状’に構えている!
そして、大きさから判断すると‘メス’である!


残念ながら、背中の部分は背後に回ることが出来ないために撮影不能!
(b)‘徘徊性’の代表:コモリグモhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%A2%E3%8
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コモリグモ
コモリグモ(子守蜘蛛)は、クモ綱クモ目コモリグモ科 Lycosidae に属するクモの総称である。雌親が卵と幼虫を腹部で保護する習性があることから、この名がある。
特徴[編集]
コモリグモは、活発な徘徊性のクモであり、やや小型の種が多い。体色は灰色か褐色を中心とした、地味なものが多い。

巣穴で卵を守るコモリグモ科の1種
頭胸部、腹部はいずれも楕円形で、目だった特徴は少ない。目の配列は特殊で、3列をなす。前列眼は小型で、ほぼ真っすぐに並んでいるが、後列の眼がよく発達する。後中眼が特によく発達し、前方を向く。後側眼は後中眼よりずっと後ろに位置するので、全体としては3列をなすように見える。
足は比較的たくましい。後ろ足が長いものが多い。足の爪は3本で、造網性のクモの系列であることを示している。
習性[編集]
徘徊性で、地上を歩き回って虫を捕らえるものが多いが、網や巣を造るものもある。
名前に関して[編集]
コモリグモ科は、1973年8月まではドクグモ科と呼ばれていた。これは、ヨーロッパの伝説の毒グモであるタランチュラコモリグモの仲間だったからである。しかし、実際にはそれほど強い毒があるわけではなく、ただでさえクモといえば毒と言われるなか、この名前は誤解を招き過ぎるとの判断から、改名することとなった。保育習性があることに基づいて、現在の名が使われるようになった。それに伴い、個々の属や種の和名も変更になった(カイゾクドクグモ属 → カイゾクコモリグモ属、ウヅキドクグモ→ ウヅキコモリグモ)。英語圏では Wolf spider と呼ばれる。
<ウヅキコモリグモ>が、以下画像の通り卵嚢を抱えている。

出典/
http://www.hegurinosato.sakura.ne.jp/2bangura/vi_kumo/
uzukikomorigumo.htmウヅキコモリグモ 卵嚢をかかえたメス
(c)‘地中性’の代表:ジグモhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%B0%E3%83%A2
ジグモ
ジグモ(地蜘蛛、学名:Atypus karschi)は、節足動物門クモ綱クモ目ジグモ科ジグモ属に属する地上性のクモである。地下に穴を掘って、袋状の巣を作る。日本各地で、人家の庭先にも普通に生息している。近縁のトタテグモ類と同様地下に穴を掘って住んでいるが、地上部が目立ちやすいためか、本種は一般にも比較的よく知られている。

ジグモ(神戸市西区にて)
形態[編集]
トタテグモ科と同じトタテグモ下目に属するため、形態的にはそれらとやや似る。日本のこの類では大型で、メスは体長が20mmに達する。頭胸部は正中線の隆起が弱く扁平である。また、触肢はやや小型化しており、歩脚との区別が明瞭である。歩脚は太いがトタテグモ科ほど太くはなく、その色彩は頭胸部と同じで暗黄褐色化しない。腹部は無紋。
鋏角が非常に大きく発達し、ほとんど頭胸部と同じくらいの長さがある。ただし、ワスレナグモのように、途中が大きく盛り上がることはなく、すんなりと伸びる。触肢は小さく、四対の歩脚は中程度。全身は黒褐色で、模様はない。腹部は楕円形で柔らかい。なお、雄は基本的な特徴は同じだが、腹部が小さく歩脚が細長いため、かなり異なった印象を与える。
生態[編集]
ジグモの巣は、糸でできた細長い袋である。壁際、木の根元などの地面に10cm ばかりの縦穴を掘り、その中を糸で裏打ちして糸でできた膜の円筒を作り、それをそのまま地上部に延長して、先細りの袋として、そばの壁や木の幹に沿って伸ばし、先端をそこに付着させる。外から見ると、地面から柔らかい紐か何かが伸びているように見える。その表面は土やゴミ、苔などが付いて、目につきにくくなっている。この地上部分をつまんでそっと引っ張ると、地下部分を引き抜くことができるので、中に住んでいるクモを捕まえることができる。
この袋の地上に出た部分は、捕虫装置としての性格をもっている。餌は小型甲虫、ダンゴムシ、ワラジムシといった地表性の小動物などで、これらがこの袋の表面を歩いた時に、ジグモは袋越しに長大な鋏角で咬みつき、袋を破れるままに巣内に引きずり込む。食べかすは袋の先端から捨てられる。このクモは比較的飢餓には強いことが知られている。
卵はふわふわの糸で包まれた卵のうとして巣の中に産み付けられる。孵化した幼虫は、巣の先端から這い出し、そのまま近くの草や低木に登ってバルーニングする。
孵化から性成熟までに3〜4年を要する。幼体は脱皮を繰り返して成長し、およそ7齢で成体となる。成体の寿命はオスの場合1年足らずであるが、メスは性成熟後も脱皮を行い数年生き続ける。
分布[編集]
日本では本州・四国・九州に普通で、北海道にも希ながら分布する。台湾と中国からも記録があるものの、自然分布であるかどうかは不明[1]。
人間との関係[編集]
鋏角が長大なため、鋏角を腹部の方に曲げてやると自分の腹を切り裂いてしまう事から、かつては子供が「ハラキリグモ」「サムライグモ」などと呼んで遊んでいた。
本種の属名Atypus(アティプス)は日本蜘蛛学会(旧東亜蜘蛛学会)の会誌の名にも用いられている
<ジグモ>の様子
出典/
http://matigaidarake.seesaa.net/article/104788413.html現時点では、次の疑問の答えは‘不明’!
そして、何故そんなに沢山の種類がいるのか?
そして、そして、種類は増え続けているのか?それとも??
(つづく)
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