衝撃!一滴の血液でがん検診が・・この話題は、TV・ラジオで取り上げられたから、わざわざこのブログ如きで取り上げる必要は無いのだが、やはり‘衝撃的な’ニュースだけに私見も残したくて・・・。
http://www.j-cast.com/tv/2015/06/18238051.html
1滴の血液で「がん発見」診断たった3分!すい臓がん、胃がん、大腸がん・・・年内にも実用化
1滴の血液をたった3分検査するだけで身体にがんがあるかどうかがわかる画期的な方法を昭和大学の研究者が開発した。「ある」とわかったら、「どこか」を突き止めるのは容易で、早期発見・治療につながると期待される。年内にも実用化を目指すという。
さらに詳しい検査で部位特定
昭和大学江東豊洲病院の伊藤寛晃医師(48)らと神戸市の医療機器会社がこの診断法を開発し、伊藤医師がきのう17日(2015年6月)に実際の診断手順を披露した。遠心分離機で分離させた血液成分を特殊な金属チップに乗せ、紫外線などを当て部屋を暗くすると、モニターに光る点が見えてくる。がん細胞が免疫細胞に攻撃された時に血液中に溶け出す「ヌクレオソーム」という物質だ。血液中にこれがあればがんがあるということになる。
出典/
https://www.youtube.com/watch?v=VBRR1ijuoa0http://blog.goo.ne.jp/nobutoshi3/e/dd0
f4a744496d20c35ece829c70e8df2
血1滴でがん判定
紫外線を当てると発光
佐谷秀行・慶応大教授(主要生物学)の話「実用化には数多くの症例で正確にがんを判別できるか検証する必要があるが、判別の仕組みは素晴らしく、今後に期待が持てる研究だ」
昭和大が新技術
紫外線を当てると発光 がん患者の血液に含まれる物質が放つ光をとらえ、がんの有無を判定する新技術の実用化に向けた研究を始めたと、昭和大江東豊洲病院の伊藤寛晃講師(消化器外科)らの研究グループが21日、発表した。1滴の血液で判定が可能といい、「がんの早期発見技術として確立したい」としている。
がんの血液検査は現在、がんになると血液中に増えやすいたんぱく質などの「腫瘍マーカー」を調べる方法があるが、初期のがんでは検出されにくく、がん以外でも陽性となる可能性があるなどの課題がある。
発表によると、伊藤講師らは、医療機器会社「マイテック」(神戸市)が開発した特殊な金属チップに血清を付着させると、がん患者の場合だけチップ表面に「ヌクレオソーム」という物質が結合することを発見した。この物質は、がん細胞が免疫に攻撃された際に血液中に溶け出すとみられる。これまでの研究成果は、同日付の英電子版科学誌サイエンティフィック・リポーツに掲載された。
さらに、チップに紫外線などを当てる蛍光顕微鏡で観察すると、がん患者では発光したが、良性腫瘍の患者では、ほとんど光らないこともわかった。がん患者の場合、紫外線などを当てると光るヌクレオソームが、チップに多量に結合するためらしい。
今年4月以降、良性腫瘍とがん患者計20人の血液をこの手法で解析したところ、がんを100%判別できたという。血液によるがんの判定については、国立がん研究センターなども昨年度から、別の物質を使った研究を進めている。伊藤講師は「ヌクレオソームを使えば早期発見が期待できる。健康診断に使えるようにしたい」と話す。

出典/
http://www.kobe-np.co.jp/news/iryou/201506/p1_0008128905.shtml膵臓がん患者の血液中のがん関連物質ヌクレオソームが緑色に発光している画像(マイテック提供)
現時点での結果は、極めて素晴らしい!
今後は、
① ‘信頼性’の研究
② これら以外の癌に関する応用研究
に焦点を合わせた実用化研究が必要である!
新国立競技場建設の経費を含めた事業を白紙に戻した場合の
‘浮いた1,000億円’をこの実用化研究に当てるべきである!
(つづく)
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