判官贔屓(その2)
‘判官贔屓’なんて言葉を思い出したのは、何年振りだろうか? ‘そんな期待(?)’も振り切って、やはり世界ランキング第一位ジョコビッチの実力は、凄~い!
![]() さて、決勝戦でのジョコビッチ対フェデラーの結果は、ジョコビッチが敗れた! この対戦での‘判官贔屓’感はなかった! 実力が同じだからである。 二人の対戦成績は、この試合前で、20-20というから凄い! 2015.08.24 フェデラーがジョコビッチを倒して大会史上最多の7度目の優勝 [ウェスタン&サザン・オープン] ![]() 出典/http://www.thetennisdaily.jp/news_detail.asp?idx=112143 アメリカ・シンシナティで開催された「ウェスタン&サザン・オープン」(8月16~23日/ATP1000/ハードコート)。 日曜日に行われた決勝で、ロジャー・フェデラー(スイス)が、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)を7-6(1) 6-3で倒して優勝した。勝ったフェデラーはこれで大会史上最多の7度目の優勝となった。 フェデラーは今大会の決勝では無敗の記録を守った。ジョコビッチに対してブレークポイントすら与えない勝利だった。 フェデラーの今大会での決勝での戦績は7勝0敗。この大会での彼は常にベストの状態で、大都市で開催されるプレッシャーの大きい全米オープンを前にして、この大会の持つ小さな街の雰囲気が大好きなのだという。 「あと何回戻ってこられるかはわからないけれど、この先、何年でも戻ってこられるように最善を尽くしたい」とフェデラーは話している。 フェデラーとは対称的に、世界1位のジョコビッチは今大会の決勝では0勝5敗となった。 彼は決勝ではこれまでまだ1セットも取れていない。しかし、彼が今大会で優勝すると、現在開催されているATPマスターズ大会(ATP1000)をすべて制覇した初の選手となるため、ジョコビッチも今大会のタイトル獲得は念願のものでもあった。 「5度目の決勝で、まだ一度も勝てていない。僕はロジャーが引退するのを待たないといけないみたいだ」とジョコビッチ。「毎年この大会に出るたびに、より強く勝ちたいと思ってきたんだけどね」。 フェデラーは「いつか君が勝てることを本気で望んでいるよ」と表彰式でスピーチし、「彼はそれにふさわしい。今回だってすごく近づいたじゃないか」と続けていた。 フェデラーが同一大会で7度優勝したのは、このシンシナティの大会に加えて、ドバイとウィンブルドンがある。ハレでは8度優勝している。 フェデラーの今大会は、ウィンブルドンの決勝でジョコビッチに敗れて以来の出場で、全米オープンには第2シードとして出場する予定だ。 フェデラーはこの数週間は母国のスイスで練習を積み、シンシナティには全米オープンでスムーズにプレーできるようにするための出場だった。今大会でのフェデラーのサービスは正確で、5試合を戦って40度のサービスゲームをプレーしたが、一度もブレークを許さなかった。 また、ブレークポイントを相手に与えたのも3本だけで、11度のサービスゲームをプレーした決勝でのブレークのピンチはゼロで、タイブレークを1度戦っただけだった。 第1セットの序盤の段階で、ジョコビッチは4本のブレークポイントをしのいでいたが、フェデラーは攻勢の手を緩めず、サービスゲームを支配してタイブレークに持ち込んだ。 第2セットでは先にフェデラーがブレークに成功して3-0とリードした。ジョコビッチは3本のブレークポイントをしのぎながら追いすがったが、最後はジョコビッチのリターンがロングとなって勝負はついた。 フェデラーはラケットを持った左手を掲げ、右手の指を青空に差して勝利を喜んでいた。それは7勝のうちの1勝という意味なのかもしれないが、彼の勝ち星を指で示すとしたら、両手が必要だ。(C)AP Photo: CINCINNATI, OH - AUGUST 23: Roger Federer of Switzerland celebrates after defeating Novak Djokovic of Serbia to win the mens singles final at the Western & Southern Open at the Linder Family Tennis Center on August 23, 2015 in Cincinnati, Ohio. (Photo by Rob Carr/Getty Images) ジョコビッチにして、この成績である! 今回は、見ていても可哀想なくらいに彼の体調は良くなかった! ‘判官贔屓’は、この大会においては、今度は‘判官が、ジョコビッチ’という正に奇妙な心情・心理となってしまった! (つづく) スポンサーサイト
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