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ウグイスの生態(その2)
② ‘ホーホケキョ’と啼くのは何のためか?


ウグイスが鳴いている瞬間ー2
http://15.pro.tok2.com/~satoubin/uguisu.htm

ウグイスの鳴き方には、4通りあるという。

A) 「ホー、ホケキョ 」(さえずり)

B) 「・・ケキョ、ケキョ、ケキョ、ケキョ・・・・・・」(谷渡り)

C) 「ジッジ、ジッジ・・・」(地鳴き)

D) 「チャッ、チャッ・・・」(笹鳴き)


A) 「ホー、ホケキョ」 (さえずり) について

ウグイスのさえずりの解析
http://www.sizenken.biodic.go.jp/pc/ikimono/thema/02/setsumei/ugu03.html


ウグイスのさえずりの特徴

 「ウグイスってどんな鳥?」では、ウグイスの雄は雛の世話をしないといいましたが、雄は他の雄と張り合ってなわばりを守りながら、雌を獲得することに多くの時間を費やします。実はこの時に、「ホーホケキョ」と聞こえるさえずり大きな役割を果たしているのです。図1は、一羽の雄が3時間ほどの間になわばりのどこで何回さえずったかをグラフにしたものです。このように、雄はなわばりをパトロールしながら盛んにさえずります。他の雄に対して自分のなわばりを主張するとともに、雌に対して「ここで巣を作りませんか」と呼びかけているのだと思われます。

http://www.sizenken.biodic.go.jp/pc/ikimono/thema/02/setsumei/ugu03.html


そしてそして、この「さえずり」には‘二種類’があるという。H型とL型である。

ウグイスの2種類のさえずり
この音声は、是非下のアドレスで聞いて下さい!
http://www.sizenken.biodic.go.jp/pc/ikimono/thema/02/setsumei/ugu03.html

二種類のさえずり

 ウグイスというと、「ホーホケキョ」と聞こえるさえずりが有名ですが、よく聞いてみると、どの雄も二種類のさえずり方をしていることがわかります。一つは比較的高い声「ホーホケキョ」というH型のさえずり、もう一つは低めの声「ホーホホホキョコ」などと聞こえるL型のさえずりです(図2)。ちなみに図2のようなものを声紋(せいもん)といい、楽譜と同じように横軸に時間を、縦軸に声の高さを表します。音のエネルギーが時間とともに変化する様子を見るのに適しています。

http://www.sizenken.biodic.go.jp/pc/ikimono/thema/02/setsumei/ugu03.html


そして、この二種類のさえずりにも意味があるというのです。当然・・・。

二つのさえずりの意味は?

 雄は、なわばりをパトロールしながら、H型とL型の二種類の声でさえずります。しかし、他の雄がなわばりに侵入してくると、その雄の近くまで飛んでいって、L型の声で盛んにさえずります。また、時には他の雄を追いかけ回したり、取っ組み合いのけんかをしたりすることもあります。どうやら、L型の声は、近くの雄を威嚇するときに使うようです。

http://www.sizenken.biodic.go.jp/pc/ikimono/thema/02/setsumei/ugu03.html



A) 「ホー、ホケキョ 」(さえずり)の結論

雌は、決して「ホーホケキョ」とは啼かない!

雄の「ホーホケキョ」の‘さえずり’にも2種類(H型とL型)がある。

a) H型:「ホーホケキョ」の意味:雌を獲得するために「ここで巣を作りませんか」と呼びかけている。

b) L型:「ホーホホホキョコ」の意味:近くの雄を威嚇するときに使う。

ウグイスの生態
http://15.pro.tok2.com/~satoubin/uguisu.htm


B) 「・・ケキョ、ケキョ、ケキョ、ケキョ・・・・・・」(谷渡り) について

ウグイスの谷渡りの解析
http://www.sizenken.biodic.go.jp/pc/ikimono/thema/02/setsumei/ugu04.html

ウグイスの谷渡り鳴き:警戒の鳴き声

 繁殖期の雄は、なわばりの上空をタカが飛んだり、人がなわばりに近づいたりすると、さえずりとは別のけたたましい鳴き方をします(図1)。この鳴き声は、「ウグイスの谷渡り鳴き」と呼ばれ、一種の警戒声であると考えられます。

http://www.sizenken.biodic.go.jp/pc/ikimono/thema/02/setsumei/ugu04.html



B) 「・・ケキョ、ケキョ、ケキョ、ケキョ・・・・・・」(谷渡り)の結論

雌は、決して谷渡りの啼き方はしない!

雄の「谷渡りの啼き方は、他の雄への‘厳しい警戒声’である。

ただし、次のような反論もある。

「ウグイスの谷渡り」と言われる「ケキョ・ケキョ・ケキョ・・・」と続ける鳴き方は、警戒する声であるとされるが、観察を繰り返すと、間違いと断言できる
・  ホーホケキョからケ キョ ケ キョ ケ キョ まで、わざわざ長くさえずって居場所を敵に教える必要は無い。 すべてがメスに誇示する鳴き方であると思う。

http://15.pro.tok2.com/~satoubin/uguisu.htm



ウグイスの写真ー3
http://15.pro.tok2.com/~satoubin/uguisu.htm

雑木話

冬に「ホーホケキョ」は、聞いたことがない。もしかしたら、冬のウグイスは、別の鳴き方をするのではと、調べてみたら、やはりそうだった。
 どうやら、野鳥の鳴き方には2種類あるようだ。縄張りを宣言したり求愛の意志を込めた「さえずり」と、ふだんの「地鳴き」だ。
 で、ウグイスの場合は、秋から春にかけて、やぶ中を「チャッチャッ」という声を出しながら移動する。この声が地鳴きだ。特に「笹鳴き」と呼ばれている。

http://homepage1.nifty.com/tadahiko/ZOKI/ZOKI-089.HTML


また、有名な俳人・長谷川櫂氏のHPにも次のような解説がある。

《櫂の鳥100句》   006 鎌倉の五山のひとつ笹鳴けり 『蓬莱』  鳥の鳴き声には囀と地鳴きとがある。囀はおもに繁殖期の雄が雌を呼ぶときの鳴き声である。「笹鳴き」は鶯の地鳴きで、「笹鳴き」という美しい言葉をもらえたのも美しい囀の鶯ならではのこと。前年美しく鳴いていた鶯もこの時期は、チャチャという地鳴きしかできない。句の「五山のひとつ」、どの寺のことかと思い巡らす必要はない。質実剛健の鎌倉武士の眠る静かな古刹を思い浮かべればいい。鎌倉五山は、建長寺、円覚寺、寿福寺、浄智寺、浄妙寺の五つの禅寺のこと。(季語=笹鳴(冬))

http://gokoo.main.jp/?m=201201&paged=4



と言うことらしいから、地鳴き=笹鳴き らしいので、一緒に・・・。

C) 「ジッジ、ジッジ・・・」(地鳴き) について
D) 「チャッ、チャッ・・・」(笹鳴き) について

ウグイスの笹鳴きの解析
http://www.sizenken.biodic.go.jp/pc/ikimono/thema/02/setsumei/ugu04.html

ウグイスの笹鳴き

 繁殖期が終わると、ウグイスの鳴き声も変わります。冬に人家の庭や公園などでウグイスを見かけたら(といっても姿を見るのは結構むずかしいのですが)、「チャッチャッ」という小さな声で鳴いていないか聞いてみてください(図2)。この鳴き声は、「ウグイスの笹鳴き」と呼ばれます。「笹鳴き」も、上の「谷渡り鳴き」と同じく、警戒の意味を持っており、これら二つの鳴き声は、基本的には同じ声であると考えられます。しかし、「谷渡り鳴き」は繁殖期の雄だけが、そして、「笹鳴き」は冬期の雄、雌、若鳥だけが使うという違いがあります。たぶん、繁殖期の雄以外は、大きな声を出して自分を危険にさらすようなことはしないのでしょう。

http://www.sizenken.biodic.go.jp/pc/ikimono/thema/02/setsumei/ugu04.html



C) 「ジッジ、ジッジ・・・」(地鳴き)
D) 「チャッ、チャッ・・・」(笹鳴き)  の結論


一般の鳥の鳴き声は、‘囀り(さえずり)’と‘地鳴き’の二つ分かれていて、その目的が違う。

‘地鳴き’は、日常的な単純な鳴き方である。

ウグイスの場合のみ、地鳴きを‘笹鳴き’と呼ぶ

それは、多分ウグイスの鳴き声が‘俳句’に登場するからで、‘ウグイスの地鳴き’と言う長いフレーズを‘笹鳴き’と短かめたのではないかと思う。

‘地鳴き’では、‘文字面(づら)’も余り良くないし、‘響き’も悪い。

そこで、‘笹鳴き’と俳人が勝手に名付けたのではないかと思う。

そうすれば、①言葉を短縮できる ②文字面(づら)と響きが良くなって少し上品になる と言う俳人にとってのメリットがある。

地鳴きは‘ジッジ、ジッジ’という書き表わしだが、笹鳴きは、‘チャッチャッ’である。こちらの方が一寸上品かも知れない。

実録音を聞いてみると、どちらとも聞こえる。不思議である!


(つづく)






















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[2012/05/12 10:21] | 学習と文化 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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