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山口百恵さんと‘資本主義’
経営者養成講座という研修事業を展開する会社があって、もう40年以上も前であるが、その研修を受けたことがある。この研修の内容が事実に即していたかどうかは知らないが、我々100人の研修受講生に講師から先ず始めに設問の提示があった。
それは、当時売り出し中の‘山口百恵さん’の所属事務所‘ホリプロ’の経営方針についての設問だった。多分、研修のために創られたのだろうと思われるが内容というのは以下の通りであった。

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51JJABy6uiL._SL500_AA300_(山口百恵さん) posted by (C)mobaradesu
http://www.amazon.co.jp/
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  「絶大の人気を誇る山口百恵さんの稼ぎを会社の収入の何%にすべきか?」

という設問である。一瞬誰もが耳を疑った。何という設問だ!? 稼げるだけ稼がせれば良いではないか!だが、講師の説明に研修受講生は皆納得した。会社の経営にとって極めて重要なことの一つに‘危機管理’があるという。百恵さんの収入を会社の収入の100%とした場合、もしも百恵さんが突然の事故に遭遇して稼ぎが全くなくなった場合のことを想定してみれば、従業員の給与はおろか社長まで収入にありつけない状態に陥るではないか。
第一百恵さんの身体を酷使することにもなり兼ねない。だからこそ、そういった意味での‘危機管理’が必要なのだ。百恵さん以外のタレントを確保して、もしもに備えねばならない。さあ百恵さんの稼ぎ比率を何%にしておけば、百恵さんもそれ程のプレッシャーを感じずに、また社長以下従業員も安心して働けるか?





研修受講生はまだ経営に実際には携わったことのない人達ばかりである。したがって、まだまだ自信を持って‘何%’という研修受講生は一人もいない。
沈黙が暫く続いて、講師の先生から発言があった。「100%はまずいことはお判りでしょうから、75%と思う人挙手を!」約半数の研修受講生が手を挙げた。「それでは、50%と思う人!」後残りのほとんどが挙手をした。「では、25%と思う人!」最後まで挙手しなかった私ともう一人の研修受講生二人だけが手を挙げた。
「それでは、ご納得のいく説明を致しましょう!」ということで話が始まった。内容はこうである。「安定した4本脚のテーブルを例にして説明を・・・」



「4本脚では、テーブルは極めて安定しております。脚それぞれが会社の収入だと仮定します。百恵さんの収入が75%を占めるとした場合、何かの突発事故発生で百恵さんの収入が途絶えたとします。ということは、4本脚の
3本が無くなったら、テーブルは‘ずっこけ’ます。したがって、危機管理という概念からすると75%では、会社経営が上手く行くでしょうか? 50%でも残りの2本脚で立つ場合極めて不安定です。そう、25%なら、4本脚のうち1本が無くなったとしても、不安定でもありますが、そこそこ安定してテーブルが直ぐにこけることも無いものと思われます。したがって、危機管理の点から考えて会社の安定は25%前後が正解だと思われます!」
思わず皆が拍手をした。判り易いではないか!皆が納得した。そこで出たがり屋の私が手を挙げた。「先生、経営を考える基本は‘4本主義(発音は、しほんしゅぎ)ですね!」先生が「あっ!それ使わせて頂こう!」

ホリプロで実際にそんな経営が行われたかどうかは不明であるが、今や押しも押されもしない芸能界の雄である。











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[2011/12/06 23:35] | ビジネスと経済 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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