‘CNF’について(その2):セルロースナノファイバー前回(2月10日)、今話題となっている、3つの‘CNF’について述べたが、その内3番目の‘CNF’、セルロースナノファイバーについては、次回ということにした。
実は、最も将来性にある、つまり日本にとっても諸外国にとっても将来色々な構造物を始めあらゆる分野に応用が検討され実現性の高いのが、この‘セルロースナノファイバー’であるという!
① CNF : Cold Nuclear Fusion 常温核融合
② CNF : Carbon nanofiber カーボンナノファイバー
③ CNF : Cellulose Nanofiber セルロースナノファイバー③ CNF : Cellulose Nanofiber セルロースナノファイバー
出典/
http://www.rish.kyoto-u.ac.jp/labm/cnf上の図を見ての通り、次の分野で高度な技術の展開がなされつつある!
・BT(バイオテクノロジー)
・ST(サスティナブルテクノロジー)
・IT (インフォメーションテクノロジー)
・NT(ナノテクノロジー)
http://www.weblio.jp/content/%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%
83%AD%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%8A%E3%83%8E%E3%83%9
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セルロースナノファイバー
別名:セルロースナノファイバ、セルロースナノファイバ素材
英語:Cellulose nanofiber Materials、Cellulose nanofiber、CNF
パルプなどの加工処理に用いられるセルロース繊維をナノメートルサイズまで微細化して再生成したもの。天然素材から採取できる超微細な繊維状物質。
セルロースナノファイバーは、植物細胞壁(セルロースを主成分とする)を解きほぐし、その構成要素の繊維を取り出して作られる。セルロースナノファイバーの繊維の太さは十数ナノメートル単位の微細さであり、これは従来のパルプ繊維の1000分の1ほどの細さである。
セルロースナノファイバーの、微細さ以外の性質は、従来の製紙原料(パルプ)と変わらない。セルロースナノファイバーで作られた紙は、通常の紙と同じく、折りたためる、燃やせる、軽い、といった性質を持つ。ただし、その繊維の細さ(数ナノメートル)が可視光線の波長(百ナノメートル単位)よりも格段に細かく、光の散乱をあまり生じさせないため、光を透過する、つまり透明素材にすることが可能になる。
セルロースナノファイバーは鉄鋼材料に並ぶ強靭さを持ち、石英に並ぶ熱膨張率の低さを持つ。植物由来の繊維であるため鉱物よりもはるかに軽い。セルロースナノファイバーを補強材料に用いることで、素材の性能を格段に引き上げることができる分野が少なくない。鉄鋼材料に使用すれば、強度を保ちつつ格段の軽量化が実現し得る。透明樹脂に混ぜ込めば、透明さを失わずに、強度の向上や柔軟性の向上、熱による変化の低減といった性質を追加することができる。自然由来の素材から得られる点で環境負荷も比較的少ない。
セルロースナノファイバーはナノテクノロジーの進展により研究が急速に進みつつある。
関連サイト:
セルロースナノファイバー(http://www.rish.kyoto-u.ac.jp/labm/cnf)とは - 京都大学生存圏研究所
(2014年04月14日更新)
詳細は別途。
(つづく)
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