無事に受粉?花の受粉については、昔の小学校以来学校で教わったことが無い。
高校生の時も選択科目で、理科は物理と化学で、‘生物’を選ばなかったから、植物の生態についての知識は、小学校の5年生並みである!
ただ、このブログを書き始めてからは、‘断片的な’知識を目の当りにして驚くことが多い!
例えば、‘栗の花の受粉’については、ご自分の同じ枝の直ぐ傍にある‘おしべの花粉’を‘めしべ’は好まない!
ご近所にある‘別の栗の木のおしべの花粉’でないと、上手く栗の実がならない(多分!)と聞かされて「う~ん!」と唸ったことがある!
色々な書き物を調べてみると、全ての(?)花が、‘その要求’を持っているらしいことが、最近‘ほんのりと’判ってきた・・・。
基礎知識がないとこんな始末である!
笑ってやって下さい!
さて、3月も終わりに近づいたある晴天の日、近くといっても10km以上離れた場所に梅林があり、そこへ久し振りに車で行ってみた。
勿論、梅の花の見頃は、遠に過ぎ去ってしまっているのだが、‘梅の実’の兆候は?と思って近づいてみた!
これである!クイズに出してもいい程小さな実がついている!
この受粉は、先程の知識からすれば、果たしてどの木からの‘おしべ’の花粉だったのだろうか?

直ぐ上の写真を篤とご覧あれ!
‘梅の実’の頭っ緒に纏わり付いているのは、もう死に絶えた‘おしべ’の残骸である!
この‘おしべ’のどれかが、梅の実の‘めしべ’に花粉を差し出したのだろうか?
どうもそうではないような気がする!
きっと、お隣の梅の木の‘おしべ’の花粉が、蜂やその他の虫によって或いは風によって無事、この梅の実の‘めしべ’に運ばれたのだろう!そうでないと‘近親相姦’(?)によって、立派な梅の実にならなのだろうから!
勿論、だらしない格好のこの‘おしべ’だって、お隣の梅の木の‘めしべ’に花粉を送って見事に成功したのかも知れないから、‘だらしない’などという表現は、きっと当たらないのだろう!

このお隣の実も上手く行っているように見える!


人間が普通の状態では決して見ることの出来ないミクロの世界では、1秒、1秒毎に猛烈な速さで、細胞分裂が繰り返されて、その集大成が、何日か後に人間様の眼にはっきり区別出来るようになって、「おお、梅の実付いてきたぞ!」という感嘆をもたらすと言う訳である!

新芽も伸び始めた!
梅林全体としては、ただ物静かに春を待っているようにしかうつらないのだが!


この梅林の直ぐお隣に‘こぶしの木’があって、これもそろそろ受粉の時期を迎えていた!
(つづく)
スポンサーサイト