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糖尿病に関する‘HbA1c’という数値(その1)
糖尿病に関する‘HbA1c’という数値(その1)

歳をとってくると誰にも‘糖尿病’の不安が付きまとう!

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出典/http://tonyobyo.info/knowledge/symptom/
こんな皮膚の症状が出ていたら、それは糖尿病のサインかもしれません。

‘糖尿病’といえば、‘血糖値’で判断しようとするが、‘血糖値’については、我々ど素人でも、「食べ物を摂るとそれが消化されて血液中にブドウ糖が増えるため‘血糖値’が上昇するのだ!」ってなことぐらいは理解している!

しかし、しかし、そのことは間違ってはいないが、その‘血糖値’だけで‘糖尿病’という‘難物の魔物’を判断するには‘危険が一杯!’ということらしい!

誰しも、自分の問題になって初めて‘真剣’になる!
そりゃそうに違いない!何でもかんでも‘真剣’になっていたら、身が持たない!
それ程世の中には問題が多過ぎるのである!

その原因は一体何か?

お~っと、また横道に逸れそうになった!

‘糖尿病’に関する情報をより正確に知るには、最近、といっても数年前からそうらしいのだが、血液検査のデータの項目として、表題にある‘HbA1c’という数値を真剣に見る必要があるらしい!

「その判りにくい‘HbA1c’という数値って、何よ?」
「私もこの数値なんて真剣に考えたことも無かった!」

「そんな個人的なことより、その数値って何を意味しているのよ?」
「調べました!調べましたゾ!」

「そッ!」

http://www.furano.ne.jp/utsumi/dm/hba1c.htm
HbA1c(ヘモグロビン・エイワンシー)とは

●高血糖状態が長期間続くと、血管内の余分なブドウ糖は体内の蛋白と結合します。この際、赤血球の蛋白であるヘモグロビン(Hb)とブドウ糖が結合したものがグリコヘモグロビンです。このグリコヘモグロビンには何種類かあり、糖尿病と密接な関係を有するものが、HbA1c(ヘモグロビン・エイワンシー)です。

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●上図は、血管内でブドウ糖がヘモグロビンに結合してグリコヘモグロビン(HbA1c)を形成している状況を示しています。ヘモグロビンは赤血球の中に大量に存在する蛋白で、身体の隅々まで酸素を運搬する役割を担っております。赤血球の寿命はおよそ120日(4ヶ月)といわれています。赤血球はこの間ずっと体内を巡って、血管内のブドウ糖と少しずつ結びつきます。高血糖すなわち余っている糖が多ければ多いほど結びつきが増えグリコヘモグロビン(HbA1c)も多くなるわけです。したがって血液中のHbA1c値は、赤血球の寿命の半分くらいにあたる時期の血糖値の平均を反映します。すなわち外来で血液検査をすると、その日から1~2ヶ月前の血糖の状態を推定できることになります。
正常値は、4.3~5.8%で、6.1%以上であればほぼ糖尿病型と判断して良いことになっています。

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*HbA1c(ヘモグロビン・エイワンシー)が変わります!
日本糖尿病学会では、2012年4月1日よりHbA1cの表記を日常の診療において国際標準値(NGSP値)を使用することの決めました。したがって、これまで使用していた数値(JDS値)よりおよそ0.4%高くなります。
これまでの数値から
およそ0.4%高くなります。 これまで(JDS値) 2012年4月からNGSP値へ
例えば 6.1% +0.4%で 6.5%

したがって、糖尿病の診断基準や血糖管理の指標や評価も、それぞれ+0.4%シフトして考える必要があります。

○新しいHbA1c値(NGSP値)が6.5%以上の場合、糖尿病型と判定し、糖尿病が強く疑われます。

○コントロールの評価とその範囲:

Screenshot_2016-08-30-09-47-11-3.jpg


この表で、もっとも大事な数値は、HbA1c(NGSP)の値で、

‘可’と‘不可’の分かれ道の値が、‘8.3%’

ということである!

勿論、‘可’ではなくて‘良’が望ましいから、HbA1c(NGSP)の値で、

‘6.8%’以下 

が望ましい!

さて、さて、何でこんなに私自身が真剣になったかというと、見落とし勝ちだった‘HbA1c(NGSP)’の値だけが、昨年(平成27年)の12月の血液検査の結果、異常だったからである!

血液検査の結果20151215-2

ご覧の通り、異常なのは、‘HbA1c(NGSP)の値’だけでしょう!

まだこの時には、‘血糖値’が基準値内にあるし、‘HbA1c(NGSP)の値’が何を意味しているかも知らなかったために、頭の片隅には置いてはいたが、別段気にもしていなかった!

むしろ、喜寿に近い同級生の集まりの時には、恥ずかしながら‘自慢’さえしていたのである!
この歳の同級生の集まりでの一番の話題は、‘健康’のこと!

‘誰が亡くなった’だの‘あいつが入院している’だの‘彼は杖無しでは歩けないみたい!’ってなことが話題の中心である!
そりゃあ、そうかもしれない!みんながみんな‘主役’なんだから!

そんな中で、こんな血液結果の持ち主は、私一人だったのである!

しかし、しかし、その中の一人‘S君’が、

「そりゃぁ、君、糖尿病は、‘HbA1c(NGSP)の値’で判断しなきゃあ!」

といってくれたのである!

‘S君’は、随分前から‘糖尿病’を患っていて、食事制限やら、運動不足を補うために毎日‘一万歩’の散歩を欠かさないという!
しかし、この‘HbA1c(NGSP)の値’が、10%近辺をうろうろしていて一向に改善されないらしい!
勿論、医者の勧めで‘適切な薬’を服用しているというのであるが・・・!

‘HbA1c(NGSP)の値’と‘血糖値’に何の差があるというのだろうか?
勿論、二つの値を検査するのだから、それぞれの意味合いは、きっと違うに違いないのだが・・・。

昨年(2015年)の暮には、まだそんな意識だったのである!

(つづく)
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[2016/08/30 12:30] | 健康と医療 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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