今期初めての冠雪富士の撮影成功!房総半島・千葉県は茂原市から富士山までの直線距離は、約130km。
相当視界が良くても、そう簡単に富士山は見えない!
‘視界’が良くても、と言っても単にお天気が良くてもという意味だけではない!
この約130kmの間には、さまざまな‘障害物’が存在するから、茂原市ならどこからでも見えると言うことではない!
お天気のことだけで言うなら、約130kmの間に、出来るだけ‘水蒸気’の存在が無い事、これが最大の条件である、と思われる!
‘雨’を普通は水蒸気とは言わないから、‘水蒸気’の定義をこの場合だけ、‘空中に存在する水分’という言い方にすれば、お解かり戴けるはずである!
水分が、光をまともに直進させてくれないから、景色が見えなくなってしまうのである!
そんな訳で、茂原市の富士山が見えるスポットから富士山が良く見えるのは、空気が澄んでいる場合のみである!
時期的なことを言うと、水蒸気が蒸発しにくい場合、つまり冬季の午前中ということになる!
勿論、夕焼け時で気温が下がってきた時間帯なら、夏だって可能だが、茂原市からでは夕日が沈んだ後のシルエットしか拝めない!
と言うわけで、朝焼けの富士山が見えるその時期が今年もやって来た!
2016年12月02日午前7時42分、見えた!見えた!

「どこ?何処?」
「画面の中央!」

「えっ?何処にも見えない!」
「・・・・・・」

「おや、おや、な~るほど!」
「見えたでしょ!冠雪の富士山!」

「う~ん!やっぱり日本人は、富士山だねっ!」
「普通は、一番最初の写真のように、富士山って何処?状態でしょ?これ、このスポットを‘発見した人’がいるんですよっ!」
「だ、だれっ?」
「‘Mさん’というご夫婦!」
「表彰もんだねっ!」
「そ、そうでしょっ!」
この季節、もう露が降りていた!



来年の元旦にも見れるといいのだが・・・。
(つづく)
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