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正倉院ガラス
正倉院ガラス

小学校の頃か中学になってからかの記憶は定かではないが、‘正倉院’についての情報の中に出てくるのは、先ずガラスの‘ワイングラス’のようなもので、周りに‘突起’らしきものが付いているお宝だった!

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出典/http://inoues.net/museum2/2012shosoin.html

‘正倉院展’と言えば、この‘ガラス容器’がポスターに載るくらい、このガラス器は有名である!

実は、今年(2017年)の年始草々に両親のお墓のある東京都台東区元浅草にある浄土真宗本願寺派の総本山・東本願寺へお参りに行った!去年の暮れにもお参りしたのだが、打ち合わせの時間帯に掛からない時間があったので、訪れたのである!

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banner_access浅草如苑
出典/http://www.asakusajoen.jp/access/
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img08_big浅草如苑
出典/http://www.asakusajoen.jp/access/
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さて、お参りを終えての楽しみは、この浅草如苑のロビーには、かなりの重要文化財クラスのものが展示されておりその‘芸術品’を鑑賞出来る事である!

およそひと月くらいの展示で展示物が替わるのも素晴らしい!

今回、表題通り、‘正倉院ガラス’として、幼い頃から‘正倉院の宝物’として教科書に載っていた記憶のある‘ガラスの器(?)’が
展示されているではないか!

勿論、‘本物’ではなく、‘レプリカ’であるが、現代の名工がそっくりに作り上げたものだそうだが、そういっちゃあ何だが、本物より技術的には素晴らしいのではないかと思われるほど名品に見えた!

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本物は、下の写真!

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出典/http://shosoin.kunaicho.go.jp/ja-JP/Treasure?id=0000011991

http://shosoin.kunaicho.go.jp/ja-JP/Treasure?id=0000011991
瑠璃坏(るりのつき)

・分類:〈用途〉飲食具 〈技法〉ガラス
・倉番:中倉 70
・寸法:口径8.6 高11.2 重262.5
・材質・技法:アルカリ石灰ガラス(紺色) 脚は銀台鍍金 毛彫 魚々子地 蓮弁様受座は新補
紺色のカップ形ガラス坏で、銀製鍍金の台脚を接着する。アルカリ石灰ガラス製で、紺色の発色はコバルトによる。表面には、同じ素材のガラスで輪が貼り巡らされている


正式名称は、‘瑠璃坏(るりのつき)’というらしい!

‘瑠璃’は、ガラスの古名であることは、何となく判っているが、‘坏(つき)’とは、‘飲食物を盛る丸みのある器’<http://cjjc.weblio.jp/content/%E5%9D%8F>だそうだ!

由木常雄:第二十七回 日本伝統工芸展 鑑査委員
http://www.nihonkogeikai.or.jp/exhibition/honten/27/?tab=judge

この‘瑠璃坏(るりのつき)’にはどんな歴史があるのだろうか?

(つづく)
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[2017/01/09 16:54] | 宝物 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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