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バレンタインデーとチョコレート:(その2)‘チョコレート’の語源は?
バレンタインデーとチョコレート:(その2)‘チョコレート’の語源は?

osaka_cho.jpg
出典/http://happy-trendy.com/osaka-chocolate-2129

チョコレートの語源は、‘組み合わせ’語等々ではないと言う!

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/
question_detail/q1210123712


kmkr69217さん
2006/11/2921:56:28
Q:.「チョコレート」という名の由来を詳しく教えてください。

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..ベストアンサーに選ばれた回答
miestastaniさん
.2006/11/2923:33:10

A: .「ヨーロッパ人との接触当初、中央アメリカ人たちはココアのことをカカワトルと呼んだ。1579年までに、彼らは同じものをショコラテと呼ぶようになり、これがチョコレートの語源とされるが、何故カカワトルがショコラテになったのかは不明であり、従って語源も不明である。」

これは日本語版Wikipediaの文ですが間違っています。語源は不明ではなく、ナワトル語です。Wikipediaを見るなら、他言語版も見て比較しましょう。一番情報が多く正確なのは英語版です。

Wikipedia英語版(参考URL1)、スペイン語版(参考URL2)には、ちゃんと「チョコレート」の正しい語源が記されています。まだ一行しか説明がありませんが、語源のナワトル語版Wikipediaの「チョコレート」のページもあります(参考URL3)。

両者その他をまとめると、

日本語「チョコレート」は英語 chocolate からですが、英語 chocolate はスペイン語 chocolate(チョコラテ)から(フランス語 chocolat ショコラ もスペイン語から)です。

このスペイン語 chocolate は、中央アメリカのアステカ諸語の一つであるナワトル語(Nahuatl)の xocolatl(ショコラートル)からで、この xocolatlは、ナワトル語の xocolli「苦い」+atl「水」からできた言葉です。

スペイン語には「xo ショ」音がないので「cho チョ」になりました(フランス語で cho が再び「ショ」音になった)。

日本語Wikipediaの「カカワトル」が「ショコラテ」になったというのは誤りで、「カカワトル」はナワトル語 cacahuatl で、これはカカオの木/豆のことです。ナワトル語は今もメキシコを中心に、150万人が使用する言語です。

チョコレート(ココア)は、本来は、砂糖は入れずに、むしろバニラやチリペパーをいれた苦く辛いスパイシードリンクであり、アステカでは豊壌の女神への供え物だったのです。

http://en.wikipedia.org/wiki/Chocolate
http://es.wikipedia.org/wiki/Chocolate
http://nah.wikipedia.org/wiki/Xocolatl


どうやら、‘チョコレート’の本来の意味は、‘苦い’+‘水’だったようだ!

(つづく)
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