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地球の正体(その3):火星の組成
地球の組成については、太陽系惑星の最終版に総まとめとして述べることにして、次は‘火星’である。

火星 ハッブル宇宙望遠鏡
http://www.chron.com/life/houston-belief/article/Fai
th-and-science-Can-we-find-common-ground-2228715.php

ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた火星

<4> 火星の組成

火星の内部組成については、金星と同じく解明されていないという。しかし、表面の岩石の鉱物組成は一応判っている。(次の文献)

http://www.gfd-dennou.org/library/riron/mars/iwa/pub/iwa.pdf

火星現象論: 火星の岩石と内部組成
地球流体電脳倶楽部
1996 年 5 月 24 日

1.表面の岩石の鉱物組成

バイキング着陸船が表面の岩石を採取して, X 線蛍光分析計で化学組成を調べた.
その結果を表 1 に示す.

火星の表面の鉱物組成0002
表 1 岩石の組成 (Basaltic volcanism, table 2.2.5)

2.内部の鉱物組成

よくわかっていない.



火星の岩石

http://ameblo.jp/eliot-akira/entry-10375003015.html
1975年の9月、地球から発射されたバイキング2号は、333日の飛行の後、火星に到着しました。上の写真は、火星のユートピア平原に着陸したバイキング2号ランダーからの映像の一枚です。着陸の際、脚の一本が岩の上に乗ったため、ランダーは少々傾いた状態でした。

画面右にある円筒状の金属缶は、火星表面の地質サンプルを採取するための器具です。その左の方に、サンプラーが掘った溝があります。岩の多くに見られる凸凹は、これらの岩が形成された際、溶岩に含まれていたガスの泡によるものだとされています。

写真が赤っぽく見えるのは、火星全体を覆う赤い埃のためです。アリゾナの砂漠みたいな風景ですね。


火星の人面岩

http://ameblo.jp/eliot-akira/entry-10375003015.html
火星と言えば、よく話題に上がるのが、同じくバイキング1号から撮影された、この写真です。中央上部の岩が人間の顔のように見えるということで「火星にはかつて高度文明が存在していた証拠だ」とする説があります。


火星の人面岩ー2

http://ameblo.jp/eliot-akira/entry-10375003015.html
1996年、NASAの火星探査機マーズ・グローバル・サーベイヤーに搭載された、高解像度のカメラによる写真。「火星の人面岩」があるとされるサイドニア (Cydonia) 地域を映しています。


http://kumano.u-aizu.ac.jp/PlaGeoNews/Site01/PDFs/PlaGeoNews11_1.pdf

INFORMATION
火星の安山岩はアイスランダイト

1998 年 1 0 月 2 6~2 8 日、カナダのトロントでアメリカ地質学会の年会が開かれ、惑星地質学の分野
でも興味深い講演がなされた。その模様を R.A. Kerr が「Science」誌(282, 4 Dec. 1998, 1807-
1809)でのべているが、そのなかの1つ、火星の岩石に関する議論を紹介する。
マーズパスファインダーのローバー「ソジャーナ」による分析で、すくなくとも着陸地点周辺の岩石
は基本的に安山岩質岩石であると発表された(「惑星地質ニュース」Vol.10, No.1, March 1998参照)。
しかし、この結果をさらにくわしく検討したテネシー大学の H. McSween たちによると、分析結果に最
もよく合うのはアイスランダイト(icelandite)であるとういう。アイスランダイトは、アイスランド、
ハワイ、ガラパゴス諸島などの火山地域に少量みられるソレアイト系列の火山岩である。日本をはじめ
環太平洋地域に大量にみられるふつうのカルクアルカリ系列の安山岩に比べて、Al2O3 に乏しく FeO に富み、FeO/MgO 値が高いのがアイスランダイトの特徴である。パスファインダーの分析データは、SiO2 量などからみて確かに安山岩質を示しているが、FeO 量が多いことなどが注目されていたから、アイスランダイトにより近いことは確かである。

McSween らによると、火星ではプレート運動がないので、地球上の島弧よりも海洋島での安山岩の
生成と似たことがおこったのではないかという。つまり地球の海洋島のように、Fe にとむ玄武岩質マ
グマの長期にわたる固結と再溶融のくり返しによって、火山活動の末期にシリカが濃集した結果だとい
うのである。また、ブラウン大学の M. Minitti と M. Rutherford は、火星起源隕石に似た岩石に少量の
水を加えた溶融実験によって、パスファインダーのアイスランダイトに近い物質をつくり出したとのこ
とである。いずれくわしい論文が発表されることを期待しよう。



以上の引用文の通り、現時点では、まだ火星内部の構造とその組成については分析がなされていないという。



(つづく)
























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[2012/06/30 17:10] | サイエンス | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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