雲には色々名前がある。
名前というのは、区別したい際にそれぞれの特徴を表すように、という意味があると思われる。
例の‘Wikipedia’によれば、‘名前’の一般論が載っている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8D%E5%89%8D
一般論[編集]
すべての事象には名がある。と言うより、名前がないものは存在を認識できない。
我々は先ず対象に名前を付ける。そのためには対象の概念を明確にし、またそれ以外の事象との区別を持たなければならない。この過程で名前を付けた対象が明確になる。
たとえば、自然観察の際に、まず生き物の名前を覚えることから始めることが多いが、これはそれ自体に価値があるのではなく、名前を覚えることで、それまでどれも同じに見えていたものの区別がつくようになるからである。たとえばハコベの名を覚えれば、雑草として区別せずに一緒にしていたものの中から、それが見分けられるようになるし、さらにウシハコベやコハコベを知れば、ハコベの中にもさらに違いがあることもわかるようになる。
名前は元々あるものではなく、人間がそれを個別に把握すべき対象として認識した際に与えるものである。したがってどの範囲で名を与えるかは人間とそれとの関わりによって変わる。たとえば文化が違えば個々の物に対する関わりの深さも異なり、これが名前にも影響するため、言語によって名の扱いも異なる。たとえば日本語において、ウシという動物の名は「牛」である。それに含まれる差異については雄牛・雌牛・仔牛と接頭語をつけ、あるいは牛肉と語尾をつけて説明的に扱う。だが英語では牛は総称としては cattle、雄牛は bull、雌牛は cow、仔牛は cult、牛肉は beef と、すべて全く異なった語を当てる。
さて、名前の議論はこのくらいにして、秋の季節になって空を見上げれば、
‘うろこ雲’と‘いわし雲’、そして‘ひつじ雲’が天気の良い日には必ず見られる!
<1>‘うろこ雲’と蜘蛛


<2>‘いわし雲’
<3>‘ひつじ雲’

こんな記事がある・・。
http://godmanners.com/?p=1943
ひつじ雲の高積雲とうろこ雲といわし雲の巻積雲はよく似ていますが大きく違うのは、
・ 雲のできる高さ
・ 一つ一つの雲の大きさ
・ 雲の薄さ
上記の3点か大きく違います。
雲のできる高さは、ひつじ雲が中層の高度2㎞〜7㎞
うろこ雲といわし雲は巻積雲で高度5㎞〜15㎞にできます。
一つ一つの雲の大きさは、ひつじ雲が塊状でうろこ雲といわし雲はさざ波状です。
雲の薄さに関しては、うろこ雲といわし雲が薄く、ひつじ雲は厚みがあるように感じとれます。
ちなみに国際記号もAc(ひつじ雲)とCc(うろこ雲・いわし雲)で違うので覚えておくといいでしょう!
何故、こんな雲が出来るのだろうか?
(つづく)
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