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自然エネルギー買い取りの検証
2012年7月1日から‘自然エネルギー’の買い取り が実施される事になった。
7月1日の朝日新聞は次のように伝えている。

朝日新聞7月1日
朝日新聞の記事(7月1日・朝刊)

そして、肝心な‘買い取り価格’は、次の通りである。

朝日新聞7月1日0001-2
同上・買い取り価格

一方、電力会社の‘電力料金’は、以下の通りになっている。

東京電力の電力料金表0001
http://www.tepco.co.jp/e-rates/index-j.html
東京電力の電力料金表

中国電力の電力料金表
http://www.energia.co.jp/online/hayami.html
中国電力の電力料金表

ここで注目すべきは、‘深夜電力料金’と‘業務用電力料金’である。

東電の‘深夜電力料金’は、上の引用資料から、

 深夜電力B (低圧供給):1kWh につき 9円17銭
 第2深夜電力(低圧供給):1kWh につき 8円22銭

と読み取れる。

一方、中国電力の資料からは、

 業務用TOU・夜間時間 :1kWH につき 9円23銭

と読み取れる。

これは、基本料金は別だから、実際にはもう少し支払い料金は増えるはずであるが、大量に使えば、大雑把に言って、また概略計算が容易なために、業務用であれ深夜電力であれ、

  1kWh : 10円

と思っていれば、そう大幅に計算は、ずれない。


さて、自然エネルギーの固定買い取り価格で、朝日新聞の資料から、高価の順に並べれば、

  ① 風力の20kW 未満 : 57.75円 /kWh

  ② 太陽光       : 42.00円 /kWh

③ 地熱の1.5万kW未満 : 42.00円 /kWh

④ バイオマス
    (汚泥などをガス化) : 40.95円 /kWh

  ⑤

  ・・・・・・・・・・

となっている。

ここでは、②の太陽光発電の場合の、買い取り価格‘42円/kWh’との比較を考える。

何故こんな風に買い取り価格が決められたかについての詳細は書かれていないが、まだまだ今の発電方式に比べてこの自然エネルギーの発電効率の悪さ加減と設備投資をするシステムの普及度が小さいため高価であることも考慮されての買い取り価格なのであろう。

そんなこんなを考慮すれば、実際に設備投資をして電力会社に買い取ってもらう事業が成り立つ、という計算に違いない。

メガソーラー
http://alphaaviation.aero/ja/nikki/30520
メガソーラー発電所



しかし、ここで注意が必要な事態が発生する可能性がある

どんな法律や規制にも抜け道がある!

この電力買い取りについて、こんなことが起こり得るという‘警告’を発する意味で以下のようなことを考えてみた。

1.太陽光発電事業株式会社「A社」を設立する。

2.A社に偽の太陽光パネルを設置する。

3.同時に、大電力を使う偽の工場を持つ会社「B」設立する。

4.B社に偽の大電力を必要とする製造設備とこれまた偽の大電力蓄電装置を設置する。

5.B社からA社へ電力ケ-ブルにより送電し、これをA社が電力会社へ送電して買い取ってもらう


実際に運用するには、細かい管理のための作業が必要であることも確かであるが、大まかにはこの筋書きで事は足りる。

これが上手く行くと、‘営業利益’としては、次の方程式が成り立つ。

営業利益 = 販売価格 -(仕入価格+管理費)であるから、

1kWh の営業利益は、

 42円 ー(10+α)円 = 32円 ーα円

となり、仮に、α=2円  だったとすると、

 営業利益 = 42円 ー12円 = 30円/kWh

となる。

B社の使用電力が、一日に10万kWh(一日の電力料金が、約100万円)であると仮定する。そんなに大電力を必要とする会社も珍しいが、あり得ないことではない。特殊発熱炉を持つ工場ではあり得る事である。

そうすると、A社の営業利益は、計算通りとすれば、300万円/日 となる。

A社とB社が同じ資本家であれば、この二つの会社での年間(稼働300日とする)の営業利益は、

年間営業利益 = 300万円/日 × 300日 = 90,000万円

つまり、A社とB社合わせての営業利益は、9億円/年 ということになる。

こんな会社が出来たとしても、今の法律では、何らおかしい所は無い。

B社は、確実にB社で使った(と思われる)電力料金を間違いなく支払うのだから、何ら法律には触れない。

A社は、それなりの(偽の)太陽光発電システムを設置して、電力会社に買ってくれと申請すれば、法的には電力会社は買わざるを得ない。

何の‘査察・検証’の規定がないとすれば、こんなことぐらい誰だって考える!

この方式は、自分で自然エネルギーを作らずに、安い電力を電力会社からB社が買って、電力会社に買い上げて貰うという‘インチキ’発電会社Aと偽電力消費会社Bとの共同作戦なのである。

A社とB社は、資本家・経営者がほとんど同じであるから、ばれない!

こんな会社が、100社で来たら、・・・・・・・!?

野田政権さん、これ大丈夫?



































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[2012/07/14 07:16] | ビジネスと経済 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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