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徒然草117段:‘物くるゝ友’
徒然草・第117段 「友とするに悪き者」 には、次のように‘友達’の価値が書かれている。

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http://blog.goo.ne.jp/sinanodaimon/e
/b5ad547249a9097c7607a01b33668f86


http://blog.livedoor.jp/ethos68/archives
/cat_10015492.html


友とするに悪き者、七つあり。一つには、高く、やんごとなき人。二つには、若き人。三つには、病なく、身強き人、四つには、酒を好む人。五つには、たけく、勇める兵。六つには、虚言する人。七つには、欲深き人。

よき友、三つあり。一つには、物くるゝ友。二つには医師。三つには、智恵ある友。


この‘友とするに悪き者’は、兼好法師が生きた時代<概ね弘安6年(1283年)頃~文和元年/正平7年(1352年)頃>の背景を考慮しなければならない。今の生活環境と違うからである。

しかしである。‘よき友’は、時代背景を考える必要がない。何と言うことだろうか?

どんなに環境が変化しようが、変わらないのである。

その‘よき友’の第一に挙げているのが‘物くるゝ友’である。

最近、珍重品つまりなかなか手に入らない素晴らしいものを或る友人から頂戴した。

素晴しい‘ぐい呑み’である。

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画像ー21 132 posted by (C)mobaradesu

堂々の‘桐箱入り’である。「備前 面取窯変 ぐい呑 哲也」と書かれている。
‘窯変’:陶磁器の焼成中、火焔の性質その他の原因によって、素地の釉(うわぐすり)に変化が生じて変色し、または形のゆがみ変わること。また、その陶磁器。火変り。<EX-word CASIO>

ただし、「この備前は釉(うわぐすり)を使わず土と火でつくる芸術」と但し書きがあるから、釉を使わなくとも‘窯変’が存在するという訳である。

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画像ー21 052-3 posted by (C)mobaradesu

五角形が素晴しい。そして、釉を使わない‘窯変’が美しい! この反対面は・・・、

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画像ー21 056-2 posted by (C)mobaradesu

ごつごつした表面が、また一つの趣を呈す。

そして、ぐい呑みの中は・・・、

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画像ー21 063-2 posted by (C)mobaradesu

これが、また一つの特徴だという。この渦巻きは、‘さざえ’の口蓋の裏面を想わせる上品さである。

それに、底は・・・、

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画像ー21 060-2 posted by (C)mobaradesu

作者の‘哲也’の‘也’が書かれている。

総合価値:

① 器の表面に‘窯変’の特徴であるごつごつした荒々しさと滑らかで上品な変色部分があって奥深い。

② 器の中がこれまた上品で‘わびさび’を感じさせる。

③ 釉で誤魔化さない作者の実力が垣間見える。

④ 五角形の発想が素晴しい!

そんな訳で大いに気に入った‘貰い物’である。

そしてまた、「はい、これ岡山の御土産、備前焼!」ということでないことが素晴しい!

こういった窯変には二つとして同じものは無いが、‘同じ種類のもの二つ’を手に入れておられて、一つは毎晩自分で使っておられ、もう一つの数年以上大事に保管してあった‘新品’をついつい最近知り合いになったばかりの私に下さったのである!

この心意気が何とも言えないではないか!

まだ、畏れ多くて使っていないが、今晩あたり、と思っている。

兼好法師のいう

よき友、三つあり。一つには、物くるゝ友。二つには医師。三つには、智恵ある友。

やはり、‘物くるゝ友’が第一位である。

このぐい呑みで、健康を維持し、社会に奉仕する、これこそ‘健康奉仕’なのだ!

備前焼及び作者の岩本哲也さんについては、一緒に桐箱に入っていた案内書に次の記載がある。

いずれも画面をクリックすれば、拡大可能。

備前焼0001

備前焼

贈り物にするには‘ぐい呑み’は、最高である。

毎回毎回、ぐい呑みを‘酒の肴’にして思い出してくれるからである。

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画像ー21 posted by (C)mobaradesu

何度も出し入れしては眺めているので、もうすっかり私の手に馴染んでしまっている。

また、この次も素晴しい物、よろしくお願い致します! <合掌>






























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[2012/07/21 11:40] | 言葉の威力 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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