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体脂肪率(その1)
オリンピックの水泳競技を見ていて気付くのは、選手の誰もが‘体脂肪’がそれ程ついてない(=腹が出ていない)と見えて、‘体脂肪率’が極めて小さい値だろうと思えわれることだ。

北島康介
http://heritager.com/?p=8471
北島康介選手


彼等の体脂肪率は一体どれ位なのだろうか?

そして、誰かが言っていたが「体脂肪率が、10%以下であると‘水に浮かない’or‘浮きづらい’」と言う事そうだが、これ本当だろうか?

多分、‘体脂肪率’と言うのは、‘全体重’の内、その人の‘脂肪の重さ’の占める百分率のことだと思われる。

でも、全体重を測ることは、それは容易いとしても、‘脂肪の重さ’は、どうやれば測れるのだろうか?

以下のような問答をWEB検索で見出した。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1248450897

Q:水泳選手の体脂肪率はどのぐらいなんでしょうか?
また水泳をすると低温のなかで活動するので脂肪がつきやすくなるというのは科学的な根拠はないと何かで見たのですが本当 の所はどうなんでしょう?
よろしくお願いします。


A1:私のスクールの選手は少い人で約8%、多い人で約15%です。
平均としては約12%でしょうか。
水温が低いと血管が収縮し、筋肉も硬直して体脂肪を燃焼する環境としては良くないです。

人間はある程度、環境に適応する生き物です。
寒いと血管が収縮し、筋肉も硬直するので運動量が減ります。これが長期間続くのであれば、身体は寒さから身を守るために脂肪を増やします。

A2:僕も 毎日泳ぎ込んでます 今は、13%ですが、最低10%はあったほうがいいらしいです。脂肪があると浮くので、競泳やってる人は比較的 体脂肪率高いですよ~



またこんな素晴らしい解説もある。

http://www.sports-n.com/ntrtn/htm/051-j.htm

051g1.gif

減量する前に、体重よりも体脂肪に注目!
からだの重さ(体重)は、体脂肪の重さ(体脂肪量)と、筋量・骨量・体水分量を含むそれ以外の重さ(除脂肪量)にわけることができます。理想的な減量とは、競技に必要な除脂肪量を保ちながら、余分な体脂肪量を減らすことです。

注意すべきポイントは?
1) 体脂肪を測定する条件(時間帯、服装など)は、一定にしましょう。体重は、朝、昼、夕の時刻差や練習の前後、水分や食事を摂ることにより変動します。好ましい測定時間は、朝起きてトイレに行った後です。または、早朝、練習前後、寝る前など数回測ることで、1日の体重変化を把握する方法もあります。

2)
体脂肪率は、競技やポジション、各個人によって理想値が異なります(以下の表を参照)。スポーツ選手の体脂肪率の限界は、男性で5%、女性で12%といわれています。この表はあくまでも目安ですが、種目によっては理想体脂肪率が限界のレベルに達しています。個人によって理想値は異なってきますし、体脂肪が少ないほど競技力の向上につながるわけではありません。指導者やトレーナー、栄養士などに、自分に適した体脂肪率を相談してみましょう。また、スポーツを趣味とする人、これからはじめようとする人は、右のBMIの計算方法を参考にしてください。
051g2.gif

各種スポーツにおける、スポーツ選手の理想体脂肪率の範囲
051g3.gif



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http://andohiroyuki.com/diet/2012/230.html
これは、体脂肪率が変わると人の見た目がどのくらい変わるかを表した
とってもわかりやすい図です。



また、次のような計算をしている方がおられる。
この計算をよ~く理解出来れば、体脂肪と体脂肪率の‘意味’が判る。この中で注意が必要なのは、ρのノーテイションを忘れておられる。これは、水の密度である。(ρ)と継ぎ足しておいた。

http://blog.livedoor.jp/mahuyuchan/archives/7534995.html

今回の記事は完全に自己満足のために書くので, 分かりやすさには配慮しません.

理系でちょっとした数式処理が分かる方だけ読んでください.

体脂肪を測定する方法にはいろいろなものがありますが, ここでは, 水中で体重を計り, そこから体の体積を求めて, さらにそこから体脂肪率を求める方法を説明します.

では, 以下からガチ理系でいきます.

問. 陸上体重が80kg, 水中体重が5kgの人の体脂肪率を求めなさい. ただし, 脂肪組織の密度は0.9007g/cm3, 除脂肪組織の密度は1.100g/cm3とする. また, 水の密度(ρ)は1000kg/m3とする.

解答.

体積をVとして浮力で式を立てて

5g=80g−ρVg

V=(80−5)/ρ

V=75/1000=0.075

脂肪組織1m3あたりの重さは0.9007・10−3・106kg

除脂肪組織1m3あたりの重さは1.100・10−3・106kg

体脂肪の総重量をxkgとすると, 除脂肪体重は(80−x)kgと書ける

体積について一次方程式を立てる


x/900.7+(80−x)/(1100)=V

0.0011x+0.0009(80−x)=0.075

0.0011x+0.0720−0.0009x=0.075

0.0002x=0.003

x=15

よって, 体脂肪の重量は15kg, 除脂肪体重は65kg

よって体脂肪率は15/80=0.1875=18.75%

以上です.




次回は、自分自身の‘体脂肪率’について、‘実測値’を元に、自分自身の今後の健康維持について‘考察’をしてみたい。

(つづく)





















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