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ひこばえ(蘖/孫生え)
夏の時期に‘草刈り’をすると、温度と湿度が多いため、草は‘切られた場所’を‘頭’にして一挙に伸びて来る。

そのスピードは、通常の伸び方の数倍のような気がする。これは‘草刈り’経験者なら誰でも知っている。

メカニズムは多分違うと思われるが、‘稲’の場合も、一寸眼には‘同じ現象’が起こっているように思える。

昔は稲刈りは、10月の終わり以降だったように思う。

何故、稲刈りが早くなったかについての専門家の意見もあろうが、私は次のように考えている。勿論、‘品種改良’の効果もあり得るのだろうが・・・。

それは、‘田植え機’が普及した所為である。

では、何故‘田植え機’の所為なのか?

機械が田植えをする場合、機械的効率を上げるためには、苗の重さが軽い方がいい。機械の部品の部分で軽量化が図られるから、田植え機そのものも軽量化が図られ動力を喰う燃料費も安くなるし、機械そのものも低価格になる。

‘苗の重さ’が軽いという事は、時期的に‘早く’田植えをするという事になり、従って‘稲刈り’が早くなるという寸法である。

さて、稲刈りが早くなると‘奇妙な’現象が起こる!

それが、稲における‘ひこばえ(蘖/孫生え)’と言う現象である。

何となく、この‘ひこばえ(蘖/孫生え)’現象を、もっと上手く活用すれば、‘同じ稲の株’から、2回の収穫が出来はしないか? という訳である。

今年も我が家の近くの田圃では、早い所は8月の下旬に、遅くとも9月の上旬には稲刈りが終わっている。

9月19日の夕刻、8月の下旬に稲刈りが終わった田圃を見てみた。

予測通り、ひこばえ(蘖/孫生え)現象で、何だか田植えをして3ヶ月以上たった状態のようで、稲穂までちゃんとついていて、中身も、いわゆる‘乳状’ではなく、きちんとした‘実’になりそうな雰囲気である。

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2012年09月19日16:39 の田圃である。ここら一帯は、8月の下旬には稲刈りが終わっていた。

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角度を変えてみていると、ちゃんと田植えをして、3か月が経った頃の様子に似ている。

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更に近づいてみると、稲穂が付いていることが確認出来る。

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稲穂はまだ付いたばかりで、中身が軽いと見えて、垂れ下がるまでには至っていない。上手い具合にここ数日強い夕立が毎日やって来るので‘水田’となっている。

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この付近では、中身が重くなり始めているようだ。

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ここのところまだ例年と違って、日中は30℃を越す日が続いている。それも異常であるが、これなら案外‘立派な米’の収穫が期待出来そうである。

今後どんなに成長するかをカメラで追ってみたい。



ひこばえ(蘖/孫生え)については次のような解説がある。

http://okwave.jp/qa/q2664515.html
稲刈りの後の切り株に米が実っていることがあります

Q:稲刈りの後の切り株に米が実っていることがあります。
なぜ切り株に稲穂が出て米が実るのでしょうか?
そのお米は食べられるのでしょうか?
どなたか教えてください

投稿日時 - 2007-01-14 00:17:06


A:稲の刈り取り後に生長したものをひこばえといいます。なぜひこばえが出来るかは次のように説明できます。
稲は田植え後分けつといって株が分かれて生長します。1本の苗で多いときは約50本の株になります。稲穂がついてからも分けつして株基に生長点が出来ますが生殖生長が優先されますから後から出来た生長点は生長が止まります。その後稲が十分に成長して籾が成熟すると生長点が成長してきます。

刈り取り間際の株基には小さな芽が出ています。

稲が刈り取られるとひこばえが成長を始めます。

稲は積算温度(最高気温を足した数字)で花芽分化しますから夏の高温期なので約1月で花芽が分化します。その後出穂(穂が出ること)して成長しますが十分栄養生長が出来ないためほとんどが不稔といって実が入りません。仮に生長しても稲の実を付けるのに必要な花粉を作る時期(減数分裂期といいます)には低温になり花粉が出来なくなりますから実はならないでしょう。極早生の稲なら結実しますが葉の面積が少なく同化できるデンプンも少ないので販売出来る米にはならないと思います。今生産の主力のコシヒカリではひこばえの収穫は無理です。
刈り取りの終わった水田の地温が上がり根の生長に高温障害を起こし養分の吸収が出来なくなりますから株の保っている栄養分でしか生長出来なくなるのも一因だと思います。極早生の品種で湿田の時は籾の中が牛乳のようになる(乳熟期といいます)までなることはあります。
私が住んでいる関東を基準に書きましたが暖地では登熟(稲が実ること)するかもしれませんがおそらく屑米にしかならないでしょう。

余談ですが 転作のため飼料用に栽培した稲を早刈りした後追肥すればかなりの収量が期待で来ます。

投稿日時 - 2007-01-14 10:02:03



今年の異常気象から考えると、どうやら‘余談’ではなさそうになってきたのでは?

この解説は、初めから‘稲については’‘ひこばえ(蘖/孫生え)’で収穫をすることは無理という前提で話を進めておられるようだが、アフリカなどでの‘飢餓’を考えれば、もう少し‘真剣に’お米増産の技術を積極的に開発すべきでなないのだろうか?

ひこばえ(蘖/孫生え)の方法なら、田植えは一回で済むし、2度目の収穫は極めて短期間に終えることが出来そうではないか!?

今後の世界全体での‘食糧危機’に備えて、是非是非この‘ひこばえ(蘖/孫生え)増産’の研究を前向きに進めて欲しい!

(つづく)


















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[2012/09/20 08:24] | 農業 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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