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中秋の名月、水平線からの頭出し:十六夜の月で挑戦!<小成功!>
今年の中秋の名月は、2012年9月30日(日)であったが、生憎台風17号が日本本土を縦断したために、残念ながらまともな時間帯にはその名月を見ることが出来なかった。

しかし、関東地方では、10月1日になった頃、すなわち深夜の12時(0時)を過ぎてからは、風は少々きつかったが‘名月’をたっぷり味合う事が出来た。

ず~と眺めていて、とうとう午前4時ごろまで・・・。

台風が地上付近の‘汚れ’を吹き飛ばして呉れたり、雨が空気中の‘ごみ’を吸収して呉れたりで空気は澄んでいる。

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10月1日03:43
中秋の名月と聞くだけで、一年で一番明るい満月だと暗示に掛かってしまうが、丁度台風一過なのでやはり一番明るいに違いない。本当に明るい! これはフラッシュを使っていない。

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03:44
まん丸だ! フラッシュを使えば、望遠で月はこんな風に撮ることが出来る。

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03:46
おまけに、南側の空には‘オリオン座’がはっきりと見えた! 
左上の隅で一番ハッキリ見えているのが、‘ベテルギウス’である。640年前にもう超新星爆発を起こしているのだろうか? ニュートリノを捕まえたというニュースはまだカミオカンデからは聞こえてはこないが・・・。

さてさて、本日2012年10月1日は、中秋の名月の次の日、‘十六夜’である。

事前に調べていた通り、本日の千葉県・茂原市近辺の外房海岸での‘月の出’時刻は、17:42(±2)である。

一方、‘日の入り’時刻は、17:20(±2)であるから、夕日が沈んだ後に‘月の出’を迎える。

こりゃあ、丁度いい! 余り明る過ぎると月の出が良くは見えないに違いない。
そして、余り暗過ぎても今度は‘フラッシュ’が利かないから、‘月の出’をカメラに収められない恐れがある。

そんな訳で、17:00に自宅を出発、いつもの海岸に着いたのが17:15だった。

十六夜の月が昇って来る東に当たる海岸線には、何だかそんなには厚くは無いとは思われるが‘雲’が立ち込めているような感じがした。


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2012年10月1日17:19
月の出まで、あと23分。画面の真ん中には‘先客’がおられるようだが、この御仁も‘月の出’を待っておられるのだろうか?

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17:19
振り返って、西の空を見ると、あと1分で‘日没’の時刻。本日は‘雲’がないため、いわゆる美しい夕焼けは見られない!

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17:22
月の出まであと10分。水平線には何の変化もなく、ただ海岸線には波が打ち寄せるばかり・・・。

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17:24
日本列島の北からと西からの羽田行き航空機は、羽田飛行場の‘混み具合’で、調整をする場合外房周辺を旋回する。この航空機は北からやって来て丁度茂原市付近の上空で、羽田へ向けて右にほぼ直角に旋回した。したがって、この航空機は羽田へ、つまり真西へ向かっている。地上では日没はこの場所では17:20。それから4分経過しているが、この航空機の高さ、多分およそ6~700mではまだ夕日が見えているに違いない。
そのお陰で、航空機の先端部分は夕日を受けて赤く染まっていることが判る。

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17:43
予定時刻を過ぎたというのに、東の水平線に変化なし! 多分(±2)分が利いているのだろうと思った。

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17:44
おやおや、本当にどうしたのだろうか?予定時刻を+2分を入れてもその時刻に達したというのに!

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17:46
いやいや、ついに来た!よ~く見ると、水平線のど真ん中に‘うっすらと’、周りには光を与えずに自分だけ‘ほんのりと’恥ずかしそうに・・・。<小成功!>

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17:46
定刻より遅れること4分と思ったが、実際には17:43、17:44の写真にも写っていなければならないのに、水平線直上の雲が多分邪魔をして弱い月の光を吸収してしまったのだろう!ここまで上がって来てやっと見えたという訳である。

と言う事は、念願の‘月の水平線からの頭出し’は、どうやら‘不可抗力’で、余程の幸運が重ならないと見えないと言う事なのだろう。

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17:46
慌てて‘望遠’にしては見たが、残念ながら‘ピンボケ’!

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17:49
ここまで時間が経ってくると雲の影響がやや薄れて、‘赤い月’(luna rossa:ルナロッサ)が鑑賞出来る。赤い月の出現の意味は、朝日と夕日が空気中のごみやほこりによって波長の短い‘青色’の光線部分が乱反射しているのと同じ理由による。つまり、大雑把に言って、0.5μm位の波長の電磁波はそれよりも一寸だけ大きいほこりや水滴等によって吸収や散乱されるが、0.6μm以上の波長をもつ電磁波は、ほこり等を回避して地上に届く、という訳である。下の引用解説をど~ぞ!

可視光線
可視光線ー2可視光線ー3

http://www.konicaminolta.jp/instrument
s/knowledge/color/part2/02.html

可視光線

太陽の光をプリズムに通すと、虹のような色の帯ができることをご存知の方は多いでしょう。このことを発見したのは、万有引力を発見したI.ニュートンです。この色の帯をスペクトルと呼び、光をスペクトル(波長成分)に分けることを「分光」といいます。
スペクトルが人間の目で見えるということは、この特定の波長が、人間の網膜に刺激を与えて色として感じさせているわけです。スペクトルは赤・橙・黄・緑・青・藍・紫の順に並んでいますが、これはそれぞれの波長の長さが違うために生じる現象で、光の中で最も波長の長い部分が赤く見え、短い部分が紫に見えるのです。この、人間の目で見える領域の光を「可視光線」と呼びます。
この領域からさらに波長が長くなると、赤外線域になり、逆に波長が短くなっていくと紫外線域になりますが、この領域は人間の目には見えません。

さて、「波長※1」という言葉がでてきたことでもわかるように、光は空中を飛び交っている様々な電磁波の内のひとつです。電磁波の中には波長が数千kmにも及ぶ電波から、十億分の1mm以下のγ(ガンマ)線まで、さまざまな種類がありますが、「可視光線」は380~780nm(ナノメートル)※2の範囲です。物体で反射され、視覚で色として認識される光は、(単一波長の人工光を除いて)さまざまな波長成分の光が混じり合っています。

※1:波長
光は波の性質を持っており、波の谷から谷(山から山)までの距離を波長といいます。

img_02-5.gif

※2:nm(ナノメートル)
波長の単位として使われます。また、μm(マイクロメートル)も使用されます。
●1nm=10-6mm-=10-3μm
●1μm=10-3mm=103nm




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17:53
一つ前の写真と比べると、4分も経過しているので、‘ルナロッサ’が‘黄色み’を帯びて来た。

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18:04
これはもう‘ルナロッサ’ではなく‘ルンジアロ(lun giallo:黄色い月)’(何故、luna giallo ではない?イタリア語には、そんな規則があるのだろうか?)である。たったの5分間で、赤から黄色への変身!そしてこれが、中天に来れば、03:44の写真のように‘白い月(luna bianco :ルナビアンコ)に変わる。これも空気層の厚さのいたずら!

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18:04
波間にも月影が映って・・・。

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18:07
そろそろ帰り支度を・・・。この大自然の‘大ドラマ’に感謝しつつ・・・。

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18:30
自宅に帰り着いてみると月も我が家の付近にも明かりをもたらして呉れ始めた。向う三軒両隣の内の一軒の庭先から見事に‘十六夜の月’が・・・・。


<参考引用資料>

(1) 動画:「plamrecd さんが 2008/01/09 にアップロード
2006.10.8 茨城県大洗海岸より撮影した月の出です。気象条件が揃わないとめったに見られません。映像は3倍速です。」
http://www.youtube.com/watch?v=ZSWUQMGsm7g&feature=youtube_gdata_player

誠に見事に‘月の出’が撮られている。you tube の動画を静止画にしてみた。

月の出ファンタジー(日の出と違います)海から昇る月の映像 - YouTube0001-2-2

月の出ファンタジー(日の出と違います)海から昇る月の映像 - YouTube0001-2-1

月の出ファンタジー(日の出と違います)海から昇る月の映像 - YouTube-20001-2

月の出ファンタジー(日の出と違います)海から昇る月の映像 - YouTube-30001-2

こんな映像を、ここ千葉県の外房海岸で撮影したかったのだが・・・。

(2) 自分自身で撮った過去の‘月の出’写真

次男夫婦から招待を受けて夫婦で飛騨高山近辺へ行った時に、ホテルの窓から撮影した‘月の出’。

飛騨高山での月の出-2
2010年11月21日 16:40

飛騨高山での月の出-3-2

ホテルに着いて部屋に案内され、外気を入れようとして窓をあけた瞬間、目に飛び込んできた風景!
高山市から真東に見える山は、‘乗鞍岳’に違いない。

<乗鞍岳の説明文>

http://www.gifu-np.co.jp/mh100/minohida.shtml?p=070711
乗鞍岳 は、幾つかの火山帯が重なり合った集合体で、コニーデ型火山と呼ばれる。主峰剣ケ峰(3026メートル)をはじめ、四ツ岳、烏帽子岳など22の峰々で構成されている。
 乗鞍岳の語源は、馬に鞍を置いた形に似ていることから名付けられたとされる。古くは古今和歌集に詠われ、江戸末期の浮世絵師安藤広重も「諸国六十八景 飛騨乗鞍嶽」として、そのなだらかな山容を描いている。
 飛騨地方のどの場所からも常に真東に鎮座する乗鞍岳は、人々にとって母なる山であり、信仰の山でもあった。冠雪の時季には、夕焼けでバラ色に染まり、優美な姿を見せてくれる。

























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[2012/10/01 23:44] | 気象 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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