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民主主義における政党政治の破綻(1)
世界の民主主義は今のところ政党政治である。国名に‘民主主義’と謳ってあっても民主主義でない国は政党はあったとしても競争がないから、ここで言う政党政治ではない。政党政治の良さは、国会議員やその他の選挙の場合、知らない候補者しかいなければ候補者を選ぶ際の参考になる。たったそれだけの様な気がする。ここまで政治家の資質が問題になってくると‘選挙とは何ぞや?’だったり‘政党政治とは?’更には‘民主主義って何?’をもう一度歴史的背景も踏まえて考え直す必要性が生まれた。





今の日本の現状を直視して見て、結論から言うと「国会議員を選ぶ場合、政党制を廃止して選挙をし、首相或いは大統領も国民投票とする」方法に切り替えるべきである、ということになるのではないか。

それは一体何故か?
① 政党政治の矛盾がこれほど明らかになった時代はない。すなわち、‘国難’という事件がこの一年に多く発生し過ぎたためそれぞれの‘国難’の解決を模索する際に、‘政党であるが故の不利益’について、国民がその経緯の一部始終を感知したからである。原発問題しかり、消費税問題しかりである。その他、勿論大地震の復旧・復興問題やダム建設問題にしても公務員の定員問題ましてや国会議員の定数問題などなど数えきれない問題全てに国会議員が政党の足かせを外されての自由な意見で採決が行われれば一挙に解決されただろうに、とそう感じられた。

② 我々だけでなく国会議員自身がそう感じているのではないか?政権与党の中でも消費税について賛否があって纏まらない。その他の問題も同じ政党の中で皆が同じ意見を持つことなどあり得ない。それならいっその事国民も「選挙の時に言っていたのと違うではないか!」とそんなに声高に言わずに、ここは一つ状況が極端に変化しているから許してあげよう、の気持ちで状況変化を見た方がよいのではないか?

③ ただし、選挙の際に言っていたことと実際の議決の時との意見を変えていいということを何時も認めるということになったら、当選するためにきれい事を言う奴が出て来るに違いない。でも、この防止策は簡単だ。次の選挙の時に何故意見が変わったかをキチンと釈明させれば事足りる。ここで成程と選挙人が納得すればその人に投票すればいいし、ふざけるな!と思えば投票しなければいい。

④ 義理人情大いに結構。でも大事な国難にそれを持ち込むのは国難に対処する姿勢ではない。正に私欲に他ならないと言われても仕方があるまい。一般論から言えば、選挙に勝つために‘義理人情’作戦をとるのは卑怯である。この態度は国民のためではなく私利私欲のためである。政治とはそんなものであるという概念から早く脱却しなければならないのは、被選挙人ではなくて選挙人の方ではあるまいか?



⑤ 政党政治を行うから‘政局問題’が生じる。政局はいわば政党の私利私欲である。政党の支持を必要としない候補者ばかりなら政党に不利な発言も気にすることなく発言出来る。一刻も早く政党政治を止めて国会議員ががその場その場で己の意見を主張出来る環境づくりこそ国難を救う道である。

⑥ 大昔に、或る有名な評論家の先生から伺った事がある。その先生は超一流の評論家なのに収入が余りなく秘書のお給料にもお困りの様子だったので、ついこちらも僭越とは知りながら、何故スポンサーをお付けにならないのですか?と聞いたことがある。答えは明快であった。スポンサーを付けるとスポンサーの悪口が言えなくなる。これは評論家の命を捨てることになるからやらないのだ、と。ご立派じゃあありませんか!

⑦ TVなどで国難についての議論がある際に、出てきた国会議員殿は自分の政党の悪口は一切言わない。どんなに論理的矛盾があってもそして自分の意見と違っても。こんなの迷惑するのは国民なのだ。ただし、最近は少しは違ってきた。与党にも野党にもそんな議員が少しは出て来た。いい傾向ではないか。この際自己不利等は後廻しで本音を語って欲しい。結局はそんな議員さんを国民はよ~く見ているのだ。

⑧ 国会議員は国民の下僕だ!とご本人がいうのは選挙の時だけである。一旦当選すると国会議員が一番偉い、という顔をする。最近TVで、大物と自分だけが思っている或る代議士(現在被告人)への記者の質問に「君はどうなの?」と切り返した場面はご記憶の方も多いと思われるが、これが国会議員の本音である。国民のためを思っての政治なんて彼らにどうして期待できようか!

さてさて、日本の政治は何処へ行こうとしているのであろうか?(つづく)









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[2012/01/05 23:59] | 政治と社会 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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