語源探し:(その3)‘屋根’
普段何気なく使っている言葉、よ~く考えてみると現在のものに相応しくないというかその言葉からは想像しにくい物が沢山ある。

例えば、電車に乗った時に「この電車は、00駅を出る時に少々揺れますので、‘つり革’や手摺にお掴まり下さい」と言うアナンウスを聞いたことがあると思う。

この‘つり革’って何?と元来の‘つり革’を知らない平成生まれの‘新々人類’は思うに違いない。何処にも‘革’なんて使ってないからだ。

同じく‘電車’関連で言うなら‘網棚’だって、何処にも‘網’はない!

‘銭湯’だってそうだ。

こんな風に言葉は、社会の文化や風習の変化や技術の進歩で‘様変わり’をする。

さて、今日の話題は‘屋根’である。

画像ー61 115-2

‘屋’は誰でも理解出来るが、‘根’が、どうにも理解出来ない。

‘ね(根)’を辞書(大辞林)で引いてみると、

http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?p=%E3%81%A
D%E3%80%90%E6%A0%B9%E3%80%91&stype=1&dtype=0

ね【根】

1 維管束植物の基本器官の一。普通は地中にあって、植物体を支え、水・養分を吸収する。先端に根冠に包まれた生長点があり、根毛をもつ。「植木の―がつく」「竹が―を張る」

2 立ったり生えたりしているものの下の部分。「歯の―」「髷(まげ)の―」

3 物事の基礎・土台。根本。「息の―を止める」「思想の―」

4 物事の起こるもと。根本原因。「悪の―を絶つ」「両国の対立の―は深い」

5 はれ物などの中心になっている堅い部分。「できものの―」「魚の目の―」

6 本来の性質。生まれつきの性質。「―は心のやさしい人だ」

7 釣りで、海底にある岩礁帯。「―魚」

8 名詞の下に付いて、複合語をつくる。

地に根ざしている、立っている意を表す。「垣―」「岩―」

語調を整えるために用いる。「杵(き)―」「島―」


とある。多分、‘屋根’の‘根’は、上記引用文の8にあたり、‘屋が地に根ざして立っている’と言う事になる。

えっ! どう言う事?!

以下の解説で‘謎’が解ける!!

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/
question_detail/q1315522688

Q:語源についての質問です。 屋根は、なぜ天井に近いのに「根」がつくんですか?
lawliet28さん

A:ベストアンサーに選ばれた回答
senyo77jpさん

竪穴式住居のように、古代の家は屋根と壁との区別が明確になく、その全体が地面に接していました。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%AA%E7%A9%B4%E5%BC%8F%E4%BD%8F%E...

そのことから、もともと「屋根」という言葉は、家を意味する「屋」に全体を支えているという意味の「根」が付き、家全体のことを表していたのではないでしょうか。

のちに柱や壁が独立して屋根が地面から離れた構造になっても、その呼び名が残ったのではと考えられます。



そうか、‘屋根’の始まりは、‘家’という建築物の始まりの‘竪穴住居’を考えればいいという訳である!

tateanakozo.jpg
http://kouko.bird-mus.abiko.chiba.jp/main/terms/index.html#ta

そして、‘つり革’が革でなくなっても‘つり革’と言うが如し、式で・・・。納得!!

(つづく)













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