エべレスト山と高度計の仕組み(その2)
昨日(2012年11月2日)の弊ブログには、エベレスト山初登頂の話題、そしてその山頂の高度(標高)にも色々の観点からの思惑も手伝って、ひょっとすると今まで言われてきた‘8,848m’にも或る種の‘疑問’があること、更にその高度ももっと長い目で見れば、大陸移動の圧力が当初よりももっと強い圧力が作用していると見えて、年と共にエベレスト山頂の標高はさらに高まりつつあることにも言及した。

周辺技術の発達が、恐らくこの問題を解決してくれることになるに違いないとという観点から、本日は‘高度測定技術’について調べてみたいと思っている。

さて、何の調査をもしないで、これまでの常識からだけでは、‘気圧の変化’で測定するのが最も簡単でかなりの正確さがあるのかな? という程度である。

しかし、この方法での‘精度の程度’はどの程度のものなのか、例えば10mの違いを‘気圧’の測定精度から判断出来るのか?という不安もある。

多分、その時その時で補正を加えて行かなければ、気圧はお天気次第で変わるために、精度そのものに不安が残る。

さ~て、現状は?

title0_logo.gif
http://www.aobaya.jp/kl/kchishiki.html#gosa

この‘あおば屋’さんが、‘高度計の知識’を提供してくれている。

高度計の知識:あおば屋-20001-2
高度計の知識:あおば屋-20002-2
高度計の知識:あおば屋-20003-2
高度計の知識:あおば屋-20005-2
高度計の知識:あおば屋-20006-2

簡易高度計は、やはり‘気圧方式’だそうだ。

この場合に心配なのは、やはり「気圧と高度との関係」が‘温度変化’により影響を受けるだろうという事である。

次の引用資料に、その関連性が解説してあり、データ例が示してある。


http://www.bbweb-arena.com/users/et/kinabalu/kinabalu_005.htm
高度と気圧と温度の関係図表-20001
高度と気圧と温度の関係図表-20002

地上の温度がある温度の場合、高度と気圧の関係は、ほぼ直線関係があり、

   1,000m につき、およそ 100hPa 低下する。

このことから考えても、気圧が刻々変化する悪天候の場合には、この方式では高度は正確には測定不能という事が判る。

また、温度と高度の関係もほぼ直線関係が成り立ち

   1,000m につき、およそ 6.5℃ 低下する。

更にこのことからも、悪天候の場合にも‘温度’から高度を推定することも難しいと言える。

ただし、これらの数値は、覚えておくと便利である。

例えば、上図表にもあるのだが、地上が30℃の真夏の時に富士山へ登る場合、気圧と気温は気になるところであるが、この数値を覚えておくと、たちどころに富士山頂(標高:3,776m)での状況を前以て予想することが出来る。

富士山-2
http://ameblo.jp/miwblog04/entry-10407119182.html

気圧: 1,013-(100×3.776)≒1,013-377=636hPa(図表では、650hPa)

温度: 30-(0.65×37.76)≒30-24.5=5.5℃(図表も、5.5℃)

簡易酸素ボンべの必要性も人によって違うし、5.5℃では、どんな服装が必要かも事前に判るという訳である。

因みに、この関係は10,000mの上空でも成り立つので、飛行機が飛んでいる場合安定高度はおよそ10,000mであるから、

気圧は、1,013-(100×10)=13hPa

温度は、30-(0.65×100)=-35℃

である。もしも飛行機が上空で爆発事故を起こした場合、運よく‘傷’を負わなかったとして、またパラシュートを上手い具合に装着出来ていたとしても‘生存の可能性’は極めて少ないことがよ~く理解出来る。

‘原発’も怖いが、飛行機も‘密封’が壊されたら人間なんてひとたまりもない。ましてや‘宇宙旅行’なんて・・・。

自動車事故だって、年間に日本だけで数千人の人が亡くなっているのだが、‘車社会はんた~い!’と叫ぶ人は少ないというより‘皆無’に近い!そして平気で車を運転したり飛行機を利用している人が‘原発反対’とはどういう事だろうか?

‘原発絶対反対’の理由は‘人間の命にかかわる’からなのだろう。それなら、尚更のこと日本だけで数千人もの命を奪っている‘車社会絶対反対!’も一緒に言わないと‘矛盾’が起こる。

そして人間は何故か‘挑戦’というような‘とんでもない言葉’を使ってチャレンジする人を尊敬する。

「‘宇宙飛行士になりたい!’という小学生に向かって特別の‘賛辞’を示す人が‘常識人’」という、この矛盾は誰も指摘しない!


















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[2012/11/03 14:12] | サイエンス | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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