FC2ブログ
赤塚不二夫はピカソか?
NHKの深夜番組アーカイブスで、赤塚不二夫の特別番組を拝見・拝聴した。http://www.nhk.or.jp/archives/bs-archives/past/201201-3.html
初回放送は、2008年3月16日だそうだ。彼が天に召されたのは、2008年8月2日、肺炎のため逝去。享年72歳。ということだから放送はまだ入院中のことなのだ!2002年に発病し2004年から彼は意識不明のまま植物状態だったという。http://ja.wikipedia.org/wiki/赤塚不二夫

赤塚不二夫と言えば‘シェー’である。昭和10年代生まれの我々は、1960年代は20代であるから青春真っ盛りである。『おそ松くん』の登場人物イヤミが行うギャグ、‘シェー’が我々若者だけではなくお年寄りまで皆が照れずにやれたのだ!

0001
0001226 posted by (C)mobaradesu

この‘シェー’は、「シェー - http://Wikipediaja.wikipedia.org/wiki/シェー」 を見ると、『1970年には当時10歳であった徳仁親王(現在の皇太子)が大阪万博三菱未来館を訪れた際に「シェー」を行っている』とある。当時のジャイアンツの王貞治選手がこの‘シェー’をやったことは知っていたが、今の皇太子殿下までが10歳の時だったにしてもこのシェーをおやり遊ばされたことは存じ上げなかった。

はてさて、この絶大なる‘赤塚不二雄人気’の根底には何が隠されているのであろうか?
この設問に、NHKアーカイブス番組は答えてくれた。「笑いの力」シリーズの内の一つである。
解説者は、天野祐吉氏(コラムニスト)。



また、赤塚不二夫氏の葬儀における‘弔辞’は、タモリが読んだ。<http://www.youtube.com/watch?v=EEbcF__-jSo> でも‘読んだ’というのは正確ではないらしい。弁慶の勧進帳よろしく弔辞の紙面はどうやら‘白紙’だったというのだ。その動画を You Tube で拝見したが、やはり私にも‘白紙’のように見える。しかし、タモリは一度も‘言いそこ間違い’をしない。何という超人だろうか!これはタモリが仕組んだ大きな‘ギャグ’なのだろうか?多分、この弔辞を死んでおきながら‘聞いていた’赤塚不二夫は、してやったりと微笑んだに違いない。俺が見破った才能、どんなもんだ!と。しかし、一方では、こりゃあ俺より凄い!と一寸淋しい気にもなったのではないか?‘出藍の誉れ’は、‘師’の方の経験がないから判らないが、案外淋しいのかも知れない。(この判断は、悲しいかな屹度‘下種の勘繰り’に違いない!天才は勝ち負けごとき下世話には屹度関心がないのだ!)

さて、以上はこれから申し上げる赤塚不二夫論の前哨戦である。





①ギャグは、刺身である。
刺身は、a)新鮮でなければならない b)少量で種類が多い方がいい c)美味しくなくてはならない
この刺身に関する3条件は、ギャグの存在意義の条件と同じである。ギャグは、新鮮でなければならないし、一つのギャグは短い方がいいし種類の違うギャグが沢山あった方がいい。それだけでは不満足で、ギャグは面白くなくてはならない。全くギャグは刺身と同じである。ただ違うのは、刺身はハードウエアで、ギャグはソフトウエアである。ただし、ハードウエアの刺身の評価は、ソフトウエアが決める。ああ、ややこしい!

②ギャグは、宗教である。
宗教は、信者を必要とする。信者は教祖を全く信頼する。教祖と信者の‘信頼関係’がないと宗教は成り立たない。ギャグ発信者が教祖であり、ギャグ受信者が信者である。発信者と受信者の‘信頼関係’があって初めてギャグの価値がある。そんな意味からいえば、いわゆる‘おやじギャグ’は、まだ未熟な宗教と言えるかもしれない。
更に重要なことは、どちらもソフトウエアであることである。
赤塚不二夫とタモリの関係は、当初は教祖が赤塚不二夫であったことに間違いないが、上記‘弔辞’の段階で、赤塚不二夫がタモリに免許皆伝を与え、その御蔭でタモリはその瞬間教祖となった。仏教で言えば、法然と親鸞の関係に似ている。

③ギャグは、芸術である。
芸術の真の定義は知らない。‘美の感覚’を産み出して伝える、これが芸術家の資産だから、‘人生の生き方’という‘美の感覚’の中でも最も優れた‘芸術範疇’に、その神髄を開花させるための手段として‘自己流ギャグ’を完成させた赤塚不二夫は、人生芸術の頂点に立つご仁と言っても良い。音楽が芸術の中に入るのかどうかは知らないが、どんなに優れた音楽家であろうとどんなに優秀な天才画家であろうと‘人生の生き方’という芸術の範疇で胡散臭ければ、それはもう真の意味での芸術家ではなくなってしまう。
‘絵画芸術’の頂点は‘ピカソ’であるという。‘人生の生き方芸術’の頂点は、やっぱり我が‘赤塚不二夫’に違いないのだ!











スポンサーサイト



[2012/01/18 16:08] | 学習と文化 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
<<‘オヤジギャグ’で感激! | ホーム | 旅行・散策(2)推薦出来る‘水仙遊歩道’>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
http://kissyarita.blog.fc2.com/tb.php/33-06e8c6b0
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
designated by FC2