‘爪楊枝’の溝
‘爪楊枝’の溝 については、言うまでもなく‘頭を溝で折って、爪楊枝置き’にするための‘溝’であると思っていたし、そう或る大先輩から教えられて納得していた。

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http://store.shopping.yahoo.co.jp/taketora/sa00392.html

ところが、今日、或るTV番組でのクイズを見ていると、そうではないという。‘こけし’の頭の部分に似せてわざわざ‘溝’を入れた、というのが正解 だという。

これは、製造元で実際にそうやって製造し始めた経緯を御存じの方へのインタヴュー映像もあったから、これは疑いは無い!

ただし、折って爪楊枝置きに出来るのも事実だから、‘質問の仕方’によっては‘その答え’に違いが出て来る

 ‘溝’がつくられた主目的は何? という質問なら‘こけし’に似せたが正解だろう。

 ‘溝’の利用法は? という質問なら、‘こけし’という正解はまずないから、‘置き’が正解だ。

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http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Bull/8786/mametisiki-tu.htm

‘WEB’で調べてみると、あるわあるわ、どれも皆同じで皆孫引きと思われるが、次に様なものである。

http://ntzatu.wordpress.com/2011/09/03/%E7%88%AA
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雑学猫の館

雑学こそ史上最強の学問です。

爪楊枝の根元の溝は何か

手で持ったときに滑りにくいからではありません。

諸説あり、明確にはわかっていないのですが、次の2つが有力説です。

こけし説

爪楊枝を作る過程で(摩擦熱などで)どうしても爪楊枝のおしりのほうが茶色く焦げてしまうらしい。これは見苦しいと考えた会社の人が、「おしりの方に溝をつければこけしみたいになるかも」と思いつき、今のように削るようになったという説。

爪楊枝置き説

爪楊枝の溝の部分で2つに折り、折れた短い方を爪楊枝置きにできるという説。

どちらの意見も多いのですが、どちらかというと「こけし説」のほうが本当のようで、「爪楊枝置き説」はガセのようです。ただ爪楊枝起きは便利ですね。今度使うときにはやってみます。


それでは、爪楊枝の‘原木’は?

http://www1.city.kawachinagano.lg.jp/kiccs/youji_sub.html?/bunka2
・楊枝の材料を育む風土
日本では昔から、楊枝は楊柳(ようりゅう)・黒文字・卯木(うつぎ)などの材料で作られてきました。東南アジアでも殆どが木や竹製の楊枝を使っています。
 アジアは元来、緑を育む気候と豊かな大地に恵まれ、農耕文化が発達したため、楊枝の素材としても周りに多くある木や竹を利用していて現在も続いている。

インドのお釈迦さまが使われた楊枝も木製であった。

 ヨ-ロッパでは 歯につまった肉片を取るのには強い楊枝が必要でそのため楊枝の素材も水鳥の羽・ヤマアラシの針・野うさぎの骨・獣の角・象牙が多く使われていました。また、青銅・金・銀等もその強さゆえに楊枝の素材として使われていました。
 日本では仏教の関係から肉食が盛んでなかったため、動物の骨や羽根製の楊枝ではなく、木製の楊枝が一般的でした。
 わが国は木の文化であり楊枝にもその文化が表れている。
農耕民族は楊枝の素材として木・竹・葦の穂等の植物的なものを多く使いました。食べ物の関係上、歯の表面の汚れを取ることが主な目的でした。


http://zeror.ifdef.jp/uranai/keta/19.htm
楊柳 とは柳の木の総称、楊は猫柳、柳はしだれ柳


http://blog.goo.ne.jp/isobekai/e/625d67fdea
727156737b4e106fbf06a2

世界にはヤナギ科の植物が350~400種もあり、日本には30~40種があるそうです。漢字では「柳」のほかに「楊」とも書く。楊貴妃の「楊」。楊貴妃は楊一族の出身だった。
日本では一般的には、枝垂れているヤナギを「柳」、枝が上を向かってのびるヤナギを「楊」としているが、中国では古来「柳」と「楊」には明確な区別がないようで、現代中国ではシダレヤナギは“垂柳”、ネコヤナギは“銀柳”と書くそうです。

<中略>

ヤナギは爪楊枝の材料でもある、といってもそれは中国の話で、日本ではシラカバ(白樺)を使う。白樺は容易に手にはいるし木質が柔らかくて加工しやすく、また歯をいためないからいいのだそうです。ところでこの爪楊枝、実は仏教とともに中国から伝わった。天平勝宝六年(752年)に来日した唐僧の鑑真がもたらした『四分律』(僧侶の戒律を定めたもの)という経典には、「澡豆(そうず。洗い粉)と楊枝を以て手を洗い口を漱がしむべし」と記されており、爪楊枝は僧侶ばかりか貴族の間でもよく使われたそうです。


白樺群生地
http://www.yachiho-kogen.jp/2008/05/post_52.html

http://www.cleardent.co.jp/tsumayoji-gallery/process.htm
つまようじの製造

 楊枝は、卯木や黒文字の原木が使われ、当時、豊富にあった河内長野を中心と楊枝産業として始まりました。
 その後、アメリカより白樺製の「平楊枝」が安く輸入された頃から、機械化が本格的に進み、楊枝の産業へと変遷していきました。

 楊枝は、原木の切断、煮沸剥き工程へと進み、短板、乾燥(回転ドラム)、軸加工(ここまで北海道)、楊枝の長さに切断・先付け(河内長野)へと、すべて機械で生産されています。最近は大半が中国からの輸入となってきましたが、楊枝を含めて国産の商品が徐々に見直されるようになり、国産の楊枝を求められる方も多くなってきています。



爪楊枝一つにも色々な歴史があり、それぞれの苦労があって今日に至っていることが、よ~く判った。

だから、WEB検索は面白いし、止められない!

(つづく)

三角楊枝があるという。その効果について次回。

三角楊枝
http://www.binchoutan.com/youji/index.html













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