肺炎球菌ワクチン
昨日病院へ行った。

ここのところの冷え込みで少々喉がやられているようで、中々‘咳が止まらない’ からである。午後からは、以前の職場で組織改正から25年が経ったという事で記念の講演会と研究施設の見学会があることになっている。これに出席しなければならないから、是非とも咳は止めておかねばならかった。

行きつけの病院は、昨日は金曜日だったから、勤めに出ている人達はいなくて‘老人’ばかりであった。それに、インフルエンザの予防注射の時期であることも手伝って、平均年齢が恐らく70歳代後半だろうと思われるくらい‘若い老人’はいなかった。

一時間ばかり待たされるのは普通である。今日もおよそ一時間待ったあと、「00さん‘1番’のドアからお入り下さい」というアナウンスがあって、1番ドアから中へ入って行くと初めての先生おられた。開口一番、

「長い時間お待たせして申し訳ありません。今日はいつもの診察ではないと受付時に仰ったそうですが、どうされましたか?」

と言われたのには少し驚いた。いつもの先生達(この病院では、ここの院長先生の他に千葉大の先生が応援に来ておられる)の応対とは大いに違ったからである。

「2,3日前から咳が止まらなくて・・・」と申し上げたところ、私のカルテを始めからパラパラと捲って、

「アレルギー症状は無いようですから、咳止めにいい薬があります。」と言って自分で薬を取りに行かれて紙コップに水を入れて戻って来られた。

「血圧はどうでしたか?」と仰る。診察待ちの間に血圧をいつも通り測っていたのでお見せした。

血圧測定結果0001

左の数値は、病院について直ぐに測った値である。深呼吸はしたものの動いた直後のために少しは高くなっている。
そして、測定器の直ぐ前のソファーに座って7分後に再度測定したのが、右のデータである。

因みに、‘血圧の分類表’は以下の通りである。

ketsuatsu02.gif
http://www.city.abashiri.hokkaido.jp/030shisei/010shisaku/kennkou2-7.html

全く‘正常値’内にあり、9時43分の数値は‘至適’の範疇である。

これも毎日の血圧の薬のお陰なのだろう。

「いやいや、ちゃんと健康管理がなされているようで大変結構です。この薬を今ここで呑んで下さい。」と言われて呑んだのが以下の薬である。

薬-2

抗生物質だから、これから30分はこの病院の中か近辺に居て、異常を感じなかったらお帰りになって結構です。ところで、‘肺炎球菌ワクチン’を御存知ですか?」

抗生物質:

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8
A%97%E7%94%9F%E7%89%A9%E8%B3%AA

抗生物質(こうせいぶっしつ、英語: Antibiotics)とは、微生物が産生し、ほかの微生物など生体細胞の増殖や機能を阻害する物質の総称[1]。一般に旧来より「抗菌薬(英語: Antibacterial drugs)」と同義に用いられる。
1990年頃には、天然由来の抗生物質は5000~6000種類があると言われ、約70種類(微量成分を含めると約100種類)が実用に使われている。この他にも半合成抗生物質も80種が利用されている。


「‘肺炎球菌ワクチン’?全く知りません。」

「これ今注目を集めているワクチンで、お年寄りには効果的なもので、インフルエンザ対策としても効果を発揮しています。お値段か少々お高いのですが、自治体から補助金も出る仕組みにもなっています。ご検討戴いてよろしかったら是非どうぞ・・・。」

これまでこんな‘親切な’ご案内をお医者さんから聞いたことがなかったので、また吃驚した。

こんな雰囲気の中で、春も秋も‘花粉症’に悩んでいることも申し上げ、以前その対策として‘セレスタミン’を服用していて余りにもよ~く効き過ぎるので、少々逆に怖くなって今は服用していない。ステロイド系には一寸不安がある等々のお話をさせて戴いた。

そんな訳で、先生から処方して戴いた薬が以下のものである。上記の薬は当然出して貰った。

薬0001-2

合計6種類。

咳は、昨日の会合時にはすっかり治まっていた。

気になるのは‘肺炎球菌ワクチン’である。

例によって、‘WEB’で調べることにした。

幼児用と高齢者用とがあるという。先生が親切にも‘メモ’を渡してくれた。それには‘ニューモバックス’とある。これが高齢者向けである。

http://www.juntendo.ac.jp/hospital/news/038_002.html
hos_title.gif
038_002_01.gif
肺炎は、特にご高齢の方では毎年死因の第3、4位にあがる疾患です。ご高齢の方の重症型市中肺炎のなかでも、原因の約半数を占めるのが肺炎球菌(はいえんきゅうきん)です。日本でも1988年にこの肺炎球菌肺炎の8割を予防できるワクチンが発売され、今では全国の医療機関で予防接種を受けることが出来ます。ご高齢の方や基礎疾患をお持ちの方は、積極的に摂取するようにしましょう。肺炎はインフルエンザの後に引き続いて起こることも多いので、インフルエンザワクチンとの併用をお勧めします。
 なお、肺炎球菌ワクチンによる予防効果は約5年間とされるため、5年ごとの摂取が望ましいです。


もっともっと詳しい解説もあるが、ここでは割愛させて戴くことにした。

それにしても、高齢者の死因の第3位、4位が‘肺炎’とは知らなかった。

改めて、日本人の死因を調べてみると以下の通りである。

death.jpg

http://www.suehiro-iin.com/exposition/m/2012/06/post-23.html
●肺炎が死因の第3位になりました
2012年6月12日

厚生労働省が今月発表した平成23年の調査結果で日本人の死因は、多い順に悪性新生物(ガン)、心疾患、肺炎となりました。肺炎が死因の第3位となるのは昭和26年以来のことです。長年、三大疾患の一つとされてきた脳血管疾患(脳梗塞や脳出血)は、わずかの差で第4位に転落しました。

肺炎は戦前には日本人死因のトップだった時期もありました。しかし衛生環境が改善し、また、よい抗生物質が使用されるようになったこともあり、昭和24年から昭和26年に第3位となった後、一時は第5位以下となりました。昭和50年から平成22年までは第4位でした。厚生労働省の担当者は「高齢化が進み、肺炎で亡くなるお年寄りが増えたのではないか」と推測しています。

平成22年まで第3位だった脳血管疾患は決して減ったのではなく、むしろ数的には増加しています。それよりさらに増加したのが肺炎で、その順位が逆転したのです。脳血管疾患が発症してもそれが直接原因で亡くなる方は増加しなくなったのは事実でしょう。そのかわり以前に脳血管疾患にかかったことのある方が歳をとられて、肺炎をおこして亡くなるという例がかなり増加したのではないかと思います。

 図は厚生労働省が公開している日本人における死亡原因の年次推移を示すグラフです。昭和25年まで日本人の死因第1位は結核でした。グラフに示してある年より以前の戦前では毎年の調査結果は不明ですが、やはり結核が第1位の年が多く、先に説明しましたように肺炎が死因のトップだった時期もありました。結核はその後、よい抗結核剤が使用可能となり激減します。

 結核についで第1位になったのは脳血管疾患です。脳血管疾患のうち日本人は塩分の多い食事などで高血圧になる人が多く、これが原因で脳出血が多いという特徴がありました。しかし食生活の改善がすすみ、また健康診断などで高血圧が発見されてこれを治療するようになると脳出血は激減しました。そのため死因としての脳血管疾患全体の数は減少に転じました。

 脳血管疾患に代わって死因第一位になったのは悪性新生物(ガン)です。グラフで明らかなようにガンによる死亡は増加の一途をたどっています。次いで第2位を占めガンと同じく増加傾向にあるのが心筋梗塞などの心疾患です。これらの病気を予防する、あるいは早期に発見し治療することが重要です。

 ところで、これらの死因はすべて病気ですが、本来、病気にはかからない方がよいのは当然です。たとえ病気にかかってもそれが原因で死亡することがないようにしなければなりません。そうすると歳をとっていつか亡くなるときの死因は「老衰」と死亡診断書に書かれるわけですが、老衰は高齢者をのぞいて下位になっています。すべての人が健康に生きるようになると老衰が第1位となるはずで、常にこれをめざすのが私たち医療者の務めなのだと思います。



今後、是非‘肺炎球菌ワクチン’と‘インフルエンザワクチン’との併用をお願いしたいと思っている。

(つづく)

















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[2012/11/17 23:44] | 健康と医療 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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