FC2ブログ
ワクチン(その1):ワクチンの‘定義’と‘がんワクチン’の登場
だんだん寒くなって来ると‘インフルエンザワクチン’が話題になり、‘わたしも、私も’という訳で、ワクチンの接種をしないと常識人ではないとさえ思われてくる。

これに反して、‘インフルエンザ・ワクチン’は全く効かないどころか危険!とまで言っておられる人達も多い。

http://www.thinker-japan.sakura.ne.jp/dontvaccinated.html
ウイルスやワクチン専門家また医療ジャーナリストが警告しています! インフルエンザ・ワクチンは全く効かないし危険である、と。特に今回の新型インフルエンザ・ワクチンは非常に危険である、と。しかし、彼らの声は、テレビ・新聞など巨大なマスメディアの中でかき消されています。

厚労省とWHO(世界保健機関)もホームページ上では、はっきりとこう述べています。 「インフルエンザワクチンで、感染の予防はできない。また有効とするデータもない。」 結論は出ているのです。しかし、テレビ・新聞はこのことを前面に押し出さずに、パンデミックの恐怖とワクチンの必要性を繰り返すばかりで、おかしな話です。

効かないこともわかってる。なのにこれほどまでに、「インフルエンザと言えば、ワクチン」という風になっているのは、ワクチンそのものが既にただの習慣になってしまっているからではないでしょうか。

018.jpg
インフルエンザワクチンが、全く効かないことのもうひとつの科学的な理由があります。インフルエンザウイルスは、そもそも鼻やのどから感染します。これを防いでいるのは鼻水や唾液に含まれる細胞性免疫のIgA(イミュノグロブリンA)です。一方、ワクチンで作られる抗体は、おもに血液中に存在する血中抗体(HI)です。HI抗体は、インフルエンザの感染の予防と全く関係ありません。感染予防に働くIgA抗体をまったく増やさない現行のワクチンで予防できるわけがないのです。これは、感染症やウイルス学の専門家の多くが指摘するところです。


そこで、指摘されている厚生労働省のHPを以下に引用。

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html
【インフルエンザワクチンの接種について】
Q.16: ワクチンの接種を受けたのにインフルエンザにかかったことがあるのですが、ワクチンは効果があるのですか?
インフルエンザにかかる時はインフルエンザウイルスが口や鼻から体の中に入ってくることから始まります。体の中に入ったウイルスは次に細胞に侵入して増殖します。この状態を「感染」といいますが、ワクチンはこれを抑える働きはありません。
ウイルスが増えると、数日の潜伏期間を経て、発熱やのどの痛みなどのインフルエンザの症状起こります。この状態を「発症」といいます。ワクチンには、この発症を抑える効果が一定程度認められています

発症後、多くの方は1週間程度で回復しますが、なかには肺炎や脳症などの重い合併症が現れ、入院治療を必要とする方や死亡される方もいます。これをインフルエンザの「重症化」といいます。特に基礎疾患のある方やご高齢の方では重症化する可能性が高いと考えられています。ワクチンの最も大きな効果は、この重症化を予防する効果です。

厚生科学研究班による「インフルエンザワクチンの効果に関する研究(主任研究者:神谷齊(国立療養所三重病院))」の報告によると、65歳以上の健常な高齢者については約45%の発病を阻止し、約80%の死亡を阻止する効果があったと報告しています。

以上のように、インフルエンザワクチンは、接種すればインフルエンザに絶対にかからない、というものではありませんが、ある程度の発病を阻止する効果があり、またたとえかかっても症状が重くなることを防いでくれます。ただし、この効果も100%ではないことにご注意ください。

なお、季節性インフルエンザワクチンの有効性については、国立感染症研究所のQ&Aに詳しく記載されていますので参考にしてください。
○参考:国立感染症研究所 感染症情報センターホームページ


厚労省も全く否定している訳ではなさそうだ。予防というよりは、発病の阻止&死亡阻止に重点が置かれた効果というように受け取ることが出来る。

そこで、‘ワクチン’ついての正しい知識を改めて確認をすると同時に、最近のワクチンの話題と言えば‘がんワクチン’であり、この実用化の進め方とワクチンの定義’と‘がんワクチン’の治験・プラセボ’の在り方について考えてみたい。

ワクチンとは何か?

http://ja.wikipedia.org/wi
ki/%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3

ワクチン(ドイツ語: Vakzin、英語: vaccine)はヒトなどの動物に接種して感染症の予防に用いる医薬品。毒性を無くしたか、あるいは弱めた病原体から作られ、弱い病原体を注入することで体内に抗体を作り、以後感染症にかかりにくくする。弱いとはいえ病原体を接種するため、まれに体調が崩れることがある。

接種方法としては皮下注射、筋肉内注射が多いが、経口生ポリオワクチン(OPV)のように直接飲む(経口ワクチン)ものやBCGのようなスタンプ式のもの、変則的接種方法として、皮内注射などもある。

ワクチンを発見したのはイギリスの医学者、エドワード・ジェンナー。牛痘にかかった人間は天然痘にかからなくなる(またはかかっても症状が軽い)事を発見し、これにより天然痘ワクチンを作った。名前の由来はラテン語の「Vacca」(雌牛の意)から。その後、ルイ・パスツールが病原体の培養を通じてこれを弱毒化すれば、その接種によって免疫が作られると理論的裏付けを与え、応用の道を開いたことによって、さまざまな感染症に対するワクチンが作られるようになった。

ワクチンは大きく生ワクチンと不活化ワクチンに分かれる

生ワクチン [編集]

毒性を弱めた微生物やウイルスを使用。液性免疫のみならず細胞免疫も獲得できるため、一般に不活化ワクチンに比べて獲得免疫力が強く免疫持続期間も長い。しかし生きている病原体を使うため、ワクチン株の感染による副反応を発現する可能性もある。
BCG
経口生ポリオワクチン
痘苗(天然痘)-現在は、主に軍用
麻疹ワクチン
風疹ワクチン
麻疹・風疹混合ワクチン
流行性耳下腺炎(おたふく)ワクチン
水痘ワクチン
黄熱ワクチン
日本未承認(個人輸入を取り扱っている医療機関で接種)
点鼻投与型インフルエンザワクチン(針を使用しないのと、粘膜免疫ができるため、有用である)
ロタウイルスワクチン
帯状疱疹ワクチン 単純疱疹ワクチンは開発中
新三種混合ワクチン(麻疹・風疹・おたふく。旧来日本でも行われていたMMR三種混合ワクチンの改良型)
その他、混合ワクチン
MMRV=麻疹・風疹・おたふく・水痘(日本未承認)

不活化ワクチン [編集]

死ワクチンとも呼ばれる。狭義の不活化ワクチンは化学処理などにより死んだウイルス、細菌、リケッチアを使用。取り扱いや効果において同様である抗原部分のみを培養したものを含めて不活化ワクチンと称されることもあり、以下その定義に含められるものを挙げる。生ワクチンより副反応が少ないが、液性免疫しか獲得できずその分免疫の続く期間が短いことがあり、このため複数回接種が必要なものが多い(代表例は三種混合ワクチンやインフルエンザワクチン)。

2歳未満の乳幼児では、蛋白成分を含まない抗原(ハプテン)部分だけでは免疫を惹起できない。このため、肺炎球菌ワクチンなど蛋白ではない抗原を用いるワクチンでは、乳幼児に接種するに際しては別の蛋白と抗原を結合させるなどの工夫がされている。
また、インフルエンザワクチンについては、1971年以前の全粒子ワクチン使用による副反応(死亡あるいは脳に重篤な障害を残す)危険性が大きかったことや、それとは異なる現行の安全性の高いワクチンでも100%発症を抑えることはできないことから、接種を避けるべきとの意見も依然として存在する。しかしながら、ハイリスク群(高齢者や慢性疾患を持つ人など)の人がインフルエンザに罹患した場合に、肺炎等の重篤な合併症の出現や、入院、死亡などの危険性を軽減する効果が世界的にも広く認められている。これが、国連の世界保健機関(WHO)や世界各国が、特にハイリスク群に対するインフルエンザワクチン接種を積極的に薦めている理由である[1]。

インフルエンザウイルスワクチン
Hibワクチン(インフルエンザ桿菌b型ワクチンの略称)
狂犬病ワクチン
コレラワクチン
三種混合(DPT)ワクチン(ジフテリア・百日咳・破傷風混合ワクチン)
二種混合(DT)ワクチン(ジフテリア・破傷風混合ワクチン。ジフテリア抗原のため10歳以上には1/5量投与。この量だと破傷風の有効量が不足しているため、最大限の効果を得るためには別途破傷風トキソイドをうつか、輸入TdまたはTdapにする必要がある)
日本脳炎ワクチン
百日咳ワクチン
23価肺炎球菌莢膜多糖体ワクチン(2歳以上が対象)
多価蛋白結合肺炎球菌ワクチン(2歳未満の小児にも有効)
A型肝炎ウイルスワクチン
B型肝炎ウイルスワクチン(C型肝炎その他は開発中)
2価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン(参照→子宮頸癌)
日本未承認(日本国内で接種の場合は個人輸入取り扱い医療機関に申し込む)
炭疽菌ワクチン
コレラワクチン(経口4価)有効率が高く、2年間有効。また、渡航者下痢の多くの原因とされる、病原性大腸菌139型に対しても4ヶ月ほど有効と発表されている。
不活化ポリオワクチン(IPV)
髄膜炎菌ワクチン(流行性髄膜炎)(髄膜炎菌性髄膜炎)
腸チフスワクチン
ダニ媒介脳炎ワクチン
A型肝炎ワクチン(全2回接種型・1回接種=2週間後抗体陽転、12ヶ月持続。1歳より接種可能)
4価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン
5歳以上用ジフテリア・破傷風混合ワクチン(Td。破傷風の抗体産生能を維持したまま、ジフテリアの安全接種が可能)
11歳以上用ジフテリア・破傷風百日咳混合ワクチン(Tdap。破傷風の抗体産生能を維持したまま、ジフテリアと百日咳の安全接種が可能)
DTaP/Hib=DTP+インフルエンザ桿菌
DTaP/IPV/HiB=DTP+不活化ポリオ+インフルエンザ桿菌
HepB/Hib=B型肝炎+インフルエンザ桿菌
その他、混合多数。


ジェンナー
http://drtakagi.seesaa.net/article/151278564.html

ジェンナーが‘天然痘ワクチン’を作った、ということは、我々も小学校の時に教わったから、それ以来‘ワクチン’という言葉はなんとなく知っている気になっている。

生ワクチン及び不活性ワクチンがこんなに沢山開発されているとは、余り知られていない。

日頃から、人類のために懸命に黙々と開発・臨床に励んでおられる研究者の皆さんに感謝である。

さて、そこで冒頭に申し上げた通り、誰もが待ち望んでいる‘がんワクチン’の研究・実用化は一体どこまで進んでいるのだろうか?そして、我々が安心して社会活動が出来、老後に不安の無い未来は何時ごろ手に入れることが出来るのだろうか?


‘がんワクチン’

http://www.gsic.jp/immunity/mk_06/09/index.html

免疫療法

がんワクチン療法

★★再発防止や難治がんに対する研究も広がっている
ようやく脚光を浴び始めた「がんペプチドワクチン」、その本当の効果

監修:中面哲也 国立がん研究センター東病院 臨床開発センター がん治療開発部 機能再生室室長
取材・文:半沢裕子
(2011年09月号)


nakazura.jpg

「がんペプチドワクチンの
効果が期待される」と話す
中面哲也さん

がんペプチドワクチンの評価は、じっくりと高まりつつある。
果たして、その根拠は、そして効果はいかほどだろうか。がんペプチドワクチンの現状に迫る。

ペプチドを目印にキラーT細胞を増やす

ペプチド とは、さまざまなアミノ酸(タンパク質を構成するもの)が決まった順番でつながったもの。細胞の中でつくられるタンパク質の切れ端だ。そのペプチドを使ったがんのワクチンとは、いったいどんなものなのだろう? 中面哲也さんは次のように説明する。

[がんペプチドワクチンとは?]
01.gif
がんに合ったペプチドを抗原提示細胞がキャッチし、キラーT細胞に、攻撃すべきがんを教える。キラーT細胞はやっつけるべきがんに攻撃をする。

「細胞の表面にはHLAというものが出ており、ペプチドはそこに乗っかっています。ここ20年くらいの間に、がん細胞にはがん細胞にしかないペプチド(がん抗原ペプチド)が出ていることがわかり、これを利用したワクチンの研究が始まりました。簡単にいうと、がん抗原ペプチドを見つけたら、『異物だ!』と認識し、殺してしまう細胞を、ペプチドを注射(免疫)してあげて増やすのです」
がん細胞は常に体内に発生しているが、ほとんどは「生体の警備兵」である白血球細胞などに発見され、殺されてしまう。がんとして発見されるまでに大きくなったものは、警備兵が見逃したり、がん細胞が増えて対抗できなくなったものといえる。
これら警備兵の中でも、がん抗原ペプチドを見分けるキラーT細胞は、ペプチドワクチンによって活性化して増える。そして、血液中を巡り、がん抗原ペプチドとHLAのセットを見分け、これをもつ細胞(がん細胞)を殺してしまう。
「がん細胞だけを選択的に殺せて、正常な細胞を傷つけないので、副作用がない──という理屈で研究が進められています」



がん治療もここまで来たか!という感じである。それにしても、‘ワクチン’で、というから驚きである。
多分、‘ワクチン’だから副作用も大幅に減少出来るに違いない。

(つづく)

次回は、その臨床実験の結果について・・・。


















スポンサーサイト



[2012/11/19 14:17] | 健康と医療 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
<<ワクチン(その2):‘がんワクチン’の治験について | ホーム | 政党政治の終焉:解散と総選挙>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
http://kissyarita.blog.fc2.com/tb.php/338-ec18ccb3
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
designated by FC2