心臓の位置と大きさ
「左利き」 の実態を調べようと思って、文献を調査していた時に、こんな記述に出会った。

それは、「左利き」が何故10%程度なのかを‘説明するための仮設’の一つとして取り上げられた項目である。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%A6%E5%88%A9%E3%81%8D
自然選択説 [編集]

心臓は左半身にあり、右利きの戦士は右手に武器を左手に盾を持って戦う、左利きの戦士は左手に剣を持ち右手に盾を持って戦う。この結果左利きの戦士の方が心臓を危険にさらし致命傷を負う確率が高くなる。従って右利きの人間が多く生き残るという自然選択説による説である。

これは非常によく言われる説であるが、かなり疑わしいとされている。まず、心臓の位置が左半身という前提になっているが、心臓は身体のほぼ中央にある。よって、盾を持つ手で影響が出るとは考えにくい。また、利き腕が遺伝することを前提としているが、利き腕に関わる遺伝子の存在は確認されていない(後述)。さらには、盾を使ったとされる年代や地域は限定される。弓や両手剣を使い、盾を使わない文化圏でも左利きが出ることや、盾がまだない石器時代から左利きが少数であること、盾が廃れた近代になっても左利きが増えないことなどを説明できない。


上記の引用資料に述べてある

‘心臓は身体のほぼ中央にある’

という記述に、実は吃驚した。これまで、‘左側にある’とばかり思い込んでいたし、そして「左利き」の理由もここに示されている通りの‘自然選択説’で説明出来るとばかり思っていたからである。(「左利き」については後日弊ブログに書く積り)

どうやら、‘心臓が位置的に左にある’というのは誤りの様である。


心臓の位置

hito3.jpg

http://ketsueki.doremi3.com/2008/06/post_367.html
心臓はどこにありますか?という質問にほとんどの人が左胸と答えるのではないでしょうか。

しかし、心臓は胸骨の裏側で左右の肺の中間、つまり胸のほぼ中央部分にあるのです。
なぜ、左胸のほうが心臓の鼓動を感じるのかは、図のように心臓が中央よりやや左に傾いていて、先端の強く収縮する心室が左胸にあるからなのです。

心臓の大きさ

心臓の大きさの目安はだいたいその人の握りこぶしぐらいです。重さは、大人で250~300g程でグレープフルーツ約1個分の重さです。形はラグビーボールの上部3分の1を切り取ったような形をしていて下が尖っています。

心臓マッサージ

心臓の位置を確認しておくことは応急手当で心臓マッサージをするときに大切です
心臓マッサージの位置は、乳頭と乳頭を結ぶ線の胸骨上を押さえます。


さて、電車に乗った際によく見かける‘光景’(珍百景の言い方がこのところ定着している!)であるが、子供は電車の中では‘座りたがらない’のが一般的である。無理に座らせようとしても、言う事を聞かずにドアの窓越しに景色を見たがるし、中には通路を走り回る子もいる。

これは、子供にとっては‘極く普通の動作’であって、‘躾(しつけ)の問題’だけではないと思われる。その理由は色々あるのであろうが、2,30年前に‘有力な’理由を聞いたことがある。それは、

 「子供は、大人と同じくらいの大きさの心臓を持っているから、身体は小さいが血液の循環量が大人並みであるので、動き回りたいのである。」

という‘な~るほど’と思わせる理屈であったので、私はそれ以来この説を信じていた。そして、‘偉そうに’、そうなんだぞ、という言い方をしてきたが、どうやら間違っているような気がして来た。

それは、‘心臓が左側にある’とばかり思っていたことと重なって二重の間違いかもしれない、と思い始めたのである。

これが判明したのは、左心臓を確かめるために、かる~い気持ちで‘心臓’につて、小学校以来眺め直したことから始まった。

「子供と大人」の身体に関する資料を見ると、‘ジュニアスポーツの指導方法’として、

 「スキャモンの成長発達曲線」

というのがあるという。一体これは何?

logo_sidou.gif

http://homepage2.nifty.com/taka_matsu/demae_p
age/disease/UCDi/sidou_scammon.html

子どものスポーツの指導論の根底にあるのが「スキャモンの成長発達曲線」です。

 スキャモンは体組織の成長のパターンをその特徴から4つの型に分類しました。その4つの型は一般型、神経系型、生殖器型、リンパ系型です。

下図はそれらをそれぞれ成人期(20歳)を100%とした場合の成長の度合をグラフにしたものです。

kyokusen.gif

① 一般型
身長や体重に代表される全身の外形計測値(頭径を除く)、呼吸器、消化器、腎臓、心臓、大動脈、脾臓、筋全体、骨全体、血液量。

 例えば、身長は乳幼児期まで急速に発達しますが、その後は次第に緩やかになり、二次性徴(男児:陰毛、精通、声変わりなど、女児:陰毛、月経、乳房腫大など)が出現し始める思春期に再び急激に発達します(思春期の成長スパート)。

 思春期は男児より女児が1年程度早く始まるため、小学校高学年の一時期は女児の平均身長が男児を上回ります。

② 神経系型 
脳、脊髄、視覚器、頭径

 発達は脳の重量あるいは頭囲で代表されますが、知的な発達だけではなく運動機能の発達にも密接に関連するものです。人間の精神機能は生涯にわたって発達しますが,その機能を支えるハードウェアとしての神経系は,からだの中でもいち早く発達する部分なのです。

 出生後より急激に発育し、4~5歳までには成人の80%程度にも重量を増します。この頃の子どもたちは大変な勉強家です。また、どんなことでもすぐにマスターしてしまう素晴らしいスポーツマンです。眠っているとき以外は決して退屈はしていません。

 神経細胞と神経細胞がつながりやすく、つながった神経細胞は元に戻ることはありません。一度自転車に乗れた人がしばらく自転車に乗らずとも10年後にも乗れるということです。
 
 この神経細胞がまだつながりやすく、体力的にもいろいろな動作ができようになる時期は9~12歳だといわれています。ですから、この時期の子どもの年代は『ゴールデンエイジ』とよばれ、何をやってもすぐできてしまう年代だといわれています。(『即座の習得』)

また、子どもにより、個人差があり、12歳時で±2歳の差異があることも覚えておく必要があります。

③ 生殖器型
睾丸、卵巣、副睾丸、子宮、前立腺、など

 生殖器型には男児の陰茎・睾丸、女児の卵巣・子宮が含まれます。

 学童期前半まではわずかに成長するだけですが、思春期になると急激に発達します。

 生殖器系の急激な発達を伴う思春期は身体の成長スパートや二次性徴を演出し、非常に短期間に子どもの身体から大人の身体への変身を遂げる時期なのです

④ リンパ系型
胸腺、リンパ節、など

 これらは人体の免疫機能に関連する組織で,10代前半で200%近くに達してから,成人レベルまで下がっていきます。
 
 扁桃(腺)は10歳前後で最大であり、大人になっても扁桃(腺)が大きい場合は病的です。

⑤ グラフの解釈

 このグラフからすぐ読み取れるのはそれぞれの成長は一様ではなく、子どもは大人の相似形ではないということです。
 
 これが『子どもは大人のミニチュアではない』といわれる理由で、大人の練習方法をそのままスライドさせるのではなく各年代に応じた指導法の考え方が必要になります。このことを考慮に入れないトレーニングは効果も少ないばかりではなく、スポーツ傷害の発生の危険も大きくなります。

 この発育曲線を参考に成長期の子供達の運動は、3つの時期に分けて考えられています。

小学生の時期は、
 神経系の発育が著しく、「基本的な運動動作の習得」を目標にトレーニングします。つまり、さまざまな運動や競技を体験させ「動きをつくる」ことが大切です。

中学生の時期は、
 主に呼吸・循環器系の発育がさかんになります。この時期には「持久力をつけること」を目標にします。つまり有酸素運動を十分に行い「ねばり強くなること」が大切です。この頃には専門種目が決定することが多く、それによりトレーニング内容も変化していきます。

高校生の時期は、
 生殖器系の発育が著しく性ホルモンによる男女差がはっきりしてきます。特に男性では男性ホルモンによる骨格筋の発育が著しい時期です。また、この頃から女性では貧血などの問題も多くなってきます。この時期には「力強くなること」を目標とし筋力トレーニング等を行います。競技種目もより専門的となり、競技選手を目指す時期でもあります

 すなわち、小学生期に持久力を増やそうとしてもそんなに効果がないということです。そんな時間があるなら神経系の発達に目を向けた練習のほうがよっぽど効果的だということです。また、小学生期での筋トレは筋肉が骨の成長を押さえ背が伸びないという弊害があります。


参考
「子どもは小さな大人ではない」by臼井信夫氏(慈恵医大 青戸病院小児科)
「スポーツ医科学レポート」by加藤義弘氏(岐阜大学医学部)
「Waveletを用いた成長曲線の当てはめ」 (日本人類学会 Auxology 分科会 Auxology, News Letter No.8
「クリエイティブサッカー・コーチング」by小野剛氏
「小学校体育ジャーナル30」-人間の精神機能の発達-by友定保博氏


これはこれは、大変に面白い情報である!

この‘スキャモンの成長発達曲線’から多分に色々なことが判るのであろうが、今回この曲線を見せて貰って次の二つのことが理解出来た!

<1> 心臓について

心臓の発達具合は、スキャモンの成長曲線の‘一般型’の曲線に沿っている。従って、この曲線を‘0歳’から辿って行くと、およそ‘10歳’で、ほぼ50%であるから、そんなに心臓が大人に比べて大きいとは言えないが、相対的には‘10歳以下の子供’は、多少平均的な直線(0歳から20歳までを直線で結んだ場合のその直線)より‘上に’はみ出しているから、少しは大人の心臓に近いとは言える。でも、これ位なら、私が以前に教えられた‘子供の心臓は大人と同じくらいだから、身体の大きさに比べてみて、動きが活発なのであ~る’という証拠には余りならないのだと思われる。

子供が活発に動き回るのは、きっと別の理由があるのに相違ない!

<2> 「十で‘神童’、十五で‘才子’、二十歳過ぎれば、ただの人」の意味

この‘スキャモンの成長曲線’の‘神経系’型を見てみると、‘10歳’までにほぼ‘20歳’までに発達する度合いの95%以上に達していることが判る。

つまり、環境さえ整っていれば、‘まるで天才(神童)みたいな’行動を取ることが‘暗示’されている。それは‘15歳’に至れば、ほぼ100%に達してしまうので、‘才子’は続いている。

これから後が本当に面白い!

そこで、‘神童・才子’だった人は、ぼやぼやしていると‘環境が普通だった人(凡才)’に‘二十歳’で追いつかれてしまう事になってしまうのかもしれない!

これは、‘神童・才子’と言われる人達にとって‘一大事’である!

幸いにしてか、不幸にしてかは知らないが、私の周囲には10歳までの‘神童’はいなかったから、具体的には二十歳過ぎての‘タダの人’になってしまう人には巡り会わなかったが・・・。

ただし、‘神童・才子’ → ‘ただの人’という過程ではなく、‘神童’→‘天才’→‘天才の上’という人物には奇跡的に出会ったし、今後この人物(‘人’物ではなく、‘天’物と言った方がいいのかもしれない?)と一緒に‘或る事業’展開をすることが実現する可能性が出て来た!

その時はその時で、この奇跡的巡り合わせも含めて記録に残しておきたいと思っている。

(つづく)

次回は、「子供が活発に動き回るのは、きっと別の理由があるのに相違ない!」の究明を!











スポンサーサイト
[2012/11/29 01:38] | 健康と医療 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
<<危ない‘構図’:「日本未来の党」 | ホーム | 吊るし柿、その後(1)>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
http://kissyarita.blog.fc2.com/tb.php/347-85f2dfee
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
designated by FC2