徒然草第117段:物くるる友
一昨日【2012年11月26日】夕刻、予想だにしなかった(失礼!)大量の‘渋柿’が届いた!

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段ボール箱に、い~杯!それも‘二段重ね’である!

に~い、し~い、ろ~く!、一段で20っ個以上あるから、2段で約50っ個! 正に大量である!

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‘親子’というか‘夫婦(めおと)’というか、枝続きの二つ、これも送って呉れた大親友‘K.Tさん’の計らいである。

今から吊るすと正月には丁度いい塩梅になるに違いない。

早速、お礼のメールと電話をした。

K.Tさんが現在住んでおられるのは横浜市・磯子区である。御自宅にお伺いしたことは無いから、御自宅に柿の木があるかどうかは存じ上げないが、磯子区と言えば‘大都会’であるから、多分御自宅の敷地内には柿の木は無いのだろうと思った。

クッションに使ってある‘新聞紙’をみて、はは~ん、御実家だなと思った。それはこの新聞が「山梨日日新聞」だったからである。そしてもう一つ驚いたことがある。

それは、この新聞の‘日付け’である。ナナ、何と・・・・、

新聞-2

11月6日である。これはK.Tさんには余り意味の無い日付けであるが、我々夫婦にとっては記念日なのである!

そう、‘結婚記念日’なのである! 

それに因んで、‘めおと柿’とは!

徒然草の‘第117段’(これも日付の‘116’の次!)には、吉田兼好が次のように書いている。


http://www5f.biglobe.ne.jp/~mind/knowledge/japan/tsuredure034.html
‘徒然草’

第117段:友とするに悪き者、七つあり。一つには、高く、やんごとなき人。二つには、若き人。三つには、病なく、身強き人。四つには、酒を好む人。五つには、たけく、勇める兵。六つには、虚言する人。七つには、欲深き人。

よき友、三つあり。一つには、物くるる友。二つには医師。三つには、知恵ある友。


K.Tさんは、正に‘よき友’である。

然るに、私は、人に贈り物はしないし、残念ながら医者でもない。まして、知恵なんぞ持ち合わせがない!そして、そして、‘病なく、身強き人’なのである。

兼好法師的に言えば、私は、最も‘悪しき者’であって、尚且つ‘よき友’の三つにも入っていない輩である。

でも、私は常に‘健康でなければ、ご奉仕が出来ない!つまり‘健康奉仕’とはこのことだと言って‘兼好法師’様を‘駄洒落’に使わせて貰っている。

それでは、ついでにで‘申し訳ない’( =孟子は毛ない、孟子は禿げていたのだろうか?)が,その‘徒然草’の‘第116段’には何が書かれているのだろうか?これは、結婚記念日の‘116’なのに、今まで調べていなかった。

http://www5f.biglobe.ne.jp/~mind/knowledge/japan/tsuredure034.html
‘徒然草’

第116段:寺院の号、さらぬ万の物にも、名を付くる事、昔の人は、少しも求めず、ただ、ありのままに、やすく付けけるなり。この比は、深く案じ、才覚をあらはさんとしたるやうに聞ゆる、いとむつかし。人の名も、目慣れぬ文字を付かんとする、益なき事なり。

何事も、珍らしき事を求め、異説を好むは、浅才の人の必ずある事なりとぞ。

[現代語訳]

寺の名前やその他の物でも、名を付ける事を昔の人は少しも欲張らずに(こだわらずに)、ただ、ありのままに気安くつけたものだ。最近は、深く考え込んで、自分の才覚を表そうとでもするかのように聞こえる名が多くて、とても煩わしい。人の名前も、見慣れぬ文字を使おうとするのは、(読みにくいだけで)無益なことである。

何事でも、珍しい事を求めて、奇抜なものを好むのは、浅はかな才知を持つ人が必ずやる事だと言われている。


子供の名前になかなか読めない文字を或いは読みにくい漢字を付けられた先輩がおられたので、‘どうしてまた?’と聞いたことがある。‘一度聞いたらなかなか忘れられないという<特権>がある’という答えが返ってきたことを覚えているが、鎌倉時代にだってこんなことがあったというのは面白い。


さて、K.Tさんにお礼の電話した際に伺ったのだが、今年は‘柿(渋も)の当たり年’だそうで、山梨の御実家に2本の‘渋柿’の木があり、およそ‘1,000個’の収穫があったそうである。

鈴なりの柿
http://blogs.yahoo.co.jp/yamato2863/55147597.html

K.Tさん御夫婦二人で‘処理’をされたそうである。

相当に大きな木に違いない!一本で何と500個である。

それにしても、第一、高い梢から‘もぎ取る’のが大変である。

次のような計算が成り立つ。

もぎ取るのに掛かる時間:道具を使っても一個に平均5分(移動も考えて)とすれば、これだけで

5分 × 1,000 = 5,000分 ≒ 83時間

もしも手慣れておられて3分であった場合、

3分 × 1,000 = 3,000分 = 50時間 = 一日5時間(これ重労働)働いても、10日間である。

それに、枝の部分を吊るせるように‘加工’するのに、一個当たり3分だとすると、それに約‘10日間’、いやいや合計何と‘20日間’にもなってしまう!

大変安い見積もりで申し訳ないが、時給1,000円だとすると、

1,000円/h× 100h = 100,000円

一個の値段にすると、

もぎ取り3分、加工3分、合計6分だから、
1,000円/60分 ×6分/個 = 100円/個

別に言い方をすれば、100時間で10,000円の経費で、1,000個だから、1個当たり100円の人件費である。

これは、作業に掛かった費用(コスト)である。柿そのものの価格を50円/個とすれば、原価だけで150円/個となり、利益及び運送費を入れると、200円/個くらいがいい値であろう。

多分今の‘デフレ’状態では、この値段では買い手が付かないに違いない。

やはり、店頭に‘渋柿’は並んでいない理由の一つはこの辺にあるのかもしれない!

そして、農家の方が‘柿’をもがないでそのままにしてある理由も何となく判ったような気がして来た。



<K.Tさんへ>

K.Tさん、本当に有難うございました。

‘来年もよろしくお願い致します。’等とメールには書いてしまいましたが、もう結構でございますので、お身体を大切に!

もしもおよろしければ、こちらから出向いて言っても結構ですが、それも何かと御迷惑でしょうから、無理にとは申しません。

本当にこの度はご苦労様でした。お聞きしましたところ、H.NさんとM.Uさんにもお送りされた由、その他の方々もあったのでしょう!本当に大変でしたね!

ごゆっくりご休養を!奥様へもよろしくお伝え下さい。

有難うございました。

(つづく)

今後の状況を次々と写真入りで報告の予定。












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