カマキリの最期、共食い?
‘カマキリ’は知っていても、その生態は余り正確には知らない。

‘共食い’と‘卵鞘’くらいのもんである。それもキチンとした知識ではない。‘卵鞘’は見かけることはあっても‘共食い’を見かけた記憶は無かった。

それが、である。

数日前に、我が家の外の‘床下コンクリート’の部分に、じっとしているカマキリを発見して、「はは~ん、もうそろそろ最期の時が来て、一寸暖かいコンクリートの場所で雨も凌げるし、ここを死に場所と決めているんだナ」とばかり思い込んで、‘記念写真’を撮っておいた。それが次の写真である。

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2012年12月04日11:55

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12月04日11:55

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12月04日11:55

カマキリは、多分‘越冬’する事は無いだろうと思うから、こんなに丸々と太ってどうしようというのだろうか?、と思っていた!

ところが、ところが、その2日後、あのカマキリどうしたろうかと余り気にも留めてはいなかったが、同じ場所を覗いてみて、‘仰天’した!

いやいや、今まで見たこともなかった‘共食い’が進行中だったのである。もう85%くらいは終わってはいたが・・・。

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2012年12月06日08:40

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2012年12月06日08:45

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2012年12月06日08:46

カマキリが‘共食い’することは上述の通り知ってはいたが、その‘意味するところ’は知らなかったので、例の如く‘WEB’で調べてみると、次のような解説がある。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%9E%E3%82%AD%E3%83%AA
共食い [編集]

カマキリ類では、同じ種類でも体の小さいオスが体の大きいメスに共食いされてしまう場合がある。これがマスコミで紹介され、 "母は強い"、 "用済みのオスはいても邪魔なので処分する" などといった擬人化されたメッセージと共に、カマキリを特徴付ける現象として広まった。そのためか『かまきり夫人』のようにポルノ映画のタイトルになったりした。

共食いをしやすいかどうかの傾向は、種によって大きく異なる。極端な種においてはオスはメスに頭部を食べられた刺激で精子嚢をメスに送り込むものがあるが、ほとんどの種の雄は頭部や上半身を失っても交尾が可能なだけであり、自ら進んで捕食されたりすることはない。日本産のカマキリ類ではその傾向が弱く、自然状態でメスがオスを進んで共食いすることはあまり見られないとも言われる。ただし、秋が深まって捕食昆虫が少なくなると他の個体も重要な餌となってくる。

一般に報告されている共食いは飼育状態で高密度に個体が存在したり、餌が不足していた場合のものである。このような人工的な飼育環境に一般的に起こる共食いと交尾時の共食いとが混同されがちである。交尾時の共食いも雌が自分より小さくて動くものに飛びつくという習性に従っているにすぎないと見られる。ただしオスがメスを捕食することはなく、遺伝子を子孫に伝える本能的メカニズムが関係していると考えられる(すなわちメスを捕食してはDNAが子孫に伝わらなくなる)。また、このような習性はクモなど他の肉食性の虫でも見られ、特に珍しいことではない。

また、それらの雌が雄を捕食する虫の場合、雄が本能的にいくつもの雌と交尾をし、体力を使いすぎて最後に交尾した雌の餌になっている場合もある。


さて、およそ3時間が経過したので、その後どうなっているかを見に行ってみた。

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2012年12月06日11:56
もうほとんど食べれるところは食べられてしまっている!

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2012年12月06日11:59
残っているのは、栄養にはならない‘羽’や‘足の先っちょ’のみの様であるが? 

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2012年12月06日11:59 一つ上の写真の部分拡大

これは、ひょっとすると食われた‘オス’の頭? まだ真上にはメスのカマキリがいるので、確かめるのを後回しにした。

あれから、1.5時間以上が経過した。

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2012年12月06日13:43

共食いをした場所から、少しだけ移動している。最初に見つけた場所からは2日間も動かなかったのに!

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2012年06日13:46

何だか、満腹したのか一寸元気になったようにも見える!

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2012年12月06日16:36

もうこの時間帯である。外はもう暗くなり始めていたので、この写真はフラッシュで撮影した。このまましておくと残りを食べにくる可能性は少しはあるのかな、と思って、そのままにしておいた。そして、翌朝・・・・

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2012年12月07日11:50

ついうっかり、食べ残しの事を忘れてしまっていた! お昼近くになってやっと思い出した。昨日の風で少しは動いていたものの、残骸はそのままだった。

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2012年12月07日11:54

残骸を揃えて撮影したのがこの写真である。思った通り、やはり食べられた‘オスの頭部’だった。その他には栄養分の少ない羽や足である。これは上述の通り。

ここで、不思議なことが二つ。引用の資料の‘赤文字’のところにある記述とは実際は違っている。それは、

① 引用文献によれば、メスは‘オスの頭部’を食べるというが、この場合は‘頭部が食べられずに残っている’。

② 更に、文献には、‘日本産のカマキリは、メスが進んでオスを共食いすることは余りない’という表現であるが、実際には起こっている。これは‘大変珍しい光景’なのであろうか?


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2012年12月07日11:54

食べ残された‘オスの頭部’と‘前足に相当する鎌’の部分を拡大して見た!

何だか‘寂しそう’な風情に見えるのは何故だろうか?

最後に、もう一つの疑問。

共食いされたオスは、何故このメスに近づいたのだろうか? ‘ひょっとしたら自分が食べられるかもしれない’ことに恐怖は無かったのだろうか?

それとも、オスは自ら進んで食べられるために、このメスに近づいたのだろうか?

(つづく)



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[2012/12/08 00:17] | サイエンス | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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