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‘松の内’と成就山・蓮福寺
お正月の‘松の内’の期間が何時までかについては、諸説があるらしい。

http://kotobank.jp/word/%E6%9D%BE%E3%81%AE%E5%86%85
世界大百科事典 第2版の解説

まつのうち【松の内】

正月の松飾をしておく期間内のこと。門松や年棚の松は年神の依代(よりしろ)と考えられるから,松飾のある間は正月の年神祭が続いていると理解することができる。その期間は土地によって必ずしも一定せず,元旦から3日まで,あるいは7日,15日前後までとする所などがあるが,一般に松の内は短くなる傾向にある。しかし,4日朝の僧侶による寺年始までには門松をとってしまうべきだとする所でも,屋内の神棚の松飾や注連(しめ)飾をはずすのはそれより後だとする所が少なくないし,また3日など比較的早い時期に門松をとる所では,その穴の跡に門松の芯の小枝をとって少し挿しておく所が珍しくないことから,3日などではなく,7日もしくはそれよりも長い期間が本来の松の内ではなかったかと思われる。


そんな訳で、2013年01月13日、修理に出して久し振りに戻ってきた‘デジカメ’を携えて、三が日にお参りに行かなかった 蓮福寺 へ行ってみることにした。実は、蓮福寺に行きたいと思った理由はもう一つあった。

画像ー73 064-2
成就山・蓮福寺

千葉県茂原市千沢の或るポイントから‘富士山が見える!’という大発見をされたご夫婦のお陰で、このところ外に出ると「今日の富士山は?」と気になりだしたのである。

千沢から見える富士山は、8合目から上がやっと見える程度だから、本来の‘富士山の美しい姿’を茂原市から見るには、8合目以下を隠すように立ちはだかっている前景の向うに行ってみたら?と前からそう思っていたのである。

成就山・蓮福寺自身は、そんな高台にある訳ではないが、その背景にもなっている‘本納城址’は少なくとも‘100m’位の高台 にあり、多分上手くすれば‘本納城址’のどこからか富士山が見える可能性もない訳ではないと想っていたからである。

日本千葉県茂原市本納3101 蓮福寺 - Google マップ-30001-2
Google 地図:千葉県茂原市本納蓮福寺は、房総半島の赤丸・Aのこの地点である。

日本千葉県茂原市本納3101 蓮福寺 - Google マップ0001-2
Google 地図:蓮福寺の鉄道最寄り駅は、JR外房線・本納(ほんのう)駅である。( 本納は、‘ローマ字’で書くと`HONNOH’であるから、左から読んでも右から読んでも‘HONNOH'!)

千葉県茂原市本納3101 蓮福寺 - Google マップ-40001-2
Google 地図:千葉県茂原市本納

この中央が蓮福寺。その背景を構成している‘高台’が、‘本納城址’である。

千葉県茂原市本納蓮福寺0001-2
Google 航空写真:蓮福寺と本納城址

千葉県茂原市本納蓮福寺pdf-20001-2
Google 航空写真:本納城址

ここからなら、ひょっとすると‘裾野もある程度見える富士山’を拝むことが出来るかもしれないと思った、という訳である。

そんな訳で、先ず蓮福寺の裏に回って‘本納城址’へ向かった。蓮福寺へのお参りは、本納城址から降りて来てからにすることにした。

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蓮福寺の境内を抜けて、それから先はキツイ登りである。それでも富士山が・・、という気持ちで少しも休まずに登った。結構ハードな坂道だったので、着ていたジャンバーもその下の上着も脱いだほどだった。

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16:20 本納城址の石碑が建っている。直ぐに西側の断崖まで近づいて行ったが、残念ながら前面にもう一つ小高い丘があって富士山はこの本納城址からは見えない! でもまあ、楽しみは後日に残しておいた方が・・。今日これからもう少し西へ前進する気力はもう残っていなかったし、そろそろ16時半にもなろうかという時刻でもあったので、今日富士山を見ることは諦めた。

さて、この碑の裏面は? そして、本納城と蓮福寺との関係は?

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極めて読みづらいが、多分、蓮福寺の入り口にある次の写真の内容と同じことが書かれているに違いない。

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天正18年(1590年)に廃城となったというから、秀吉が刀狩りをした1588年から2年後ということになる。今から400数十年も前の事であり、それにしてはよく保存されている!

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2013年01月13日16:21 房総半島太平洋・白子方面(東側)である。地平線近くに‘黒煙’が見える!
こりゃあ、ひょっとすると、先日と同じ‘火事騒ぎ!’?

望遠で撮ってみたのが以下の写真である。

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更に拡大して見ると・・・、

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先般の火事と比べれば、‘規模が小さい’! 多分火事ではないだろう。だいいち消防車のサイレンも聞こえない。
(14日の讀賣新聞朝刊千葉地域版には火事の記事は無かった)

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石碑のそばにも桜がある。

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この城址には桜の木が沢山あって、遮るものがないから日光に当たる時間も多いに違いない。桜のつぼみがもう膨らんでいる。

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望遠で・・・。

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更に拡大すると、つぼみが膨らんでいるのが判る。流石に房総半島である!

帰りに蓮福寺にもお参りせねばならないから、城址には10分程居て下ることにした。今度は少し楽である。

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前出の‘Google の航空写真’にも見られるように、お墓が沢山ある。まだ空きが沢山あるという。

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大伽藍が見えて来た。

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この境内で一番素晴らしいと想われる‘永代供養’のお墓である。

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このお墓に書かれた文字が実に素晴らしい!「無垢清浄光」とある。

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ここに何故このお墓が‘永代供養’とされたかの由来が記されている。本納の経済発展にご尽力のあった「いせげん」という屋号で商店を営まれた‘秋山家’のお墓という。素晴らしいお墓である。

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この鐘楼堂も時代ものである。

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ここから‘参道と総門’が見える。この長さも見事である。およそ120m。

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本殿と灯篭。本殿も修復が終わった直後のように見受けれられ、灯篭は建て替えられたばかりのようで、何だか出来たての寺院のように思われる。

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階段を下りて参道を歩いて振り返ってみると本殿の位置が高いことが判る。

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この大公孫樹(おおいちょう)は、樹齢420年という。

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樹齢420年という事は、本納城が廃城になった頃に植えられたという事になる。その経緯は次の引用資料に。

http://www4.ocn.ne.jp/~renpuku/
蓮福寺由緒沿革

当山は顕本法華宗総本山妙満寺に属し、昔の上総10ヵ寺の1つである。寺伝によると土気城主酒井胤治により天正年間に創建され、日遊上人の開山と伝えられる。土気城方が本納城を攻略し、城主黒熊大膳亮景吉をはじめ多くの城兵の菩提を弔う為に当寺が建立されたという。
 蓮福寺の前身は詳細は不明だが、鎌倉本興寺棟札に確認できる本納寺と称されていた、日什門流の寺だと思われる。
 江戸時には幕府より御朱印領二十九石を預かり、本堂、鐘楼堂、総門、客殿、方丈以外に理円坊、常光坊、本光坊、本妙坊、実相坊、法性坊、守玄坊、蓮成坊、顕理坊、蓮如坊の十坊があったが、現在は本堂、総門、客殿、庫裏、宝物殿、鐘楼堂を護持している。
 顕本法華宗の教えは、釈尊より、日蓮聖人に受け継がれた正しい教えをそのまま素直に受け継ぐことである。これを「経巻相承、直受法水」という。

  
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蓮見池。残念ながら‘臥竜の松’はない。420年の老松も見たかったが・・・。

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その代わり、‘真っ赤な鯉’が泳いでいる。

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もう少し近づいてみると・・・、

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こんな鮮やかな‘真っ赤な鯉’は今迄にお目に掛かったことがない!

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池のそばの何と言う木かは知らないが、その根元の‘苔’もまた素晴らしい!

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これが総門である。内側から見たところ。

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この屋根の‘突っ先’の付近に何だか意味のある‘瓦’が鎮座している。望遠で拡大して見ると・・・、

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‘椿’の花を模った瓦の上に、何となく気品のある‘人形?’らしきものが乗っているように見えるが、果たして、これって、何?

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これは総門を外から見たところである。

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‘成就山’とある。何を成就しようとの願いなのだろうか?

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城主及び戦士を弔うためのお寺だというから‘蓮福寺’という命名は判り易い。

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16:47 総門を出て、本納駅方面へ。

成就山・蓮福寺を後にしたのは、冬至から少しずつ日没が伸び始めた16:50であった。本納村を中心に近隣を支配していた城主の本納城が戦いに敗れ、その供養のために建てられたというこの寺院、420年の歴史が脈々と受け継がれている。

僅か45分間ばかりだったが、茂原市の歴史の一部を覗かせて貰った気がした。

(つづく)







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[2013/01/15 23:55] | 宗教 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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