日馬富士の優勝!とその‘心理戦’
千秋楽を前にして日馬富士の優勝が決まった!横綱2場所目である。

千秋楽に結果として初場所を纏めてもいいのだが、優勝が決まって一日が経ってしまうと‘本人の緊張感’が表情に現れなくなってしまう。それよりも‘手に汗握る’状態での本人の心情と周りの横綱・白鵬以下の力士の表情を捕えたかった。

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2013年01月26日大相撲初場所14日目の取組である。(NHK/TVの画面を‘デジカメ’で撮影。以下同様)

13日間全勝の日馬富士は、大関・鶴竜との対決である。一方の白鵬は、どうしたことか今場所既に2敗で、今日は3敗の大関・稀勢の里と対決する。

白鵬が勝って、日馬富士が負ければ優勝争いは明日の千秋楽での横綱同士の対決へと進むこととなる。

そうなれば、優勝経験の多い白鵬が‘俄然’有利になる。白鵬もそれを知っているし、当然日馬富士も自覚している。
この心理が勝負にどう響くか? これが相撲の見どころである。

相撲なんて‘結果だけ’見ればそれでいいではないかという‘バカ者’が多い。そうではないことに気付いていない人達である。

現在は、TVカメラが何台もあって力士の表情を色々な角度から‘執拗に’追いかけるから、情報量という意味からすると‘高い’入場料を支払って会場で土俵上を見上げているよりもTV観戦の方がいいとも言える。

でも‘高い’入場料には、もっと素晴らしい‘情報’がある。私もこれまでたった一度だけではあるが、3月の大阪での‘春場所’を見に行ったことがある。もう7~8年も昔の事ではあるが・・・。

会場の雰囲気は、現在のTVではどんなに頑張っても‘その雰囲気’を再現させることは無理である。

丁度、高校野球の甲子園での雰囲気を再現出来ないのと同じである。甲子園のあの‘ルツボ’状態の‘異様な’雰囲気は甲子園以外では味わう事が不可能であることと同じである。

さて、今日の試合前の土俵下での日馬富士の表情は?

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これが勝負5分前の表情である。一瞬でも日馬富士は、その緊張から逃れることが出来ないから、この何時かは判らない‘一瞬の表情’にも彼の心情が‘ハッキリと’見てとれる。‘心理学’を学んだことがないから、こんな心理状態をどう表現するのか知らないが、そう言った意味では勝負の決着がついた画像よりも、この画像の方が‘学問的価値’が高い! 貴重な画像である。

その同じ緊張感は、相手の‘鶴竜’にも見える!

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優勝争いから枠外にいる彼には、‘別の緊張感’があるはずである。自分も両横綱と同様モンゴル出身である。

本人には‘絶対に誰にも漏らすことが出来ない’心情があるに決まっている!それは、例の‘八百長’とな無関係で程遠いものであるが、己の勝ち負けで、今後の二人の‘発展’に少々違いが出る、かもしれないという事である。

鶴龍と両横綱とのこれまでの付き合い方は知る由もないが、きっと‘複雑な’気持ちなのだろう!

そして、この大勝負の前に稀勢の里を寄り切りで破って土俵下に戻った白鵬の表情も見ものである。

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今日の相撲に勝って、優勝の可能性を残したことによる‘安心感’とこれから直ぐに始まる日馬富士と鶴龍との対戦に想いを馳せる白鵬の心理状態がよ~く出ている!

今日の見所は、この3枚の画像である。

早く日本人同士でこんな‘心理戦’が実現出来ないかと願う人が多い事も事実である。しかし、このモンゴル出身の力士達は、‘モンゴル意識’を噯気(おくび)にも出さない!

日本語だって、そんじょそこらの日本人よりも上手い。日本人になりきっている!見上げたものである。
幕内最高齢の旭天鵬に至っては‘帰化’してしまっているそうだ。

結局14日目まで終わってしまえば、星取表は以下の通りで、期待された日本人の大関・琴奨菊は、まだ勝ち越せないでいる。把瑠都に至っては折角の大関返り咲きを完全に棒に振ってしまった。

http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2013012600264
大相撲初場所・幕内星取表(14日目)
時事ドットコム:大相撲初場所・幕内星取表(14日目)0001-2

画像がこれだけでは、この‘日記’ブログが面白くない!

気になった画像は以下の通りである。

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久し振りの‘満員御礼’の垂れ幕。

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或る時期‘大相撲の人気’を或る意味では‘盛り上げた’高見盛も今場所限りで十両から陥落という。‘パフォーマンスも良いが、本来の相撲に熱中すべきだ’との意見も当時はあったが、今では話題にもならなくなってしまった。

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かつて、破竹の勢いで快進撃、一挙に大関を勝ち取った雅山、辛くも今日は勝利したが、幕尻で大幅な負け越しでは残念ながら十両へ陥落だ。引退を彼は覚悟しているに違いない。平幕だけだった力士なら十両から出直しは有っても、元大関が十両からというのはプライドが許さないだろうから・・・。ごくろうさまでした。

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画面からは、まだ‘二枚蹴り’にはなっていないように思われるが、時天空の見事な二枚蹴りである。この二枚蹴りは、我々が小さい頃、あの名横綱・栃錦から始まったといってもいい。当時はTVがなかったから、ラジオで‘二枚蹴り’と言われても想像するだけだったことを覚えている。

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白鵬が、稀勢の里を寄り切った一番。この様子を見ている日馬富士の表情は・・・、

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画素数を‘ケチッて’しまったために、画質が良くないが、日馬富士の極度の緊張が読み取れる。相撲界の最高峰に居ながら、新入幕の新人と同じと思われそうなこの表情である。この真面目さがきっと彼を大横綱にするに違いない。

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さあ、それでは静止画でこの一番を。鶴龍は今日までに辛くも勝ち越している。

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四つに組んだら、どちらが勝つか?

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鶴龍も力を発揮!残した残した!お見事!

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でもまあ、ここまで! この瞬間、横綱日馬富士の今場所の優勝が決まった!

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懸賞賞金も分厚い! それでも普通の日の白鵬の分くらい。

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直後のインタヴュー。安堵と興奮でもみくちゃな顔。

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でも20秒後には我に返っている! やはり大横綱である。

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千秋楽の取組である。白鵬との対戦で勝ちに10番の開きが出来ている。この開きが実力の差だが、これが埋められるだろうか? これこそが、もう一つの日馬富士の課題である。

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明日の取り組みが楽しみである。出来れば、また全勝優勝が望まれる。

(つづく)

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[2013/01/26 23:51] | スポーツ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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