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立春の意義と卵立て
今日、今年の2月4日は‘立春’である。‘今年の’と記述したのには‘訳’がある、という。確定日ではない、という意味である。(後述)

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http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/96/0000086496/94/img0bfcc29dzik6zj.gif

昨日は‘節分’について調べてみたので、節分の意味とそれに伴う生活習慣が大凡判った。

今日は‘立春’について、文献を調べてみた。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%8B%E6%98%A5
立春

立春(りっしゅん)は二十四節気の第1。正月節(旧暦12月後半 - 1月前半)。

立春 - Wikipedia0001-2

現在広まっている定気法では太陽黄経が315度のときで2月4日ごろ。暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とする。恒気法では冬至から1/8年(約45.66日)後で2月5日ごろ。
期間としての意味もあり、この日から、次の節気の雨水前日までである。

春の初め。『暦便覧』には「春の気立つを以って也」と記されている。冬至と春分の中間に当たり、昼夜の長短を基準に季節を区分する場合は、この日から立夏の前日までが春となる。九州など暖かい地方では梅が咲き始める。暦の上ではこの日が寒さの頂点となり、翌日からの寒さを「残寒」または「余寒」といい、手紙や文書等の時候の挨拶などで用いられる。

立春は八十八夜、二百十日、二百二十日など、雑節の起算日(第1日目)となっている。立春から春分の間に、その年に初めて吹く南寄り(東南東から西南西)の強い風を春一番と呼ぶ。桜の開花時期は、立春からの最高気温の合計が540℃という概算法がある(ほかに、元日からの平均気温の合計が600℃、2月1日からの最高気温の合計が600℃という方法もある)。
一般的な節分とは、立春の前日のことである。立春の早朝、禅寺では門に「立春大吉」と書いた紙を貼る習慣がある。また、中国では立春の日に春餅(チュンビン)を食べる習慣がある。


因みに、今日2月4日は、旧暦では、12月24日だという。‘春の正月’が、旧暦の‘クリスマスイヴ’というから面白い!

上記の‘Wikipedia’によれば、次のような注意喚起の記述がある。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%8B%E6%98%A5
立春は旧暦1月1日だという勘違いがあるが、ほとんどの場合は正しくない。旧暦1日は必ず朔(新月)だが、立春は朔に関係なく定められるため、多くの年は1日にならない。ただし約30年に1度、立春が朔と重なり、旧暦1月1日になる年がある(朔旦立春)。近年は1954年・1992年がそうで、次は2038年と予測される。


節分を大晦日であると思い込み過ぎると、ついつい節分の次の日である‘立春’を‘旧暦の’元旦と勘違いするという訳である。

さて、最初に述べた‘立春’が2月4日に確定されていないことについて:上記引用文献にもある通り、‘天文学的’見地から‘定義’を決めてあるから、それに従うと‘日にち’に差が出るという訳である。閏年との関係でもあることが次の表からも窺える。

実際の‘立春’の日付け:

明治改暦の1873年から2199年までの日本の立春は表のとおり。ただし未来の日付は天体力学による予測である。
1985年から2024年まで(2020年までになる可能性あり)は2月4日だが、1984年までは2月5日、1897年までは2月3日もあった。2025年からは再び2月3日が現れる。

立春 - Wikipedia0003-2
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%8B%E6%98%A5


かなり昔から、‘立春には卵が立つ’という。

この‘立春の卵’に関して、大変面白いブログを発見したので、全面掲載を!

 

http://www.geocities.jp/whhxj855/risshun.htm
立春の卵

 中谷宇吉郎は昭和初期に活躍した科学者であり、雪と氷の研究家として名が知られている。確か、世界で初めて、人工的に雪の結晶を作った人ではなかったろうか。数年前、NHKで「西田ひかるの痛快人間伝」とかいう番組で取り上げられていたと記憶している。彼はまた多くの随筆を残している。岩波文庫から「中谷宇吉郎随筆集」が出ている。

その中に天文愛好家の嗜好をそそるものとして「立春の卵」というものがあった。昭和22年2月6日の新聞に上海をはじめニューヨーク、東京などで、立春の時刻に一斉に卵が立ったという記事が掲載されたのだという。立春といえば太陽黄径が135°になる日で、太陽の引力がこの日、特別に作用して卵を立たせるのかなと興味を抱くが、そんなことはない。

話の顛末は中谷氏の随筆を読めば分かるが、この随筆の中で、幾つかの矛盾点を発見した。太陽黄径が135°になるのは、一瞬のことで、その時刻を含む日が立春の日となるが、135°になる時刻は場所によってことなる。それは、世界がそれぞれ別の時間用いているからである。グリニッジ標準時では2月3日午前10時45分で、ニューヨークでは3日午前10時45分、東京では5日午前0時51分となるという。中谷氏がこの時刻をどこからひいたのかは分からない。或いは新聞の記事に書かれていたのかもしれないが、残念ながら昭和22年の「朝日新聞縮小版」は近くの図書館にはなかった。

試みに本当にこの時刻に太陽黄径が135°になるかを計算してみた。計算方法は2つ。1.斎藤国治氏の「古天文学」の記述による方法、2.「天文年鑑」に記載されている方法による。グリニッジ標準時、すなわち世界時の1947年2月3日10時45分の太陽黄径値は1.、2.の各方法で求めたところ以下の様になった。


 1947年2月3日15時45分の太陽黄径値

計算方法
1. 133.989
2. 133.989

 なんと135°にはならないのである。どうしたものかと日付を1日加えて計算をしなおしてみた。結果は以下のようになった。

1947年2月4日15時45分の太陽黄径値

計算方法
1. 135.004
2.135.003

 ぴたりと135°となる。つまり1947年の本当の立春は2月4日15時45分なのである。中谷氏の誤記であろうか、または中谷氏の引用した資料に誤りがあったのであろうか。さらに中谷氏の文章をみると不可解な点に気付く。東京での立春が5日午後9時51分ということである。グリニッジと日本標準時との差は9時間である。グリニッジで3日の15時45分が日本で5日になるはずがない。計算して確かめるまでもなく、随筆の記事には誤りがあったのだ。さらに不可解は続く、グリニッジ標準時での立春が4日15時45分とすれば、グリニッジ標準時と日本標準時の差は9時間、すると東京での立春は5日0時45分になるはずである。昭和22年にはすでに日本は明石を基準とする日本日本標準時を使っているから、日本のどこでも時刻は同じである。東京ももちろん日本標準時を使っていたことはいうまでもない。しかし、随筆には5日午前0時51分とあり、日本標準時との差は6分ある。この6分はどのようにして生じたものであろうか。仮に東京での地方平均太陽時を使ったとしても、日本標準時との差は19分となる。となれば、東京での立春は1時04分となるはずである。新たに-13分の差が生じることとなった。

もしかしたら、これは均時差ではないかと、2月4日の均時差を調べてみた。青木信仰氏の「時と暦」の中に記載されているグラフから2月4日の均時差を読み取ると丁度-13分になるではないか。すなわち平均太陽時に均時差をたすと0時51分になった。まさに随筆に書かれた立春の時刻が求められたのである。つまりこれは東京での視太陽時であったのである。

しかし、なぜ東京に限り視太陽時で表したのかわからない。ニューヨークはちゃんとアメリカ東部標準時で表記しているのだ。ちなみに3日午前10時45分とあるが、これは4日午前10時45分の誤りであることはいうまでもない。

以上のように中谷氏の随筆には、立春の時刻表示に不可解な点があった。これらの誤記が何から生じたものであるかはわからないが、中谷氏の時と暦に関する認識が多少甘かったのではないかと思われる。しかし、中谷氏の随筆は恩師である寺田寅彦氏のものよりおもしろい。

立春の卵(2)

 さて、中谷氏の立春の時刻表示についてであるが「計算と合わない」と述べた。そのもととなった昭和22年2月6日の朝日新聞と毎日新聞をあたってみた。私の住んでいる館林市の図書館には昭和22年の新聞は保管されていないので、隣の太田市にある東毛学習センターにある図書館まで出向いた。司書の人に閲覧したい新聞の日付を用紙に書いて渡した。彼女は書庫から、大きな新聞の綴りをワゴンに乗せて運んできた。縮刷版ではなく
、新聞そのものが綴ってあったのだ。はやりつつ2月6日の記事を探した。驚いたことにそこには札幌オリンピックで「日の丸飛行隊メダル独占」なる記事が載っているではないか。よくよく年月日を見ると昭和47年となっている。昭和22年が、なんで昭和47年になってしまったのであろう。実のところ私のうっかりミスであった。昭和22年は西暦1947年である。この下二桁の47年を、昭和47年と間違って書いてしまったのである。

昭和もおわり平成にもなると、こんなミスも起こるのかもしれない。それで彼女に1947年の間違いでしたと、釈明し、昭和22年の新聞を改めて持ってきてもらった。くだんの2月6日の記事には写真入りで立春の卵の事が記載されていた。問題の立春の日時であるが、なんと両新聞とも中谷氏の記述と同じなのである。つまり中谷氏は新聞の記述をそのまま借用しただけだったのである。ということは新聞が間違っていたということになる。さて記事を書いた記者は何を根拠に立春の日時を導いたのであろうか。


更にもっと面白いのが次のブログである。これも全面掲載!

http://www.geocities.jp/futoshiki/essay06-006.html
"Egg Zen Trick"

「立春の卵」の話はよく知られている。
一年のうち、立春の日に限っては卵を立たせることが出来る、というものである。
終戦から間もない1947年、日本の新聞各紙が取り上げて、大きな話題になった。

それを読んだ物理学者の中谷宇吉郎は、自分でもやってみた。
結論は、「いつでも立つじゃん!」、である。
その経緯と考察は、彼の「立春の卵」という随筆になっている。
今では、どこかで中谷の文章を経由して、この話を知っている人の方が殆どだろう。

慎重にやれば、誰でも出来る。
私も以前、中谷の本の読書会をやった折に、試してみた。
自宅の平たい食卓の上で、二個ばかり立てることができた。
でも随分時間がかかったし、どの卵でも確実にという訳には行かなかったので、「立春の卵なんて迷信ですよ、メーシン」なんてノリで、人前でパフォーマンスをする度胸はない。

気になるのは、卵が立つ、という話がどこから来たかだ。
当時の新聞では、中国の古文献にあった話だという。でもそれ以上のことは分からない。

改めて調べて、意外なことを発見した。
北米でも同様に、特定の日に卵が立つ、という都市伝説があるのだ。
ただしそれは、「春分の日」なのである。

アメリカで卵と言えばミネソタというのが、我が国の通り相場だが、例えば『ミネソタ大学ニュース』のサイト内にある「春分、ウソホント」という記事。
春分にまつわる解説とともに、立たされた卵の写真が添えられ、英BBCからの引用として「このナンセンスは大西洋の反対側でおおはやりだ」といったコメントが書かれている。

鳥の渡りと季節の移り変わりなどについて学べる学習サイト「ジャーニー・ノース」の中には、「Eggquinox on the Equinox?」なんて駄洒落とともに、この立卵伝説を科学教育に役立てる、先生向けのマニュアルのページがあった。

天文・宇宙関係、とくにその分野で広まるヨタ話や誤解などに対するツッコミ型解説で知られる、米カリフォルニアはソノマ州立大学のフィル・プレイト氏によるサイト「バッド・アストロノミー」にも、「春分の卵」問題についての詳しい解説ページが用意されている。

このサイトの別の記事によって、立春と春分のズレの謎が解けた。
数学者、そして科学啓発家として有名なマーティン・ガードナーが、1996年に雑誌『スケプティカル・インクワイアラー』(米国の超常現象検証団体CSICOPの機関誌)に寄せた報告からの引用なのだが、概要はこうだ。

1945年、当時の中国国民党政府の首都・重慶にいたジャーナリストのアナリー・ジャコビーは、現地で奇妙な習俗を目にした……人々が春の祝い事として、卵を立てるのだ。
彼女はさっそくその話を、『ライフ』誌に書いた。
その記事が、北米での卵話の、始まりであるらしい。

彼女がその習俗を目撃したのは、「立春」の日だった。
だがその時、ジャコビーは卵を立てる日を、ただ「春の最初の日」としか記さなかった。
彼女の中では、中国人にとって春の始まる最初の日、すなわち「立春」だったのだろうが、アメリカの読者はこれを誤解して受け取った。
彼らにとって、春の最初の日とは、「春分」なのである。

とともに、立卵はやはり、もともと中国由来であるらしいこともこれで分かった。
……つもりだったのだが、さらに今度は中国のサイトをさまよってみると、また困った情報にブチあたってしまった。
中国人も、春分に卵を立てるのである。

例えば、福建省の新聞のサイトで見つけたこの記事だが、春の訪れを迎えた人々が嬉しそうに卵を立てている。
それは春分の日付なのである。

また南京の『金陵晩報』のサイトでも、「今日は春分、あなたは鶏卵を立てましたか?」と題する季節の話題の記事の中で、「古い伝説では、毎年春分のこの日、卵を立てることができる」なんて記述があった。
「春分の日は、昼と夜の平衡がとれているので、卵の立つ安定性が最もよい」「史料によると、春分に卵を立てて春の来臨を祝う伝統は4000年前にさかのぼる」など、もっともらしいことも書かれている。

と思うと、マレーシアの華人系紙『チャイナプレス』(中国報)は、同国クアンタン市で市民が立春に卵を立てている姿を伝えている。

これが台湾に行くと、さらに混乱が待ち受けている。
彼の地では、「端午の節句」(端午節)に卵を立てるらしいのだ。
と言っても、旧暦の5月5日なので、現在の暦では6月になる。
そのため、「端午節」ではなく「夏至」に立てる、というようにも変化している。

例えば、これは『東森新聞報』のサイトの記事だが、北回帰線の走る台湾・嘉義県では毎年、人々が卵立てイベントを開催している。
また、台北にお住まいのウォーターリリーさんという人のドール(人形)サイトでは、こんな可愛らしい「端午節の卵立て」のページがあった。お人形さんが、せっせと卵を立てたり、なかなか素敵。

と言うか、中国人はひょっとして、日付に見境なく、そもそも卵を立てるのが好きな人々なのではないのか。
だんだん調べていくうちにヤケクソになってきて、こんなページも見つけてしまった。

中国・天津の『北方網』というニュースサイトにあったのだが、山東省の李徳浩氏という、卵立ての名人の記事である。
ご覧になって頂ければ唖然としてもらえると思うが、彼はただ、卵を立てるだけではない。
コップの縁など、信じられないところに卵を立たせる超絶技の持ち主なのだ。
中谷宇吉郎が見たら、どんな力学的解説をしてくれるだろう。

なお今回の表題は、世間に広まるウソ話などを辛口評論するアメリカの新聞コラム「ストレート・ドープ」の、「春分の卵」についての記事中にあったものである。
1985年、アラスカ大学の芸術学部長だったケン・グレイという人が、学生とともにパフォーマンス・アートとして、春分の日に17ダースもの卵を立てた。
彼はそのパフォーマンスを、"Egg Zen Trick" と呼んだそうなのである。

要するに「エキセントリック」にひっかけた駄洒落なのだろうが、春分の日、お暇でしたら皆様も、卵立てなどなさってみてはいかがでしょう。


ここで紹介されている‘立った卵’の写真が次の画像である。

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http://news.enorth.com.cn/system/2004/12/30/000934909.shtml
倒立在玻璃口杯边沿上的鸡蛋:卵のガラスビーカーの縁に逆立ち

1413510_795478.jpg
http://news.enorth.com.cn/system/2004/12/30/000934909.shtml
倒立在平滑瓷质口杯抛物面上的鸡蛋:滑らかな磁器のカップの放物面で反転卵

貴重な写真にど素人が‘ケチ’なんぞをつけてはいけないと思うが、接着剤(ex.‘アロンアルファ’)などと考えるのは、やはり‘品性が卑しい’からだろう。

ここまで見せつけられると、当然自分でもやってみようという気になって来る!

画像ー86 109-2
2013年02月04日 11:05 何べんか試みた結果、卵が・・・・。上から撮った写真だから、自立しているように見えるが、実は・・・

画像ー86 111-2
11:06 この卵の‘下’に敷物が見える!

画像ー86 115-2
この写真のように‘100’という数字の方を上にして、卵の下に百円玉を敷くとこの‘100’の数字の‘凹凸’の‘凹’の部分に、卵の殻の湾曲部分が‘嵌って’安定化するという訳である。(内緒話:敷物の100円なしでおよそ10分間トライしたが、自立は出来なかった)

tamago-2
少々極端に書き過ぎているが、この窪みを利用しているのであ~る!

画像ー86 117-2
今度は、この100円を下に敷かずに・・、「あれっ!卵が立っている!」

画像ー86 120-2
こんな‘カラクリ’で・・・。これは写真の場合だけ通用する。今度は10円に寄りかかっているのである。

画像ー86 126-2
このガラスのジョッキは、一寸見ると‘斜めに自立’しているように見えるが・・・。

画像ー86 129-2
11:29 別に時刻は必要ないが・・・。別のアングルから見ると・・・

画像ー86 129-3
やっぱり‘100円玉’の凹凸を利用しているのである!でもこれ案外受ける。30分も練習すれば誰にでも出来る。ビールを注いだままでも出来るので、そのビールをストローで飲んでみるという‘芸当’も可能!

10円玉の‘0’も利用出来ないことは無いが、溝の深さが100円玉の‘0’の方が大きいようなので、10円玉はよした方がいい。きっと10円玉の方が‘摩耗’し易いのかもしれない。

そんな訳で、立春の卵の話からジョッキ立てにまで話が進んだが、‘卵立て’にはもう一つ、‘コロンブスの卵’という有名な話がある。これは次回に・・・。


(つづく)

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[2013/02/04 15:55] | 気象 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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