絵説法の絵
2013年02月09日、‘富士山の見える場所’を探しに、噂を聞いて千葉県市原市米沢にあるという‘米沢の森・御十八夜’へ行ってみたが、その日はとうとう‘米沢の森’への入り口さへ見つけることが出来ずに‘涙をのんで’茂原市へ引き返すことにした。

しかし、そのまま帰ってくるのも残念なので、以前お参りしたことのある‘笠森観音’へ立ち寄ることにした。当然この観音の森からも‘富士山’が見える場所があるかもしれない、とのかすかな望みもあったが、結果としてはこの場所からはいくら天気が良くても多分無理だろうという結論となった。

      (‘笠森観音’については、別途後日この弊ブログで紹介したい)

しかし、それ以上に大変ありがたい‘絵説法の絵’に出会う事が出来た。それを以下に紹介したい。

ご案内の通り、‘絵説法’と言えば、天台宗ハワイ開教総長・荒 了寛 師 である。その日たまたまこの‘絵説法の絵’が展示されていたのである!これこそ‘ラッキー!’であった。

ecf1302020501000-p1.jpg
http://www.sankeibiz.jp/econome/photos/130202/ecf1302020501000-p1.htm
天台宗ハワイ開教総長・荒 了寛 師

http://www.tendaihawaii.org/about/profile.html

荒 了寛 ( あら・りょうかん )

1928年福島県生まれ。10歳で仏門に入る。
大正大学大学院博士課程(天台学専攻)修了。
仙台市仙岳院、清浄光院(仙台)、大福寺(福島)などを歴任。
現天台宗ハワイ開教総長としてハワイ在住。
ハワイおよびアメリカ本土で布教活動に従事。
その傍ら、ハワイ美術院、ハワイ学院日本語学校などを設立、日本文化の紹介、普及に努める。
独自の画法による仏画も描き、サンフランシスコ、ボストン、ニューヨークなどで個展を開催。
日本各地でも毎年個展を続けている。
主な著書
「慈しみと悲しみ」「人生の要領の悪い人へ」 「画文集・慈しみと悲しみの仏たち」「アメリカ仏教の夢」 「ハワイ日系米兵、私たちは何と戦ったのか」 「娑婆を読む」「生きるとはなぁ」「生きよまず生きよ」他


「にこにこ羅漢さん」 瀬戸内寂聴

私はもう半世紀ほど前から荒さんとおつきあいしている。 最初は、当時の天台座主、山田恵諦大僧正のハワイツアーの一行に加えてもらった時であった。私たちを迎えてくれたのは、ハワイ天台宗別院の御住職荒了寛で、その頃のハワイ別院は、他の宗派の堂々とした立派な寺々に比べて、いかにも見劣りのする小さな、見るからに貧しげなお寺であった。ハワイへの進出に他宗に立ち遅れた天台宗が、寺一つ持っていない時、荒師が単身ハワイに乗り込んで、自費で、こつこつとハワイ天台宗別院を創建されたのであった。
壁にいくつかの立派な仏画がかかっていた。 私がそれに目をとめて、どなたの作品ですかと伺ったら、荒師が照れた少年のようにはにかんで笑顔になって「私の描いたものです」とおっしゃった。私は画面から光が放っているような仏画を不思議な思いで眺め拝んだ。 その旅のある時、荒師は、障害のあるお子さんがあり、その御子息を入院させられるいい病院がハワイにあるため、一家をあげて、すべての仕事を捨ててハワイに渡ったのだと話して下さった。
ハワイのどこかの丘のようなところで、私と姉と、荒師の三人だけの時であった。その時、荒師はこうも言われた。 「家内も私も、とても辛くて、その子が可哀そうで、この先どうして生きていけばいいのかと迷っていたこともありました。でも今は、この子がいるため、私たちは生きていかれることがわかりました。この子のおかげで、ハワイ別院も生まれたのです。この子こそ、私の仏さまですよ。今では心からそう思ってこの子を拝んでいるのです。」
私も姉も下を向いて涙を流した。私の目には淡々と話している荒師の顔こそ仏さまのように見えた。
* 荒了寛 絵説法カレンダーより抜粋


h2_02.jpg

‘絵説法’の‘絵’を拝見する前に、天台宗・笠森寺、通称‘笠森観音’の紹介を一寸だけ。詳細は追って弊ブログで・・・。

画像ー89 143-2
‘二天門’をくぐると‘観音堂’が見えて来る。その手前に土産物屋さんがある。その奥隣りに‘絵説法の絵’が展示されている。

画像ー89 170-2
これが‘観音堂’への上り階段。

画像ー89 187-2

http://kasamori.jp/?page_id=13
構造は日本唯一の「四方懸造(しほうかけづくり)」で桁行 約17m、梁間 約14m、棟高 約34m、床高 約20m、階級75段の珍しい建造物で明治41年(1908)「国宝」に、その後昭和25年(1950)「文化財保護法」の制定により「国指定重要文化財」となっています。


さて、ここからが‘絵説法の絵’の展示場・・・。

画像ー89 145-2
入り口の看板。

画像ー89 146-2
こんな風に展示してある。後は説明を必要としない。ガラスからの反射光があって、見にくいものもあるが、内容は実に素晴らしい!

画像ー89 148-2

画像ー89 147-2

画像ー89 150-2

画像ー89 151-2

画像ー89 149-2

画像ー89 148-2

画像ー89 152-2

画像ー89 158-2

画像ー89 155-2

画像ー89 153-2

画像ー89 157-2

画像ー89 154-2

画像ー89 163-2

画像ー89 160-2

画像ー89 162-2

画像ー89 159-2

画像ー89 161-2

画像ー89 164-2

画像ー89 166-2

画像ー89 167-2

画像ー89 165-2

画像ー89 168-2

画像ー89 168-5

画像ー89 168-3


以上の‘絵説法の絵’21枚。文字といい絵といい、実に内容にマッチしていて素晴らしいものである。

(つづく)



スポンサーサイト
[2013/02/26 22:33] | 学習と文化 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
<<濃霧注意報 | ホーム | ‘食’という漢字の本当の意味>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
http://kissyarita.blog.fc2.com/tb.php/445-2e3e0b93
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
designated by FC2