核融合エネルギーロケット
燃料に‘核融合エネルギー’を使っているといって‘ロケットの写真’を送って呉れた人(Aさん)がいる。

その写真が次の画像である。

鉄搭ロケット
鉄塔 2013/02/26 06/38
NikonD60 VR55-200mm F/4-5.6G ISO100 1/200sec F7.1
撮影場所は、東京都江戸川区松江5-18-15 です。
撮影データはViewNXによるものです。(写真提供者:Aさん)

一方、本物のロケットの打ち上げの様子を見てみると次のような画像がある。

1020soyuz.jpg
http://www.sorae.jp/030804/4179.html

http://www.sorae.jp/030804/4179.html
ソユーズロケット、通信衛星6基を打ち上げ October 20 - 2010 - ソユーズ

ロシア連邦宇宙局はモスクワ時間2010年10月19日21時10分(日本時間10月20日2時10分)、グローバルスター(Globalstar)社の次世代通信衛星6基を載せたソユーズロケット(ソユーズ2-1a)を、バイコヌール宇宙基地から打ち上げた。

打ち上げられたロケットは順調に飛行し、打ち上げから約1時間40分後に、衛星をそれぞれ所定の軌道に投入し、打ち上げが成功した。

グローバルスターは同社が運営している衛星デジタル通信システムで、低軌道に40機の通信衛星を配置し、世界のほぼ全域をカバーできる衛星携帯電話や衛星通信サービスなどを提供している。

今回打ち上げられた次世代通信衛星はタレス・アレニア・スペース社(Thales Alenia Space)が開発・製造したもので、1基あたり重さ約700kg、耐用年数15年。次世代通信衛星の打ち上げは今回が初めてで、グローバルスター社は2011年に、さらに18基の次世代通信衛星を打ち上げる予定となっている。


この写真のロケット燃料とは違うが、ロシアで新しい‘ロケット燃料’が開発されたという。

http://japanese.ruvr.ru/2013_01_04/roshia-enerugi--roketto/
4.01.2013, 08:23
ロシアの科学産業合同「エネルゴマシ」は、非常に効果の高いロケット燃料「アツェタム」を開発した。この燃料は、液体アンモニア中に高濃縮のアセチレンを溶かし込んだもので、ロケット・エンジンのエネルギー効率を三分の一、高める事ができる。
「エネルゴマシ」のエグゼクティブ・ディレクター、ウラジーミル・ソーンツェフ氏が「インターファクス-AVN」に伝えたところでは「この新しい燃料によって、エンジンの出力を20から30%増す事ができる」。
  彼によれば、新燃料は、ロケット運搬用ロケットの様々なブロックのエンジンとして用いる事が可能だ。


いずれにしろ、ロケットの燃料として‘核融合エネルギー’を用いた例はない!

Aさんの写真を見れば、ロケット(高圧電線鉄塔)が、今まさに‘太陽’の核融合反応エネルギーを燃料エネルギーとして、発射されようとしている(ように見える)!

このAさんの写真とロシアのソユーズ発射の写真とを比較して見ると、大きさといい、格好といい随分共通点があるように思える。ただ、太陽燃料ロケットの方は、発射寸前に‘高圧電線をどうやって切り離すのか?’これが最大の問題である!?

撮影者のAさんによれば、

「鉄塔ロケットのエンジンは省エネ最大最強の太陽です。実はこの写真が撮れるチャンスは1年に2回しかなく7年目でやっと好天に恵まれました」

だそうだから、とてつもなく貴重な写真である! そして、その執念にも驚かされる。

さて、その‘太陽のエネルギー’であるが、弊ブログでも‘太陽の正体(その1)’という記事名で紹介したことがある。

http://kissyarita.blog.fc2.com/blog-entry-108.html
太陽の正体(その1):太陽の諸元

<太陽の構造>

太陽内部(光球の内側)は中心から半径の20%くらいまでが核、同20%~70%くらいまでが放射層、70%~100%が対流層と呼ばれる3層構造になっています。またその外側には彩層、コロナなどが存在します。

【太陽の内部構造】

核 中心から半径の20% 温度150,000,000K、気圧2,500億気圧、密度1.56 ×105 kg/m3の環境により4つの水素原子核(陽子)が2つの陽子と2つの中性子からなるヘリウムの原子核に核融合されます。

20120406145326440_20130301190040.jpg
http://spaceinfo.jaxa.jp/ja/sun.html

この核融合時に若干の質量の損失が発生し、この質量がエネルギーとして放出されます(1)。

太陽が放出しているエネルギーはきわめてばく大です。TNT火薬に換算して毎秒1000億トンの爆発に相当するエネルギーを放出しています。このエネルギー源は、太陽の中心部でおこっている核融合反応です。

太陽の中心部では水素原子4個が融合してヘリウム原子1個がつくられる核融合反応がおこっています。ヘリウム原子1個の質量は、水素原子4個分の質量より0.7%ほど軽く、この失われた質量がエネルギーに変換されて、太陽の輝きのもとになっているのです。

水素の核融合反応はきわめて安定しており、中心部の水素がすべてヘリウムになってしまうまで続きます。一般に恒星はその一生の大部分を、この安定した状態ですごします。安定しているとはいえ、太陽はきわめて活発に活動しています。太陽活動には11年の周期があります。

恒星の寿命はその星の質量によって決まっています。軽い星は寿命が長く、重い星ほど短くなります。太陽ほどの質量の場合、寿命は約100億年です。太陽は今から約46億年前に誕生しましたから、今はちょうど壮年期といえるでしょう。太陽が寿命をむかえ、赤色巨星になるには、あと50億年ほどあります。


此の引用文献からも判る通り、‘太陽燃料’は、あと50億年は持つのである。

さて、このAさんの発想にまでは及ばなかったが、私も‘太陽と鉄塔’を撮った覚えがある。
これまでの写真を探してみると、あった、あった!

1画像ー42 043-2
2012年08月29日18:00 場所:千葉県茂原市千沢

1画像ー42 043-2-2
部分拡大して、Aさんの写真の構図に近づけて見ると・・・。

太陽が鉄塔の中心に来ていないので、残念ながら、4つの燃料タンクの一つにしか点火されずに、ロケットが‘地上爆発’を起こす寸前のように見えてしまっている! そんな観点からすると何とも情けない!

鉄塔をロケットに見立てて、太陽をロケット発射の燃料タンク・発射光にしてしまう、という発想が全くなかったから、こんな写真しか撮れなかったのである。

これが‘センス’の違いである!  (センスが無くて内輪揉め ← ‘扇子’が無くて‘団扇’揉め)

そのことに気付いていれば、カメラの位置を少しだけ‘ずらせば’、鉄塔の真ん中に太陽を持ってくることが出来るはずである。つまり、太陽が鉄塔の中心に来るように私が田圃道を移動すれば良いのである。

ただし、その場合は、角度が変わるから、鉄塔が‘ロケット’のようには見えないという‘難点’がある。

鉄塔を丁度良いバランスのとれたロケットに見立てるために鉄塔の真正面の位置にカメラを固定したとすれば、Aさんの写真のように‘ロケット発射’の瞬間は‘年に2度’しかない! 相対的に太陽が南北に移動しているからである。このことは、春分の日と秋分の日の太陽位置が一緒であることから理解出来る。 Aさんが‘この写真が撮れるチャンスは1年に2回しかなく’と仰っているのは此の事である。

お天気次第であるが、ロケットの格好はともかくとして、鉄塔の真ん中に太陽が・・・の写真を近々是非とも撮ってみたい。

(つづく)
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[2013/03/01 23:10] | サイエンス | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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