ひな祭り
3月3日は、ひな祭り である。このことは誰でも知っているが、何故3月3日なのか?だとか、何のために?だとか聞かれたとしても‘正確に即答出来る’人はそんなにいないに違いない。

私自身も‘桃の節句’で、‘女の子’のためのお祝いだ、程度の事だけしか知らない。

http://www.kanshundo.co.jp/museum/gyoji/gyoji_11.htm

執筆者: 木ノ下 千栄(きのした ちえ)

 ひな祭りの歴史 

 ひな祭りは、古くは「上巳の節句」「弥生の節句」などの呼び名があり、五節句(「人日」「上巳」「端午」「七夕」「重陽」)の一つにあたります。女の子がいる家ではこの時期にひな人形を飾り、白酒や桃の花を供えてお祝いします。

 ひな祭りの起源は中国までさかのぼれるとされています。昔、漢の時代の徐肇(じょちょう)という男おり、3人の女児をもうけたにも関わらず、3人とも3日以内に死んでしまいました。その嘆き悲しむ様子を見た同じ村の人たちが酒を持ち、3人の女児の亡骸を清めて水葬したことに由来しているとされています。それが平安時代になると、「上巳の祓い」といって、3月3日に陰陽師を呼びお祓いをさせ、自分の身に降りかかる災難を自分の生年月日を書いた紙の人形(ひとがた)に移らせて川に流しました。この厄払い様子は今でも下鴨神社で行われる「流しびな」の行事に再現されています。

 この紙のひな人形が発展し、現在の豪華なひな人形になったとされています。また、ひな壇を設けるようになったのは、江戸中期からだそうで、それまでは畳に直にじゅうたんを敷き、人形や調度を飾っていたとか。

 ちなみに、京都では宝鏡寺が別名「人形寺」とも言われ、光格天皇遺愛の品のほか、多くの人形が納められています。10月には人形供養の行事も行われます。

京の雛祭り作法、あれこれ   

①雛人形の配置

関東では自分から向かって左に男雛、右に女雛を置くとされますが、京都は逆です。向かって右が男雛、左が女雛になります。これは御所の伝統にならったもので、左大臣・右大臣で左大臣が偉いように、左が位の高い位置とされているためです。というのは、御所の紫宸殿は南向きに建てられており、天皇から見て日が昇る方角(東)は左、ということで、位が高いのだそうです。京都の地名「右京区」「左京区」もこれにならったもので、実際地図でみると左右が逆になっています。

②桃の花と柳を飾るわけ

雛祭りは別名「桃の節句」といい、桃の花を飾ったり、桃花酒を飲む習慣があります。これは桃の木には邪気払いの効き目があるとされているからです。同じように柳も飾りますが、これも柳が生命力が強いことから、健康を祈って縁起のよい桃と柳を飾るのだそうです。

③お雛様とお嫁入り

私の家では昔から母が「お雛さんは、1年に1回は必ず出さなあかん。お顔をお日さんに当てんと、かわいそうやさかい。」といって毎年せっせと雛壇を飾っていました。また、3日が過ぎるとすぐに片づけてしまいます。ある時私が「せっかく出したんやから、もうちょっと飾っておけばいいのに」と言ったところ、「お雛さんは出しっぱなしにしとくと、お嫁に行けへんようになる」と言っていました。一般に雛壇は、3月2日を「宵の節句」、4日を「送り節句」といってまだ出しておきますが、5日を過ぎるとすぐ片づけなければ、その家の女の子がお嫁にいくのが遅くなるという言い伝えがあります。


房総へ越して来て、盛大な‘勝浦のひな祭り’があることを知らされた。JRが臨時の特急列車を出す事でも有名らしい。

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http://rakutetsu.com/railroad-photo/specialtrain-railroad-photo/resortyamadoriand583kei001/2378/
有名な遠見岬神社の階段に飾られた雛人形。

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http://blogs.yahoo.co.jp/tsato172/16834360.html

線路の近くにフユシラズが綺麗に咲いていました。
 フユシラズ(冬知らず)はキク科カレンデュラ属の宿根草または一年草で、冬知らずという名前が付く通り、 寒さにとっても強い草花です。花言葉は「別れの悲しみ」、「小さな恋」です。

 フユシラズの向こうを走るのは、485系「リゾートやまどり」を利用した、臨時特急「勝浦ビッグひな祭り号」、両国発両国行き(両国→千葉→御宿→勝浦→館山→千葉→両国)です。


2013年03月02日(土)、所用があって東京新宿の‘京王プラザホテル’へ行った。

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http://www.eonet.ne.jp/~building-pc/tokyo/tokyo-138keio.htm
東京・新宿区の京王プラザホテル

約束の時刻よりも30分以上も前に到着したので、何やら人だかりが見えたので近づいてみた。3階のメインロビー脇に飾ってある‘ひな壇’を見て驚いた!

これまでに見たこともない‘ひな壇’である。

京王プラザホテルのひな祭り人形
http://www.keioplaza.co.jp/event/hina/index.html

本絹古布の上品な温かみが魅力のつるし飾り、女性に幸せを呼ぶお守りとして古くから伝えられる犬筥、
ひなまつりの日を彩る美しい 蒔絵の銘々皿。伝統的なひな飾りの制作を実際にご体験いただける貴重な機会です。

伝統の美しさとぬくもりにあふれるひな飾り。
今年は約4,700個にも及ぶ華やかな本絹古布のつるし飾りを館内に展示するほか上流階級のお嫁入り道具のひとつでもあった「犬筥」にスポットをあて 大きさや素材もバラエティ豊かに取り揃え装飾展示いたします。

http://www5a.biglobe.ne.jp/~nobon/inuhako.htm
「犬筥(いぬばこ)」は美しい犬形の張子細工で(犬張子・犬箱とも呼ぶ)、雌雄一対の箱となっており安産のお守りや幼児の魔除けとして産室に置かれたりもしました。江戸時代にはしばしば天児や這子と一緒に飾られました。長野県諏訪市内の貞松院には、高島藩初代藩主諏訪頼水の夫人(後の貞松院殿)が、本多家より嫁いだ際に持参した極彩色の豪華な「犬張子」が遺品として残されています。

「犬は安産、多産であり、産後の肥立ちもよく、子も丈夫に育つ」に、あやかり上流階級の間では”犬筥”を産室に飾り魔除けにしました。

”犬筥”の様子は、顔は幼児を模しており、体は寝そべり頭を上げた姿の犬です。張り子細工ではありますが「桐塑(桐屑を麩糊で固め造る物)」造りだったそうです。

 ”犬筥”は字の如く箱状の物で、体が上下に分かれる”箱”になっています。雄雌の対で左向きが雄犬、安産の札を収め、右向きが雌犬で白粉等を入れたそうです。

この”犬箱”、長い歴史の中では雛祭りの際に雛壇にも飾られたそうです。

この犬筥(いぬばこ)は昔から日本に存在する狆(ちん)がモデルと考えられます。


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2013年03月02日 12:15 東京新宿・京王プラザホテル、3階ロビー横のひな壇。

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ちょっと、一寸、外人さん、写真撮ってんだから前に割り込まないでよ!

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いや~、こんな‘ひな壇’って、今まで見たことない!

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なに、これ?これが‘犬筥’だそうだ。

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お犬様なのに・・・、この衣装の豪華な事!

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此方が‘つるし飾り’。

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つるし飾りは、どんな人形でもいいのだろうか?

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シャンデリアも豪華である。

さて、我が家の‘ひな飾り’は?

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入口の飾り。これが日本の伝統的なもの。今年の干支の巳も・・・。それに、ウサギも・・。

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これが玄関を入って真正面。

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上の写真のトリミング拡大写真。これは‘カンガルー’ではなくて‘うさぎ’らしい。

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これがダイニングルームの飾り。誰かさんの手作りらしい。

一言で‘おひな様’といっても、沢山の種類がある。今回初めて‘犬筥’にお目に掛かった。これも豪華なものである。

そんな訳で、今年の3月3日の‘ひな祭り’も静かに暮れて行きました!京王プラザホテルでは、月末までやっているらしいので、見てみたい方は、ど~ぞ!
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[2013/03/03 23:33] | 伝統文化 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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