津波バイオリン
2013年04月10日のNHK・ラジオ深夜便を聞いた。10日の深夜便で4時からの放送だから、実際には4月の11日である。

何と‘津波バイオリン’が世界中で大活躍をしているという。申し訳ないが知らなかった!

http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20130405/CK2013040502000122.html
津波で流された木材のバイオリンで演奏会リレー 来月7日ミューザ

2013年4月5日(東京新聞)

津波バイオリン
リレー演奏されているバイオリン。「奇跡の一本松」が描かれている(命をつなぐ木魂の会提供)

 東日本大震災の津波で流された家の柱などから生まれたバイオリンの演奏会が、五月七日午後六時半から、川崎市幸区大宮町のミューザ川崎シンフォニーホールで開かれる。国内外の奏者でリレー演奏して被災地復興を願う「千の音色でつなぐ絆」プロジェクトの一環だ。(山本哲正)

 バイオリンは、ストラディバリウスなどの名器修復で世界的に知られる中沢宗幸さん(東京都渋谷区)が、人々の暮らしの刻まれた木材をつなぎ合わせて作った。プロジェクトは中沢さんが理事長を務めるNPO法人日本ヴァイオリン博物館が企画し、「命をつなぐ木魂(こだま)の会」が運営。四月一日現在で百三十一人のリレーを終えている

 ミューザでは、二〇一二年度横浜文化賞受賞者で洗足学園音楽大教授の水野佐知香さんらが演奏。タップダンサーのHIDEBOHさんや、市立坂戸小学校(高津区)児童らも出演する。

 バイオリンの裏側には岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」が描かれている。今回主催する川崎市南倫理法人会の佐藤義浩会長は「震災が風化しないよう願って開く。今後も長く被災地を支援していきたい」と話している。
 前売り二千五百円、当日三千円。問い合わせは県倫理法人会=電045(716)6651=へ。


またこんな記事も・・・。

http://mainichi.jp/feature/news/20121006ddlk29040609000c.html
東日本大震災:津波の流木が奏でる“絆” 「奇跡の一本松」バイオリン、初めて奈良へ−−来月2〜4日、国際音楽祭 /奈良
毎日新聞 2012年10月06日 地方版

 東日本大震災の津波の流木で製作したバイオリンによる演奏が11月2〜4日、生駒市北新町のたけまるホールで開かれる「第3回いこま国際音楽祭」の三つのコンサートで披露される。世界のバイオリニスト1000人によるリレー演奏を10年がかりで目指すプロジェクト「千の音色でつなぐ絆」の一つで、音楽祭実行委によると、県内では初披露となる。【熊谷仁志】

 バイオリンは、ストラディバリウスなど名器の鑑定・修復で知られる世界的なバイオリン製作者中沢宗幸さん(71)が発案し、岩手県陸前高田市などのがれきから探したカエデやマツなどを使って製作した。裏板には、津波に耐えた同市の「奇跡の一本松」が描かれている。

 プロジェクトは、大震災の犠牲者の鎮魂を続けて震災の風化を防ぎ、復興を目指す人たちを励まそうと企画。震災から丸1年の今年3月11日、陸前高田市での合同慰霊祭で初めて演奏された。その後、バッハの「G線上のアリア」などさまざまな曲が各地の公演で演奏されている。

 生駒で演奏するのは20世紀を代表するバイオリニストの一人、ハイフェッツの愛弟子で、ポーランド生まれのニコラス・チュマチェンコさん。11月2日のオープニング、3日のデュオ、4日のファイナルの各公演に出演する。今月末の来日後にバイオリンの音色を確認した上で、各公演の予定曲の中から、このバイオリンで演奏する曲を決めるという。

 各公演の入場券はいずれも前売り一般2000円。詳しくは市教委生涯学習課(0743・74・1111)。


更にこんな記事も・・・。

http://www.shinshu-liveon.jp/www/topics/node_238337
上田に工房構える中沢さん バイオリン作りの半生を本に

関連ページ:エンタメエンタメのトピックス一覧上田市長野市東京都
(2013年2月14日)

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著書を前に「震災バイオリン」を手にする中沢さん=東京都渋谷区の工房

 上田市などに工房を構え、名器ストラディバリウスの修理も手掛けるバイオリン製作・修復の第一人者、中沢宗幸さん(72)=東京=がエッセー「いのちのヴァイオリン森からの贈り物」を出版した。趣味でバイオリンを作っていた父親の影響で製作するようになった幼少期から、東日本大震災の被災地で昨春開いた支援コンサートまで、半生をまとめた。

 中沢さんは兵庫県朝来(あさご)市出身で、8歳で初めてバイオリンを製作。青年時代に英国やドイツの工房を訪ね、本格的に製作、修理の技術を学んだ。現在は、長野市内に事務局を置く日本ヴァイオリン文化芸術振興財団の代表理事として同市の工房などで製作指導をしているほか、県内外で音楽祭を開くなど、文化振興のための活動に力を入れている。

 本のタイトルに「森からの贈り物」と添えた。弦を弾く弓に馬の尾の毛を使い、つやを出すためにバイオリン本体に樹脂を塗るなど、バイオリンの音色がさまざまな動植物の力で成り立っているという感謝の気持ちを込めた。

 英国・ロンドンでの修業時代、名器を間近で見るためにオークションの無料内覧会に通ったことや、オックスフォードの工房で清掃やまき割りなどの仕事を2年続けた後、木材の加工やニス塗りといった技術を学び始めた苦労をつづった。

 2011年3月の震災の後、津波で大きな被害を受けた岩手県陸前高田市を訪問した。倒壊家屋の木材を集めて「震災バイオリン」を2丁作り、被災地に励ましと追悼の思いを伝えるコンサートを、震災から1年後の昨年3月11日に同市で開いた経過も紹介している。

 中沢さんは「各国で演奏されているストラディバリウスの中には、350年以上前に製作されたものもある。この本を読んだ人に、手仕事の素晴らしさを知ってもらえたらうれしい」と話している。

 ポプラ社刊で四六判115ページ。1200円(税別)。県内の書店で取り扱っている。

(提供:信濃毎日新聞)



いのちのヴァイオリン

http://www.kinokuniya.co.jp/disp/CSfDi
spListPage_001.jsp?qs=true&ptk=01&q=%E3%81%84%E3%81%AE%E3%8
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中澤 宗幸【著】
価格 ¥1,260(税込)
ポプラ社(2012/12発売)

内容説明
木のふしぎと生命の物語。「震災ヴァイオリン」の製作者からのメッセージ。
目次
1 ヴァイオリンとわたし;2 海のむこうの夢;3 ヴァイオリンの不思議;4 森のいのちの贈り物
出版社内容情報
被災地の流木から「震災ヴァイオリン」をつくった世界的なヴァイオリン修復家が、楽器に秘められた人間と自然の物語をかたる。



ご活躍の‘中澤宗幸さん’・・・。

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http://keninternational.net/928b/2012/09/

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そして、奥様は、・・・。

http://www.munetsuguhall.com/concert/201209/20120903M.html
中澤きみ子

中澤きみ子(ヴァイオリン)

新潟大学を卒業後、ザルツブルグ、モーツァルテウム音楽院にて研鑽。1991年より「アンサンブル・ウィーン東京」を結成。国内外で高い評価を受け、CDも発売された。2000年、文化庁芸術家海外派遣員としてオーストリア・ウィーンに滞在。ソリストとしてはウィーン室内管、ヴィルトゥオーゾ・オーケストラ(ロンドン)、東京フィル、大阪フィル、名古屋フィル、テレマン室内管などと共演。2007年には、フィリップ・ アントルモン(指揮)率いるスーパーワールドオーケストラ全国ツアーでソリストを務め好評を博す。2009年、2010年にはジェラール・プーレとのヴァイオリンデュオでも高い評価を得ている。

2011年からは、「モーツァルト+1・シリーズ」と題し毎年モーツァルトの誕生日である1月27日に浜離宮朝日ホールにてリサイタルを予定しており、今年で2回目を迎えた。(第 1 回、2 回はピアノにイタマール・ゴランを迎えた。2013 年には1 月27 日銀座王子ホール にて公演夜が予定されている。)

 また、CD も数多くリリース。特にモーツァルトのソナタ全集(ピアノに巨匠イェルク・デムス)および協奏曲全集(アントルモン指揮・ウィーン室内管)等が絶賛されている。近年国内外における国際ヴァイオリンコンクールの審査員として、また数多くの国際音楽祭の講師として招聘され、後進の指導にも力を注いでいる。現在、尚美学園大学及び同大学院客員教授を務める。
中澤きみ子 オフィシャルウェブサイト http://kimiko-vn.net/
               Twitter @kimiko_nakazawa


そして、こんな‘チラシ’が・・・。

2012-11-03震災Ⅴnチラシ+表_thumb_convert_20130411233031
http://www.dream-stream.org/2012/11/post-52.html

ところで、実はここからが大事な話。新聞記事等には今まで余り出て来なかったが、ヴァイオリンには‘魂柱’という大事な‘部品’がある。この‘魂柱’の素材に、‘一本松’を使ったというのである。

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http://www.minehara.com/mechnics/violinmech2.htm
表板に載って立てられている駒のもう一本の足元の近くには、表板と裏板の間に、突っ張って立てられている細い木の 魂柱 と言う棒が立てられています。 sound post

バイオリンがバイオリンらしい音を出せるのは、この 魂柱 が有るからなのです。

 (注)ギターには、魂柱のような棒はありません。胴の中は空気が詰まっているだけです。

魂柱 の役割は、表板の振動を裏板に伝達する働きがあります・・・と、簡単に説明されていますが、 逆に考えれば、裏板の振動を表板に伝達する・・・と言う役割も負っています。

すなわち、表板と裏板の振動を、相互に伝え合っている・・・と言うのが、正確な表現だとおもいます。


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http://majiqnico2keiraku.blog98.fc2.com/blog-entry-275.html

上図の‘sound post’が‘魂柱’である。

中澤宗幸氏の発案なのだろう、‘魂柱’にあの陸前高田の‘一本松’を使ったという記事が次の資料。

http://sankei.jp.msn.com/entertainments
/news/121107/ent12110703170000-n1.htm

客員論説委員・千野境子 魂奏でる震災バイオリン
2012.11.7 03:32 [ライブ・コンサート]

 国内外で活躍するバイオリニスト、中澤きみ子さんの演奏を初めて聴いたのは、ホームレスの自立を支援する雑誌「ビッグイシュー日本版」によるスタジオコンサートだった。

 音響設備のハンディを吹き飛ばすように、サラサーテも日本の童謡も演目すべてが心に染み入る熱演だった。床に座り身じろぎもせずに聴き入る中高年ホームレスの人々の背中を見ながら、音楽の感動が演奏者と観客の合作であることを、あの夜ほど痛感したことはなかった。

 当時、笑みを浮かべてきみ子さんの傍らにいたのが、弦楽器の制作や修復をするバイオリン・ドクターの肩書を持つ夫の宗幸氏だった。

 いま、宗幸氏は「千の音色でつなぐ絆」プロジェクトのもと、東日本大震災の被災地の流木を材料にバイオリンを制作中だ。すでに2挺(ちょう)出来上がり、4月には第1回コンサートが開かれた。

 昨年3月11日以来、「音楽家として何かできないか」と夫妻で悶々(もんもん)としていたある日のこと、宗幸氏の脳裏に、若いころ欧州で修行中に出合ったバイオリンの横板に刻まれたギリシャ語の文句がよみがえった。

 森にいたときは木陰で小鳥たちを憩わせ、今はバイオリンで人々を憩わせている-そんな内容だった。横板に何かを書き込むのは非常に珍しいため、印象に残っていたのだ。「みな瓦礫(がれき)、瓦礫というが、本当は思い出や歴史の山ではないか。森の木のように流木もバイオリンとなって人々を慰め、力を与えることができればと思いました」

 12月、まだ被災の痕も生々しい陸前高田に夫妻は立った。バイオリンはどんな木材でもできるが、良い音が出るかどうかは別問題で、一般的に堅い松かカエデが使われる。2人はかつて床柱や梁(はり)だったかもしれない泥水をかぶった松の流木を地元の人々と一緒に選び、持ち帰った。

 楽器が完成すると、出来栄えを知るため最初に弾くのはきみ子さんの役割だ。「驚きました。できたばかりにしてはとても良い音が出たのです。(流木が)持っている音がいいのか、不思議な力です」という。「ぼくはネ、もしかして泥水をかぶったのが良かったのではと密(ひそ)かに思っているのですよ」と宗幸氏。

 最近、しばしば海外の税関で災難に遭う18世紀の名器ストラディバリウス。制作者のストラディバリは制作の秘密を生涯、明かしていない。しかし材料を現在のコソボやボスニア周辺の森に求め、伐採された木々はアドリア海からイタリアへと運ばれたため、名器のカギは水にあるとする研究者も少なくない。

 震災バイオリンも大津波を耐え抜いた木だからこその音色なのか。

 プロ、アマを問わず多くの人が弾き、リレーしてほしいというのが2人の願いだ。先ごろ、NHKに出演したきみ子さん演奏の「からたちの花」に感動したメキシコ在住のバイオリニスト、黒沼ユリ子さんは、来年1月の東京での演奏会で震災バイオリンを使うほか、メキシコでの演奏会も計画中だ。ほかにもベルギー在住のピアニスト、宮沢明子さんなど賛同者はいまや海外にも広がる。

 バイオリンのサウンド・ボックスの sound post(魂柱)には陸前高田のあの1本の松の木が使われることにもなった。文字通り魂の柱となり音色を奏でるのだ。宗幸氏は今後、ビオラとチェロ、子供用バイオリンも作り、四重奏を行えたらとも考えている。



http://www.a-cordes.com/#!20130331/c1668

レポート
法隆寺で祈る、2年目の3.11
​〜読経とヴァイオリンの響き〜 
 文・重松貴子

●2013年3月11日。奈良斑鳩(いかるが)

web a-cordes -アッコルド出版- _ 法隆寺で祈る、2 年目の 30001

 数日初夏の陽気を味わった後、2月に逆戻りしたような寒い朝は体にこたえる。それでも世界文化遺産であり、国宝の伽藍(がらん)に射す陽は柔らかく、青く抜けた空に五重塔が映える。思えば被災地はここ奈良よりはるかずっと北。当時避難所は凍えていたし、昨年の慰霊祭の前も東北はみぞれ交じりだった。

 この日、斑鳩(いかるが)の法隆寺では、国宝、西室(にしむろ)で「東日本大震災被災物故者三回忌追善供養」が行なわれた。2時30分、管長の大野玄妙大僧正を導師に8人の僧侶によって、戸を開け、十六羅漢さんをお迎えする勧請が始まる。特別な抑揚を持ち、時に唱和、時に呼応しながら、立ち、座り、伏しての読経。いつもの平坦な読経ではなく、独特の節回による本節で行なわれ、それが祈りの音楽のように聞こえた。

 祭文「諸徳三礼」の後、これもこの日限りの中澤きみ子さんのヴァイオリンによる献奏があった。中澤さんの弾かれた楽器は、被災地の流木を用い、ヴァイオリンドクターである中澤宗幸さんが製作したもの。松の表板と楓の裏板の響きをつなぐ魂柱には、陸前高田の「奇跡の1本松」が使われている。NHKTVなどで紹介されてきたので、ご存知の方も多いと思うが、妻であり、ヴァイオリニストである中澤きみ子さんが被災地の「がれき」の報道を見ながら「あれはそれぞれの家の大事な思い出の詰まった梁や床板で、がれきじゃないわよね」の一言に意を得て、陸前高田に赴き、流木の中から探してきた松と楓を用いている。普段製作に使う楓はバルカン半島の山に分け入って探すほどのこだわりがあり、日本製の楓を使うことはない。松も然り。そうしてできあがったヴァイオリンを2012年の3月11日、最初に陸前高田の東日本大震災合同慰霊祭で献奏したのがイヴリー・ギトリス氏だった。


●「流木ヴァイオリン」誕生から1年

web a-cordes -アッコルド出版- _ 法隆寺で祈る、2 年目の 30002

 当初はどんな響きがするのだろうと誰もが思ったヴァイオリンが、それから1年、いろいろな人の手で弾かれ、驚くほど豊かな響きになった。特に、この日弾かれた「荒城の月」や「からたちの歌」のような日本の歌を豊かに歌うように感じる。

 火の気のない西室は特別寒い。また、読経の合間に1曲ずつ弾くのは体が温まる間もないし、気持ちを持っていくのも難しい。中澤さんはお経を聞いている間中、自分はこのような場で献奏する価値ある演奏家であるかをずっと自問自答していたと言う。「いつも演奏する時には、まず作曲家の人生の喜び悲しみなどの思いを音に綴りながら、そこに自分の人生も重ねたりしますが、今回のようにとても具体的な悲しみを厳粛に伝え、しかも鎮魂の音楽を奏でる役目はどんなものか、事前には量れませんでした」と。法隆寺では、今回の法要を事前に告知せず、当日門前に掲示しただけだったが、冷たい畳に座り、100人の人々がともに祈った。聴いている方も、お経やヴァイオリンの響きのむこうに、あの日、TV画面からリアルタイムで流れたあの光景がはっきりと思い起こされた。同時に2年という月日で、誰もが我がことのように突き動かされた強い思いがだんだん薄れてきていることも、改めて思い知った。


●あらゆる手段で語り継ぐ

 終了後、大野管長は「お経とヴァイオリンの演奏、私たちと震災に遭われた方々の心がひとつになるように」と今回の供養について語ってくださった。それは「聖徳宗」の本山である法隆寺の宗祖、聖徳太子の「和を以て貴しとす」の教えそのものでもある。この海に囲まれた、限られた土地で、自然の恵みや脅威をみんなで分け合い、思いやりの気持ちを持って生きてきた私たちを1400年間見てきた法隆寺の思いなのだと思う。演奏した中澤さんは「一生の宝になる経験をさせてもらった」と振り返る。「日本の歌が心に沁みた」「ずっと弾き続けて欲しい」と駆け寄られる女性の姿もあった。

 演奏された「早春賦」の詩のように「春は名のみの風の寒さ」の1日。それでも法隆寺の築地塀の脇には、タンポポが咲き、土筆がたくさん顔を出していた。被災地に本当の春が来るまで、このヴァイオリンは人から人にわたり、奏でられ続ける。

web a-cordes -アッコルド出版- _ 法隆寺で祈る、2 年目の 30003
献奏するヴァイオリニストの中澤きみ子さん
左隣に、ヴァイオリンドクターの中澤宗幸さん

 震災から今まで、ヴァイオリンに限らず、被災地に由縁のあるものが数々生まれた。被災松で作られたコカリナもとてもきれいな音がするという。もちろん音楽に限らず、アートでも日用品でもなんでもいい。慰めると同時にあの日のことを人に思い起こさせるという役目はとても大きいと思う。なぜなら経験した私たちは震災を千年語り継ぐ義務がある。子孫たちが同じ悲しみを味わわないためにも、やがて来るかもしれない大地震に備えるためにも。同日夜、東大寺のお水取りで流れた、別当(住職)の「皆がそれぞれの立場で、各々が持っている力を尽くしていただきたい」と言う言葉を改めて心に据えた。

 現在、震災ヴァイオリンは3台。一般財団「Classic for Japan」により管理され、「千の音色でつなぐ絆」プロジェクトとして、千人のヴァイオリニストのリレーするために、国外も含め希望する方に貸し出されている。



(つづく)

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