ノーベル賞を是非授与して!:「ピラミッドはこうして造られた」 
つい最近みたNHKアーカイブスで‘大感動’したのが、2009年07月放映の再放映番組。

    「ピラミッドはこうして造られた」

カフラー王のピラミッド
http://www.laura.jp/ka/2010/05/29211429.html

アンコール 「エジプト発掘」
http://www.nhk.or.jp/archives/premium/past/201304-2.html
p_yoshimura.jpg
ゲスト:吉村作治(エジプト考古学者、早稲田大学名誉教授)

という超大作である。もうその内容をご存じの方は多いと思われるが、見逃しておられる方のためにここに引用させて戴いた。

この斬新なアイディアとその‘証拠固め・検証’も見る限りにおいては申し分ない!

これぞ、‘ノーベル賞’!と思った。

しかし、この新説に‘猛反対’する‘学者や学者グループ’があるという。
それなら、科学的に‘実証’しましょうか、という学者も現れたりして‘喧々諤々’の様相を呈しているらしい!

学説には、‘裁判制度が無い’から、どんなことを言っても‘訴えられる’ことはない。しかし、‘攻撃’され、学者としての辱めを受けることはあるが、反論は当然認められているから‘大論争’になることがある。

今回の場合も‘大論争前夜’の様相。

私がノーベル賞を貰う価値があると推奨する御仁は、フランスの建築家、ジャン・ピエール・ウ―ダン氏 である。
ピラミッド学者は、考古学者が主体だから、建築家などに考古学を触られたくない、という妙な‘縄張り意識’なのだろう。我々素人にとっては‘縄張り’等‘糞喰え!’なので、こんな喧嘩は傍で見ていると結構面白い!

先ずは、以下の画像をご覧あれ!(合計で、約70分)


https://www.youtube.com/user/MrKz1011xx?feature=watch


https://www.youtube.com/user/MrKz1011xx?feature=watch


https://www.youtube.com/user/MrKz1011xx?feature=watch


https://www.youtube.com/user/MrKz1011xx?feature=watch


https://www.youtube.com/user/MrKz1011xx?feature=watch

http://m.webry.info/at/55096962/200910/article_19.htm?i=&p=&c=l&guid=on
ジャン・ピエール・ウーダン氏による「クフ王のピラミッド建設法の新説」に対する他専門家の反応
2009/10/12 14:51[下へ]
今年の夏、NHK特集の「エジプト発掘」第一集として放映され、一躍世間に広まった、フランス人建築家、ジャン・ピエール・ウーダン(Jean-Pierre Houdin)氏によるピラミッド建築方法の新説について、業界ではどんな反応なのかをちょいと探してみました。

新説って何やねん? という方はこちらからご覧ください。
http://khufu.3ds.com/introduction/(Flashには日本語版もあります)

ウーダン氏はエジプトの専門家ではありません。ピラミッドの調査申請や論文については、もっぱら彼と組んでいるボブ・ブライアー(Bob Brier)という別のエジプト専門家が出しています。なので、検索をする時は「Bob Brier’s theory」のほうが専門的な話が出てくるかも。

まず全般的な見解ですが――
ボブ・ブライアー博士以外の専門家たちは、概ね、この理論を否定しています。

Zahi Hawass氏はいつもの調子で「完全に間違っとる。内部に空間なんかないわ」

ピラミッドの内部密度が均一ではなく、上から見ると四角い感じに見えるのは正解なんだそうですが、それすなわち内部通路の存在を意味するものではない、だそうです。

John Romer氏は「傾斜路は採石場で終わるぞ。採石場を行き過ぎて終わらんとかミスリードすんな」

傾斜路を真っ直ぐに作れば確かに行き過ぎちゃうんだけど、途中で屈折させれば採石場の手前で傾斜路が終わるので問題ない、とのこと。

それから、ネウセルラーの太陽神殿の内部通路というのは建築のために作られたものではないので、それを根拠にしてピラミッド建築でも同様の内部構造が使われたとは言えない、と日本の西本真一先生が書いておられました。

Webで探せる限りの専門家の意見では、これスゲー! って賞賛してるのは一つも見つからなかった…。

専門家だけではなく、面白いことに海外の個人ブログやエジプトファンの掲示板でも懐疑的な意見が多数。

 「クフ王のピラミッドがこの方法で作られたとしたら、
 同時代に作られたメンカウラーとサフラーのピラミッドにも
 同じ空間が無いとおかしいんじゃね?」


 「ウーダン氏が使ったと推定している、
 ピラミッドの四隅に設置する石を浮かす装置の
 物証って無いよね。」

このへんは、確かにそうだよねって感じ。

 「石を速く運ぶことができても、
 同じ速さで石を設置できないよね」

この意見は頭いいなと思った。確かにその通り。下からガンガン石を運び上げても、建設中のピラミッドの上部にいる作業員は、積み上げるごとにだんだん狭くなる作業面積の中で的確に石を配置していかなくちゃならない。ピラミッドのてっぺんだから日陰もないし。石を速く運び上げるだけでは、作業全体の速度を上げることにはならないんですよね。
石を並べるのが間に合ってないのに下からガンガン石が運びあげられたら、ピラミッド上部が大混乱になって事故を招きかねません。指揮系統がしっかりしてないと難しいですね…

それと、

 「てっぺんまで行ったソリが帰る道がない」

この指摘もごもっとも。ウーダン氏の理論を3D再現しているFlashを見る限り、作業員はピラミッドの外側につけられた足場で元の位置に戻っているけど、ソリが戻る描写は無かったです。上から投げ落とすわけにもいかんしなあ。

 「ウーダン氏の方法で石を運ぶとすると、
 石の角度を変えるための装置は摩擦によって
 かなりの速度で磨耗するはず。
 装置の取替えを計算に入れていない」

Flash見る限り、ロープを「ひねって」石の方向転換すると想定しているようでしたからねえ。あれだとすぐにロープが痛んでしまいそう。
装置が単純であれば磨耗による影響は少なくなりますが、複雑にすればするほど取替えが面倒くさくなる。あと磨耗によって思わぬ事故を引き起こす可能性も。

 「クフ王の時代に滑車は使用されていなかったんじゃないの?」

という指摘も、言われるまで思いつきもしませんでした。そういや、滑車の発明は紀元前1000年頃と想定されてましたっけ。エジプトでもっと古くから存在したとしても、紀元前2500年以前の時点で、大きな石を運び上げられるだけの強度・規模の滑車装置が(ロープや基礎台も含め)作れたのかどうかは、要検証だと思いました。

こんな感じで、海外のエジプトファンはところによりレベル高い議論になってました。(笑)
いくらか専門家も混じってる気がしなくもないですが、よくこうもポンポン指摘が出せるなぁと。

ザヒ・ハワス博士は「全部まちがっとるわー!」と仰ってましたが、私的には、ウーダン氏の説には部分的に正しいところはあるような気がします。

海外の人たちも、部分的に正しいところはあるんじゃないか、という前提のもとで、重量拡散の間の天井に使われている重たい石を運び上げるには、大回廊という構造をうまく利用したほうが手っ取り早い、とか、内部傾斜路というのは飛躍しすぎにしても、全てが間違っているとは言えない。とか書いてありました。キャップストーンの設置についてはウーダン氏の方法でいい、という意見も。

なにぶん大胆で斬新な新説、しかも専門家ではない人の出したもの、ということで、叩かれるのは必至なわけですが、こうして他人にもまれながら、より正確な方向へブラッシュアップされていくのなら良いことではないかと。何も考えずに丸ごと信じるのも、頭ごなしに否定するのも、知の損失に繋がると思います。

まあそんな感じで、今のところウーダン氏の説はまだまだ未熟という扱い。
今はまだ、ピラミッドの謎が解明されたとは言えないようです。今後の発展に期待ですね。


そんな訳で、この問題に‘白黒つけよう’というのが次の記事。

http://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=30139
<ピラミッド>素粒子で「レントゲン」撮影計画 東大地震研
(転載元) BIGLOBEニュース 毎日新聞 12/7/1
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 宇宙から飛来し巨大な岩も通り抜ける素粒子の性質を利用して、エジプトのピラミッドの「レントゲン写真」撮影を東京大地震研究所の田中宏幸准教授(高エネルギー地球科学)らが計画している。撮影で、これまで知られていなかったピラミッド内の空間や通路が見つかる可能性もあるという。【鳥井真平】

 撮影に使用するのは、地球に飛来する宇宙線が大気と衝突する際に発生する「ミュー粒子」。物質の密度によって粒子の透過量が変化する性質がある。田中准教授はこの性質を利用して、山や地面を「撮影」し、立体画像にする技術「ミューオトモグラフィー」を開発した。これまで活火山の浅間山(群馬、長野県境)の内部や日本を東西に分ける大断層線「糸魚川−静岡構造線」の立体画像化に成功している。

 撮影の対象は、エジプト・ギザにあるクフ王の大ピラミッド。フランスの建築家ジャンピエール・ウーダン氏が建造方法について、内部に上向きに傾斜がついたトンネルをらせん状に造りながら石を積み上げていったとする「内部トンネル説」を提唱しており、その真偽を確かめる。

 ピラミッドの建造方法ははっきり分かっておらず、現在は外側に巨大な傾斜路を建設して石を運ぶ「直線傾斜路説」が有力視されている。ウーダン氏はこの方法では大ピラミッドを造るのと同じ個数の300万個の石が必要になることなど非効率的な点を疑問視し、内部トンネル説を唱えた。

 田中准教授は昨年、この説の証明にミューオトモグラフィーを応用できると考え、ピラミッド内部の立体画像化を提案。「そのような技術があるのなら挑戦したい」と、ウーダン氏が快諾したという。

 米国の考古学者も計画に参加することになり、現在エジプトへ調査の申請を準備している。田中准教授は「ピラミッドの内部がどうなっているのかは誰もが知りたいこと。結果がどうなるのか好奇心を膨らませている」と話している。


この計画の実行は、何時からなのだろうか?

ピラミッドで遊ぶ5-thumb-480x640
http://www.laura.jp/ka/2010/05/29211429.html


(つづく)
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