今回から、「シリーズ・日本を支える技術」を開始したい。
日本は技術立国と言われて久しい。 ‘天然資源に乏しいから技術が発達した!’と言うのは‘ウソ!’である。 例え、天然資源が豊富であったとしても、日本人は技術を必ず開発・進化・発展させる! 技術開発や技術の進化に興味を抱き没頭するのが‘日本人の本質’なのである! ‘天然資源に乏しいから’と誰が言い出したかは知らないが、きっと日本人ではないだろう、と思う。きっと、日本人の本質を見抜いていないうわべしか見れない外国人のジャーナリストなのであろうと思われる。 さて、数々の日本の技術には、‘これぞ日本人の発想による技術だ!’と思われるものが多い。そんな日本が誇る、そして日本を支える技術をシリーズで紹介していこうという企画である。 第1回は、 新幹線に採用されている‘緩まないナット’技術である。 ![]() http://ja.listofimages.com/shinkansen-n700-with-mount-fuji-%E5%A F%8C%E5%A3%AB%E5%B1%B1%E3%81%A8%E6%96%B0 %E5%B9%B9%E7%B7%9An700%E7%B3%BB/ 新幹線を支えている主な技術だけでも‘100’を越しているとも言われるが、その中でも‘異彩を放つ’技術がこの‘緩まないナット’である。 新幹線ワンセット、18両には約2万個のボルト・ナットが使われていると言うが、このナットが緩んでしまうと新幹線の車体は直ぐにバラバラになって運転どころでは無くなるに違いない! そして、1日走ればナットの締め直しが必要と言うことにでもなれば、新幹線の乗車料金は2倍も3倍もの値上げが必要となって、新幹線の事業運営そのものがが不可能にさえなりかねないとさえ思われる。毎日18両編成の新幹線がどれだけの数走っているのかは知らないが、ナットの‘増し締め’をせねばならないとなったら、その費用たるや膨大になってしまうことは想像に難くない! この技術の‘カラクリ’を、この技術の発明者・代表取締役社長若林克彦氏の会社・ハードロック工業株式会社の紹介記事( http://www.nippon.com/ja/features/c00602/ )から引用させて戴くことにする。 ![]() http://www.nippon.com/ja/features/c00602/ 絶対に緩まない「ハードロックナット」 ![]() http://www.nippon.com/ja/features/c00602/ この発想が生まれるまでには‘改良・改良’の連続試行が長期間に亘って続いたという。‘更にいいもの’を目指すこと、これが日本人の持ち味であり、外人には中々出来ない‘お家芸’なのである! ![]() http://www.nippon.com/ja/features/c00602/ この図が全てを物語っている! ‘コロンブスの卵’程簡単には判らない! また、そう簡単に判って貰っても困るのであるが・・・。 流石の中国も真似をせずに買いに来るそうだから、大したものである! さてさて、この‘絶対に緩まない「ハードロックナット(HLN)」’の発想の原点は何か? これは、或るTV番組で‘クイズ’問題にまでなった事がある程、‘ふつー’の人では中々気付かない‘原理’である。 上に原理図を示したのでもうお判りだとは思うが、そのTV番組での様子を以下に示す。 ![]() 06月15日02:01日本テレビ放映(以下の画像は、TV画面をカメラで撮影したものである) 説明は、画面出ているのでそれをよく見て戴きたい! ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 左右の画像で、90度方向が違うことに注意! 説明のためにそうしてある。直ぐ下の画像も同じ。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ‘くさび’の発想を神社の鳥居を見て思いついたというのだから‘凄~い!’ 普通のサラリーマンのような‘時間帯で仕事をしている’ということではないのである! 以下に、YOUTUBE を二つ! http://www.youtube.com/watch?v=WgGpGPcFk2c スカイツリーを支える町工場 絶対に緩まないネジを開発した若林克彦さん 勿論、新幹線だけではなく‘スカイツリー’にもこの技術が活かされているのである! http://www.youtube.com/watch?v=DCeFstY0Lyo ハードロックナット 商品説明ビデオ このシリーズの第1回目に相応しい、大企業の‘サラリーマン’では、なかなか想い付かないことであり、想い付いたとしても、この繰り返しの‘試行錯誤’は、サラリーマンではさせて貰えないことであり、それが日本を支える技術の根本になっていることを今更ながら思い知らされた! (つづく) スポンサーサイト
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シリーズ・日本を支える技術:(その1)新幹線の緩まないナット - ピンからキリまで [2017/01/05 05:52] http://whilelimitless.com/limitless-pill/nzt-48/ |
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