‘朝顔’と聞けば、馬鹿の一つ覚えで、
「朝顔に つるべとられて もらい水」(加賀千代女) しか、頭に浮かばない! これも‘朝顔に’が‘朝顔や’という説もあって、‘に’か‘や’か? この深層は知る由もなかった! 今や、インターネットという手段を使えば、ど素人にも‘アッと言う間に’その疑問が或る程度解消される時代となった! その前に、なぜ、今10月の中旬なのに‘朝顔’なのか? カミサンが、今日(2013年10月18日)先程(午後3時過ぎ)、何か口走りながら2階から大急ぎで降りて来たのである! 「歳をとると、何か判らない‘独り言’を言うようになったね?!」 と言ったら 「そちらの‘耳’がおかしくなったんじゃぁありませんか?」 という。 まあ、この‘議論’は後日するとして、 「朝顔、あさがお、・・・」 と言っている! 「朝顔が、‘咲いた’のよ!」 ということらしい。 朝顔は種を撒いておけば、そりゃあ‘咲く’に違いないと思いつつも、何でこんな晩秋(?)になって? と不思議だった! 携帯で、一生懸命撮ろうとしている! 何故? 今や、情報は‘ハードコピー’(写真)で見せ合う時代ではない! ‘画面’で見せ合う時代に変わってしまっているのだ!! そんな訳で、お友達と情報交換するには、どうしても自分の携帯に‘画像’を入れておく必要がある、ということらしい。 ![]() その一生懸命の‘お姿’も記録に残来させて戴こう! ![]() 携帯が、‘にゅ~っと’出ている! ![]() カミサンは、今咲いている花が‘一番最初’と思っていたらしいが、実は、向かって左に既に咲いて萎んでしまった花が写っている! ![]() 接写! ![]() 更に接写拡大! 実に清々しい‘朝顔’が撮れた! これが、この品種の‘旬’かどうかは知らないが・・・。 明日以後も咲くのだろうか? さて、加賀千代女の俳句 に戻ると、WEBでの検索の結果、次のようなことであることが判った! ① 最初は‘グー’ではなくて、朝顔‘に’だったが、後に朝顔‘や’に変わった! ② 「起きてみつ寝てみつ蚊帳の広さかな」が千代女の句として広く流布しているが、実は千代女の作ではなく、彼女以前に元禄時代の浮橋という遊女が詠んだ句である。 ③ 一茶が引用した「蜻蛉釣り今日は何処まで行ったやら」の句も、生涯1,700余りの句の中になく伝説と見られる。 これらの検証をやる積りはないから、そのまま受け取るべきだろうと思う。
![]() 朝顔や つるべ取られて もらい水(歌川国芳画):確かに‘や’になっている! 俳句の場合、‘推敲’が重ねられると変わり得ることがあるそうだから、馬鹿の一つ覚えを主張し過ぎない方が良い! 芭蕉の句だって、 「五月雨を 集めて速し 最上川」は、元々 「五月雨を 集めて涼し 最上川」という‘挨拶句’だったことは有名であるし、 「古池や ・・・・」だって、色々あるらしいから・・・。 (つづく) スポンサーサイト
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