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ニュートリノの速度は、やっぱり!?
2012年02月23日、ニュートリノに関するニュースが流れた。

ニュートリノ 測定装置に欠陥 名古屋大「速度誤りの可能性」 東京新聞・2012年2月23日 夕刊 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012022302000180.html
 

物質を構成する最小単位の素粒子「ニュートリノ」が光よりも速く動いたという実験結果について、疑問が見つかった。測定に使われた光ファイバーケーブルに緩みがあったという。国際研究グループの実験に参加する名古屋大大学院の小松雅宏准教授は「誤りだった可能性がある」と話した。ケーブルの緩みを直したうえで、五月に検証実験をする計画だ。
 グループはスイス・フランス国境の欧州合同原子核研究所から、七百三十キロ離れたイタリアのグランサッソ地下研究所に飛ばしたニュートリノの速度を測定。その結果、ニュートリノが光よりも一億分の六秒速く到達したとの結果を得た。
 昨年九月に測定結果を公表した後も誤りがないかを検証。時間を計測するために必要なグランサッソの衛星利用測位システム(GPS)受信機とニュートリノ検出器を結ぶケーブルの接続が緩んでいるのが見つかった。緩みの発生時期は分かっていない。
 緩みの結果、時間の調整がうまくいっていなかった可能性がある。小松准教授は「実験時にケーブルが緩んでいたかどうかも分からない。もう一度実験をしてみなければ、どのように実験結果に影響するのか分からない。逆にニュートリノがもっと速かった可能性もある」と話している。超光速のニュートリノが存在すれば「宇宙で最も速いのは光」とするアインシュタインの相対性理論と矛盾するため、国際的な検証が進められている。



ミュー型ニュートリノ実験
http://blog.goo.ne.jp/dreamupworld/e/a781b20a28de4281e57f40b734dbfb00

ニュートリノ実験
http://ameblo.jp/souldenight/entry-11027796771.html

この記事を見た大半の人は多分「やっぱりね!?」と思ったに違いない。

① この実験の目的はなんだったのか?
② ニュートリノが光速より速いという理論的な計算は事前にあったのか?
③ 実験の前に「ニュートリノは我々の計算では、きっとこれ位光速より速い筈だから、今回の実験データは多分間違いない」というような事前予測はあったのか?

等々我々素人でも、昨年9月の発表時にはいろんな疑問を持っていた。そして、小松准教授等の発表の数日後には、別の研究グループから「間違いじゃぁないのか?!」との報道がなされていたことも承知していただけに、今回の発表を聞いて「やっぱり!?」という気になった。

①の実験の目的については、

実験はもともと「ミュー型」のニュートリノが飛行中に「タウ型」になってしまう“変身”を捉えるのが目的。データを解析していたフランスのチームが「何か結果がおかしい」と言い出し、速度を測ることにした。

 http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/110926/cpc1109261200001-n1.htmと明らかになっている。つまり‘副産物’だったという訳である。

それならもっと慎重にあらゆることを確かめて報道発表されるべきだった。②も③もなく、「逆にニュートリノがもっと速かった可能性もある」と話している。とはどんな‘可能性’を言っておられるのであろうか?

理論的裏付けもなく、「実験したら、‘ひょっとしたら’もっと速い結果が出るのかもしれない」などと仰っておられるのなら、昔の‘錬金術師の発想’と揶揄されても仕方あるまい。約3年もかけて、1万5,000回の実験だったと言うが、今後この問題に決着がつくのは何時なのだろうか?

アインシュタイン
アインシュタインになった森村泰昌さん http://shumpein.blogspot.com/2010_12_01_archive.html

森村泰昌さんのご紹介:自ら編み出した(?)‘セルフ・レポート’という手法を使って、自分自身が有名な絵画や写真の題材となって作品を世に問うユニークな‘芸術家’。作品は、「第三のモナリザ」など多数。http://www.morimura-ya.com/gallery/

アインシュタインが生きていたら何とコメントするだろうか?

















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[2012/02/25 00:46] | サイエンス | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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