文化の日と高倉健(その2)
俳優・高倉健が‘文化勲章’を受章した ことは、お目出度いと同時に、私にとっては別の意味で嬉しい、と昨日(2013年11月03日)のブログで書かせて貰った。それは出身が隣市であるからである。

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http://shinagawa.keizai.biz/gpnews/44674/  皇居で文化勲章親授式
文化の日の3日、皇居・宮殿で文化勲章親授式が行われ、俳優の高倉健さんら5人が天皇陛下から勲章を受け取った。写真は受章者の(左から)本庶佑、中西進、高木聖鶴(本名郁太)、岩崎俊一、高倉健の各氏。 【時事通信社】(2013-11-04)


ここでお断りをしておくことがある。それは、このブログで‘高倉健’と書くだけで、‘敬称’、例えば、高倉健‘さん’とか、‘氏’、‘様’、‘殿’とか、ましてや‘君’はないだろうが、‘敬称’を付けていないのは、それには理由がある。歴史上の人物やご存命の方でも、‘偉大な人物’は皆‘敬称略’ということになっている。

織田信長、豊臣秀吉、徳川家康 歴史上の人物には、誰も‘敬称’を付けない。

また、王、長嶋や美空ひばりにだって敬称はつけない! 敬称をつけられなくなったら、逆に‘超一流’になった証拠とも言える!

さて、その高倉健の出身は、福岡県・中間市。

私は、福岡県・直方市の出身である。‘Google’の地図で見てみると・・・

<中間市>
福岡県中間市 - Google マップ0001-2
‘Google'マップ

<直方市>
福岡県直方市 - Google マップ0001-2
‘Google'マップ

この両市の中央を流れているのが‘遠賀川’である。

<遠賀川>
福岡県中間市 - Google マップ-20001-2
‘Google'マップ

両市とも、遠賀川を中心に炭鉱の町として発展した。

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http://members.jcom.home.ne.jp/nittan/nittan-takamatsu-N-3.htm
旧・若松市浅川より、水巻町と遠賀川・遠賀町を望む
昭和32年に北東側から見た---高松鉱業所・第三鉱と二鉱ボタ山・三鉱ボタ山・社宅街・日ノ峰山。
左の道路は折尾方面へ、手前は第二鉱の第三竪坑です。左・中央・右の社宅街は、全てが日炭の社宅街です。 ボタ山近くの池には記憶があるが・・・・。
お年寄りに聞いた社宅街の名称は---左上より縄手社宅・日ノ峰町?・幸町?・宮前町・竹下町・上町のようです縄手社宅の西側の高台には、第三鉱の山ノ神が見えています 


何故、遠賀川が中心だったかというと、炭鉱の町だから、掘り出してきた石炭を‘或る適切な大きさ’に砕いて出荷する必要があり、その時出る‘不純物’や細かく砕けた石炭を‘洗炭’という工程で‘水洗い’するのである。

その細かく砕けた‘石炭の粉’を、遠賀川に流す。そうすると遠賀川の水は、いつも‘チョコレート’色をしており、小学生の時には、学校に規則で、遠賀川での水泳は禁止となっていた。勿論、泳ぐ気にもならなかったのでもあるのだが・・・。

そんな訳で、我々の直方市の遠賀川の‘水底’には、その‘石炭の粉’が堆積しており、普段は砂浜にその石炭の粉が上がってくることはないのだが、台風が来ると遠賀川が増水し、台風がおさまって元の水位に戻ると、砂浜一体が厚さ3~4cmの石炭の粉の‘層’になる。

それが、天日干しになると‘収縮’して、ひび割れが起こり、丁度‘鉄板焼き’くらいの大きさとなって‘燃料の足し’になるのである。

これは、‘どべ炭’と呼ばれていた。‘どべ’とは、‘最下位’を意味する俗語である。

ゴルフでいう‘ブービー’は、最下位より一つ上のことを言うが、‘ブービー’の本来の意味は、最下位である。

‘どべ’とは‘ブービー’のことで、品質の悪い炭という意味なのであろう。

当時は、‘豆炭’という燃料が‘七輪’の主役だったが、結構この‘鉄板焼き風’の‘どべ炭’が結構燃料として役に立っていた。

多分、直方市よりも下流にある中間市の遠賀川でも、この‘どべ炭’があったに違いない!

高倉健が、当時中間市の遠賀川の川浜で‘どべ炭’を拾っていた光景は想像し難いのだが、そうであったなら、我々筑豊の炭坑町で育った人間にとっては、より一層親しさが増すというもんである。

「健さん、‘どべ炭’って知ってます?」

彼に会う機会があれば、一番先にそう聞いてみたい!

おめでとう!高倉健さん!(この場合は、やはり‘さん’付けである)

(つづく)
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[2013/11/04 21:15] | 文明と文化 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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