北斎の‘神奈川沖浪裏’の富士山は、何処から見た富士山?
北斎の‘神奈川沖浪裏’の富士山は、何処から見た富士山?

先ずは、弊ブログに載せた

① 三浦半島・東海岸から見た富士山

② 房総半島・鋸山山頂から見た富士山

の写真から・・・。

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① 三浦半島・東海岸から見た富士山(2013年12月29日09:08)

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http://shironso.blog.so-net.ne.jp/archive/20091225
② 房総半島・鋸山山頂から見た富士山(2009年12月25日)

地図上で位置関係を表せば・・・。

富士山―三浦半島―鋸山
‘Google’マップ  
:① 三浦半島・東海岸の富士山撮影場所

A:② 房総半島・鋸山山頂の富士山撮影場所

①と②の場所は、富士山を望む場合、同じ直線上にあることから、富士山の画像が‘そっくり’なのは当たり前!

さて、この富士山の形が、あの「北斎の‘神奈川沖浪裏’の富士山」の形に似ているという‘大論文’がある。

そして、そして、私がインタビューした国際的大カメラマンのプロ先生(T・Kさん)も鋸山辺りの緯度に当たる海岸からの富士山ではないかと仰せなのである!

‘大論文’とは?

こんなに優れた‘解析’をされる御仁は、滅多におられない!
誠に論理的であり、証拠となる数々のデータ、正に説得力に満ち満ちている!
但し、大前提は、‘北斎が、富士山を忠実に描いていた’ことである。この大前提があって初めて、この‘推測’が成り立つ!

http://mohsho.image.coocan.jp/kanagawaokinami5.html
葛飾北斎:富嶽三十六景「神奈川沖浪裏」の視点
(2012年12月5日記載)

北斎の素晴らしい絵に対して、小生のような素人が言及できるとはなんと素敵なことでしょう。

作品の評価については、専門家にお任せするとして、
このページでは、画家の視点について、方角的見地からの見方を記述します。

まず、作品を見ましょう。


kanagawaokinami1.jpg

第1に、絵のタイトルから神奈川沖です。

視点の方角については、これで何も問題なく十分だと思います。
素晴らしい心象画だと思います。一般良識の範囲ではこれで解決です。
自分の中にあるクールな自己はこれで納得です。

しかし、このページは、方角特定に関心のあるホットな私のページでもありますので、
蛇足ながら、もう少し言及してみます。

そこで、小さく描かれた富士の表情を見てみましょう。

但し、このような富士の表情に関する方角的捉え方は、
その富士の表情が写実的に描写されたという事実があってはじめて成り立つ理屈です。
あくまで、その延長で、話を進めたいと思います。


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http://mohsho.image.coocan.jp/kanagawaokinami5.html
この拡大画像から、推測が始まる!

葛飾北斎:富嶽三十六景「神奈川沖浪裏」の視点0001
葛飾北斎:富嶽三十六景「神奈川沖浪裏」の視点0002
http://mohsho.image.coocan.jp/kanagawaokinami5.html

そして、この‘大論文’の著者は、次のように推測します!

http://mohsho.image.coocan.jp/kanagawaokinami5.html
このページでの方角的見地からの見方をまとめますと、

クールに見れば「海ほたる付近から浦賀水道まで」の範囲と考えられます。

しかし、この絵が創出するダイナミックな雰囲気は、私をホットにさせ、
私をして次のように言わしめます。

「木更津と横浜を繋ぐラインよりも、もっと南の浦賀水道の領域、
さらには、三浦半島の先端と房総半島のの先端を繋ぐ、
浦賀水道と外海との境界における『荒波の神奈川沖である』とした方が面白い」と。


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http://mohsho.image.coocan.jp/kanagawaokinami5.html

http://mohsho.image.coocan.jp/kanagawaokinami5.html
かくして、少なくとも、北斎さんに私の中にある諸感想をお聞きいただくことができました。

最後に、全体を総括しますと、

本来、方角的見地からの見方は、把握・認識・理解のほんの一部でしかありません。
その他に、その地域の気象学的見地などの自然環境の実体観察、
その地域の人々の生活・歴史に関する考証を加えながら、
さらに、画家の人生と画家の観方を含めての絵画・美術の作品鑑賞のあり方まで、
すべてをを総合して作品を理解し楽しみたいものです。

この作品は、まさに、タイトルが「書かれた場所」を示し、
絵が「浪裏」を通して描出された「北斎の心象風景」を示すものであると思います。

これより先の推理については、読者の皆さんに委ねたいと思います


我々が推測した拠点の地図を再掲してみると、

富士山―三浦半島―鋸山
‘Google’マップ  
:① 三浦半島・東海岸の富士山撮影場所

A:② 房総半島・鋸山山頂の富士山撮影場所

‘大論文’の著者の意見と全く一致している!

さあ、さぁ~ 如何する どうする 葛飾北斎さん! 

「私、もう北斎じゃぁ ありませんぜ! 絵の落款をよ~く見て!」

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E5%A5
%88%E5%B7%9D%E6%B2%96%E6%B5%AA%E8%A3%8F

北斎の署名

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画面左上の署名(落款)は、題名と署名からなる。縦長長方形の枠内に書かれた題名は「冨嶽三十六景 / 神奈川沖 / 浪裏 」。その左に書かれた署名は「北斎改爲一筆 」とあり、直前に「北斎」から「為一」(いいつ)へと改号していたことが分かる。北斎はその生涯に30回改号している[1]。
富嶽三十六景ではこの「北斎改爲一筆 」のほか、「前北斎爲一筆 」及び「北斎爲一筆 」の署名を使用している[9]。


おや、おや、昔の有名人って、どうしてこんなに沢山‘号’を持っているのだろうか?

(つづく)
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[2014/02/06 23:30] | 趣味 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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